漢方健康日記 第268回 「更年期後の病気の予防」のお話

実際の放送と内容が異なる場合もございます。
漢方健康日記』更年期後 2019年 3月13日

アナ: 漢方健康日記。このコーナー は漢方を通じて皆様の健康に奉仕する 長崎中医薬研究会が お送りします。普段の食生活や 日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な 暮らしの お手伝いをしようというものです。今日は 長崎市 西山の山中薬局 山中みちよさんにお話しを 伺います。今日はどのような お話しでしょうか?

山中: 今日は、更年期以降に出やすい症状、高血圧、高脂血症、骨粗鬆症 などから遠ざかるお話をしたいと思います。
    
アナ: はい〜 そんな病気は 体質とか 老化によるもので 避けられないものと思っていま
    したが・・・予防できるのでしょうか?
    
山中: 中医学の先生のお話しによると「更年期に入る前から 漢方薬で身体を整えておくと 
    ゆるやかな下り坂で 更年期や老年期を迎えることができますよ」と言っておられます。

アナ: それは うれしいことです。もう少し くわしく聞かせてください。 

山中: 閉経とともに、女性ホルモンが急激に減ることが 老化の 大きな原因の一つです。
    それまで女性の身体と 健康をささえていた いろんな酵素やヒアルロン酸、
    コラーゲンなどの細胞間物質も減って、血管や組織が 固くもろくなってきます。 

アナ: 女性は、閉経に伴って、このような状態になるということですが
    男性でも同じようなことが おきてくるのでしょうか?

山中: 男性も同様ですが、女性ほど 急ではないようです。 
    一般的に、男性の更年期障害は、直接の原因は
    テストステロンが 加齢に伴って低下すること。その症状は、おおまかにいうと
    一つめが 性欲の低下や ED(勃起障害)です。二つめは「精神・心理症状」で、
    抑うつ感や、落胆、不安、疲労感、記憶力や集中力の低下など。
    三つ目めは身体症状です。女性と同じく 発汗やほてり、睡眠障害、関節・筋肉
    関連の症状が 出てきます。
     厄介なのは、ある症状が 別の症状を助長したり、根本原因であるテストステロンの
    低下を進行させることです。
    始まって 緩やかに 低下が続くので 症状の現れ方も緩やかですが、60代、70代前半になると定年など環境の変化も影響するのでしょうか、不眠やイライラや 鬱症など
    精神的な症状を伴う方もいらっしゃいます。また、テストステロンの低下が、抑うつ感     
    につながる一方、抑うつ状態にあると テストステロンが低下します。

アナ: すると ホルモンの低下は 女性の方が急なのですね。漢方ではどう考えるのでしょ  
    うか?
山中: 中医学の考え方では、老化のスピードは 男性は8の倍数で節目 ふしめを迎えます。8の7倍で 56歳、 8の8倍で64歳、 など。
    女性は7の倍数で節目ふしめ を迎えます。7の7倍で閉経 など。
    というように 男性より 少しサイクルが早めです。
    また中医学では 老化は「腎」と深く関わっているとみています。ここでいう 腎には
    生命を維持していく機能があり、成長、発育、生殖、老化に深く関わっていると考えま
    す。 また、骨、骨髄、脳も腎が主り、この 腎が 弱くなっている状態を「腎虚」と
いいます。つまり 老化=腎虚 です。

アナ: 先ほどの腎虚の症状を できるだけ 先送りにするのに 何か方法があります
    でしょうか?
   
山中: まず、「バランスのよい食生活と 規則正しい生活を送ること」。
    また ホルモンが分泌される所である、脳、副腎などは ストレスに左右されやすい所  
    です。 ストレスとの上手な お付き合いも大切です。

アナ: どんな 漢方薬がいいのでしょう?

山中: 骨の場合には、骨を形成するのに、女性ホルモン以外に、甲状腺、副甲状腺、腎臓など       
    が深く関わっています。漢方では 肝と腎と考えます。骨粗鬆症の予防、治療には
    肝と腎を強くする逍遥顆粒などと、杞菊地黄丸,参馬補腎丸などの、体質にあった腎を  
    補う補腎薬を 選びます
    また 高脂血症の場合には、不要な水分と老廃物がたまらないように 
    冠元顆粒、温胆湯、晶三仙、三爽茶などがいいでしょう。
    高血圧の場合には、体質にあった漢方薬と 冠元顆粒を合わせます。
    そして根本に腎虚がありますので「精」とか「血」を補うことも大切です。精を補うの   
    に 忘れてならないのは 亀鹿仙でしょう。不老長寿薬として 昔からあがめられて
    きました。
    更年期は 人生の曲がり角ととらえ、老年期を新しい人生の始まりとして前向きに先手   
    先手で いきたいものです。

アナ: 漢方で更年期を上手に乗り越えるだけでなく、老年期も前向きに迎えられる希望が
    わいてきました。
    有難うございました。次回は、3月27日水曜日 担当は長崎市 小ヶ倉町
    小ヶ倉薬品 円入 としのりさんです。
    健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
    詳しくは、長崎中医薬研究会のホームページをご覧下さい。
    このコーナーは 長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 更年期・老年期のお話 | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第265回 「健康長寿・老化予防」のお話


実際の放送と内容が異なる場合もございます。
漢方健康日記  H31年1月23日  
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣をみつめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日は長崎市の漢方松風堂・
太田玲子さんにお話を伺います。さて今日のお話は。

太田:はい。健康長寿・老化予防についてお話したいと思います。日本は長寿国、長寿である事は素晴らしいのですが、長寿国だと喜んでばかりではいられません。
寝たきり・認知症の方が非常に多くなっているのが現実です。
お年寄りが、健康で楽しく過ごせるという事がとても大切だと思います。
そういう私も高齢者ですので老化は痛切に感じています。
介護を受けたり寝たきりになる事なく日常生活を送れる健康寿命と平均寿命との差は、男性で約9年、女性で約13年あります。
この差は寝たきりや認知症などで介護を必要とする生活になる可能性が高い事を表しています。

アナ:私達の願いとして生きている間は、健康寿命で過ごしたいです。

太田: フレイルやロコモ、サルコペニアという言葉を最近よく聞かれると思います。

加齢や生活習慣が原因で、筋力や筋肉量が減少している、骨粗鬆症や腰、膝が痛い、体重減少、栄養状態や精神状態、認知機能などの低下により、心身の活動が低下して、ふらつき、転んで骨折する、一人暮らしが困難などに陥りやすい状態を指しています。
将来寝たきりや要介護状態になるリスクが高くなりますので、年だからしようがないと放っておかずに、早めに40代から予防改善することが大切だと思います。
要支援・要介護が必要になった人の原因の第1位は、転倒、骨折、膝・腰痛などの運動器の障害で、全体の約4人に1人がこれに該当しているそうです。

アナ:予防・改善に何か良い方法は。

太田: 予防改善には、食事、運動、社会参加大事です。中医学では、関節や筋肉などの症状も、身体全体の状態からその原因を考え、根本から改善することを大切にします。
 筋肉をつけるためには、まず大切なのは、日常の食事と運動です。食事で吸収された栄養から気・血・水を生み出しています。
食事は特に高齢者に不足がちな蛋白質、肉、魚、卵、大豆類をしっかり摂りましょう。またカルシューム、亜鉛などのミネラル類を含む食事を毎日3食、バランスよくとる必要があります。
高齢になると胃酸や消化液の分泌量も減るので消化吸収、胃腸の働きを良くする漢方薬の健脾散、健胃顆粒、晶三仙などお勧めです。胃もスッキリして食事を美味しく食べられますよ。

アナ:食事が美味しく楽しく食べられるのは元気のもとですね。

太田:また加齢による運動器官の衰えと深く関わっているのは、五臓の「腎」です。
   腎は人の成長や老化と密接に関係する臓器です。その為加齢によって腎の働きが衰えると脳の萎縮や機能低下、物忘れなどが起こり易くなります。また
   足腰の力、関節や骨などの運動器官にも老化症状がおこり様々な不調が現れます
   腎の働きを補う漢方薬の杞菊地黄丸や独歩顆粒、参茸補血丸などを予防として40代後半から服用されることをお勧めします。

アナ:運動はどのようなのが良いでしょう。

太田:骨や筋肉は、適度な運動で刺激を与えないと丈夫に保つ事が出来ません。
   ラジオ体操や膝や腰の曲げ伸ばしのストレッチ、散歩で歩くなど、無理のない範囲で、自分で出来る事は自分でする。毎日こまめに体を動かす習慣にして運動不足を解消しましょう。

また元気で長生きの為に特に重要なのは、身体の隅々まで栄養を運び、老廃物を運びだす血液・血管をきれいにし血液循環を良くする事です。
漢方薬の冠元顆粒など服用お勧めします。思うように運動ができない方には特に冠元顆粒は御薦めです。
   
精神面、社会生活としては、色々な機会をみつけては、人と触れ合い話を
   して声を出しましょう。前向きに気持良く過ごして生きたいですね。

アナ:若い時から注意が必要なのですね。
有難うございました。次回は2月13日島原市しまばら薬局織田堅一郎さんです。
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漢方健康日記 第260回 耳のトラブル耳鳴りと難聴について
『漢方健康日記』11月14日原稿
実際の放送とは違うことがあります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品
山崎京子さんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

山崎:はい、今日は耳のトラブル耳鳴りと難聴についてお話をしたいと思います。
   耳のトラブルは単に耳の問題だけでなく、体内の不調を知らせるサインでもあります。老化やストレス、疲労によっても耳鳴りになりやすいです。又耳鳴りが長くつづくと難聴にもつながりますので、耳鳴りの段階で早く治した方がいいですね。

アナ:耳鳴りは誰にも起こりうる身近な問題すよね。

山崎:そうですよね、耳鳴りの主な要因は、耳の奥にある蝸牛という器官で振動を電気信号に換えて脳に伝える器官に異常が起こると考えます。蝸牛器官はカタツムリの形をしていますね。

アナ:本当にカタツムリの形をしていますね。
 

山崎:耳は清らかな身体を温めるエネルギーが通る穴とされています。.好肇譽垢簍杁い領れが悪くなると耳鳴を起こりやすい状態になります。体内の陽気が充実してスムーズに流れていれば耳の働きも安定し耳のトラブルも起こりにくくなります。よく使われる漢方薬は加味逍遙散、寫火利湿顆粒などがあります。
   更年期に多い痰湿タイプは余分な水分を取り除く、ハト麦、決明子、はすの葉、ねぎ、などがいいですね。よく使われるのは星火温胆湯、半夏白朮天麻湯などがあります 疲労、体力不足が原因の脾虚タイプは胃腸の疲れにより栄養状態が悪い方は大豆製品、インゲン、そらまめ、米などいいですね。よく使われる漢方薬は補中益気湯、星火健脾散などがいいです。
   は群修鉾爾腎虚タイプはリラックスし養生を大切にして腎精を補い、
耳の栄養になる食材のくるみ、ゴマ、クコの実、山芋、豚の腎臓などです。
ぶたの腎臓は生姜、ねぎ、超興酒で炒めるととても美味しいですよ。よく使われる漢方は杞菊地黄丸、耳鳴丸などです。

山崎:不快な耳のトラブルを改善するポイントはまず心も身体もリラックスして過ごすこ
と、血行を促進しと睡眠をしっかりとり又ゆっくりお風呂に入り散歩をたのしむ

事も大切です。
又手軽にできる耳マッサージ親指と人差し指で耳を挟み耳全体をマッサージするのもいいですよ、耳は腎をはじめとしてさまざまなツボがあります。気楽に試してみてください。

アナ:耳鳴りにもタイプがあるんですね、耳鳴りには耳の問題と
思いましたが?

山崎:そうですよね、耳の器官に問題があると思いますよね。耳のトラブルは全身の不調が現れるものです。

アナ: タイプによって飲む漢方や食養生も違ってくるのでね、驚きです

山崎:自分がどのタイプなのかよく知り 早めに対症しましょう。
このほかにも、いろいろな対症法がありますので、詳しくは、
パンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談ください。
   
アナ:ありがとうございました。次回の放送は11月28日第4水曜日
西彼杵町の龍虎堂薬局の夏苅和子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
  

| 更年期・老年期のお話 | 16:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第245回 誤嚥性肺炎について
実際の放送とは違う場合があります

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品
山崎京子さんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

山崎:はい、今日は誤嚥性肺炎についてお話をしたいと思います。最近よく話題になりテレビなどでも放映されていますね、2月にもありましたね。
誤嚥とは飲み物や食べ物が誤って気管に入つてしまつたり、寝ている間に唾液や痰が気管に流れ込んでしまうことで、そのために肺に細菌が侵入して誤嚥性肺炎になったりします。

アナ:誤嚥性肺炎になりやすいタイプなどありますか?

山崎:そうですね、発症するのは主に高齢者が多いですね、年齢を重ねると飲み込む力が弱くなり、異物が気管に入り外に出すことができず、免疫力も低下して肺に侵入する細菌の繁殖を防ぐことができずに肺炎を起こしやすくなります。誤嚥の最も多い症状は食事中の激しくむせることや咳をすることによりなりやすく、呼吸困難にも陥ることもあります、又体内に痰や余分な水分をためないようにすることも大切です。


アナ:誤嚥性肺炎を予防する方法などありますか?

山崎:はい、予防する基本は肺や胃腸を強くして、免疫力、体力をしっかり養うこと、体力があれば飲み込む力が強くなり、誤嚥もおこしにくいです。

アナ:誤嚥性肺炎を予防するには肺や胃腸を元気にして体力をつけることなんですね、日頃の生活でどのようなことに気よ付けたらいいですか?

山崎:まずは肺を強くすることですが大切です、肺にはエネルギーが足りない肺気虚と肺の潤いが不足している肺陰虚の二つタイフがあります。
  息切れ、汗が出やすい、痰をだす力が弱いなどの症状がある人は肺気虚タイプです。肺のエネルギーが不足しているので体力、免疫力をあげ肺の機能を強くすることが大切です。食べ物として気を養い、肺を元気にする白いきくらげ、きのこ類、卵、鶏肉、豚肉などです、 よく使われる漢方薬は衛益顆粒、補中丸などです。
   空咳、痰に粘りがあり夕方微熱が出やすく舌が乾燥してる人は 肺陰虚のタイプです。肺は乾燥に弱いので肺を潤すことが大切です、食べ物として肺を潤す梨、はちみつ 、びわの葉、トマトなどです。よく使われる漢方薬は麦味参顆粒、潤肺糖漿、西洋人参などいいですね。

アナ:、そのほかに気を付ける事などありますか?

山崎;そうですね、痰を溜めないことですね、痰はドロドロして停滞してのどがつまったり、気血の巡りが悪くなります。又胃腸の働きも悪くなると余分な水分や汚れが溜まって痰が発生しやすくなります。体力が落ちると飲み込む力が弱くなり:誤嚥を招きやすいです。痰が多い方は余分な水分を除去することが大切です。
よく使われる漢方薬、健康食品は温胆湯、半夏厚朴湯、昌三仙などいいですね。食べ物は冬瓜、苦瓜、ハト麦、痰を出しやすくするミカンの皮、こんにやく、びわの葉、たけのこなどです。
   胃腸の働きを元気にする、シソ、大根、サンザシなどがいいですね。
 
アナ:暮らしのなかで注意した方が言いことがありますか?

山崎:そうですね、口腔内の細菌は誤嚥性肺炎の原因になるので口の中は清潔に保つことを心がけたいですね、又ゆっくり咀嚼、嚥下する習慣、飲み込む力をつけること、口の中にたまった唾液は飲み込まないことです。

アナ:誤嚥性肺炎を防ぐため、肺や胃腸を元気にして体力をつけ、飲み込む力をつけることが大切だと言うことですね。

山崎:そうですね、一度治っても同じように繰り返してしまう事が心配です、発症を防ぐために日頃からしっかり養生し体質改善に心がけたいものです、又 発熱、激しい咳がでる、黄色い膿のような痰が出る、呼吸が苦しいなどの症状があるときは医師の診断を受けてください。

アナ:ありがとうございました。次回は4月11日水曜日、担当は長与町の龍虎堂薬局夏苅和子さんです。 健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第240回 「いつまでも1人で歩けますように漢方で養生しましょう」のお話

1月10日「いつまでも1人で歩けますように漢方で養生しましょう」のお話

実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳(えんにゅうとしのり)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

円入:はい、今日は、いつまでも1人で元気に歩けますように足腰の弱りを漢方で養生しましょうというお話です。
 人は2本の足で歩いて、生活しているので、足が元気かどうかが生活の質に大きく影響してきます。
足腰が痛くなったり、弱ったりして、歩けなくなることは辛いので出来るだけ予防していきたいものです。
ロコモティブシンドロームと言う言葉はお聞きしたことありますか?

アナ:「    」←おまかせ

円入:略してロコモというらしいですが、
骨や関節、筋肉など運動器の衰えやトラブルが原因で、立つ、座る、自分で歩いて移動するなどの日常生活に差し障りが出ている状態のことをいい、進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなるそうです。
認知症や血管障害よりもロコモが原因で要介護や寝たきりになる方のほうが多いらしく、メタボに続く新たな国民病と言われているそうです。
  
アナ:「 例:寝たきりになる原因が認知症よりも多いとは意外ですね。 」

円入:ロコモかどうかのチェックポイントとして、7つあるそうです。
(1)片脚立ちで靴下がはけない、(2)家のなかでつまずいたり滑ったりする、(3)階段を上るのに手すりが必要である、(4)横断歩道を青信号で渡りきれない、(5)15分ぐらい続けて歩けない、(6)2キログラム程度の買い物をして持ち帰るのが困難である、(7)(布団の上げ下ろしなど)家のやや重い仕事が困難である。などです。

アナ:「 例:私、片脚立ちで靴下はけないかも?(苦笑)  」

円入:足の弱りを防ぐロコモトレーニングの「片脚立ち」をご紹介します。
・転倒しないように、テーブルなど必ずつかまるものがある場所で行いましょう。
・姿勢をまっすぐにして床につかない程度に片脚を上げます。
左右の足、1分間ずつ、朝昼晩1日3回行いましょう。1分間の片足立ちは53分間の歩き運動量に相当するそうです。

アナ:それでは、足の弱りを漢方ではどう考えているのでしょうか?

円入:老化による足腰の弱りを中医学では「肝腎不足」と考えます。痛みを引き起こす「邪気」には「痛む場所が移動する風・冷えると痛む寒・梅雨時など湿度の高い時期に痛む湿」がありますが、これらが人間の経絡・筋肉・関節の気血めぐりを邪魔することが原因と考えられています。弱りがあると邪気が入りやすいのです。

アナ:「 例:漢方では原因を多方面から考えるのですね。    」

円入:「イスクラ独歩顆粒」は医薬品の漢方薬で、筋肉痛・関節痛を解消し、元気な足腰を作ることができます。
この漢方には5つの働きがあります。
1つ目は、体内の冷えや余分な水分などの邪気を取り除く働きです。
2つ目は、補腎作用で、骨を強くする働きです。
3つ目は、補血活血作用で、肝血を補い、「筋」を強くする働きがあります。
4つ目は、補気の作用で、脾気を補い、「筋肉」を強める働きがあります。
5つ目には、気血不足を補うので元気がない、疲れやすいを改善します。
以上により、「イスクラ独歩顆粒」は弱くなった肝・脾・腎を補い、骨・筋・筋肉を強くして、
風・寒・湿と言った邪気を払い出すことができ、痛みを軽減し、元気な足腰を作ることができます。
いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせて、ロコモを予防し、
健康寿命を延ばしていくことが大切です。
漢方薬はその方の体質に合わせますので詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は 1月24日(第4水曜日) 
   長崎市 滑石町 朱雀薬局の三宅涼子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
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漢方健康日記 第293回 「長生きと老化予防について」のお話


実際の放送とは違いがある場合があります
2017年12月27日 山中

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 西山の山中薬局山中みちよさんにお話を伺います。今日はどのようなお話でしょうか?

山中:今日は 長生きと 老化予防 についてお話をしようと思います。

アナ:日本は世界の長寿ランクでもトップ をいってますね。
  
山中:はい、日本には今、100歳以上の方が 6万5000人くらいいらっしゃいます。そして平成27年の日本人の平均寿命は男性が80.79歳, 女性が87.05歳で、ともに
   過去最高を更新しています。

アナ:戦前の日本人の平均寿命は50歳に届いていなかったのでしょう。

山中:はい、今は、ペニシリンをはじめとする抗生物質の登場と医療環境の充実により、日本人の寿命は 30年以上のびたことになります。現在までのところ、この平均寿命が少しずつ、最長 寿命に近づきつつあるといえます。しかし、少し視点を変えてみると、半分くらいの人が何らかの病気になって亡くなっていることになります。2017年 日本人死因をみますと・・・、
   1位悪性腫瘍、2位心疾患で、3位は、脳血管障害を追い抜いて肺炎となっているのです。抗生物質があって、医療技術がすすんでいるのだから、感染症など怖くないはずなのですが、事実は少し違うのです。平均寿命がのびた結果、老人が飛躍的に増えました。その老人だけをみますと、その死因の第一は感染症なのです。老人が感染症にかかりやすいのは、感染症に対する 免疫機能が低下しているからです。歳をとるに従い、免疫機能は低下し、40歳台でピークの半分、70歳台では10%に低下する人もいます。この免疫機能の低下は、典型的な「見えない老化」の一つなのです。

アナ 免疫力を低下しないようにすることは、長生きには、大事なことですね。
                  
山中:そうですね。老人の場合、高血圧、糖尿病、その他いろいろ、複数の病気にかかっていることが多く それは体のいろいろな臓器が 見えない老化を基盤として
   いろいろな病気を起こしやすい状況になっているからです。

アナ:どうしたらいいのでしょう?

山中:一言でいうと、老年期に入る前から、生命エネルギーの源「腎精」を補って
   貯金することです。更年期を通り越し 老年になってからではおそいのです。
 
 アナ: その 生命エネルギーの源「腎精」って 何でしょうか?
   
山中:中医学の五行説では、内臓を考える時、肝・心・脾・肺・腎の5つに分けて考えます。その中で、「腎」は最も大切な臓器で、広く 生殖や成長・発育・老化・ホルモンの分泌、免疫系などの機能を併せ持つ ”生命の源”があり、これを「腎精」と言います。 
   腎の主な働きは、生命を維持するエネルギー源である「腎精」を蓄えて、体内の水分をコントロールしながらの排尿作用、骨髄に働きかけて 造血機能をコントロールする作用、酸素を体内に深く吸い込む作用、骨歯、脳、髪などの成長、耳や尿道、肛門の機能維持など、これらのことを 他の臓器と話し合いながら、自分の仕事をしています。

アナ:腎って 感がよくて はたらき者ですね。
   
山中:そうですね。このように「腎」は身体全体の健康と深く関わっています。そして
   腎に蓄える腎精が不足して 機能が衰えてくると、さまざまな不調や老化現象が
   おきてきます。
   また、腎が弱くなると、他の臓器にも影響するため、身体の免疫力や回復力が低下してしまうこともあります。
   見方を変えると 体の不調が腎の状態を教えてくれる ことにもなります。
   腎の精は、年をとると、自然に減っていくので、自分の年齢や、身体の状態を
   チェックしながら積極的に養生すること、そして大元である腎精を補うといわれているものを食べることです。たとえば スッポンや亀の甲羅、鹿の角などと、腎を補う生薬を組み合わせた 健康食品の亀鹿仙などは 効果的です。
   腎を健やかに保つことは、老化予防の第一歩であり、免疫力を高めることにもつながり、身体全体の力を高めることにもなります。

アナ:他に 漢方薬などでは どんなものがいいのでしょう?

山中:漢方薬で 腎を補う時、その方の体質によって使い分けが必要です。また、食養生で、クコの実、松の実、山芋、キクラゲ、海藻類 などを意識してふだんから食卓にあげるといいでしょう。こういう物を 時々 食べていると おいしくて 
   老化予防の手助け にもなります。どうぞ お試し下さい。
   詳しくは、パンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は 来年の 1月10日(第2水曜日) 
   長崎市 小ヶ倉町 小ヶ倉薬品・円入利徳さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。 
| 更年期・老年期のお話 | 18:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第291回 「耳なり、耳のトラブルついて」のお話
『漢方健康日記』原稿9月27日
実際の放送とは違いがある場合があります
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品の山崎京子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山崎:はい、今日は耳なり、耳のトラブルついてお話をしたいと思います、耳鳴りを一度は経験している方は多いと思いますが耳鳴りは病気でないと思って我慢していらっしゃる方が多いようです。耳は陽気が体内を上昇するときに通過するところと考えられ 体内の陽気が十分に満ちている状態であれば 耳の働きも安定します。しかし ストレスや老化、疲労により陽気の通りが悪くなったりすると耳鳴りなどのトラブルが現れやすくなります。

アナ:耳は陽気が体内を上昇するときに通過するところと考えるんですね、初めて知りました。

山崎:耳は音を聞き取る大切な聴覚器官でもあり、耳のトラブルは、単に耳の問題だけでなく体内の不調を知らせるサインでもあります。耳鳴りには一般にキーン言う高い音やボーつと言う低い音など聴こえる音はさまざまです。耳鳴りは難聴になる前の段階でも現れます。

アナ:耳のトラブルは耳の問題だけでなく、体内の不調のサンインでもあるのですね。

山崎:はいそうなんです、耳鳴りにも原因が四つのタイプがあります。肝鬱タイプで
ストレスにより耳の陽気の通りが悪くなることで現れ、特徴として強い高音の耳鳴りが継続的に起こり偏頭痛や不安感を伴う症状が特徴で又突発性難聴、高血圧や自律神経失調症に伴う耳鳴りや聴力の減退などもこのタイプです。このタイプの養生はストレスを調節、発散する役割をする肝臓の肝を静めることがポイントです。

アナ:肝臓との関わりがあるんですね、では食生活ではどんなことに気をつけたらいいですか?

山崎:はい、食生活ではお茶や涼性の食材の菊花茶、かきの葉、緑茶、トマト、セロリなど肝の熱を静め、ストレスを発散させましょう。

アナ:漢方薬はどんなものが使われますか?

山崎:よく使われる漢方薬は加味逍遥散、寫火利湿顆粒などがあります。
   又更年期に多い痰湿タイプこのタイプは水分代謝が悪く体内に余分な水分や汚れ「痰湿}が溜まる原因で耳が詰まって耳のトラブルがおこります。
   このタイプは更年期に多く高脂血症や肥満、むくみがみられやすく、メニエール症候群に伴う耳鳴り聴力の減退、めまい、胃のむかつきの症状が特徴です。養生のポイントは溜まった痰湿を取り除き水分代謝をよくし血流の改善を心がけるといいですね。食材として、はとむぎ、ねぎ、決明子などいいです。
   よく使われる漢方薬は温胆湯、半夏百朮天麻湯、冠元顆粒などです。
   疲労・体力不足が原因の脾虚タイプは胃腸の機能の低下により耳の栄養不足により耳鳴り、立ちくらみ、食欲不振、軟便を伴うのが特徴です。
   まず消化器を元気にしてしっかり栄養を摂ることが大切です。食材として大豆製品、インゲン、そらまめ、お米などいいですね。よく使われる漢方薬は補中益気丸、健脾散などがいいです。又老化に伴う腎虚タイプは生命のエネルギー源である腎の陽気が不足し耳のトラブルが現れます、老化が原因なので腎を元気にすることが大切です。

アナ:耳のトラブルには原因となるタイプがいろいろあるんですね、食養生や漢方薬も違ってくるんですね。

山崎:違ってきますね、耳のトラブルを改善するポイントは心や身体をリラックスして入浴や睡眠をしっかりとり 散歩も楽しむ事も大切ですね。耳には腎やさまざまのツボがあり耳をマッサージするのもいいですね、一人一人タイプによって異なりますので、自分がどのタイプなのかパンダマークの長崎中医薬研究会の会員店でご相談ください。
   
アナ:ありがとうございました。次回は12月13日水曜日、担当は長与町の龍虎堂薬局の    さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。


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漢方健康日記 第288回 「老化予防して寝たきりや認知症にならずに、こころも身体も元気で楽しく暮らす健康長寿で生きよう」のお話

「漢方健康日記」 10月11日 太田 玲子 
実際の放送とは違いがある場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣をみつめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。
今日は長崎市東古川町の漢方松風堂さんにお話を伺います。さて今日のお話は。
 
太田:はい。今日は、「老化予防して寝たきりや認知症にならずに、こころも身体も
元気で楽しく暮らす健康長寿で生きよう」という事について少しお話しようと思います。厚労省の昨年の調査では、平均寿命が男性は80.98才、女性87.14才で
過去最高を更新して、4人に一人が65才以上の高齢化社会です。 

ところが、平均寿命が延びる一方で健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限される事無く生活できる期間)は男性で約10年、女性は約13年短いことも分かっています。つまり、男性は70才、女性77才以降は、認知症、寝たきりになるなど介護を受ける生活になる可能性が非常に高くなる事を意味しています。

アナ:こころも身体も健康でいたいです。介護されている方も多いですね。

太田:中医学では、男性は40才頃から女性は35才位から老化は始まると考えています。老化は腎の機能の衰えと血液の機能の衰えのお血が関連しているので、
老化予防の基本は、活血、補腎、健脾 です。 

活血とは、血液・血管を綺麗にし心臓から毛細血管まで血流を良くすることです。
血管は一本につなぐと地球二回り半の長さがあり、99%が毛細血管です。毛細血管は身体の隅々まで血液を巡らせ、酸素や栄養を届け、老廃物を回収しています。

毛細血管に血液が流れているのを、手の指の爪の生え際で見る事が出来ます。
心臓から出た血液が指先の血管の先端部でUターンしています。ピューピューと流れているのが見えるのは感激です。
理想的な血管は綺麗なヘアピン状になっています。生活習慣により、ねじれたり太くなったりと変形します。加齢に伴い毛細血管は減少しゴースト化した所もあります。

アナ:毛細血管の血流が見られるのですか?すごいですね。血液を綺麗にして流れを良くする漢方薬は何かありますか。
太田:べタベタ、ドロドロの血液では、血管の中を流れにくく、肩こりや頭痛、動脈硬化、高血圧、心臓病、糖尿病、脳梗塞などおこしやすくなります。
このような方には、漢方薬では血液・血管を良くする冠元顆粒などおすすめです。
又貧血や元気不足の人は、養う力、温める、循環させる力が不足ですから、漢方薬では、婦宝当帰膠や麦味参顆粒などを使って、元気をつけ、流れを良くします。

アナ:補腎とは、どんなことでしょう。

太田:補腎ですが、肝腎要の腎。健康長寿の鍵は腎にあります。中医学では腎は、生命力の源で免疫力や脳、骨、腰の力は腎が主ると考えています。腎の衰えで、脳の萎縮や機能低下、物忘れが起こり易くなります。足腰の力が弱り、転んで骨折して、寝たきりになったら、認知症にも繋がります。
腎の働きを補う杞菊地黄丸、独歩顆粒や亀鹿仙などを予防として40代後半から服用される事をお勧めします。
冷えや貧血がある方には、参茸補血丸などをよくお飲みいただいています。

アナ:健脾とは、どんなことでしょう。

太田:健脾とは、消化吸収力を良くすることです。脾胃消化器系は食事の栄養から気・血・水・精を生み出しています。胃腸の働きが衰え、食事の量も少なく偏ると、栄養が不足して全身の臓器の働きが低下し、体力も落ちてしまい、心臓や脳の気血も不足して、物忘れなども起こりやすくなります。
胃腸の働きを良くする漢方薬は健胃顆粒、健脾散、晶三仙、補中丸、心脾顆粒などお勧めです。
食事を楽しく美味しく食べられる事は幸せで健康の基本です。
暮らしの養生としては、
食事は薄味で温かい物をゆっくりと食べるようにする。
食事を良く噛む習慣は、上手に飲み込む力をつけるトレーニングにもなります。
散歩やラジオ体操など外に出て、自然を楽しみ気持をリラックスさせましょう。
若いうちから、病気にかかり難い体質を作り、病気を未然に防ぎ、寝たきりや、認知症、老化を予防して介護を受けなくてよい健康寿命で過ごして欲しいです。
 
アナ:有難うございました。次回は10月25日島原市広馬場町しまばら薬局織田堅一郎さんです。健康のご相談は、店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。
   このコーナーは、長崎中医薬研究会がお送りしました。



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漢方健康日記 第265回 「スマホ老眼」について


『漢方健康日記』原稿10月12日山崎
実際の放送とは違う場合があります
 
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品 山崎京子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山崎:はい、今日は20代〜30代に急増中のスマホ老眼についてお話をしたいと思います
  スマホ老眼とはネーミングそのままでスマートホンやパソコンの小さい字を長い時間見つづけると老眼にそっくりな症状がおこりやすいです。

アナ:どうして老眼の状態になるのですか?

山崎:はい、目は近くを見たり、遠くを見たりしてカメラのレンズにあたる水晶体を支えている毛様体筋が凝り固まってピントの調節がスムーズにできなくなり老眼と同じ症状が現れやすくなります。
中医学では、目の不調は、血液を貯蔵する肝と深いかかわりがあり肝に血が十分にあれば目に栄養や潤いが行き届き、良い状態がたもたれます。又過剰なストレスにより肝機能低下、慢性的な気・血不足なども、目のトラブルを引き起こす要因ともなります。
   スマホ老眼は病気ではないですが、見えにくいと日常生活に不便を感じストレスにもつながります

アナ:スマホやパソコンは今では、日常生活になくてはならないものですね、そのためにはスマホ老眼の対処法としてなにかありますか?

山崎:対症法として3つのタイプがあります。一つ目は 肝と腎の虚弱タイプは目の疲れ、目の乾燥が気になります、肝にしっかり血が満たされていると目にも栄養と潤いが行きとどき良い状態がたもたれます、又肝腎同源と言って肝と腎は密接な関係があり腎の中にある生命エネルギーも目のエネルギー源となるので肝と腎を同時に養うことが大切です。
食べ物として山芋、ごま、くるみ、うなぎの肝、松の実、などがいいですね。
二つ目は肝鬱気滞タイプは目の充血や痛み、まぶたがピクピクするなどの症状があります。


肝のエネルギーをスムーズに巡らせ、気のエネルギーや血がしっかり目に行き届くと目の状態が良くなります。このタイプはストレスなどで精神状態が悪くなると目の状態が悪くなるのでストレスを上手く発散して気持ちにゆとりを持ちたいものです。
食べ物としてジャスミン茶、ミント、緑茶、あわび、お酢、あさり、などいいですね。三つ目は気血不足タイプは慢性的な目の疲労感があり視力の低下、ふらふらする、目の乾燥などがあります。胃腸が弱かったり、食事の不摂性、などで栄養を摂ることができず目の栄養不足により不調が起こりやすいです。食べ物としてなつめ、ブルーベリ、レバー、ホウレンソウ、人参、ぶどうなど食べるといいですね。

アナ:漢方薬や健康食品はどんなものがよく使われますか?またタイプによって飲むのがことなりますか?

山崎:はい、タイプによって飲む漢方も違ってきます。
目の疲れ、乾燥が気になる肝腎虚弱タイプは杞菊地黄丸、牛車腎気丸、二至丹などがよく使われます。目の充血や目の痛みの肝鬱気滞タイプは逍遥丸、加味逍遥散、寫火利湿顆粒などよく使われます、慢性的な目の疲労の気血不足タイプは婦宝当帰膠、心脾顆粒、衛益顆粒、補中丸、健脾散など良くつかわれます。

アナ:日常の生活でスマホの使い方に注意すべき点はありますか?

山崎:はい、使用時間をなるだけ減らし、目に近づけ過ぎない、暗い中での使用は控えめに、スマホから発するブルーライトは長時間浴び続けると黄班変性症を発生することもあります。30分使ったら5分休むなど。休憩中は遠くを見るように意識した方がいいですね。またお風呂では目のマッサージ、蒸しタオルで目を温めるのもおすすめします。

アナ:ありがとうございました。次回は10月26日長与町の龍虎堂薬局の です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。









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漢方健康日記 第254回 「健康寿命」について


実際の放送とは違う場合があります。
漢方健康日記  H28年4月13日 太田

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市東古川町の漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

太田:はい、今日は健康寿命について少しお話しようと思います。健康寿命とは、介護を受ける、寝たきりになることが無くて生活が送れる期間をいいます。
   2013年発表の日本人の平均寿命は 男性 80.21歳 女性86.61歳 平均年齢が伸びる一方で、 健康寿命は平均年齢より短く、男性71.79歳 女性74.21歳で、男性は約9年、女性では約13年、日常生活に制限がある、不健康な期間で介護を必要として人生を送っていくことになります。
   又認知症の患者さんの激増と共に注目されているのが、軽度認知障害です。

アナ:軽度認知障害ですか?

太田:超高齢社会の現在、65歳以上の4人に1人が認知症になるといわれています。軽度認知障害は、主に記憶力に障害が出てきていても、日常生活には、そんなに支障が無いため、気づかれにくいようです。放置すると4年で半数が認知症に進行するそうです。
認知症を初めとするさまざまな老化現象は、年齢を重ねるごとに、どんな人にも現れるものです。人の寿命は定められたもので誰でも分かりません。勿論、老化を止めることは出来ませんが、病気や認知症・寝たきりを予防し、少しでも健康寿命を延ばし元気に楽しくイキイキと生活することは出来ると思います。
  
アナ:認知症や介護のことは深刻な社会問題となっています。
どんな原因と対策ができるでしょうか。

太田:対策としては、
1 脾胃の働きを強くする
高齢者は胃腸の機能、脾胃が弱くなると食欲も落ちやすく食べ物から摂る栄養が不足します。食事の栄養から作られる気血が不足すると、全身の五臓六腑は勿論、中医学では、脳の働きは「血」が運ぶ栄養や酸素「気」のエネルギーによって保たれていると考えますので、脳の機能も低下してしまいます。認知機能障害や外へ出かけるのが億劫、うつなどの心身の機能も低下してしまいます。又低栄養、気血不足になると、身体を支える筋肉量や筋力が落ちてきて、足腰の力も弱り転倒しやすくなったりします。転倒し骨折すると寝たきりになる事もあります。
働きを良くする漢方薬は健脾散・心脾顆粒、婦宝当帰膠,麦味散顆粒などです。
   
アナ:食事を美味しく食べられる方はお元気ですね。

太田:2 腎の機能を高める
    中医学でいう腎は骨をつかさどり、脳髄と繋がっています。つまり腎の衰えは脳の老化、萎縮や機能低下又骨の弱り骨粗鬆症、聴力の低下、頻尿などに繋がります。足腰も元気に老化予防の対策として中医学では腎の機能を高める「補腎」が大事だと考えます。参馬補腎丸、杞菊地黄丸、亀鹿仙など使われます。

3血の巡りを良くする
 体の隅々まで栄養を運ぶ血液は特に重要です。年齢を重ねると血液に粘りが出るため血液が流れ難くなって滞りお血となります。血液が上手く流れないと物忘れや頭痛、あちこちの疼痛、手足のしびれ、血糖が高い、高血圧、動脈硬化、狭心症、高脂血症などがおこり、脳への血流も妨げられると脳梗塞や半身不随、健忘、痴呆の原因ともなります。血液サラサラ、血管きれいにし、微小循環まで良くする事が必要です。冠元顆粒、血府逐お丸、田七人参など使われます。

アナ:老化予防して健康寿命を延ばすことできるのですね。

太田:日常生活で食事と共に、身体を動かすことも大事ですので、ラジオ体操や草花や緑を眺めながらの散歩で自然を楽しみ、好きな音楽を聴く、歌を口ずさみストレス発散して元気に楽しくイキイキと過ごして生きましょう。
実は私82才になりますが、血液を良くする補血・活血の漢方薬や、足腰元気にする補腎・老化予防の亀鹿仙などの健康食品ものんでいます。 
東京での研修会や中国での研修会にも出かけています。お陰様で毎日元気で
お客様のご相談をお受けしています。


アナ:有難うございました。次回は4月27日島原市広馬場町しまばら薬局織田堅一郎さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ
  お問い合わせは、日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは
長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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