漢方健康日記 第245回 誤嚥性肺炎について
実際の放送とは違う場合があります

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品
山崎京子さんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

山崎:はい、今日は誤嚥性肺炎についてお話をしたいと思います。最近よく話題になりテレビなどでも放映されていますね、2月にもありましたね。
誤嚥とは飲み物や食べ物が誤って気管に入つてしまつたり、寝ている間に唾液や痰が気管に流れ込んでしまうことで、そのために肺に細菌が侵入して誤嚥性肺炎になったりします。

アナ:誤嚥性肺炎になりやすいタイプなどありますか?

山崎:そうですね、発症するのは主に高齢者が多いですね、年齢を重ねると飲み込む力が弱くなり、異物が気管に入り外に出すことができず、免疫力も低下して肺に侵入する細菌の繁殖を防ぐことができずに肺炎を起こしやすくなります。誤嚥の最も多い症状は食事中の激しくむせることや咳をすることによりなりやすく、呼吸困難にも陥ることもあります、又体内に痰や余分な水分をためないようにすることも大切です。


アナ:誤嚥性肺炎を予防する方法などありますか?

山崎:はい、予防する基本は肺や胃腸を強くして、免疫力、体力をしっかり養うこと、体力があれば飲み込む力が強くなり、誤嚥もおこしにくいです。

アナ:誤嚥性肺炎を予防するには肺や胃腸を元気にして体力をつけることなんですね、日頃の生活でどのようなことに気よ付けたらいいですか?

山崎:まずは肺を強くすることですが大切です、肺にはエネルギーが足りない肺気虚と肺の潤いが不足している肺陰虚の二つタイフがあります。
  息切れ、汗が出やすい、痰をだす力が弱いなどの症状がある人は肺気虚タイプです。肺のエネルギーが不足しているので体力、免疫力をあげ肺の機能を強くすることが大切です。食べ物として気を養い、肺を元気にする白いきくらげ、きのこ類、卵、鶏肉、豚肉などです、 よく使われる漢方薬は衛益顆粒、補中丸などです。
   空咳、痰に粘りがあり夕方微熱が出やすく舌が乾燥してる人は 肺陰虚のタイプです。肺は乾燥に弱いので肺を潤すことが大切です、食べ物として肺を潤す梨、はちみつ 、びわの葉、トマトなどです。よく使われる漢方薬は麦味参顆粒、潤肺糖漿、西洋人参などいいですね。

アナ:、そのほかに気を付ける事などありますか?

山崎;そうですね、痰を溜めないことですね、痰はドロドロして停滞してのどがつまったり、気血の巡りが悪くなります。又胃腸の働きも悪くなると余分な水分や汚れが溜まって痰が発生しやすくなります。体力が落ちると飲み込む力が弱くなり:誤嚥を招きやすいです。痰が多い方は余分な水分を除去することが大切です。
よく使われる漢方薬、健康食品は温胆湯、半夏厚朴湯、昌三仙などいいですね。食べ物は冬瓜、苦瓜、ハト麦、痰を出しやすくするミカンの皮、こんにやく、びわの葉、たけのこなどです。
   胃腸の働きを元気にする、シソ、大根、サンザシなどがいいですね。
 
アナ:暮らしのなかで注意した方が言いことがありますか?

山崎:そうですね、口腔内の細菌は誤嚥性肺炎の原因になるので口の中は清潔に保つことを心がけたいですね、又ゆっくり咀嚼、嚥下する習慣、飲み込む力をつけること、口の中にたまった唾液は飲み込まないことです。

アナ:誤嚥性肺炎を防ぐため、肺や胃腸を元気にして体力をつけ、飲み込む力をつけることが大切だと言うことですね。

山崎:そうですね、一度治っても同じように繰り返してしまう事が心配です、発症を防ぐために日頃からしっかり養生し体質改善に心がけたいものです、又 発熱、激しい咳がでる、黄色い膿のような痰が出る、呼吸が苦しいなどの症状があるときは医師の診断を受けてください。

アナ:ありがとうございました。次回は4月11日水曜日、担当は長与町の龍虎堂薬局夏苅和子さんです。 健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第240回 「いつまでも1人で歩けますように漢方で養生しましょう」のお話

1月10日「いつまでも1人で歩けますように漢方で養生しましょう」のお話

実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳(えんにゅうとしのり)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

円入:はい、今日は、いつまでも1人で元気に歩けますように足腰の弱りを漢方で養生しましょうというお話です。
 人は2本の足で歩いて、生活しているので、足が元気かどうかが生活の質に大きく影響してきます。
足腰が痛くなったり、弱ったりして、歩けなくなることは辛いので出来るだけ予防していきたいものです。
ロコモティブシンドロームと言う言葉はお聞きしたことありますか?

アナ:「    」←おまかせ

円入:略してロコモというらしいですが、
骨や関節、筋肉など運動器の衰えやトラブルが原因で、立つ、座る、自分で歩いて移動するなどの日常生活に差し障りが出ている状態のことをいい、進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなるそうです。
認知症や血管障害よりもロコモが原因で要介護や寝たきりになる方のほうが多いらしく、メタボに続く新たな国民病と言われているそうです。
  
アナ:「 例:寝たきりになる原因が認知症よりも多いとは意外ですね。 」

円入:ロコモかどうかのチェックポイントとして、7つあるそうです。
(1)片脚立ちで靴下がはけない、(2)家のなかでつまずいたり滑ったりする、(3)階段を上るのに手すりが必要である、(4)横断歩道を青信号で渡りきれない、(5)15分ぐらい続けて歩けない、(6)2キログラム程度の買い物をして持ち帰るのが困難である、(7)(布団の上げ下ろしなど)家のやや重い仕事が困難である。などです。

アナ:「 例:私、片脚立ちで靴下はけないかも?(苦笑)  」

円入:足の弱りを防ぐロコモトレーニングの「片脚立ち」をご紹介します。
・転倒しないように、テーブルなど必ずつかまるものがある場所で行いましょう。
・姿勢をまっすぐにして床につかない程度に片脚を上げます。
左右の足、1分間ずつ、朝昼晩1日3回行いましょう。1分間の片足立ちは53分間の歩き運動量に相当するそうです。

アナ:それでは、足の弱りを漢方ではどう考えているのでしょうか?

円入:老化による足腰の弱りを中医学では「肝腎不足」と考えます。痛みを引き起こす「邪気」には「痛む場所が移動する風・冷えると痛む寒・梅雨時など湿度の高い時期に痛む湿」がありますが、これらが人間の経絡・筋肉・関節の気血めぐりを邪魔することが原因と考えられています。弱りがあると邪気が入りやすいのです。

アナ:「 例:漢方では原因を多方面から考えるのですね。    」

円入:「イスクラ独歩顆粒」は医薬品の漢方薬で、筋肉痛・関節痛を解消し、元気な足腰を作ることができます。
この漢方には5つの働きがあります。
1つ目は、体内の冷えや余分な水分などの邪気を取り除く働きです。
2つ目は、補腎作用で、骨を強くする働きです。
3つ目は、補血活血作用で、肝血を補い、「筋」を強くする働きがあります。
4つ目は、補気の作用で、脾気を補い、「筋肉」を強める働きがあります。
5つ目には、気血不足を補うので元気がない、疲れやすいを改善します。
以上により、「イスクラ独歩顆粒」は弱くなった肝・脾・腎を補い、骨・筋・筋肉を強くして、
風・寒・湿と言った邪気を払い出すことができ、痛みを軽減し、元気な足腰を作ることができます。
いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせて、ロコモを予防し、
健康寿命を延ばしていくことが大切です。
漢方薬はその方の体質に合わせますので詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は 1月24日(第4水曜日) 
   長崎市 滑石町 朱雀薬局の三宅涼子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第293回 「長生きと老化予防について」のお話


実際の放送とは違いがある場合があります
2017年12月27日 山中

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 西山の山中薬局山中みちよさんにお話を伺います。今日はどのようなお話でしょうか?

山中:今日は 長生きと 老化予防 についてお話をしようと思います。

アナ:日本は世界の長寿ランクでもトップ をいってますね。
  
山中:はい、日本には今、100歳以上の方が 6万5000人くらいいらっしゃいます。そして平成27年の日本人の平均寿命は男性が80.79歳, 女性が87.05歳で、ともに
   過去最高を更新しています。

アナ:戦前の日本人の平均寿命は50歳に届いていなかったのでしょう。

山中:はい、今は、ペニシリンをはじめとする抗生物質の登場と医療環境の充実により、日本人の寿命は 30年以上のびたことになります。現在までのところ、この平均寿命が少しずつ、最長 寿命に近づきつつあるといえます。しかし、少し視点を変えてみると、半分くらいの人が何らかの病気になって亡くなっていることになります。2017年 日本人死因をみますと・・・、
   1位悪性腫瘍、2位心疾患で、3位は、脳血管障害を追い抜いて肺炎となっているのです。抗生物質があって、医療技術がすすんでいるのだから、感染症など怖くないはずなのですが、事実は少し違うのです。平均寿命がのびた結果、老人が飛躍的に増えました。その老人だけをみますと、その死因の第一は感染症なのです。老人が感染症にかかりやすいのは、感染症に対する 免疫機能が低下しているからです。歳をとるに従い、免疫機能は低下し、40歳台でピークの半分、70歳台では10%に低下する人もいます。この免疫機能の低下は、典型的な「見えない老化」の一つなのです。

アナ 免疫力を低下しないようにすることは、長生きには、大事なことですね。
                  
山中:そうですね。老人の場合、高血圧、糖尿病、その他いろいろ、複数の病気にかかっていることが多く それは体のいろいろな臓器が 見えない老化を基盤として
   いろいろな病気を起こしやすい状況になっているからです。

アナ:どうしたらいいのでしょう?

山中:一言でいうと、老年期に入る前から、生命エネルギーの源「腎精」を補って
   貯金することです。更年期を通り越し 老年になってからではおそいのです。
 
 アナ: その 生命エネルギーの源「腎精」って 何でしょうか?
   
山中:中医学の五行説では、内臓を考える時、肝・心・脾・肺・腎の5つに分けて考えます。その中で、「腎」は最も大切な臓器で、広く 生殖や成長・発育・老化・ホルモンの分泌、免疫系などの機能を併せ持つ ”生命の源”があり、これを「腎精」と言います。 
   腎の主な働きは、生命を維持するエネルギー源である「腎精」を蓄えて、体内の水分をコントロールしながらの排尿作用、骨髄に働きかけて 造血機能をコントロールする作用、酸素を体内に深く吸い込む作用、骨歯、脳、髪などの成長、耳や尿道、肛門の機能維持など、これらのことを 他の臓器と話し合いながら、自分の仕事をしています。

アナ:腎って 感がよくて はたらき者ですね。
   
山中:そうですね。このように「腎」は身体全体の健康と深く関わっています。そして
   腎に蓄える腎精が不足して 機能が衰えてくると、さまざまな不調や老化現象が
   おきてきます。
   また、腎が弱くなると、他の臓器にも影響するため、身体の免疫力や回復力が低下してしまうこともあります。
   見方を変えると 体の不調が腎の状態を教えてくれる ことにもなります。
   腎の精は、年をとると、自然に減っていくので、自分の年齢や、身体の状態を
   チェックしながら積極的に養生すること、そして大元である腎精を補うといわれているものを食べることです。たとえば スッポンや亀の甲羅、鹿の角などと、腎を補う生薬を組み合わせた 健康食品の亀鹿仙などは 効果的です。
   腎を健やかに保つことは、老化予防の第一歩であり、免疫力を高めることにもつながり、身体全体の力を高めることにもなります。

アナ:他に 漢方薬などでは どんなものがいいのでしょう?

山中:漢方薬で 腎を補う時、その方の体質によって使い分けが必要です。また、食養生で、クコの実、松の実、山芋、キクラゲ、海藻類 などを意識してふだんから食卓にあげるといいでしょう。こういう物を 時々 食べていると おいしくて 
   老化予防の手助け にもなります。どうぞ お試し下さい。
   詳しくは、パンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は 来年の 1月10日(第2水曜日) 
   長崎市 小ヶ倉町 小ヶ倉薬品・円入利徳さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
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漢方健康日記 第291回 「耳なり、耳のトラブルついて」のお話
『漢方健康日記』原稿9月27日
実際の放送とは違いがある場合があります
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品の山崎京子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山崎:はい、今日は耳なり、耳のトラブルついてお話をしたいと思います、耳鳴りを一度は経験している方は多いと思いますが耳鳴りは病気でないと思って我慢していらっしゃる方が多いようです。耳は陽気が体内を上昇するときに通過するところと考えられ 体内の陽気が十分に満ちている状態であれば 耳の働きも安定します。しかし ストレスや老化、疲労により陽気の通りが悪くなったりすると耳鳴りなどのトラブルが現れやすくなります。

アナ:耳は陽気が体内を上昇するときに通過するところと考えるんですね、初めて知りました。

山崎:耳は音を聞き取る大切な聴覚器官でもあり、耳のトラブルは、単に耳の問題だけでなく体内の不調を知らせるサインでもあります。耳鳴りには一般にキーン言う高い音やボーつと言う低い音など聴こえる音はさまざまです。耳鳴りは難聴になる前の段階でも現れます。

アナ:耳のトラブルは耳の問題だけでなく、体内の不調のサンインでもあるのですね。

山崎:はいそうなんです、耳鳴りにも原因が四つのタイプがあります。肝鬱タイプで
ストレスにより耳の陽気の通りが悪くなることで現れ、特徴として強い高音の耳鳴りが継続的に起こり偏頭痛や不安感を伴う症状が特徴で又突発性難聴、高血圧や自律神経失調症に伴う耳鳴りや聴力の減退などもこのタイプです。このタイプの養生はストレスを調節、発散する役割をする肝臓の肝を静めることがポイントです。

アナ:肝臓との関わりがあるんですね、では食生活ではどんなことに気をつけたらいいですか?

山崎:はい、食生活ではお茶や涼性の食材の菊花茶、かきの葉、緑茶、トマト、セロリなど肝の熱を静め、ストレスを発散させましょう。

アナ:漢方薬はどんなものが使われますか?

山崎:よく使われる漢方薬は加味逍遥散、寫火利湿顆粒などがあります。
   又更年期に多い痰湿タイプこのタイプは水分代謝が悪く体内に余分な水分や汚れ「痰湿}が溜まる原因で耳が詰まって耳のトラブルがおこります。
   このタイプは更年期に多く高脂血症や肥満、むくみがみられやすく、メニエール症候群に伴う耳鳴り聴力の減退、めまい、胃のむかつきの症状が特徴です。養生のポイントは溜まった痰湿を取り除き水分代謝をよくし血流の改善を心がけるといいですね。食材として、はとむぎ、ねぎ、決明子などいいです。
   よく使われる漢方薬は温胆湯、半夏百朮天麻湯、冠元顆粒などです。
   疲労・体力不足が原因の脾虚タイプは胃腸の機能の低下により耳の栄養不足により耳鳴り、立ちくらみ、食欲不振、軟便を伴うのが特徴です。
   まず消化器を元気にしてしっかり栄養を摂ることが大切です。食材として大豆製品、インゲン、そらまめ、お米などいいですね。よく使われる漢方薬は補中益気丸、健脾散などがいいです。又老化に伴う腎虚タイプは生命のエネルギー源である腎の陽気が不足し耳のトラブルが現れます、老化が原因なので腎を元気にすることが大切です。

アナ:耳のトラブルには原因となるタイプがいろいろあるんですね、食養生や漢方薬も違ってくるんですね。

山崎:違ってきますね、耳のトラブルを改善するポイントは心や身体をリラックスして入浴や睡眠をしっかりとり 散歩も楽しむ事も大切ですね。耳には腎やさまざまのツボがあり耳をマッサージするのもいいですね、一人一人タイプによって異なりますので、自分がどのタイプなのかパンダマークの長崎中医薬研究会の会員店でご相談ください。
   
アナ:ありがとうございました。次回は12月13日水曜日、担当は長与町の龍虎堂薬局の    さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第288回 「老化予防して寝たきりや認知症にならずに、こころも身体も元気で楽しく暮らす健康長寿で生きよう」のお話

「漢方健康日記」 10月11日 太田 玲子 
実際の放送とは違いがある場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣をみつめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。
今日は長崎市東古川町の漢方松風堂さんにお話を伺います。さて今日のお話は。
 
太田:はい。今日は、「老化予防して寝たきりや認知症にならずに、こころも身体も
元気で楽しく暮らす健康長寿で生きよう」という事について少しお話しようと思います。厚労省の昨年の調査では、平均寿命が男性は80.98才、女性87.14才で
過去最高を更新して、4人に一人が65才以上の高齢化社会です。 

ところが、平均寿命が延びる一方で健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限される事無く生活できる期間)は男性で約10年、女性は約13年短いことも分かっています。つまり、男性は70才、女性77才以降は、認知症、寝たきりになるなど介護を受ける生活になる可能性が非常に高くなる事を意味しています。

アナ:こころも身体も健康でいたいです。介護されている方も多いですね。

太田:中医学では、男性は40才頃から女性は35才位から老化は始まると考えています。老化は腎の機能の衰えと血液の機能の衰えのお血が関連しているので、
老化予防の基本は、活血、補腎、健脾 です。 

活血とは、血液・血管を綺麗にし心臓から毛細血管まで血流を良くすることです。
血管は一本につなぐと地球二回り半の長さがあり、99%が毛細血管です。毛細血管は身体の隅々まで血液を巡らせ、酸素や栄養を届け、老廃物を回収しています。

毛細血管に血液が流れているのを、手の指の爪の生え際で見る事が出来ます。
心臓から出た血液が指先の血管の先端部でUターンしています。ピューピューと流れているのが見えるのは感激です。
理想的な血管は綺麗なヘアピン状になっています。生活習慣により、ねじれたり太くなったりと変形します。加齢に伴い毛細血管は減少しゴースト化した所もあります。

アナ:毛細血管の血流が見られるのですか?すごいですね。血液を綺麗にして流れを良くする漢方薬は何かありますか。
太田:べタベタ、ドロドロの血液では、血管の中を流れにくく、肩こりや頭痛、動脈硬化、高血圧、心臓病、糖尿病、脳梗塞などおこしやすくなります。
このような方には、漢方薬では血液・血管を良くする冠元顆粒などおすすめです。
又貧血や元気不足の人は、養う力、温める、循環させる力が不足ですから、漢方薬では、婦宝当帰膠や麦味参顆粒などを使って、元気をつけ、流れを良くします。

アナ:補腎とは、どんなことでしょう。

太田:補腎ですが、肝腎要の腎。健康長寿の鍵は腎にあります。中医学では腎は、生命力の源で免疫力や脳、骨、腰の力は腎が主ると考えています。腎の衰えで、脳の萎縮や機能低下、物忘れが起こり易くなります。足腰の力が弱り、転んで骨折して、寝たきりになったら、認知症にも繋がります。
腎の働きを補う杞菊地黄丸、独歩顆粒や亀鹿仙などを予防として40代後半から服用される事をお勧めします。
冷えや貧血がある方には、参茸補血丸などをよくお飲みいただいています。

アナ:健脾とは、どんなことでしょう。

太田:健脾とは、消化吸収力を良くすることです。脾胃消化器系は食事の栄養から気・血・水・精を生み出しています。胃腸の働きが衰え、食事の量も少なく偏ると、栄養が不足して全身の臓器の働きが低下し、体力も落ちてしまい、心臓や脳の気血も不足して、物忘れなども起こりやすくなります。
胃腸の働きを良くする漢方薬は健胃顆粒、健脾散、晶三仙、補中丸、心脾顆粒などお勧めです。
食事を楽しく美味しく食べられる事は幸せで健康の基本です。
暮らしの養生としては、
食事は薄味で温かい物をゆっくりと食べるようにする。
食事を良く噛む習慣は、上手に飲み込む力をつけるトレーニングにもなります。
散歩やラジオ体操など外に出て、自然を楽しみ気持をリラックスさせましょう。
若いうちから、病気にかかり難い体質を作り、病気を未然に防ぎ、寝たきりや、認知症、老化を予防して介護を受けなくてよい健康寿命で過ごして欲しいです。
 
アナ:有難うございました。次回は10月25日島原市広馬場町しまばら薬局織田堅一郎さんです。健康のご相談は、店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。
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漢方健康日記 第265回 「スマホ老眼」について


『漢方健康日記』原稿10月12日山崎
実際の放送とは違う場合があります
 
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品 山崎京子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山崎:はい、今日は20代〜30代に急増中のスマホ老眼についてお話をしたいと思います
  スマホ老眼とはネーミングそのままでスマートホンやパソコンの小さい字を長い時間見つづけると老眼にそっくりな症状がおこりやすいです。

アナ:どうして老眼の状態になるのですか?

山崎:はい、目は近くを見たり、遠くを見たりしてカメラのレンズにあたる水晶体を支えている毛様体筋が凝り固まってピントの調節がスムーズにできなくなり老眼と同じ症状が現れやすくなります。
中医学では、目の不調は、血液を貯蔵する肝と深いかかわりがあり肝に血が十分にあれば目に栄養や潤いが行き届き、良い状態がたもたれます。又過剰なストレスにより肝機能低下、慢性的な気・血不足なども、目のトラブルを引き起こす要因ともなります。
   スマホ老眼は病気ではないですが、見えにくいと日常生活に不便を感じストレスにもつながります

アナ:スマホやパソコンは今では、日常生活になくてはならないものですね、そのためにはスマホ老眼の対処法としてなにかありますか?

山崎:対症法として3つのタイプがあります。一つ目は 肝と腎の虚弱タイプは目の疲れ、目の乾燥が気になります、肝にしっかり血が満たされていると目にも栄養と潤いが行きとどき良い状態がたもたれます、又肝腎同源と言って肝と腎は密接な関係があり腎の中にある生命エネルギーも目のエネルギー源となるので肝と腎を同時に養うことが大切です。
食べ物として山芋、ごま、くるみ、うなぎの肝、松の実、などがいいですね。
二つ目は肝鬱気滞タイプは目の充血や痛み、まぶたがピクピクするなどの症状があります。


肝のエネルギーをスムーズに巡らせ、気のエネルギーや血がしっかり目に行き届くと目の状態が良くなります。このタイプはストレスなどで精神状態が悪くなると目の状態が悪くなるのでストレスを上手く発散して気持ちにゆとりを持ちたいものです。
食べ物としてジャスミン茶、ミント、緑茶、あわび、お酢、あさり、などいいですね。三つ目は気血不足タイプは慢性的な目の疲労感があり視力の低下、ふらふらする、目の乾燥などがあります。胃腸が弱かったり、食事の不摂性、などで栄養を摂ることができず目の栄養不足により不調が起こりやすいです。食べ物としてなつめ、ブルーベリ、レバー、ホウレンソウ、人参、ぶどうなど食べるといいですね。

アナ:漢方薬や健康食品はどんなものがよく使われますか?またタイプによって飲むのがことなりますか?

山崎:はい、タイプによって飲む漢方も違ってきます。
目の疲れ、乾燥が気になる肝腎虚弱タイプは杞菊地黄丸、牛車腎気丸、二至丹などがよく使われます。目の充血や目の痛みの肝鬱気滞タイプは逍遥丸、加味逍遥散、寫火利湿顆粒などよく使われます、慢性的な目の疲労の気血不足タイプは婦宝当帰膠、心脾顆粒、衛益顆粒、補中丸、健脾散など良くつかわれます。

アナ:日常の生活でスマホの使い方に注意すべき点はありますか?

山崎:はい、使用時間をなるだけ減らし、目に近づけ過ぎない、暗い中での使用は控えめに、スマホから発するブルーライトは長時間浴び続けると黄班変性症を発生することもあります。30分使ったら5分休むなど。休憩中は遠くを見るように意識した方がいいですね。またお風呂では目のマッサージ、蒸しタオルで目を温めるのもおすすめします。

アナ:ありがとうございました。次回は10月26日長与町の龍虎堂薬局の です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。









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漢方健康日記 第254回 「健康寿命」について


実際の放送とは違う場合があります。
漢方健康日記  H28年4月13日 太田

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市東古川町の漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

太田:はい、今日は健康寿命について少しお話しようと思います。健康寿命とは、介護を受ける、寝たきりになることが無くて生活が送れる期間をいいます。
   2013年発表の日本人の平均寿命は 男性 80.21歳 女性86.61歳 平均年齢が伸びる一方で、 健康寿命は平均年齢より短く、男性71.79歳 女性74.21歳で、男性は約9年、女性では約13年、日常生活に制限がある、不健康な期間で介護を必要として人生を送っていくことになります。
   又認知症の患者さんの激増と共に注目されているのが、軽度認知障害です。

アナ:軽度認知障害ですか?

太田:超高齢社会の現在、65歳以上の4人に1人が認知症になるといわれています。軽度認知障害は、主に記憶力に障害が出てきていても、日常生活には、そんなに支障が無いため、気づかれにくいようです。放置すると4年で半数が認知症に進行するそうです。
認知症を初めとするさまざまな老化現象は、年齢を重ねるごとに、どんな人にも現れるものです。人の寿命は定められたもので誰でも分かりません。勿論、老化を止めることは出来ませんが、病気や認知症・寝たきりを予防し、少しでも健康寿命を延ばし元気に楽しくイキイキと生活することは出来ると思います。
  
アナ:認知症や介護のことは深刻な社会問題となっています。
どんな原因と対策ができるでしょうか。

太田:対策としては、
1 脾胃の働きを強くする
高齢者は胃腸の機能、脾胃が弱くなると食欲も落ちやすく食べ物から摂る栄養が不足します。食事の栄養から作られる気血が不足すると、全身の五臓六腑は勿論、中医学では、脳の働きは「血」が運ぶ栄養や酸素「気」のエネルギーによって保たれていると考えますので、脳の機能も低下してしまいます。認知機能障害や外へ出かけるのが億劫、うつなどの心身の機能も低下してしまいます。又低栄養、気血不足になると、身体を支える筋肉量や筋力が落ちてきて、足腰の力も弱り転倒しやすくなったりします。転倒し骨折すると寝たきりになる事もあります。
働きを良くする漢方薬は健脾散・心脾顆粒、婦宝当帰膠,麦味散顆粒などです。
   
アナ:食事を美味しく食べられる方はお元気ですね。

太田:2 腎の機能を高める
    中医学でいう腎は骨をつかさどり、脳髄と繋がっています。つまり腎の衰えは脳の老化、萎縮や機能低下又骨の弱り骨粗鬆症、聴力の低下、頻尿などに繋がります。足腰も元気に老化予防の対策として中医学では腎の機能を高める「補腎」が大事だと考えます。参馬補腎丸、杞菊地黄丸、亀鹿仙など使われます。

3血の巡りを良くする
 体の隅々まで栄養を運ぶ血液は特に重要です。年齢を重ねると血液に粘りが出るため血液が流れ難くなって滞りお血となります。血液が上手く流れないと物忘れや頭痛、あちこちの疼痛、手足のしびれ、血糖が高い、高血圧、動脈硬化、狭心症、高脂血症などがおこり、脳への血流も妨げられると脳梗塞や半身不随、健忘、痴呆の原因ともなります。血液サラサラ、血管きれいにし、微小循環まで良くする事が必要です。冠元顆粒、血府逐お丸、田七人参など使われます。

アナ:老化予防して健康寿命を延ばすことできるのですね。

太田:日常生活で食事と共に、身体を動かすことも大事ですので、ラジオ体操や草花や緑を眺めながらの散歩で自然を楽しみ、好きな音楽を聴く、歌を口ずさみストレス発散して元気に楽しくイキイキと過ごして生きましょう。
実は私82才になりますが、血液を良くする補血・活血の漢方薬や、足腰元気にする補腎・老化予防の亀鹿仙などの健康食品ものんでいます。 
東京での研修会や中国での研修会にも出かけています。お陰様で毎日元気で
お客様のご相談をお受けしています。


アナ:有難うございました。次回は4月27日島原市広馬場町しまばら薬局織田堅一郎さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ
  お問い合わせは、日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは
長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第245回 「老化予防」について

実際の放送とは違う場合があります
       『漢方健康日記』亀鹿仙    2015。11.11
アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
    究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的 
    な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の西山 山中薬局 
    山中みちよさんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

山中: 長寿国日本は、深刻な高齢者社会を迎えました。年相応より、若くて元気な方が
    いいですよね。それで 今日は 老化予防にいいお話をしたいと思います。
    
アナ: やはり最後まで元気に 過ごしたいものですね。老化予防にいい話が あれば
    お聞きしたいです。

山中: 漢方では、身体の若々しさは 腎の働きと関連があると考えます。
    「腎」とは生命力、活動の源です。

アナ: 腎って、腎臓のことですか?

山中: 中医学でいう腎とは、泌尿器系、生殖系、内分泌系、中枢神経系の機能全部をひっ
    くるめ、心身の調整や、免疫系などを含む範囲の広い働きをしています。
    そして、「腎」には、人の成長や発育を促進したり、性行為、妊娠、出産などの生
    殖機能や、若々しさを維持する生命エネルギーのもととなる物質である「腎精」
    という生命にとって、一番大事な物質が蓄えられています。
   「腎精」が十分にあれば、男性は精力的であり、女性の月経、妊娠、出産、授乳は、   
    正常に機能します。もし「腎精」が不足すれば、「腎虚」という状態になり、不妊  
    や閉経などの原因になります。虚とは不足を意味します。
   
アナ: 若くても腎虚になるのですね。

山中: そうですね。「腎精」は、燃えている蝋燭の蝋の如く、年をとるにつれて消耗され 
    減っていきます。それによって 腎精に依存する腎気(蝋燭から発する炎、エネル
    ギー)も弱くなっていきます。
    腎精(物質)と腎気(機能)は互いに依存しあい、助け合いながら、人の一生を支   
    えています。腎虚には様々なタイプがありますが、「腎精」を補うことが生命力を
    高める最善の方法なのです。男性は、40歳以降、女性は、35才以降、徐々に腎   
    の衰えが目立ってきます。
    そして、腎虚タイプには、冷えるタイプ と、ほてるタイプ があります。

アナ: 腎虚で冷えるタイプ、腎虚でほてるタイプ ですか?

山中: はい。正常な体温を保っているのは「陽」の働きで、寒がりで手足がいつも冷たい、
    下半身が冷えやすいといった状態を、陽が足りない、すなわち「陽虚」といいます。
    
    腎陽虚は、 ・手足が冷たい、下半身が冷えやすい、顔色が青白い、冷えると
    腰や関節が痛む などの冷えの症状が現れます。
    もう一方のほてるタイプの腎陰虚は、体に必要な潤いを表す「陰」は、加齢ととも
    に不足して乾燥気味になり、かつ体に余分な熱が、こもっている状態で、手足がほ
    てる、口や目の乾き、ねあせ、暑いとぐあいがわるくなります。
    そして、老化予防のためには、腎陽虚、腎陰虚 どちらのタイプも、その物質的
    なささえであり、生命エネルギーのもととなる「腎精」を必要とします。
    そしてふだんから、胃腸と腎を守る食事をなさつてください。山芋は腎を補う作用
    がありますので 時々食べてください。

アナ: ところで、その「腎精」を補うようなものって?どんなものがありますか?

山中: 亀鹿仙という健康食品をおすすめしています。 その中身は 100年以上も生き
    ると言われているクサガメの甲羅、スッポンの甲羅、鹿の角の3つの動物生薬が、 
    腎精を補い、これらはすべての物質の基本になると言われています。
    また、植物生薬の西洋人参、なつめ、山査子、クコなどで脾胃の機能を高めたり、
    肝腎を補ったりします。
    そして、体質にあった補腎薬などと、組み合わせて幅広い効果が期待できます。

アナ: どういう方におすすめされたいですか?
   
山中: そろそろ、年齢を意識されるころの お方々にはぜひお試しいただきたいです。
    ・いつもドリンク、強壮剤、コーヒー でがんばっておられる方
    ・夜勤や 夜更かしが多い方
    ・頭脳をよく使われる方
    ・慢性病、慢性疲労、疲れやすい方

    腎が衰え始めると男性も女性も体の変化が起こり、体内に必要な潤いが減ってきて、

    ・髪がうすくなりはじめた  ・ほてりやのぼせ ・皮膚や粘膜、膣が乾燥気味
    ・イライラ 怒りっぽくなった  ・精力の衰え  など現れます
   
    体質にあった補腎薬などと 併用することで、先にあげた老年期の症状にも、また
    その予防にも、おおいに期待できます。また、男性、女性ともに不妊症の方の
    精子、卵子が育つ環境改善が期待できます。
    お問い合わせは、パンダが目印の薬局、薬店へご相談下さい。

アナ: ありがとうございました。次回は11月25日 長崎市小ケ倉町の小ケ倉薬品
    円入利徳さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会
    員店へどうぞ。
   お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしく
    は長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究
    会がお送りしました。
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漢方健康日記 第244回 「更年期」について

実際の放送とは違う場合があります
『漢方健康日記』原稿10月28日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市元船町の藤村薬局本店藤村智代(ふじむらちよ)さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

藤村:今日は更年期についてお話ししようと思います。更年期障害は個人差はありますが女性の体が成熟期から老年期へと移る45才〜55才くらいの時期にあたります。この年代になると卵巣の働きが衰え女性ホルモンの分泌量が急激に減少し、その結果、体内のホルモンバランスが乱れて自律神経の調節がうまくできなくなり、のぼせ・冷え・肩こり・精神不安・不眠と言った様々な症状が出てきます。
更年期には主に『腎』の潤い不足タイプ「腎陰虚」と、陽気不足タイプ「腎陽虚」があります。「腎陰虚」は全身の潤いの源である「腎」の潤いが不足すると過剰な熱を冷ますことができずに、ほてり、寝汗、不眠、動悸などの症状が現れます。
また腎は肝との関係が深い為に肝の働きが弱くなることもあります。その結果目の乾燥や疲労、白髪などが出てきます。
「腎陰虚」潤い不足タイプの養生は睡眠をしっかり取り、潤いの多い食材を選ぶように心がけましょう。体の外・体の内の乾燥状態の改善も必要になります
次に「腎陽虚」陽気不足タイプですがこれは生命活動のエネルギー源、陽気が不足すると体内にも影響がして働きが弱くなってきます。
「腎」の影響を受けやすいのは「肺」と「脾胃」です。肺の機能が弱くなっていくと息切れをしたり風邪をひきやすくなったりします。また脾胃の働きが弱くなると疲労感がまし、食欲不振を感じやすくなります。
「腎陽虚」エネルギー不足は冷えを感じやすいことが特徴なので腎の働きを高めて陽気を養い体を冷えから守るように心がけましょう

アナ:更年期には潤い不足タイプと陽気不足タイプが あるんですね。
では更年期時期での毎日の食事ではどんなことに心がけたらいいのでしょうか?

藤村: 補腎作用のあるミネラルたっぷりの海藻類、アサリやシジミなどの貝類、ゴマや豆類などは毎日取るように心がけましょう。適度な運動も新陳代謝を促進してストレスの解消にもなりますから是非お勧めしたいですね。

アナ: 漢方薬でお勧めはありますか?

藤村: 症状にいくつかタイプがありますから自分に合った漢方薬を取り入れることが大切ですね。主なタイプとしては「潤い不足」による「のぼせタイプ」。陽気が不足の「陽気不足タイプ」。そのほか、気の巡りが悪い「イライラタイプ」。血液の流れが悪い「瘀血タイプ」などがあります。
   「潤い不足タイプ」とは老化により腎の働きが低下して潤いが不足し、心の働きを調節できなくなるタイプです。症状としては不眠、夢が多い、汗が多い、手足の熱感などがあります。このタイプの人は腎を補い心熱を取り除く「天王補心丹」や「瀉火補腎丸」「亀鹿仙」を使います。
陽気不足には腎の働きを高めて陽気を養い体を温める作用がある参馬補腎丸、参茸補血丸衛益顆粒、金き腎気丸、健脾散などです。
「イライラタイプ」はストレスが原因で肝の気の流れが滞ってしまい代謝を促す機能が低下しているタイプなので、症状としてはイライラヤ情緒不安定、消化機能の低下生理痛、不眠などがあります。
このタイプの人には肝の機能を高め気の流れをスムーズにする「しょうようがん」「加味逍遥散」を使います。
瘀血タイプの人にはイライラが長引いて「気」だけではなくて血液の流れも滞ってしまします。そうなると生理時にレバー状の塊が出たり生理痛がひどくなったり子宮筋腫や卵巣嚢腫などの原因になることがあります。代表的な漢方薬は冠元顆粒です

アナ:更年期のタイプによっても漢方薬は変わるのですね。リスナーの方で
   「私はこのタイプ」と思われる女性がおられるかもしれませんね

藤村:更年期を心穏やかに過ごすための知恵として漢方薬を取り入れてみてはどうでしょうか。更年期障害は個人差があります。御一人で悩まれずにお近くの長崎中医薬研究会にご相談ください
  
アナ:ありがとうございました。次回は11月11日、担当は、長崎市西山町、
山中薬局の山中みちよ(やまなか みちよ)さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。
   お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 更年期・老年期のお話 | 09:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
 漢方健康日記 第229回 「健忘症」について


実際の放送とは違いがある場合があります。
 『漢方健康日記』心脾顆粒   2015.3.12
      
アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
    究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的 
    な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の西山 山中薬局 
    山中みちよさんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

山中: 朝、持ち物を忘れて出かけてしまったり、会話の中でことばが出てこなかった
    りなど、物忘れはどなたでも経験されたことがあると思います。
    生活に支障を来すようになると健忘症といいます。今日は、物忘れによく使われ 
    る心脾顆粒という漢方薬について、その時 心の中、体の中でどんな変化が起っ 
    ているのか物忘れ症状の背景、ほかにどんな時にのまれるのかなどについてお話
    したいと思います。
        
アナ: 物忘れだったら、老化でしょうか?
    
山中: 老化が原因のことも多いのですが、若い人でも、物忘れしやすい体質になるこ
    とがあります。その主な原因を、あげてみますと、
   1.心脾両虚 → 「心」と、「脾」の機能が低下して、気血のエネルギーを
            脳などに提供できなくなっている状態です。 
   2.老化   → 腎虚 (老化による変化や脳の萎縮など)が大きな原因ですが、
           今回はふれないことにします。
    今日は 1の心脾両虚について、考えてみましょう。  
    
    心脾両虚とは、血を全身に巡らせる働きを持つ「心」と、消化吸収を受け持ち、
    気・血をつくる胃腸の機能が伴に低下している状態のことです。ストレス
や 悩みなどによって、心血と気血のエネルギーを脳に提供できなくなることで   
    起こると考えられています。
   主な症状は、動悸、、健忘、不眠、不安感、情緒不安定、くよくよする、夢をよく 
   見るなど。
   また、脳以外の所の気、血の流れもよくないので、
   食欲減退、おなかがはる、倦怠感、便秘と下痢,舌の苔が 白い、貧血状態が
   続く といったこともみられます。
       
アナ: 物忘れ以外の症状がいろいろあるのですね。          

山中: そうですね。それらはみな 心血不足と気のエネルギー不足によるものです。
    このような 
    心脾両虚の状態では、その方の弱い所に症状が現れます。基本に
    心脾顆粒を使います。心血を養って、精神、意識、、思考を安定させます。
    ストレスを解消して自律神経を安定させます。同時に、胃腸の機能を、元気             
    にします。
    情緒不安、うつ病傾向に気血を補うことにより、またいろんな症状に応じて
    その状態にあった併用薬を合わせて服用することが望まれます。
    そこで今日は、心血虚と 脾気虚をあわせもった 心脾両虚の方で
    心脾顆粒を 服用された方の症例をご紹介いたします。
    
症例  高校3年女子。高校2年生の1学期、うつ状態になり、学校を休みがちだっ
    たそうです。病院で安定剤を処方されてどうやら登校日数はクリアされました。
    3年生になられて、1学期は休みがち。2学期は、不安感と おなかの
    調子が悪く、1月になって、もうすぐ センター試験という時に来店されました。
    お顔の色すぐれず 貧血気味でしたので、脳の栄養である血 を補う婦宝当帰膠
    と、脳の疲れを和らげ、精神を安定させる心脾顆粒をさしあげました。  
    次回 お母様が見えられ、目前の入試が心配です。不安症状の時 おなかの調子
    がわるくなります とのことで
    2回目は、メインの心脾顆粒と、ストレス、胃腸にもよい漢方薬をプラスしてお渡
    ししました。
    入試は、第一志望校に 合格されました。私もとても嬉しかったです。

    お問い合わせは、パンダが目印の薬局、薬店へご相談下さい。

アナ: ありがとうございました。次回は3月26日 佐世保市浜田町のあいおい薬局
    山口圭子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会
    員店へどうぞ。
  お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしく
    は長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究
    会がお送りしました。
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