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漢方健康日記 第255回 「熱中症」のお話
実際の放送とは違うことがあります

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研     
   究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的
   な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 西山の山中薬局 
   山中みちよさんにお話を 伺います。今日はどのようなお話でしょうか?

山中: 今年みたいに 暑さが続くと 普段健康な人でも その日の体調や環境、行動などによって突然  熱中症になるかもしれません。それで今日は、熱中症についてお話し したいと思います。

アナ:ふだん 健康な人が どうして 熱中症になるのでしょうか?

山中:はい 身体の中では、熱を作る働きと(産熱)と、熱を逃がす働き(放熱)のバランスが とれています。産熱とは 身体が熱を作る働きで、 放熱とは身体の外に 熱を逃がす働きのことです。

アナ:そのバランスが とれていることが 大事なのですね。

山中:その通りです。その産熱と放熱のバランスが乱れて 産熱の方に傾いてしまうと
   熱中症の方へすすみます。そして 体温が上がり過ぎると、汗をかいたり、皮膚の血管を拡張したりして 熱を逃がし体温をバランスよく調節しています。
   ところが、高温の環境に長時間いたり、暑い中で身体を動かしたりすると、こうした体温調節の機能が乱れてしまうこともあります。すると 体温の上昇、多量の発汗による水分や 塩分の流失、脳への血流の低下などにつながり 熱中症を起こしてしまうのです。
   こうした症状は、暑さによる多量の発汗で 体内の「水分」と 気(エネルギー)を消耗してしまうことが 大きな 原因だと考えます。すごく のどがかわきます。 

アナ:ご高齢の方は 脱水症状があっても のどの渇きを あまり訴えない方もいらっしゃるようですが、、、

山中:そうですね。気をつけてあげましょう。

アナ:でも 大汗をかいて、のどがすごくかわいた時、大量の水をのんだらいけないの  
                                  ですよね。
山中:そうなのです。汗をかいて 体内の水分を失った時、十分に水分をとらないと脱水状態になりますが、純粋の水だけをのんでははいけません。汗で 最も失われやすい電解質は 血液中に 最も多い Na つまり塩分です。ですから、大量に汗をかいたた時には、塩分も補充して下さい。脱水状態が 続くと、全身倦怠感、悪心、嘔吐、頭痛 などの症状が みられるようになり 重篤な状態につながります。
   熱中症予防のために塩分を含んだスポーツドリンクやミネラルをウォーターを 持ち歩きましょう。
  
 山中:このような時 すごく疲労感を感じます。中医学では 気虚といいます。
   気は 元気の気、エネルギーのことです。主に 心 肺、胃腸の「気」が不足して
   脳の 血流も悪くなり、「つかれたよ〜」と警告を発信しているのです。
   
アナ:ところで どうして「気」は 不足するのでしょうか?

山中:「気」が不足になる原因は 二つあります。一つめは 体内の熱を 放熱のために
   体表部から発散させようとする時 体表の血管は拡張して、気は熱といっしょに外へもれ出てしまいます。
   そうすると 内部の血管は収縮して 体の中心部の、心、肺、胃腸 の方は 元気がなくなります。
   二つめは 気化熱で体温を下げようとして、大量の汗をかきます。この時、身体に必要な水分や ミネラル +大事な 「気」も 汗といっしょに 身体の外へ
   出て行ってしまいます。

アナ:大事な「気」がいなくなったり、ちじこまったり、働きが落ちてしまうので
   疲れた と感じるのですね。 それでは 熱中症から身体を守るための食養生  と 漢方薬 について 教えてください。 

山中:養生の基本は、水分と気の不足をしっかり補うことです。
   以下に 食の養生と 漢方薬について すこし お話します。
    食べ物では                               
   〇身体に潤いを生み、汗の流失を防ぐもの・・桃、レモン、杏、トマト、梅干など 
   〇サラサラ血液・・・玉ねぎ、山査子、わかめ、ラッキョウ など
   〇胃腸を養う温性のもの・・山芋、大豆製品、インゲン豆、豚肉、うなぎ など 
   〇漢方薬・・・・代表的なのは 牛黄精神丸 麦味参顆粒、 西洋人参などです。
              麦味参、西洋人  は不足している気と潤いを補います。
            麦味参は中国では生脈散とよばれ 優れた効き目で 有名です。   

山中:麦味参顆粒は 熱中症のみでなく 夏バテしている時 生き返ります。また 秋の乾燥から 身を守り 疲れや呼吸器感染症 にもよく使います。くわしいことは パンダマークの漢方薬局にお問い合わせください。
   
  アナ:有難うございました。次回は9月12日水曜日 担当は長崎市小ヶ倉町
   小ヶ倉薬品 円入 利徳さんです。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧下さい。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送り致しました。
| 季節の養生、食養生 | 12:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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