漢方健康日記 第258回 秋の潤い養生について
H30年10月10日漢方健康日記

実際の放送とは違うことがあります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣をみつめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日は長崎市の漢方松風堂・
太田玲子さんにお話を伺います。さて今日のお話は。

太田:はい。今日は秋の乾燥から身体を守る、潤い養生についてお話したいと思います。

アナ:湿度が下がって(秋台風一過)すがすがしく過ごし易い秋ですが、暑かった夏の疲れもありますし。のどの乾燥、空咳の方もいらっしゃいます。

太田:秋は空気が乾燥しているうえに、身体の内側からも乾燥が起こり易くなります。
これは、夏の疲れ、夏に沢山汗をかいた為におこる体内の水分の消耗や睡眠不足、冷房、冷たい物の摂り過ぎなどで、脾胃消化器系の働きが弱って栄養がしっかり摂れず体に必要な気・血・水を生み出す力が低下してしまい、その結果、潤いが不足して、体内乾燥状態になってしまいます。
そのために秋の乾燥が影響し、身体の不調が起こり易くなるので油断は禁物です。
秋は中医学では、「燥」「肺」の季節です。
   肺は「潤いを好み、乾燥を嫌う」という性質があります。
   肺は、呼吸をし、水分「血液・体液」によって潤され、ウイルスや雑菌などから身体を防御する働きをしています。
   
アナ: 秋を元気に過ごすためにはどうしたら良いでしょう。

太田:秋を元気に過ごすためにはまず胃腸の働きを整えて夏の疲れを回復する事が
基本です。
きちんと栄養を摂る事で乾燥に負けない体力を養い、また体内の潤いとなる
水分(血液・体液)を十分に保つようにしましょう。
脾胃・胃腸の疲れをとる養生は、脾胃は温かい物を好む臓器です。
なるべく温かい食べ物、飲み物を。水分を摂り過ぎない。激辛、油の多い食事は控えめに、野菜は加熱して消化を良くしたっぷりと頂きましょう。
早食いではうまく消化が出来ません。ゆっくりしっかり噛んではじめて消化されます。
症状に応じて脾胃の働きを助けたり症状を和らげる漢方薬が(健胃顆粒など)いろいろありますのでご相談下さい。 食べ過ぎや夕食後すぐに寝る方には
消化を助けて脾胃を守る漢方の消化酵素の晶三仙がオススメです。
アナ;食欲の秋といいますが、あまり胃腸に無理をかけないことが大事なのですね。

太田:そうですね。秋の乾燥の影響を特に受け易い内臓器官は肺です。
中医学の肺とは、のど、鼻、気管支、皮膚などを含めた広い意味での呼吸器系を
指しています。
  肺は乾燥の影響を受けやすく、肺の潤いが不足しやすくなります。よくある症状と
  しては、から咳や喉の渇き、喉がいがらっぽくなる、声のかすれ、ドライマウス
ドライアイ、髪や、皮膚の乾燥などさまざまな症状が現れやすくなります。

肺に潤いをもたらす食材としては、梨や大根、蓮根、白きくらげ、等おすすめです。

アナ:秋の店頭に並ぶ果物や野菜が良いんですね?

太田:そうなんです。季節の野菜が身体のバランスを整えてくれるんです。
  良く使われる漢方薬は
喉の乾燥、喉が渇く、口が乾く方には・・麦味参顆粒をお茶やスポーツドリンクに
溶いてこまめに飲むようにされるのもおすすめです。
  空咳には・・・・・麦味参顆粒、潤肺糖漿(シロップ剤)などが良く使われます。
 
喘息の方や風邪の予防には、・・・麦味参顆粒と衛益顆粒を併用して免疫力をつけ、
板藍茶や板藍のど飴を常備し予防しましょう。
           
乾燥肌、老人性皮膚掻痒症等には・・
麦味参顆粒、婦宝当帰膠、八仙丸などの漢方薬の内服と美肌油と言われている紅沙棘(サージオイル)カプセルなどおすすめです。
   外用には薬草を配合した瑞花露ローション、クリーム、瑞花露入浴剤、沙棘クリームなどでスキンケアし、お肌しっとりとさせて保護しましょう。

毎日の睡眠は、体内の潤いを保つための大切な時間です。気持良く眠れる秋の夜は、
早寝早起きを心掛けて十分な睡眠をとりましょう。
ストレスはこまめに発散し、心も身体ものんびりと秋を元気に過ごしましょう。

アナ:有難うございました。次回は、10月24日水曜日 担当は島原市 島原薬局
   織田健一郎さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の
   会員店へどうぞ。詳しくは、長崎中医薬研究会のホームページをご覧下さい。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 季節の養生、食養生 | 09:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第257回 月経前症候群(PMS)について
実際の放送とは違うことがあります。


アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の朱雀薬局・三宅涼子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

三宅:はい。今日は、多くの女性が感じる月経前の不快症状、月経前症候群PMSについてお話したいと思います。

アナ:PMSとは、どんな症状があるのですか?

三宅:そうですね。生理前1〜2週間は人によって違いはありますが、イライラ、落ち込み、
   眠気、胸の張り、便秘、食欲亢進、不眠、頭痛、下腹部痛、むくみといった様々な不快な症状が現れやすいです。こういった症状を総称してPMSと呼ばれています。

アナ:そのPMSとはどういった事が原因ですか?

三宅:はい。原因はまだはっきりしていませんが、排卵後の女性ホルモンの変化が関係していると考えられています。漢方では、PMSの不調も1人、1人現れる症状によって根本原因を考え対処します。

アナ:1人、1人違う原因とはどんな事が考えられますか?

三宅:はい。例えば、イライラ、怒り、胸の張り等強く現れる人は、体内の「気(エネルギー)」の巡りが停滞してしまう「気滞」が主な原因で日頃からストレスを感じやすい人がなりやすいです。
   また、肩こり、下腹部の痛み、頭痛等痛みの症状が強い人は体内の「血」の巡りが停滞してしまう「お血」が原因で、日頃から冷え性の方や食生活に乱れがある方は血行不良を招き、痛み、しびれが強く出やすくなります。
   むくみや体重の増加等が目立つ人は体内に「湿(余分な水分)」が貯まりやすい「水滞」が原因です。もともと「脾、胃(胃腸)」の働きが弱いタイプの方は水分代謝が悪くなりやすく症状が出やすくなります。
   その他にも体内のエネルギーや血不足が原因で、不眠、めまい、疲労感、倦怠感等が生じることがあります。
アナ:PMSといっても、色々な原因があるのですね。それぞれに良い漢方はありますか?

三宅:はい。ありますよ。まずは、PMSの中でも多く見られるイライラ、憂鬱、胸の張り
   等がある「気滞」タイプは「気」の流れを良くする逍遥丸、加味逍遥散、ハーブティーの香ロゼア等を。
   痛みを伴う症状が出る「お血」タイプは血流をよくする冠元顆粒、桂枝茯苓丸、血ぷ
   ちくお丸、健康食品の爽月宝、水快宝等を。
   冷え性の方は身体を温め、気血の流れを良くする婦宝当帰膠、芎帰調血第一加減等を。
   むくみ、体重増加が見られる「水滞」タイプは、脾胃の働きをよくし、体内の湿を取り除く溫胆湯、勝湿顆粒、健胃顆粒、健康食品の晶三仙等を使うことがあります。
   最後にエネルギー、血不足の虚弱タイプには気血を補う婦宝当帰膠、心脾顆粒、十全大補湯等を使用します。

アナ:なるほど。それぞれに合った漢方薬を飲むと症状が和らぎそうですね。
   日常でこれは気をつけておくと良い事とかはありますか?

三宅:そうですね。養生としては、日常のストレスを発散し、よく笑う事を意識してみてください。生理前は特に身体を冷やさないように、冷たい飲食を避けて、温かいものを摂りましょう。
   シャワーよりも湯船の方がリラックス効果も高く、身体を温め、血流も良くなりますので、ぜひ、毎日湯船に浸かるようにして下さいね。

アナ:忙しくても、湯船に浸かる事は大切なのですね。

三宅:そうです。最後にお客様の症例を1つ。
   生理前になると、むくみ、体重増加が見られ、生理が始まると、体重が元に戻られる方がいらっしゃいました。この方は、胃腸系がとても弱く、「水滞」タイプでしたが、気血不足も同時にありましたので、婦宝当帰膠、晶三仙、心脾顆粒、溫胆湯等を服用することで、以前より症状が軽くなっています。
   今日お話したPMSは1人、1人の体質や症状に合わせて柔軟に対応できる漢方の得意分野でもありますので、1人で悩まず、一度、パンダマークが目印の漢方相談薬局にご相談くださいね。
アナ:ありがとうございました。次回10月10日 長崎市 漢方松風堂 太田玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 婦人病・子宝のお話 | 10:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第256回 「漢方で生理痛を軽くしましょう」のお話


実際の放送とは違うことがあります

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:今日は「漢方で生理痛を軽くしましょう」というお話です。

アナ:生理痛でお悩みの方は多いと思います。
痛みで学校やお仕事に行けないほどひどい方もおられますしね。
 でも漢方って鎮痛剤と違って痛みすぐに止まらないですよね?

円入:そうですね。漢方は鎮痛剤みたいに痛みをすぐに止めないことが多いかも知れません。    
   市販の痛み止めは確かに痛みにすぐに効きますが、生理痛の原因に効くわけではないんですね。
   虫歯の時の痛み止めに似てるかも知れません。
   痛みは止まるけど虫歯は治らないみたいな。

アナ:そもそも生理痛って何で起こるのですか?
生理痛のある人と無い人の違いって何なのでしょうか?

円入:代表的な生理痛は子宮が収縮してけいれんする時の痛みです。 
   なぜけいれんするかは経血が滞ってスムーズに排泄できないからです。
出そうとして収縮し過ぎて痙攣してしまうのです。
   なのでスムーズに排泄できる人には生理痛はないかとても軽いです。
   排泄しにくい方ほど、生理痛がひどくなります。

アナ:スムーズに排泄できない原因は何なのでしょう?

円入:ストレスや血虚などいくつかありますが、最も多い原因は冷えだと思われます。
   冷えて血液循環が悪い為に経血が滞ることが原因です。

アナ:生理痛を毎回痛み止めだけでやり過ごすとして何か困ったことありますか?

円入:痛みが軽い方なら問題ないかも知れませんが、生理痛が段々ひどくなって来れば、 
子宮内膜症、子宮腺筋症などの可能性もあります。
さらに放っておくと将来的に不妊症にもなりかねません。
子宮内膜症、子宮腺筋症の痛みは炎症ですから受精卵が着床しにくくなり、
流産につながる可能性もあります。

アナ:そうなんですか!それはとても困りますね!
生活上の注意点とかはありますか?

円入:冷えに注意ですね。冷たい飲み物、食べ物に注意されて服装は靴下を履くなど、
など足元から冷えないようにすることが大切です。

アナ:どんな漢方薬を使うのですか?その漢方薬は生理痛の原因にどんなふうに働くのですか?

円入:生理痛に使う漢方薬として代表的なものに婦宝当帰膠があります。
   生理痛の原因となっている冷えや血液不足を改善していきます。
それにより経血がスムーズに排泄できるようになるに従い
生理痛が軽くなって行くと思います。

アナ:飲み方はどのようにしたら良いでしょう?
   
円入:生理痛の軽い方ほど、服用期間が短くて済むと思われます。
生理痛の軽い方は高温期から生理終了まで毎日飲まれて下さい。
生理痛の重い方は全周期毎日飲まれることをおススメいたします。
さらに血流を良くする冠元顆粒などの活血剤の併用をおすすめします。
1周期毎に生理痛が軽くなると思われます。
生理痛がある方が多いので生理痛はあるのが当たり前というイメージですが、
漢方の世界では生理痛は無いのが当たり前なのです。
婦宝当帰膠はシロップ状で甘いので他の漢方と比べて比較的飲みやすいと思います。
婦宝当帰膠で生理痛で悩むことの無い毎日を過ごして頂きたいと思います。
その方のタイプによりつかう漢方薬は異なりますので、
詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は9月26日 長崎市 朱雀薬局 三宅涼子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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