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漢方健康日記 第263回 漢方の風邪薬のお話
実際のお話と異なる場合もございます。
『漢方健康日記』原稿12月26日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:今日は漢方の風邪薬のお話です。

アナ:風邪の季節になりましたね〜。

円入:そうですね。漢方の風邪薬は、眠気が来ないこと、胃腸に比較的やさしいことなどでおススメです。
   風邪のタイプにはおおまかに「青いカゼ」「赤いカゼ」「黄色いカゼ」とがあります。
  
アナ:なんですか?その信号みたいな色分けは面白い表現ですね。でもどんな意味があるんですか?

円入:はい、まず、青い風邪ですが、風邪の引き始めの症状のことでゾクゾク寒気があって汗が出てない場合です。
   
アナ:背中とかゾクゾクありますね。

円入:はい、ゾクゾク寒気はまさに風邪が体内に侵入しようとしている時なんです。冷えが入ると顔色も青白くなるので「青い風邪」といいます。そんな時には、葛根湯をお湯で飲んでジワッと一汗かいて欲しいです。

アナ:葛根湯?有名な漢方ですね。

円入:はい、ゾクゾク寒気がして汗が出ない時の葛根湯は発汗剤なんですよ。

アナ:葛根湯は風邪の時の発汗剤なんですか?

円入:はい、なので葛根湯は冷たい水で飲んだり寒い所にいては効果が落ちます。
   葛根湯がお手元に無い場合は、生姜湯やホットレモネードで代用できます。
汗が出れば良いので。海外でもヨーロッパは蜂蜜レモン湯やホットワイン、
ロシアはウオッカ、中国ではホットコーラにレモンを入れて飲むなど
民間療法は体を温めて汗を出すことで共通しています。
日本ではホットコーラなじみないですが、中国では食事処でメニューに
ちゃんとホットコーラて書いてあります。
まあ、味は予想通り、炭酸飛んでますが。

アナ:そうなんですか?今度ホットコーラ試してみよう。笑

円入:気になることとして当店で時々「風邪薬を1週間飲んでるけど体調が良くならない」と
言われる方がいらっしゃいます。
頭痛薬や解熱剤は高熱を下げたり、痛みを一時的に和らげる時には必要かとは
思われますが、何日も飲み続けるのは心配です。
なぜかというと解熱鎮痛剤というように痛み止めは体温も下げます。
体温が下がると免疫も下がるために、体内にウイルスが居座り、結果的には風邪からの
回復が遅くなる可能性があるからです。葛根湯も何日も続けて飲むものではないです。
汗が出すぎて脱水になる可能性もあります。あくまでも風邪の初期段階だけです。
次にのどが腫れて痛い赤いカゼです。

アナ:あ、私達はのどを使う職業なのでのどが痛い風邪とても気になります。

円入:のどが痛い、頭や体が熱っぽいなどは風邪により、体内に炎症がおきて熱がこもっている状態です。
顔も赤くなるので「赤い風邪」と考えます。

アナ:なるほど。でも、炎症は喉によくないですね。どうすれば良いですか?

円入:のどが痛い赤い風邪には、清熱解毒剤を使います。
   漢方薬では銀翹散(ぎんぎょうさん)天津感冒片、涼解楽顆粒などです。
   ハーブでは、バンラン茶、バンランのど飴などです。
早く症状を改善するポイントは、のどに違和感を感じたら、30分〜1時間以内に対処することです。
ですのでおうちに帰ってからでは遅いです。なぜなら風邪のウイルスは1日24時間で100万倍に
なるという説もあるくらいですから。
のどの痛みはウイルスがまさに侵入しようとしているタイミングですので、いつもポケットに入れておいてすぐに飲むのがベストだと思います。あ、お薬を飲む前に出来れば、うがい、手洗い、板藍茶をのんでからですね。

アナ:はい、のどの痛みには、うがい、手洗い、板藍茶、そしてのどに違和感を感じて30分以内にのどのお薬ですね!
   
円入:黄色いカゼとは吐き気や下しがある胃腸風邪のことです。
胃腸を損なうと顔色が黄色くなるので「黄色い風邪」と言います。
そんな時は勝湿顆粒をおススメします。

最後に風邪を引きやすい人の予防のお話です。
漢方では風邪を引きやすいのは体の表面の粘膜・皮膚
を守るバリアが壊れているとも考えます。
風邪を引きやすい方には
粘膜・皮膚をバリアを強めるイスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)
をおススメします。
ちなみに衛益顆粒の衛は防衛の衛という字を書きます。

漢方薬はその方のタイプによりつかう漢方薬は異なりますので、
詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は1月9日 長崎市 朱雀薬局 三宅涼子さんです。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。


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