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漢方健康日記 第244回 「体の中からヘアケア」
実際の放送とは違う場合があります

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口夏実さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山口:今日は「体の中からヘアケア」というテーマで中医学からみた美髪ケアについてお話しようと思います。男性女性を問わず、年齢と共に失われる髪のハリやコシ、脱毛など、見た目の印象にも影響する髪のことでお悩みの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

アナ:髪形や髪の色などで若々しく見えたり印象が違ってきますよね。白髪が増えたり、抜け毛が多かったり、いろんな悩みがあると思いますが、なぜこういうトラブルが起こるんでしょう?

山口:髪にハリ、コシがない、抜け毛が多い、髪が細くなる、白髪が増えるなど、こうした髪のトラブルは、中医学では心身の不調や加齢によって現れると考えます。髪の健康と特に深い関わりがあるのは、「血」「肝」「腎」。中医学では「髪は血の余り」とされ、血が十分にあれば、髪にもしっかり栄養が届いて健康な状態が保たれると考えています。 そのため、体内の血が不十分であったり、血流が悪くなったりすると髪に栄養が行き渡らず抜け毛や白髪が現れるのです。

アナ:「 最近髪がぱさぱさして艶がないわ〜」とお悩みの方もいらっしゃると思うんですが・・・

山口:女性に多い血不足による髪のトラブルもあります。薄毛、抜け毛、白髪、細くて張りがない、乾燥して艶がない、加えて疲労感、食欲不振、不眠、顔色が白い、といった症状があげられます。貧血や病後の体力消耗、胃腸虚弱などが原因で体内の血が不足していると、髪に栄養が行き渡らず、先程あげた症状が現れるようになります。月経や出産を経験する女性は特に血を消耗しやすい体質なので、意識して血を養うよう心がけ、血不足を予防しましょう。ほうれん草や、なつめ、干しブドウ、牛肉、鶏肉など体内の血を養う甘味のある食材を取り入れてみたり、適切な運動、睡眠を十分にとることも大切です。漢方では婦宝当帰膠や心脾顆粒などがおすすめです。

アナ:ほかにも何か髪トラブルが起こってしまう原因があるんですか?

山口:現代社会ではストレスによる髪トラブルも多く見られます。ストレスは体内のエネルギーである「気」の流れをスムーズに保つ肝臓の「肝」のはたらきを低下させてしまいます。すると、「気」と一緒に体内を巡る血の流れも悪くなり、髪の栄養が不足してトラブルが現れやすくなるんです。髪のことで思い悩むと、それがストレスになって症状が更に悪化してしまうこともあります。日頃からイライラしやすい、仕事が多忙、落ち込みやすい、その他にお腹が張る、胸がつまる、喉の閉塞感がある、といった人は、ストレスを上手に発散して肝を健やかに保ち、血行を良くするよう心がけましょう。また、菊の花茶、ジャスミン茶などの香りのいいお茶や、昆布、ヨモギ、わかめなどの血行を良くする食材も取り入れてみるといいと思います。お薬では逍遥丸や冠元顆粒などがおすすめです。

アナ:年をとっていくとだんだん白髪が増えたり、薄毛になっていくのはなぜですか?                                                                               
   
山口:腎臓の「腎」は中医学では、「生命の源」とも言われ、生殖、成長、ホルモン分泌などをコントロールする大切な臓器なのです。「腎」が強く健やかであれば、老化や更年期による不調も現れにくく、髪も元気な状態が保たれます。反対に、加齢や慢性病などで、腎が弱くなると更年期や老化の不調が強く出るようになります。白髪や薄毛が現れやすく、更年期症状による心の不調から、更に抜け毛などを悪化させてしまうこともあります。また、遺伝的素質で薄毛や白髪になりやすい人も腎が弱い体質と言えます。甘い物は控えてクルミや黒豆、山芋や黒ゴマなどは腎を養って元気にする食材を摂りましょう。亀鹿仙という亀の甲羅の加工食品や杞菊地黄丸もおすすめです。加齢による衰えは誰にでも自然なことなので、それを止めることはできませんが、腎の養生で年齢による髪の悩みを和らげることはできます。いつまでもハリ、コシのある美しい髪を守るためにも腎を元気に保つよう心がけましょう。髪のトラブルは人によって様々です。詳しくはパンダマークの長崎中医薬研究会のお店でご相談ください。
   
アナ:ありがとうございました。次回は3月28日水曜日、担当は大村市西三城町山崎薬品の山崎京子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 皮膚病・美肌・美容のお話 | 15:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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