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漢方健康日記 第256回 「漢方で体質改善して体をスッキリ」
実際の放送とは違う場合があります。
『漢方健康日記』2016.5.11 あいおい薬局 山口

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口圭子さんにお話を伺います。今日はどのようなお話  でしょうか?

山口:今日は、体質を改善しながら健康的に体をスッキリさせるお話です。5月に入り、気温もグッと上がってきましたね。薄着になる今からの季節、体形が気になって「ダイエットしようかな‥」なんて思っている方も多いのではないでしょうか?
皆さんが思う「ダイエット」のイメージはどういったものでしょうか。痩せるために食事を抜く、何かだけを食べる。そんな言葉を挙げられる方が大半だと思います。偏った食事制限などをすると、体力も落ち、月経不順や肌荒れ、抜け毛など様々な体調不良を招くことがあります。中医学が考えるダイエットはただ体重を減らすことではなく、太る原因となっている不調を改善し体のバランスを整え健康的に体をスッキリさせることを目的とします。

アナ:体重が減りさえすればよいということではないんですね。

山口:そうですね。まずは自分の体質を知って、体質に合った養生方法を生活に取り入れ体質改善することが大切です。今回は大きく4つのタイプに分けてお話しますね。まず1つめはストレスで気(体のエネルギー)の巡りが悪くなっている気滞タイプ。気の巡りが悪くなっているため、水分が滞り代謝が抑えられるので浮腫んだり体が張ったり膨らんだように太ったりします。このタイプの方は運動で汗をかいたりストレッチで体を伸ばしてストレス解消すると気の巡りがよくなります。食材では気の巡りをよくするセロリや柑橘類など、ハーブティーではシベリア人参がお勧めです。漢方薬では逍遥丸などを使います。

アナ:体質によって対処方法が違ってくるということですね。あとはどんなタイプがありますか?

山口:2つ目はエネルギー不足の気虚タイプ。あまり食べないのに太るという方がこのタイプです。身体の根本的なエネルギーが足りないために基礎代謝も低下し、疲れやすいので体を動かすこともおっくうになって、その結果脂肪が燃焼されずに太りやすくなります。このタイプには痩せないから食べないは悪循環のもとです。激しい運動は避け、ウォーキングなど軽い運動から始めましょう。気を補うために食材では山芋やなつめ、しいたけなどのキノコ類、ハーブティーでは西洋人参茶、漢方では健胃顆粒や補中丸がお勧めです。
    3つ目は胃腸が弱かったり、暴飲暴食が原因で体に余分な水分や汚れが溜まりやすい痰湿タイプ。皮下脂肪が多く、体に痰湿が長く停滞することで余分な熱を生むので便秘や食欲増加、赤ら顔、吹き出物などの症状がでることがあります。食べ過ぎにつながる早食いに気を付けてゆっくりかんで食べましょう。冷たい物や油っこいものや辛い物は控えめに。食材では利尿効果のある冬瓜やたけのこ、ハトムギなど。漢方薬では溫胆湯を使います。

アナ: いろんなタイプがあるんですね。最後に4つめは?

山口:4つめはドロドロ血液で血行が悪くなっている瘀血タイプ。血液中のコレステロールや中性脂肪が高く、内臓脂肪が多い方がこのタイプです。動脈硬化や脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病につながりやすいので要注意です。肩こりや頭痛、肌のくすみなどの症状があります。脂っこい食事は控え、適度な運動をして血流を良くすることを心がけましょう。食材では血液の流れをよくする玉ねぎやピーマン、なすなど。ハーブティーでは田七人参、漢方薬では冠元顆粒などがお勧めです。
   また、気滞タイプ、痰湿タイプの方は、血行も悪くなりやすいので各々に冠元顆粒     
   を加えて逍遥丸+冠元顆粒、温胆湯+冠元顆粒 とするとより効果的です。

アナ:無理なダイエットではなく、体の中から健康になるために改善していくことが大切なんですね。                                                    
   
山口:そうですね。どのタイプにも共通することですが、食事は腹八分を心がけ甘い物脂もの、冷たい物の摂り過ぎには注意しましょう。体内にいらない老廃物を溜めないようスムーズな排便、排尿を心がけ、適度な運動を習慣づけましょう。
   また、今日お話しした色んなタイプが合わさっていることもよくあります。詳しくはお近くの長崎中医薬研究会の会員店へご相談ください。

   
アナ:ありがとうございました。次回は5月25日水曜日、担当は大村市西三城町、山崎薬品の山崎京子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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