漢方健康日記 第289回 「やっぱり漢方はスゲ〜な!」のお話
実際の放送とは違いがある場合があります。
漢方健康日記 原稿 H29年10月25日 織田

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は島原市広馬場町のしまばら薬局の織田堅一郎(おだけんいちろう)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

織田:はい、今日は「やっぱり漢方はスゲ〜な!」っということをお伝えしたいと思います!

アナ:このコーナー、毎回、私としては「漢方って素晴らしいな」と感じるのですが…。改めて何かあるんですか?

織田:じつはね〜、改めて「お〜ッ、漢方ってスゲ〜」と思ったきっかけがありまして…。
10月の始めにNHKの「人体・神秘の巨大ネットワーク」という番組で「腎臓」を特集したんです。放送されたということはうちのお店のスタッフから聞いたんですけどね。私自身は放送があることすらも知らず、番組は見ていません。
しかし、「特殊カメラを使ったミクロの体内映像がすごい!」「フル4KのCGで作られた映像がすごい!」ということで、私も興味が湧き、ネットで検索してみました。
すると、「腎臓が体中に情報を発信しながら、さまざまな臓器をコントロールしている。腎臓を操れば、脳卒中や心筋梗塞の原因となる重症の高血圧を一挙に改善したり、多臓器不全を未然に防いだりと驚きの成果が報告されている。」って書かれてあるんです、すごいでしょ!

アナ:ええ…。

織田:さらに、こう書かれていました。
「科学者たちが数千年にわたる医学の歴史で、人体を細胞などのパーツに分類し、1つ1つの部品を調べることで行きついた結論が『人体は巨大なネットワークである』ということである」と。
これは実に漢方の考え方と一緒なんです!

アナ:「漢方の考え方と一緒」というと?
織田:漢方には「整体観」という考え方があります。整える体と書いて「整体」、あのボキボキッとやる、最近ではボキボキッとはしないかも知れませんが、あの整体と同じ字です、それに「観察する」の観、つまり「見方」ですね。

アナ:はい

織田:「整体観」というのは、「人間は大自然の一部ではあるけれど、人間の内部にも大自然と同じ構造がある」という考え方です。

アナ:はあ…

織田:ちょっと分かりにくいですかね?あのですね… 例えば「私たちは太陽から熱エネルギー、大地からは野菜や果物、海からは魚や海草などの海の幸をいただいて生きていますよね。晴れ・雨・風などの天気に左右されますよね。春・夏・秋・冬などの季節の影響を受けて生きていますよね。どんな人間でも、大自然との関係なしでは生きていけません。同じように人間の体というものも、各内臓や組織、そして一個一個の細胞がお互いに関係しあって成り立っています。五臓六腑の考え方で言うと、太陽は「心」、大地は「脾」、海は「腎」となります。天気についても、晴れは「心」、雨は「肺」、風は「肝」、季節も春は「肝」、夏は「心」、秋は「肺」、冬は「腎」にあてはまると考えているんです。まさに人間の体の中に大自然があることになりますよね!
この人間の内部のネットワークも、大自然の法則にしたがっていると考え、この考え方に沿って相談者の体の状態を診るのが「漢方相談」のやり方なんですよ。
これは3000年近く前から続けられていることです。それが現代科学で、今、証明されつつある…、これって「スゲ〜ッ」と思いません?

アナ:そう言われると、すごく壮大なことに感じますね!漢方ってすごい!!

織田:そうそう、最後に「腎の強化」について、お話ししときますね。先週の太田先生をちょっとかぶっちゃいますが…、女性がもとめる「アンチエイジング」には「腎の強化」がすごく効果的なので♪
   
アナ:よろしくお願いします!

織田:まず生活習慣です。基本はやはり『食事・運動・睡眠』の3点をしっかりコントロールすることですね。食事に関しては、「海のもの」「黒いもの」「野菜は葉野菜や根菜類」、そして「豆類」をしっかりととることでしょうか。具体的には、ご飯に黒ごまをすってかけて、昆布で出汁をとったみそ汁にワカメ・とろろ昆布などの海草、大根やニンジン、ゴボウなどの根菜類をいっぱい入れる。黒豆の煮物や、小豆ご飯などもいいでしょうね。あ〜そう、葉っぱ物の野菜を食前に食べるのもやってください。体が冷えやすい人は、「羊の肉」を使った「ジンギスカン」もお奨めです。あと、「食べ過ぎること自体」が、腎臓に負担をかけることになります。腎臓は体の「下水処理場」なので、ゴミが有り過ぎると詰ってしまいますからね。腹八分で良く噛んで食べましょう。

アナ:なるほど。

織田:運動に関しては、やはり「足を鍛える」ことでしょう。ウォーキングなどが簡単にできる強化法でしょうね。あと、軽くスクワットなども良いと思います。

アナ:やはり歩くことは重要ですね!

織田:睡眠に関してですが、夜の10時から夜中の2時までは、「『腎』の活性化ゴールデンタイム」と言われています。できれば、9時半には布団に入っていたいですね。と言っても、なかなか難しいという人は、「いつもより30分早く寝る」ことを意識してみてください。それだけでも違いますよ!

アナ:ありがとうございます。何かおすすめの漢方などありますか?

織田:アンチエイジングにおすすめなのが、亀の甲羅や鹿の角などの「腎を強化し、体のハリを取り戻す生薬」が入った『亀鹿仙』です。続けて飲んでいると、お肌のハリツヤ、身体のキレが違ってきますよ!
そしてやはり『冠元顆粒』がおすすめです!『冠元顆粒』の腎臓保護作用は、学術論文もあり、しっかりとした研究もされています。「補腎」には、欠かせないものだと思いますよ。

アナ:有難うございました。
次回の放送は11月8日水曜日 佐世保市浜田町のあいおい薬局 山口圭子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。
お問い合わせは、長崎中医薬研究会ホームページをご覧いただくか、「漢方健康日記」でご検索ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第257回 「舌を見て体質を知る方法」

実際の放送とは違う場合があります。
『漢方健康日記』2016.6.8 龍虎堂薬局 春田有紀子

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日は長与町 龍虎堂薬局の春田有紀子(はるた ゆきこ)さんです。宜しくお願いします、さて今日のお話は? 
 
春田:はい、今日は舌を見て体質を知る方法をお話しします。 漢方では舌を見ることが重視されるのですが、それは舌が体の中の変化を映し出す鏡のような部分だからなんです。
    
アナ:舌って確かに体調で変わりますよね。
 
春田:そうですね、そのときどきの体調だけでなく、病気に繋がる体質も舌に表れているんですよ。舌の「色」、「形」、舌苔と呼ばれる表面の「苔」の3点に注目して見てください。

アナ:舌の形や色は人それぞれの個性なのかと思っていましたが、体質で違ってくるものなんですか?
 
春田:はい、生まれつきの違いもありますが、同じ体質の偏りがある人には、共通の特徴が表れてきます。まず、舌の色が淡くてボテッと大きく、縁に歯形があるのは体のエネルギー・気が足りない体質です。疲れやすい、風邪をひきやすい、花粉症の人も多いですね。次に、舌全体が白いのは冷えの強い体質です。寒がりで、全体に元気のないタイプですね。舌の色が淡くて小さいのは血液が足りない体質で、いわゆる貧血症状のほか、肌や髪が乾燥したり、精神的に不安定になりやすいタイプです。舌が赤くて苔が少なく、表面に亀裂が入っていたりするのは体液・身体の潤いが足りない体質で、のぼせ、口や喉が乾く、寝汗をかくなど体に熱がこもっているタイプです。 舌の両側が赤いのはストレスが強く気の巡りが悪い体質で、お腹が張ってガスやゲップが多いとか、女性では生理前の不調が強いタイプです。舌先が赤くてヒリヒリするのは熱っぽさの表れで、イライラや興奮が強いときですね。舌の色が紫っぽくて、舌の裏の血管が浮き出ているのは血の巡りが悪い体質です。頭痛、肩こり、関節痛、女性は生理痛がきついとか、生理の出血に塊が混じることもよくあります。舌にネットリした苔が厚くついているのは、体に余分な水を溜め込んでいる体質で、肌が脂っぽいとか吹き出物が出やすい、蒸し暑さに弱い、天気が悪いと偏頭痛がすることもあるタイプですね。舌の苔の色が黄色いのは体の中の熱が強いタイプで、暑がり、のどが渇く、口臭があるとか、食欲が過剰だったりします。苔が黒っぽいのは体の中に強い炎症があるサインなので、注意が必要ですね。 
 
アナ:舌にこれだけの情報が詰まっているなんて、びっくりですね。 
 
春田:はい。たとえば、舌の色が淡くてボテッと大きく、ネットリした苔が厚くついていて、裏に血管が浮き出ている。という人がいて、疲れやすさと肩コリ、偏頭痛に悩んでいるとしましょう。この舌の特徴からわかるのは、色が淡いのは「血液が足りない体質」、ボテッとしているのは「気が足りない体質」、ネットリした分厚い苔は「余計な水が溜まっている体質」、そして舌の裏の血管は「血の巡りが悪い体質」ということです。つまり、この人は4つの体質が組み合わさっているんですね。こういう複雑な体質の改善には漢方が適しています。
 
アナ:漢方ではどう治していくんですか? 
 
春田:体質を作り出す原因は何か?ということを考えます。気も血液も足りないということは、食べ物を消化吸収して気や血を作り出す力、つまり胃腸の力が弱いんです。肩こりや偏頭痛は血の巡りを良くすることと身体に溜まった余計な水を取り除くことで良くなりますが、根本的な体質改善には胃腸を元気にすることが必要になります。漢方薬はドロドロした汚れを除く「温胆湯」や湿気を除く「勝湿顆粒」、血の巡りを良くする「冠元顆粒」などと共に、胃腸の働きを良くして気血を増やす「心脾顆粒」や消化力を上げる「健胃顆粒」などがおすすめです。 
 
アナ:症状が良くなると舌も変わっていくわけですか。 
 
春田:はい。体質の偏りがなくなると、人前で遠慮なくベーっと出せるきれいな舌になりますよ。まずは夜更かしや食事を見直すことがきれいな舌、偏りのない体質への第一歩ですね。 
  
アナ: 今日はありがとうございました。 
  次回は6月22日、長崎市元船町の藤村薬局本店の藤村智代(ふじむらちよ)さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。 
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