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漢方健康日記 第248回 「お血(おけつ)」について

『漢方健康日記』原稿5月9日
実際の放送とは違う場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:今日は「お血」のお話です。
お血とは、血が汚れている、濁っている。あるいは水分不足で血液がドロドロになっていて、
血の流れが滞っている状態のことをいいます。

アナ:「お血」という言葉、最近時々雑誌などでお目にかかる機会が増えたような気がしますね。

円入:漢方では、健康維持のためには、血液の量、質、流れる力も含めて重要と考えています。
川で例えるといくら水がキレイでも水の量が少ないと、体の隅々まで栄養や酸素を送ることができません。
またコレステロールや中性脂肪、血糖などが高く、血液がドロドロになると、流れも悪くなります。
血液が流れにくい「お血」状態が続くと毎日の体調に影響を及ぼしますし、病気の下地をつくることにもなりかねません。 

アナ:「お血」って、体感というか自覚症状としてはどういったものがあるのでしょうか?

円入:お血の症状として、足の静脈が浮き出ている。痔がある。生理痛がひどい、塊が出る。頭痛、物忘れしやすい。ストレスを溜め易い。寝つきが悪い。手足のしびれ。肩や首筋が凝る。手足が冷える。腰痛がある。胸に刺すような痛みがある。顔色がどす黒い。歯茎が暗赤色。目の下にくまができる。しみ・そばかすが多い。あざが出来やすいなどがあります。

アナ:なるほど、では「お血」を改善するのには、どういう漢方薬があるのでしょうか?

円入:いくつかありますが、近年、注目されているものに丹参製剤の冠元顆粒という漢方薬があります。
   この丹参製剤は漢方は長く飲まないと効かないというイメージを覆し、服用30分後から血流が改善することも研究により分かりました。
   また、丹参製剤を飲まれた方の感想として多かったのが、「体が軽くなった。全身がスッキリした」というものでした。私達の体は細胞から出来ており、全身60兆個の細胞に栄養素と酸素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収するという新陳代謝がより円滑に行われるようになったからだと思われます。
さらにこの丹参製剤には、生薬「木香(モッコウ)」「香附子(コウブシ)」が配合されていて、身体の中で滞った気(肝鬱)をスムーズに通す働きにより自律神経がより安定したからだとも思われます。

アナ:そんなに早く効く漢方もあるんですね。お血をつくらない生活上の注意点とかはありますか?

円入:はい、2点あります。1つめは食生活では、食べ過ぎ・飲みすぎです。いくら体に良い食べ物であっても消化能力を超えて食べ過ぎれば消化出来ない残りの部分は老廃物となり血の汚れのもととなります。 2つめは、漢方では、精神や感情の状態を「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の七つに分類し、これを「七情(しちじょう)」と呼んでいます。激しすぎる過度の感情は血液を固めるとも言われています。まさに「病は気から」なのです。

アナ:気持ちの持ちようによっても「お血」を作り出すとは驚きですね。気を付けねば!

円入:お血は最終形態。原因があります。お血をつくる原因はその人によって異なります。
1.イライラや緊張が続くストレスで気の流れが悪くなって血の流れも悪くなるタイプ。気滞と言います。
2.疲れや心臓のポンプ作用の低下など、気というエネルギーの不足にたべより血を押し出す力が弱くなったことで血の流れが悪くなるタイプ。気力低下の気虚といいます。

3.ほてり、喉の渇きなど、体液不足が原因での血の流れが悪くなるタイプ。陰虚といいます。
4.貧血など血液の不足のタイプ。血虚といいます。
5.寒い環境にいるなど、体が冷えている状態。陽虚といいます。
6.食べ過ぎ飲みすぎで血液中に老廃物やコレステロールが溜まりすぎているタイプ。痰濁といいます。
それぞれタイプによりつかう漢方薬は異なりますので「お血」を改善する丹参製剤と「お血」をつくる
原因の漢方薬とを一緒に飲まれるとより体調が良くなると思われます。冠元顆粒はお近くのパンダマークのお店でお試しで飲まれてぜひ血流改善を体感されて下さい。
詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は5月23日 長崎市 朱雀薬局 三宅涼子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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