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漢方健康日記 第267回 「うつの予防」のお話


『漢方健康日記』原稿2月27日
実際の放送と内容が異なる場合もございます。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は西彼杵郡長与町の龍虎堂薬局夏苅和子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

夏苅:ストレスの多い現代社会では、「うつ」の症状は増加傾向にあります。特に女性は「うつ」になりやすく、男性の約2倍とも言われます。中医学の素晴らしい所は「未だ病にならざるを治す」といって未病の段階で対応出来ることです。今日は「うつ」にならないために自分で出来る事のお話しです。

アナ:「うつ」はなぜそんなに女性に多いのですか?

夏苅:女性は生涯で450回くらいの月経があり、多くの血液を消耗します。また出産・授乳などで血液や栄養を消耗する事が多く、血液不足になりがちだからです。

アナ:血液不足になると、なぜうつになりやすいのですか?

夏苅:血液と深い関わりがある臓器は肝臓と心臓、つまり中医学でいう肝と心です。  まず肝ですが、肝臓は毛細血管の集合体で自律神経と深い関わりがあります。中医学では「肝は血を蔵す」といわれるほど多くの血液を貯えています。そのため、肝臓の血液が不足すると本来の精神をととのえる機能が正常に保てず、イライラやうつといった精神の不安定な状態になります。

アナ:自律神経が正常に機能するためには肝臓の血液が大切だと言うことですか?

夏苅:はい。肝臓にきれいな血液がたっぷりあることが自律神経の安定のために大切です。少しでも貧血気味なら、まず婦宝当帰膠でしっかり元気な血液を補って肝の力をつけておきましょう。貧血は簡単に考えられがちですが、様々な症状や病気の入り口なのです。
もう一つ血液と深い関わりのある臓器は心臓です。心臓は血液のポンプですから血液の量や質によって心臓の負担は大きく変わります。例えば、貧血の人が運動をすると心臓は筋肉に少ない血液を供給するために心拍をあげます。脈が90をこえると動悸を感じやすくなり、それが続くと不安や不眠につながります。
アナ:ところで、心臓と精神とはどんな関係があるんでしょう?                                                                               
夏苅:心は血液を全身に巡らせるだけでなく脳と繋がっており、精神状態とも深く関わっています。脳血流が活発なら、「幸せホルモンのセロトニン」や「やる気ホルモンのドーパミン」を作り分泌します。しかし、貧血や冷え、ストレスなどで脳血流が低下するとホルモンが上手く作れず心や体の不調につながります。

アナ:たしかに体が不調だと気持ちも落ち込むことがありますね。      
                                                                        
夏苅:そうですね。貧血に限らず、食事の偏りでも続くと「うつ」に繋がります。女性なら甘党でお菓子が多く野菜や海藻が少ない方、男性なら肉食が多く脂っこいものが多い方はどうしても消化や代謝がきれいに進まず、血液がドロドロ汚れがちです。ドロドロの上にストレスがかかると脳血流が低下し、頭の回転が遅くなったり、頭がボーッとしたり、ふらついたり、昼も眠くなったりします。特に強いストレスやストレスが長期になると、その影響は胆嚢にまで及び脂肪代謝は益々悪くなります。中医学では、胆嚢は胆汁分泌の他に「決断を司る」と考えられています。胆嚢の機能が低下して決断力がない、些細なことが気になるといった状態を「胆が冷える」と言います。

アナ:「胆が冷える」という言葉はよく使います。そういうことだったのですか…。

夏苅:胆嚢の機能が低下した状態を「胆が冷える」と言いますので、胆を温める、つまり機能を良くすることで胆力が付きます。肝が据わるわけですね。イスクラ温胆湯はイライラしたり、暗がりを怖がったり、睡眠が浅い、悪夢をよく見る方におすすめです。眠りの質がよくなりグッスリ安眠すると夜間の体のメンテナンスが出来るので朝スッキリ目覚めます。

アナ:お話を伺うと、「うつ」の予防にはきれいな血液とバランスの良い食事、質の良い睡眠と適切な漢方薬が大切なのですね。

夏苅:そうです。ほかにも体質に応じて色々な漢方薬がありますので、症状の軽い間にパンダマークの会員店でご相談下さい。きっとグッスリ安眠出来ますよ。

アナ:ありがとうございました。次回は3月13日水曜日、担当は長崎市西山町の山中薬局の山中みちよさんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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