漢方健康日記 第212回 漢方の風邪薬のお話
実際のお話と異なる場合もございます。
『漢方健康日記』原稿12月26日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:今日は漢方の風邪薬のお話です。

アナ:風邪の季節になりましたね〜。

円入:そうですね。漢方の風邪薬は、眠気が来ないこと、胃腸に比較的やさしいことなどでおススメです。
   風邪のタイプにはおおまかに「青いカゼ」「赤いカゼ」「黄色いカゼ」とがあります。
  
アナ:なんですか?その信号みたいな色分けは面白い表現ですね。でもどんな意味があるんですか?

円入:はい、まず、青い風邪ですが、風邪の引き始めの症状のことでゾクゾク寒気があって汗が出てない場合です。
   
アナ:背中とかゾクゾクありますね。

円入:はい、ゾクゾク寒気はまさに風邪が体内に侵入しようとしている時なんです。冷えが入ると顔色も青白くなるので「青い風邪」といいます。そんな時には、葛根湯をお湯で飲んでジワッと一汗かいて欲しいです。

アナ:葛根湯?有名な漢方ですね。

円入:はい、ゾクゾク寒気がして汗が出ない時の葛根湯は発汗剤なんですよ。

アナ:葛根湯は風邪の時の発汗剤なんですか?

円入:はい、なので葛根湯は冷たい水で飲んだり寒い所にいては効果が落ちます。
   葛根湯がお手元に無い場合は、生姜湯やホットレモネードで代用できます。
汗が出れば良いので。海外でもヨーロッパは蜂蜜レモン湯やホットワイン、
ロシアはウオッカ、中国ではホットコーラにレモンを入れて飲むなど
民間療法は体を温めて汗を出すことで共通しています。
日本ではホットコーラなじみないですが、中国では食事処でメニューに
ちゃんとホットコーラて書いてあります。
まあ、味は予想通り、炭酸飛んでますが。

アナ:そうなんですか?今度ホットコーラ試してみよう。笑

円入:気になることとして当店で時々「風邪薬を1週間飲んでるけど体調が良くならない」と
言われる方がいらっしゃいます。
頭痛薬や解熱剤は高熱を下げたり、痛みを一時的に和らげる時には必要かとは
思われますが、何日も飲み続けるのは心配です。
なぜかというと解熱鎮痛剤というように痛み止めは体温も下げます。
体温が下がると免疫も下がるために、体内にウイルスが居座り、結果的には風邪からの
回復が遅くなる可能性があるからです。葛根湯も何日も続けて飲むものではないです。
汗が出すぎて脱水になる可能性もあります。あくまでも風邪の初期段階だけです。
次にのどが腫れて痛い赤いカゼです。

アナ:あ、私達はのどを使う職業なのでのどが痛い風邪とても気になります。

円入:のどが痛い、頭や体が熱っぽいなどは風邪により、体内に炎症がおきて熱がこもっている状態です。
顔も赤くなるので「赤い風邪」と考えます。

アナ:なるほど。でも、炎症は喉によくないですね。どうすれば良いですか?

円入:のどが痛い赤い風邪には、清熱解毒剤を使います。
   漢方薬では銀翹散(ぎんぎょうさん)天津感冒片、涼解楽顆粒などです。
   ハーブでは、バンラン茶、バンランのど飴などです。
早く症状を改善するポイントは、のどに違和感を感じたら、30分〜1時間以内に対処することです。
ですのでおうちに帰ってからでは遅いです。なぜなら風邪のウイルスは1日24時間で100万倍に
なるという説もあるくらいですから。
のどの痛みはウイルスがまさに侵入しようとしているタイミングですので、いつもポケットに入れておいてすぐに飲むのがベストだと思います。あ、お薬を飲む前に出来れば、うがい、手洗い、板藍茶をのんでからですね。

アナ:はい、のどの痛みには、うがい、手洗い、板藍茶、そしてのどに違和感を感じて30分以内にのどのお薬ですね!
   
円入:黄色いカゼとは吐き気や下しがある胃腸風邪のことです。
胃腸を損なうと顔色が黄色くなるので「黄色い風邪」と言います。
そんな時は勝湿顆粒をおススメします。

最後に風邪を引きやすい人の予防のお話です。
漢方では風邪を引きやすいのは体の表面の粘膜・皮膚
を守るバリアが壊れているとも考えます。
風邪を引きやすい方には
粘膜・皮膚をバリアを強めるイスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)
をおススメします。
ちなみに衛益顆粒の衛は防衛の衛という字を書きます。

漢方薬はその方のタイプによりつかう漢方薬は異なりますので、
詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は1月9日 長崎市 朱雀薬局 三宅涼子さんです。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。


| 風邪・花粉症のお話 | 15:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第211回 風邪やインフルエンザについて東洋医学的なお話し
実際のお話と異なる場合もございます。
『漢方健康日記』かぜ   2018.12月
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会      
   がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣をみつめなおして、健康的な暮らし      
   のお手伝いをしようというものです。。担当は、長崎市西山 山中薬局山中みちよさん   
   にお話を伺います。さて、今日のお話は? 

山中:今年も残り少なくなりました。 そろそろ かぜやインフルエンザの 時期ですね。
   それで、今日は かぜやインフルエンザなどについて 東洋医学的な立場 から
   お話しさせていただきたいと思います。
   かぜや インフルエンザは ウイルスによるものですが、たちの悪いインフルエンザに
   かかると いきなり のどが塞がって急に呼吸ができなくなることがあります。
  ( 私もそうなったことがあります) 家でコタツに入っている時でした。 
   いきなり経験したことのないゾクゾクする 強い悪寒がきてのどがふさがり 呼吸でき
   なくなりました。脈はビンビン 打ってます。まだ 意識はあったので はって 薬箱
   までたどりつき 麻黄湯一包を のんだところ ほどなく息ができるよう になり    
   命拾いしました。

アナ: それは 大変でしたね。

山中:はい。ところで、東洋医学が生まれたころの 昔の中国の人たちは、ウイルスや細菌など   
   の存在を 知りませんでした。 それでも、天気や季節が どのような時に かぜひくの
   か、人の体がどのように 弱っている時に、かぜひくのか、ということを長い年月をかけ
   た 観察や経験によって、昔の人は 知っていたのです。
   それで 東洋医学の立場からみたカゼのとらえ方について少しふれてみたいと思います。

アナ:かぜひきですから その原因は やはり 寒いめにあったとか 雨にぬれたとか風に
   ふかれたとか 何かそんな きっかけがあったのでしょうか?
                     
山中:そうですね。まず 人が、かぜひいたり、体調をくずしたりする外からの要因を、
   東洋医学では{邪」とよびます。たとえば『風などの自然現象、湿気や乾燥、寒冷刺激な
   どの温度変化』のことで、自然界の正常な気候変化ですが、この変化が大きすぎて体の
   不調を引き起こす状態になった時点で、邪は、 邪気になります。
   そして、邪は、「風・火・暑・湿・燥・寒」の六種類あり普通の気候変化でも身体が弱っ
   ている時には 邪気になることもあり、各々、風邪、火邪、暑邪、湿邪、燥邪、寒邪と
   よびます。

アナ:邪とか、風とか火とか言われても なんとなくつかみどころが ないのですが・・・
   
山中:そうですよね。では 簡単に ご説明させていただきます。。
   風、は 春に起こりやすい邪気です。たとえば 花粉は風邪に属します。
   火邪、暑邪は夏に起こりやすくその、邪気を受けると 暑い、汗をかく のぼせる、
   だるい、のどがかわくなどの症状がみられます。
   湿は梅雨時に起こりやすく、湿の邪気を受けると、頭も体も 重いだるい感じです。 
  
   燥は秋に起こりやすく、乾燥のことです。邪気を受けるとのど カラカラ、かゆいなど。
                。                乾燥気味です
   寒は冬に起こりやすく、邪気を受けると 手足 体 冷えやすくなります。

アナ:なーんだ、簡単ですね。 ところで、今日は かぜのお話しでしたね。 

山中:あっそうでした。 「かぜをひく」の「風邪」とは「カゼの邪」つまり「ふうじゃ」なの
                                         です。
   体調を悪くする環境や 外的刺激 の中でも、特に 自然界にふく風が 身体に与える
   悪影響を指していう 言葉だったのです。

アナ:インフルエンザウイルスや かぜのウイルス に比べれば 何の害もないようですが・・・

山中:そうですね。しかし 「風」は、体表の熱をうばい 皮膚や粘膜を乾燥させます。
   「風邪」で「かぜをひく」と聞いても、すぐには ピンとこないと思います。しかし
   身体に 風が当たりつづけると、徐々に体表の熱が奪われ、皮膚や粘膜が乾燥します。
   皮膚が乾燥したら、免疫力が落ちて、体内にウイルスや 細菌が 侵入しやすくなりま
   す。 そう考えると、春先の風が強くふく頃、秋から冬にかけて 空気が乾燥するころ、
   真冬の冷えが厳しいころ にかぜをひく人が多いのも うなづけますね。
   東洋医学が考える「風邪」の一つ一つ。それが季節、 それぞれの気候、または、風や
   乾燥、気温の変化などの 外的 要因でしょう。

アナ:かぜをひきにくくなる漢方薬ってありますか。

山中:風邪ひきやすい方に オススメのがありますよ。衛益顆粒 といいます。これには
   免疫力を高める作用があります。衛益顆粒を 服用していると、
   皮膚粘膜の所で 粘膜が抗体におおわれて 風邪ウイルスなどの侵入を防ぎます。
   そして 衛益顆粒は アレルギー反応を抑える作用もあって 花粉症の漢方薬として
   の方が 有名です。 
   
   ウイルスや 花粉 などは 風に のっかって やってくるのかもしれませんね。
   もし そうなら 風邪という ネーミング、 ぴったりですね。 では
   かぜや、インフルエンザに に負けない、お元気な冬をお過ごしください。 


アナ:ありがとうございました。次回の放送は12月26日 長崎市小ヶ倉町 小ヶ倉薬品
   円入 利徳さんです。健康の ご相談は店頭の パンダが目印の長崎中医薬研究会の
   会員店へどうぞ。
   お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをごらん下さい。
   このコーナーは、長崎中医薬研究会が お送り致しました。
| 風邪・花粉症のお話 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第210回 インフルエンザの感染を予防しようというお話し


『漢方健康日記』原稿11月28日
実際のお話と異なる場合もございます。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は西彼杵郡長与町の龍虎堂薬局夏苅和子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

夏苅:インフルエンザの季節になって参りました。今日はインフルエンザの感染を予防しようというお話しです。同じ部屋にいて感染しても、発症する人としない人がいます。特に受験生をお持ちのお母さんはしっかり聞いて上手に利用して頂きたいと思います。

アナ:そう言えば、今年はインフルエンザの発症、感染が早くて9月から学級閉鎖のニュースが流れてビックリしましたね。

夏苅:そうでしたね。年々地球の温暖化が進んで、今年の夏はまるで亜熱帯気候のような猛暑でした。それと、東南アジアやオーストラリアからの旅行者が増えたことも原因と言われています。亜熱帯では夏と冬の2回インフルエンザの流行があるそうです。地球温暖化の影響を受けて、これからは年に2回の流行を覚悟しないといけないかもしれませんね。

アナ:それは怖いですね。インフルエンザは予防接種の他に防ぎようがあるんですか?

夏苅:はい。中医学では「扶正去邪」という考えがあります。免疫力を高める「扶正」と、風邪を除く「去邪」ということです。中国ではカゼが流行することはあっても学級閉鎖になることはないそうです。その秘密は「漢方の抗生物質」といわれる「板藍根」なんです。日本でも緑茶の抗菌作用が注目されて、うがいに用いられていますが、中国の家庭や学校では、昔から風邪の流行期には板藍根という生薬を煎じたお茶をのんだりうがいをするのが一般的です。

アナ:「漢方の抗生物質」って何ですか?

夏苅:はい。板藍根というアブラナ科の植物ホソバタイセイの根で、清熱解毒に優れた生薬です。インフルエンザの予防はもちろん、感染したときにも抜群の効力を発揮します。中国の漢方医の間では、色々なウィルス感染に幅広く使われています。

アナ:日本ではどうしたら手に入りますか?                                                                               
   
夏苅:この番組のテーマソングにも歌われていますが、板藍根のエキスを抽出して顆粒状にした「板藍茶」と「板藍のど飴」の2タイプがあり、店頭にパンダの人形が置いてある薬局・薬店にあります。どちらも手軽に飲めて効き目も早いのでインフルエンザ対策にはお薦めですね。

アナ: (のど飴を舐めたことがあれば感想をお願いします。)      
                                                                        
夏苅:そうですね。バッグに入れて持ち歩くと、横の方が咳き込んだときにすぐに舐められるのでとても便利で安心です。身体を害するウィルスや細菌、花粉などを「邪気」と呼び、身体が持つ本来の免疫力を高めて体内への侵入を防ぎ、病気を予防する事を「扶正」といいます。邪気は皮膚や粘膜から侵入しますから、そこを強化して免疫力を整え、病気を防ぎます。皮膚や粘膜を強化する黄耆が処方された衛益顆粒は風邪ひきやすい方、疲れやすい方に、また季節の変わり目に体調を崩しやすい方の鼻炎や花粉症など免疫力強化に最適です。美味しくて飲みやすいですよ。

アナ:季節の変わり目に体調を崩される話はよく聞きます。そんな強い味方があると忙しい方にも嬉しいですね。普段の生活で気をつけることはありますか?

夏苅:そうですね。不規則な生活や食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足などで皮膚や粘膜の免疫力は低下します。免疫力の回復は質の良い睡眠で得られます。また、健康的な粘膜を作るための食事としては緑黄色野菜、山芋、卵などを、免疫力を上げるにはキノコ類を、皮膚・粘膜など呼吸器系の機能を高めるには余分なものを発散する力を高める辛い味の野菜なども気をつけて摂りましょう。
これからの風邪対策には、「うがい、手洗い、板藍茶」と覚えてください。特に外出の前と帰宅後には板藍茶でうがいすることと衛益顆粒をお薦めします。免疫力の回復にはしっかり食べてぐっすり寝ること。そして「うがい、手洗い、板藍茶」です。

アナ:「うがい・手洗い・板藍茶」ですね。ありがとうございました。次回は12月12日水曜日、担当は長崎市西山町の山中薬局の山中みちよさんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 風邪・花粉症のお話 | 09:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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