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漢方健康日記 第266回 「大切な毛細血管の血流改善」について

『漢方健康日記』原稿2016年10月26日
実際の放送とは違う場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日の担当は西彼長与町の龍虎堂薬局 なつかり夏苅和子さんです。宜しくお願いします。さて、今日はどんなお話しでしょうか?

夏苅:今日は「大切な毛細血管の血流改善」についてお話ししたいと思います。人間の血管を全て繋ぐと10万km、地球2周半と言われています。このうち、末梢である毛細血管は何%くらいだと思われますか?

アナ:さぁ、どのくらいでしょう。70〜80%くらいでしょうか?

夏苅:実は99%が毛細血管なんですよ!大動脈と言われる太い血管を高速道路とすると一般道は小動脈、そこから家の前に繋がっている生活道路が毛細血管なんです。毛細血管は動脈と静脈を繋ぐ大事な血管です。すべての道路が繋がっていればこそ生活が成り立つように、毛細血管の血流があればこそ、目や脳、腎臓や肺、肝臓など、どの臓腑も毎日休みなく働けるのです。毛細血管が血流障害をおこすとその臓腑や器官の機能が低下します。血流障害は中医学では「瘀血」といい高血圧や心臓病、糖尿病、腎障害、認知症、脳梗塞等に繋がるので「万病の元」と考えます。

アナ:なるほど、瘀血は生活習慣病にも繋がるんですね。瘀血を見分けるポイントは何でしょう?

夏苅:そうですね。外見からは顔色や唇の黒ずみ、眼の下のクマや舌の裏の太い静脈でもわかります。また皮膚に毛細血管が網の目状に浮き出ているのもそうですね。後は自覚症状ですが、慢性の痛みやコリ、痺れ、生理痛等があれば瘀血があると分かります。近年では精神疾患や認知症にも瘀血が密接に関わっていることが分かってきました。精神疾患の人の脳血流を光トポグラフィーで検査すると、認知・思考・行動・感情調整などを行う前頭葉の血流が低下しています。つまり脳の瘀血です。

アナ:脳の瘀血って、X線検査などで分かるのですか?

夏苅:造影剤を入れると太い血管はX線でも見えるのですが、毛細血管は見えないのです。脳の瘀血は脳循環血液量の低下をもたらし、やがて脳梗塞に繋がります。毛細血管が梗塞しても症状はほとんど出ないため「かくれ脳梗塞」は少なくないと言われます。
   
アナ:「かくれ脳梗塞」ですか。何だか怖いですね。

夏苅:頭がボーッとする、物忘れ、うつ気分、パニック、イライラ、食欲異常といった精神症状が続く人は脳の瘀血、脳血虚の状態ですから「かくれ脳梗塞」もハイリスクと考えるべきでしょう。脳がダメージを受ける前に脳の瘀血を改善する必要があります。ちょっとショッキングな話ですが、毛細血管は老化で消滅していくんですよ。

アナ:エエッ!毛細血管は消滅するんですか?

夏苅:そうなんです。何と、70代では20代の頃の約半分にまで消滅していきます。毛細血管の内側には血管内皮細胞があり、その外側に壁細胞がレンガの様に張り付いて血管を守っています。しかし、加齢などでそのレンガがドンドン剥がれると毛細血管はぺちゃんこになって消えていくのです。特に毛細血管の分布が多い脳や腎臓、肺に影響が出やすいですね。全身の毛細血管で起こると血流が低下して身体のあちこちが機能低下を起こすのも頷けますね。

アナ:なるほど。ところで血管の老化って何才ぐらいから始まるのでしょう?

夏苅:血管の老化は40代から始まるので、そのころから高血圧、心臓病、糖尿病、腎障害などが始まるようです。50代でも若年性認知症の方もみられますね。これらの病気を予防するためには、血管の若さと血流を保つ事が大事だと言うことを覚えておいてください。

アナ:血管の若さと血流を保つにはどうすればいいでしょう?

夏苅: 漢方薬には瘀血を取る薬は色々ありますが、太い血管の高速道路と一般道路までの血流改善の漢方がほとんどです。大事なのはその先の生活道路にあたる毛細血管の血流改善で、丹参という生薬にとても効果があります。漢方薬でオススメなのがこの丹参が入った冠元顆粒です。冠元顆粒については様々な臨床研究が行われており、老化抑制、脳血虚による学習・記憶障害の改善、脳保護作用や向精神作用などの臨床研究や発明特許も取得しています。冠元顆粒ブランドサイトで検索して頂ければホームページでもご覧になれます。

アナ:漢方薬と合わせて大事な養生方も教えて下さい。

夏苅:はい。血液は全身を巡るきれいでたっぷりの量が必要です。血液は毎日壊れていますから、毎日緑の濃い野菜をとって新しい血液を作りましょう。食べ過ぎや肉食が続くと消化や代謝が悪くなり、血液がドロドロしたり血管内に脂が溜まって狭くなったり硬くなります。またストレスで血管が収縮するので全身の血流低下の引き金になります。ですから、食べたものがよく代謝できるように、ゴマや海藻などビタミンとミネラルバランスの良いものを一緒に取りましょう。血液の粘度を上げないように青魚もとりましょう。瘀血かも…、と思う方、精神的な不調を抱えている方、そして40才以上でこれからの健康を真剣に考える方はぜひパンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。体質を整える漢方薬も併用するとより効果的です。

アナ: ありがとうございました。次回の放送は11月9日(第2水曜) 長崎市元船町、藤村薬局本店・藤村望さんのお話です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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