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漢方健康日記 第233回「鼻」について


 漢方健康日記 原稿  H27年5月13日
実際の放送とは違いがある場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じてみなさまの健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的なくらしのお手伝いをしようというものです。 担当は長崎市東古川町漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は?

太田: 今日は鼻についてのお話です。どなたも風邪などでは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの経験がおありと思います。花粉症やアレルギー性鼻炎の方も、多くなっています。また、鼻汁がのどの奥に流れてくる方もよくお聞きします。
    鼻の症状も色々ありますが、のどへ流れる後鼻漏についてお話したいと思います。

アナ: 鼻づまりすると、息苦しいですよね。

太田: 鼻の働きですが、気道の入り口で 仝撞曚垢襪箸海蹐如⊃佑楼貽に約2万リットルの空気を吸ったり吐いたりして出し入れしています。
    鼻の外から取り込んだ空気に33度以上の温度と80%の湿度を与えています。
    I〔咾篭櫃筌Εぅ襯垢鬚箸蕕┐襯侫ルターの役割をしています。
    ど,稜緩譴良縮未砲蓮粘液と繊毛があり異物を吸着して絶えず外へ向かって排出し侵入を防いでいます。 ところで、寄川さん鼻の穴は幾つあると思いますか?
 
アナ: 2つでしょう。

太田: いいえ。片方に孔が7個ありますので、鼻の孔は左右で14個あります。
鼻の構造は、外鼻と鼻腔・副鼻腔からなっています。鼻腔周囲の骨の中の空洞を
副鼻腔といいます。
頬の目の下裏側にある上顎洞や目の間や額の裏側・鼻の奥にある空洞です。
又涙が鼻へ流れる鼻涙管や耳への耳管があります。
これらの空洞の開口部は細い孔(自然孔)で鼻腔に通じていて、鼻呼吸をすることで空気の交換が出来ています。
副鼻腔も繊毛をもつ粘膜で覆われ、侵入してきたほこりや微生物を除去するフィルターの役目をしています。
脳に近い所で、空気が一杯あるこの空洞の、大きな役割は音を共鳴させることや、脳細胞を守る、空調の役目があるといわれています。    

アナ: 外からは見えませんが、頬や額の内側には空洞があり大事な役目しているのですね

太田: 鼻の症状にも色々ありますが、
風邪やアレルギー性鼻炎では、さらさらの鼻水が前から出ます。
    また粘った鼻水が鼻の奥からのどに向かって流れる方も、多いようですが、これを後鼻漏といいます。蓄膿症(慢性副鼻腔炎)や慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎、
血管運動性鼻炎などが主な原因です。
症状は、粘り気のある鼻水がのどの方へ流れ込む、鼻づまり、ノドがイガイガする等です。これは、咳や膿性痰、口臭、慢性気管支炎、肺炎、食道炎、慢性胃炎などの原因ともなります。又乳幼児のお子さんでは、中耳炎の主な原因の一つとなりますので、 後鼻漏がある方は注意が必要のようです。
 
アナ: 色々な病気も引き起こされるのですね。では、その後鼻漏の対応は?

太田: 中医学では、大量の鼻水を発生させる原因は、肺,脾、腎の働きが低下して
体力、免疫力が低下して、分泌物や水分の代謝が上手くいかず、その為に体内に水分が溜まりやすい、膿性の鼻汁にもなると考えています。
   鼻の疾患トラブルの基本処方として、鼻の症状をとる漢方薬は
鼻淵丸+衛益顆粒がよく用いられます。
    鼻淵丸は、 抗菌・抗炎症・袪痰作用があり鼻の通りを良くします。
    衛益顆粒は、 皮膚・粘膜のバリア機能をたかめ外部からの攻撃から身を守る作用があります。
   症状として、喉イガイガ、頭痛、嗅覚障害の方には温めて発散作用の頂調顆粒を加え
   蓄膿症で鼻汁黄色濁って量多い方には水分代謝良くする勝湿顆粒又は温胆湯を
   蓄膿症で鼻汁粘稠・食欲不振、鼻づまりがある方には脾胃の働き良くする健脾散
後鼻漏による気管支の咳には 平喘顆粒 などを併用し
 自律神経失調症によるものには シベリア人参などをそれぞれ基本処方に加えて症状・体質を改善します。鼻の病気症状は色々有りますので、その方の鼻の
状態、全身状態に応じて処方を組合せて使っていきます。
また大事なことは食事、生活習慣などにも注意して、根本的な体質改善をされると、鼻の鬱陶しさから解放され気分も快適になられると思います。

アナ: ありがとうございました。次回の放送は5月27日水曜日、大村市西三城町の山崎薬品山崎京子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。このコーナーは
長崎中医薬研究会がお送りしました。

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