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漢方健康日記 第243回 「春は目の強化をしましょう」
実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は島原市広馬場町のしまばら薬局の織田堅一郎(おだけんいちろう)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

織田:はい、今日は『春は目の強化をしましょう』という話です。

アナ:『目の強化』ですか?

織田:はい、『目』です。顔についている『目』です。物を『見る』ために必要な『目』ですね。

アナ:あの、『目』と『春』は何か関係があるのですか?

織田:あのですね、漢方の考え方では昔から「春は目に影響が出やすい時期だから春は目の養生に気をつけましょうね」と言われているんです。

アナ:何で「春は目に影響が出やすい」んですか?

織田:花粉が飛ぶようになるので、「目がかゆい」、「目が痛む」、「涙が出る」という方が増えるのはもちろんですが、「目が熱い」、「目がいつもよりかすむ」、「物が見にくい」、「充血がひどい」、「疲れる〜!」っという方が店頭で明らかに増えますよ。菊野さん、そういうことないですか?

アナ:そういえば、春先にいつも目薬を買っているような…。

織田:「五行説」っていう漢方の基本的考え方には、「春は五臓六腑の『肝』に配当される季節だ」という考え方があるんです。『肝』というのは、『肝臓』の『肝』と書くんですけどね、『肝臓』だけを指しているんじゃないんです。漢方で『肝』といえば、現代医学で言う「『肝臓』、『胆のう』、『自律神経』を総称したもの」と考えてもらえれば良いと思います。その『肝』という臓器(まあ、この場合、主に『肝臓』と考えてもらってもいいんですが)は、春になると「活発に働く」ようになるんです。
アナ:春は『肝』の働きが活発になるのですね。それがなぜ『目』に関係するんですか?

織田:まあ、話を続けましょう。そしてね、「肝は目に開く」と言われているんです。これは「『肝』という内臓の調子が『目』に影響を与える」ということです。
今、言ったように『肝』という臓器は春になると「活発に働く」ようになります。だから本来は『肝』の働きである体の「解毒機能」や「再構築機能」が高まって体が元気になるはずなんですね。しかし、現代はストレスや食生活の乱れによって『肝(肝臓)』が疲れている方が多いんです。すると逆に『肝(肝臓)』に負担がかかって、体の調子を崩しちゃうんです。「体は疲れているのに、気持ちだけ高まって無理しちゃう」ということあるじゃないですか、それと同じ状態になっちゃうんですね。

アナ:なるほど。

織田:ちょっと分かりにくいかもしれませんが…、とにかく「春は目が疲れやすい時期だ」と覚えておいてください。でも逆に考えれば「春は目を強化しやすい時期」とも言えますね。「『肝』の疲れをとって、十分に働けるようにしておけば」、目を強くするのに、これほど良い季節はありません。

アナ:春の『目』の強化、『肝』の強化、漢方で何とかできますか?

織田:そうですね…、「目に良い漢方」って言ったら、「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」という処方が有名ですが、人に合う漢方はそれぞれ違います。これこそ「長崎中医薬研究会」のお店でご相談されてください。ピッタリの漢方が必ず見つかります。「目がとにかく疲れる」、「目が痛い」、「充血が気になる」、「かすむ」、「かゆい」、その他、「目の症状」でお悩みの方、漢方って本当に効きますよ!

アナ:力入ってますね〜。

織田:入ります!マジでおすすめだから。
まあ今回は、「春の養生法」で心がけておくべきことを紹介しましょう。

アナ:ほう、「養生法の要点」ですね、どんなことでしょうか?

織田:漢方養生学のバイブルである「黄帝内経」には春の養生法として「少々の夜更かしはかまわないが、朝は早く起きる。朝、庭をゆったりと散歩し、髪結いをほぐして、体をのびのびと動かす」と書かれています。春は木の芽が吹き出し、大地がのびのびと動き出す時期です。人間も「自然の一部」なので、のびのびと伸びるべきです。精神的にも細かいことは気にせず、「まあいいか」的な感覚で、日々をとにかく「楽しく」生きる、これが春の養生法の要点でしょう!

アナ:なるほど、なんか楽しくなってきますね!

織田:食べ物としては、「『酸味のある物』が『肝』の働きを助ける」と言われています。酢の物や梅ぼし、苺、レモン、オレンジ、ゆず、トマトなどいかがでしょうか?もちろん、緑黄色野菜や新鮮なお肉、海藻類や貝類などの海の物、キノコ、ナッツ類などもしっかり摂りましょう。でも、「食べ過ぎ」は厳禁ですよ!現代的には「添加物」も『肝』に負担をかけますので注意です。ここらあたりもお話ししたいことがいっぱいあるのですが…。

アナ:まあ、とにかく「長崎中医薬研究会のお店に行って聞いてくれ」ということですね!

織田:そうですね!お店に来ていただければ、春にぴったりの「漢方茶」などもご馳走できます。楽しく「健康」についてのお話をしましょう!

アナ:有難うございました。
次回の放送は3月14日水曜日 佐世保市浜田町のあいおい薬局 山口夏実さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。
お問い合わせは、長崎中医薬研究会ホームページをご覧いただくか、「漢方健康日記」でご検索ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

| 季節の養生、食養生 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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