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漢方健康日記 第264回 「寒い季節に悪化しやすい生理痛」のお話
『漢方健康日記』原稿 1月9日
 実際のお話と異なる場合もございます。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の朱雀薬局・三宅涼子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

三宅:はい。今日は、冬から春先にかけての寒い季節に悪化しやすい「生理痛」について お話したいと思います。

アナ:生理痛といったら酷い人もいれば、軽い人もいますよね?

三宅:はい。正常な生理とは、周期25〜30日、生理期間3〜7日、生理量約50〜100ml、生理の色は赤〜暗赤色で生理痛はないといった状態です。なので、生理痛があるというのは普通だと思っていらっしゃる方が多いようですが、そういう方は体質を改善すると生理痛のない快適な体になりますよ。
   また、生理痛といっても人それぞれ症状が違っています。

アナ:生理痛にも違いがあるのですね。どういった違いがありますか?

三宅:はい。大きく分けて4つのタイプがあります。まず、1つ目は、冷えが原因で痛みが
   起きる「寒邪」タイプです。日頃から低体温で手足が冷たくぎゅっと絞められるような痛みで、下腹部を温めると痛みが和らぎます。
   2つ目はストレス等が原因で気(エネルギー)の流れが悪く、血行を妨げる「気滞」 
   タイプ。生理1週間前くらいから気分がイライラしたり、憂鬱になったり、胸脇や    
   お腹が張って痛んだり、痛む場所や痛みの程度が変化しやすいです。
   3つ目は、血流が悪く、血液がネバネバドロドロしている「お血」タイプです。刺す
   ような痛み、又は絞られるような痛みで、このタイプの痛みは痛む部位が決まってはっきり分かります。このタイプは、生理の塊が出たあと、痛みが楽になります。
   4つ目は、脾、胃の機能が弱く、気=エネルギー、血といった栄養が足りない「気血両虚」タイプです。重だるく、鈍い痛みが続き、だるさや眠気を伴う痛みで、痛いところをさすると楽になります。

アナ:生理痛といっても、痛み方やその他に伴う症状違うのですね。
   漢方は、どういった物を使うのですか?
三宅:そうですね。まず、ベースとして婦宝当帰膠を服用して頂きます。これは、血行をよくして、身体を温める作用のある「トウキ」を主薬としており、生理がある間は生理痛がある方に限らずどなたでもベースとして服用されることをオススメします。この婦宝だけでも、生理痛が楽になることもありますが、それでも痛みがとれない方には、タイプ別で+αの処方を考えます。

アナ:なるほど。では、タイプ別というとどのような漢方がありますか?
   
三宅:はい。まず、冷えが原因の「寒邪」タイプは、血流をよくするタンジン含有製品の冠元顆粒や、温めながら血流をよくするニッケイ含有の爽月宝、飲むホッカイロと呼ばれている参茸補血丸、参馬補腎丸、双料参茸丸など。ストレスからくる「気滞」タイプは、イライラ憂鬱を改善し、気の流れをよくする開気丸、逍遥丸等。
   血液がネバネバしている「お血」タイプには、冠元顆粒、爽月宝、水快宝、芎帰調血第一加減顆粒を。「気血不足」タイプには、婦宝当帰膠、胃腸が弱い方には、補中益気丸、十全大補湯、心脾顆粒等を服用されるとよいでしょう。
   この他にも、慢性的に生理痛でお悩みの人の中には、子宮癌や子宮内膜症、卵巣のう腫、子宮筋腫等も考えられますので、病院での検査もおすすめします。

アナ:色々な漢方があるのですね。何か日常で気をつけておく事とかはありますか?

三宅:はい、まず、生理期間中は冷たい物を摂らない事が大切です。身体を冷やす食べ物は、そのまま、気血の流れを滞らせ、月経血のスムーズな排泄を阻害しますので、アイスクリーム、生野菜、冷たいジュース、果物、刺身などの生ものはなるべく控えましょう。
   また、ダイエットや偏食による栄養不良や油物、乳製品等のとりすぎなど不摂生な食生活も生理痛の原因となりますので、気をつけましょう。

アナ:生理中は特に、冷やす食べ物を、気をつけないといけないのですね。

三宅:そうですね。相談に来られた方でかなり生理痛がひどく痛み止めも効かず、学校も1〜2日は必ず休むといった方がいらっしゃいました。その子は生理中でも毎日必ず氷を口に入れてなめるのが好きだと言っておりました。まず、それをやめて頂き漢方を服用することで、今は痛み止めいらずです。
   この方の様に、生理痛の原因となる生活を意外と繰り返している事が多い物です。
   まずは、辛い生理痛に悩んでいないで、パンダマークの漢方相談薬局に行かれて、自分の体質を見極めてもらう事をおすすめしますよ。
アナ:アナ:ありがとうございました。次回は1月23日 長崎市 漢方松風堂 太田玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 婦人病・子宝のお話 | 09:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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