漢方健康日記 第241回 「花粉症の漢方での対策と養生」のお話

       『漢方健康日記』
実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 滑石の朱雀薬局三宅 涼子さんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

三宅:毎年2月頃になると花粉の飛散量が気になってきますが、今日は、その花粉症の漢方での対策と養生についてお話したいと思います。

アナ:そうですね。花粉症の方にとってはつらい時期がやってきますね。

三宅:花粉症の症状の重さは、花粉の量だけで決まるわけではありません。
   同じ量の花粉でも各々の体質や体調によって受ける影響、症状の現れ方は違ってきます。
 
アナ:それはどうしてなのですか?

三宅:花粉症の症状が強く現れる人は皮膚や鼻、喉など身体の表面をバリアのように
覆い、花粉やウィルスから身を守る免疫力のような衛気が不足していると考えます。体質改善をして衛気の充実した身体作りが大切です。その代表的な漢方に衛益顆粒があります。シベリア霊芝茶もお役に立つと思います。
35歳男性のお客さんで、5年前、周りがスギの木だらけのマラソン大会に出場してから突然花粉症が発症した方に、衛益顆粒1年、シベリア霊芝茶3年、紅サージ4年服用してもらっていますが、漢方を服用してから1年目はやや軽く、2年目からはもっと軽く、3年目からは症状が出なくなっています。

アナ:症状が出なくなるとは嬉しいですね。それではその衛気が充実しているだけで
防げるのですか?

三宅:まずは衛気の充実ですが、症状が現れたときには、その出方や体質に合わせて
   適切な対応をすることも必要です。先ほどの方にも最所の2年ほどはまだ症状が  
   出ていましたので、症状に応じて漢方を処方しました。

アナ:そうなのですね。体質や症状によっても対応の仕方が違ってくるのですね。


三宅:はい。鼻づまりでも透明な鼻水、くしゃみ、鼻や喉の痒み、顔色が白いときには、
   漢方薬は小青竜湯など。食べ物も、香りの高い、身体を温める、ねぎ、しょうが、 
   シナモンなどがオススメです。
   また同じ鼻づまりでも粘りのある鼻水、喉の渇き、眼の充血、痒みがある時には
   天津感冒片、鼻炎丸、心サージ、身体の熱を冷やすミントやセロリ、きゅうり 
   などを摂られてみてください。
   
  鼻水が多く、眼の腫れ、むくみがある時は、五苓散、瀉火利湿顆粒も試されてみて 
  はと思います。食事には利水作用のあるシソ、もやし、はと麦を利用されると良い
  ですよ。

アナ:症状によっては使う漢方や摂った方が良い食事も違ってくるのですね。

三宅:そうですね。日頃からの偏った食事や過労、睡眠不足などは花粉症の体質を作る
   原因にもなりますし、衛気を充実させるためにも、まずは元気な胃腸でしっかり身体に合った栄養を摂り、体内のエネルギーを十分に養うこと、また、肺が乾燥すると花粉症になりやすくなりますので潤い不足にも注意しましょう。
百合根や大根、はちみつなどは「潤い食材」で肺を守ることにつながります。

アナ:なるほど。その他に暮らしの中での対策がありますか?

三宅:はい。洗濯物を室内干しにしたり、外出時にはマスク、めがね、帽子の着用、
   帰宅後のうがい、手洗いはもちろんですが、朝の深呼吸を習慣にして、陽気を
   身体に充満させたり、新鮮な野菜を毎日たっぷり摂るように心がけ、アルコール、糖分、塩分、香辛料、油分などは控えめにされることをオススメします。その方に合ったアドバイスを、早めにお近くのパンダのマークの長崎中医薬研究会の会員店でご相談されてみてはと思います。
   
アナ:ありがとうございました。次回は2月14日水曜日、担当は長崎市東古川町
   漢方松風堂の太田 玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 風邪・花粉症のお話 | 12:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第290回 「風邪の対策と漢方の風邪薬の使い分けについて」のお話
実際の放送とは違いがある場合があります

『漢方健康日記』原稿11月8日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口夏実さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山口:今日は風邪の対策と漢方の風邪薬の使い分けについてお話しようと思います。   
最近、朝夕は冷え込んできましたね。○○さんは大丈夫ですか?

アナ:喉を使う仕事なので気をつけてはいますが、風邪の対策は気になりますね。

山口:うちの薬局でも病院から風邪の処方箋をもって来られたり、風邪薬を買いにいらっしゃる方が増えて来ました。それに先日テレビで「今年のインフルエンザワクチンの製造量が過去5年間で一番少ない」という厚生労働省の発表がありました。今これから風邪の流行のシーズンを迎える今の時期の対策が大切です。

アナ:冬になるとインフルエンザなども流行りますよね。風邪やインフルエンザの対策としてまず何をしたらよいでしょうか?

山口:皆さんもよくご存じだと思いますが、まずはうがい、手洗いが重要です。手洗いでは、手のひらだけでなく指先、汚れが落ちにくい爪の先は入念に洗い、洗い残しが多い親指、指の間、手首、手の甲なども普段からしっかり洗う習慣をつけましょう。
うがいは板藍茶というお茶ですると効果的です。板藍茶の原料である板藍根は抗菌、抗ウィルス作用がある生薬で、鼻や喉から侵入しようとする菌やウィルスを退治してくれます。うがいができない外出先ではのど飴タイプの板藍のど飴がお勧めです。

アナ:菌やウィルスに侵入されにくい体をつくるにはどうすればよいですか?

山口:食事の面では、粘膜を健康に保つ働きのあるビタミンAを多く含むほうれん草、かぼちゃ、人参などの緑黄色野菜を食べましょう。あとは鍋や雑炊、うどんやスープ煮など温かいメニューで体を冷やさないことです。ウィルスの侵入を防ぐためには体を温め血液の循環をよくして外敵と戦う免疫機能を高めることが大切です。

アナ:粘膜を元気にして体を冷やさないようにすることが大切なんですね。漢方薬では何かありますか?

山口:衛益(えいえき)顆粒がお勧めです。衛益顆粒には黄耆という生薬が入っていますが、黄耆は皮膚や粘膜を元気にし、ウィルス、細菌、花粉、気温変化などの様々な外的刺激から体を守る力を活発にする働きがあります。
   また、衛益顆粒は冷えの侵入も防いでくれますよ。

アナ:衛益顆粒って何だかバリアを張るような漢方なんですね。気を付けていても風邪をひいてしまった時はどうすればよいでしょう?                                                                                      
   
山口:「おかしいな、なんかへんだぞ」という早めの時期の対処が肝心です。
   ゾクゾクと寒気がして汗が出ず、頭痛や首筋がこるなどの症状があれば「葛根湯」。葛根湯はお湯割りなど暖かくして服用するのがポイントです。のどが痛くて熱っぽいなどの症状があれば「天津感冒片や涼解楽」。また、冬場によくみられるノロウィルスなどの、吐き気や下痢など胃腸症状を伴うものには「勝湿顆粒」や「五行草茶」をというように、症状にあわせて併用して初期のうちに風邪を追い出しましょう。
   母が中医学を勉強していたので、私は子供の頃から身近に漢方薬があったせいか、                         
   予防、早めの対処、どんな時にはこのお薬というように習慣になっています。おかげで風邪をひいて病院にかかったことはほとんどありませんよ。

アナ:症状に合ったお薬で早めの対処が大切なんですね。

山口:そうなんです。まずは「うがい、手洗い、板藍茶」「衛益顆粒」で風邪対策。ひいてしまったら症状にあった早めの治療を。それと十分な睡眠に栄養バランスのとれた食事と体を冷やさないことも大切ですね。
   もともと風邪をひきやすい、冷え症、胃腸が弱いなど、体質によって使う漢方薬も違ってくる場合もありますので、詳しくはパンダマークの長崎中医薬研究会のお店でご相談ください。
      
アナ:ありがとうございました。次回は11月22日水曜日、担当は大村市西三城町、山崎薬品の山崎京子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
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| 風邪・花粉症のお話 | 09:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第270回 「鼻炎のお話」について

漢方健康日記  H29年1月11日 太田
実際の放送とは違う場合があります
アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。    担当は長崎市東古川町 漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

太田:明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今日は鼻炎についてのお話です。日本では、花粉症・アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎などで、悩んでいる方が増加しています。
これには、住宅環境の変化やスギ花粉量の増加、大気汚染といった外的な要因と同時にストレスの増大、肉食の増加、運動不足などからくる体質の変化も深く関係しています。対策としては、うがいやマスクをする、抗ヒスタミン剤、血管収縮剤等で鼻水などの症状を抑えることが中心の対策ですが、根本的に養生し、体質を整えれば、発症を予防し症状を和らげることができると思います。

アナ: 体質改善で鼻炎、花粉症予防できるのですか。

太田:はい、出来るんですよ。これから冬本番、寒さが苦手な人にとっては、つらい季節ですが、中医学では、冬は「身体を養い、エネルギーを蓄える季節」にあたり、冬こそ体力不足の体質を改善して体調を整える大切な時期と考えています。冬場の体質改善、養生は、風邪予防は勿論、春からの花粉症の予防にもつながります。
人にはそれぞれ生まれ持った体質がありますが、体質だからと諦めず、自分の努力で日頃の食事や適度の運動、休養、睡眠等の生活習慣に気を配って自分の体内の不調や弱りを、きちんと改善する事で病気や花粉も寄せ付けない身体に少しでも変える事が出来ると思います。
私達の身体にはもともと外敵から身を守る力、病気や邪気(ウイルス、花粉など)の侵入をさせない防衛力、免疫力、「正気」が備わっています。正気は体内の気血によって維持されていますので、体内を巡る気血水のバランスを保つことが大切です。これらが不足したり、流れが悪くなったりすると、様々な不調が起きてきます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻の不調は、中医学では、鼻だけの問題ではなく体内の気・血・水のバランスが崩れている状態だと考えています。
体内の気血を充実させる基本は、「肺」と「脾胃」(消化器系)の働きを良くする事です。気は呼吸で取り込まれる清気(酸素)と食事から摂る栄養と腎気をもとに生み出されます。
<気(生命エネルギー)血(身体に必要な栄養分を含んだ血液)水(身体に必要な水分)>
アナ: 肺と脾胃の働きを良くするには如何したら良いでしょう。

太田:肺、気虚タイプの人は、息切れ、汗かき易い、疲れやすく風邪引きやすい等の症状が出易いバリア力不足です。衛益顆粒、補中丸、麦味散顆粒等で元気づけます
    衛益顆粒には前もって飲んでおくと花粉症予防と回復効果ありの研究があります。

脾胃が弱いタイプの人食欲不振、胃もたれ、おなかの張り、疲労倦怠感等の症状には、健脾散顆粒、健胃顆粒、補中丸、晶三仙などで弱った脾胃を元気にします
   
特に女性血虚貧血タイプの人は、体の冷え、体力の低下、めまい、動悸、不眠等の症状が出やすくなります。婦宝当帰膠、心脾顆粒などで血不足を改善します

アナ:症状が出てしまったらどうしましょう?
太田:寒タイプの人の症状は・・透明で水っぽい鼻水、鼻づまり、くしゃみ、寒気等
    よく使われるのは、・・衛益顆粒+葛根湯、頂調顆粒、小青竜湯等です。

熱タイプの人の症状は・・のどの痛み、乾き、目の充血痒み、鼻水に粘りがある等
    よく使われるのは・・衛益顆粒+涼解楽、鼻淵丸、板藍茶、菊花等です。

湿タイプの人の症状は・・頭重、鼻水が多い、浮腫み、食欲不振など。
      よく使われるのは・・衛益顆粒+勝湿顆粒、五苓散などです。

体質の違いや気候によって症状は変わります。適切な対処、タイプに応じての
ケアでなるべく症状を和らげ、花粉の季節、鼻炎を穏やかに乗り切りましょう。

★血管運動神経性鼻炎は、昼間はなんともないが早朝起きた時や冬に暖かい室内から外へ出た時、又食事等で急に温められた時など、姿勢や環境、温度差の変化によって発作的なくしゃみ、鼻水、鼻づまりが起きるアレルギー反応は無い鼻炎です。
原因として、塵埃などの環境因子、臭気などの刺激、天候、肉体的・精神的な心身
因子、鼻の血行不良や自律神経の失調などによる鼻の粘膜が過敏症の1種です。

アナ: 有難うございました。次回の放送は1月25日島原市広馬場町しまばら薬局
織田堅一郎さんです。健康のご相談は、店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。



| 風邪・花粉症のお話 | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第250回 「目のトラブル」について

『漢方健康日記』原稿2016年1月27日
実際の放送とは違う場合があります

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日の担当は西彼長与町の龍虎堂薬局 夏苅竜子(なつかりりょうこ)さんです。宜しくお願いします。さて、今日はどんなお話しでしょうか?

夏苅: 今日は「目のトラブル」についてお話ししたいと思います。

アナ: 疲れ目とかかすみ目、これからの季節、花粉症で目がかゆい…なんて方もいらっしゃると思いますが…

夏苅: 目の不調で悩んでいる方は少なくありません。中国の古い医学書には「五臓六腑の精気が目に集まることで見える。」と書かれています。
しかし、現代人はテレビやパソコン、スマートフォンや運転など一日中目を酷使していて、昔に比べて目のトラブルが起きやすい環境にあります。今日はよく見られる目の不調を4つに分けてご紹介します。 
まず1つ目は【疲れ目やかすみ目】です。目の使い過ぎや加齢によるもので、エネルギーや血液の消耗・不足から目に栄養が行き届かなくなった結果として症状が現れます。
そのほか、目がショボショボしたり視力の低下や飛蚊症、老眼なども同じ原因です。

アナ: なるほど、栄養が足りてないよ〜という信号なんですね。こんな時はどうしたらよいのでしょうか?

夏苅: モノ不足ですから意識して目を休めることは言うまでもありませんが、それだけでは気血不足は解消されません。他にも疲れやすいとかだるい…といった全身症状を伴うことも多いですから、漢方薬や食養生で意識的に気血を増やすことが重要になってきます。
緑の濃い野菜や赤みのお肉、くこの実やレーズン、なつめなどで気血を補う事。漢方薬では飲む目薬といわれる「杞菊地黄丸」や女性なら「婦宝当帰膠」もオススメです。

アナ: 「飲む目薬」ですか…。婦宝当帰膠は冷え症や貧血などにもいいんですよね。

夏苅: そうです。漢方では「異病同治(いびょうどうち)」という考え方があって、目の疲れでも冷え症でも原因が「血液不足」であれば、一つのお薬でそれらの不調が一緒に良くなっていきます。
2つ目は【ドライアイ】です。一般的には長時間のPC作業やコンタクト、エアコンなどが原因と言われていますが、同じ環境でも症状が出る方、出ない方さまざまです…。
漢方では「目を潤す力が無い」のは陰虚=体液不足の体質から来ていると考えます。目だけではなく、肌やのどの乾燥感や便秘・コロコロ便など他の部位の乾燥がみられることもよくあります。こういった症状を伴う方は、ぜひ身体の中から潤す力をつける事を考えて頂きたいなーと思います。特にオススメなのが蝋にくるまれた昔ながらの「杞菊地黄丸」です。

アナ: 変わった形ですね〜。蝋でくるまれた3cmくらいの丸い容器の中に大きな球状のお薬が入ってるんですね。

夏苅:はい。杞菊地黄丸は先ほどもお話しした「飲む目薬」で、顆粒と粒、蝋丸の3種類があります。生薬を粉にして蜂蜜で丸められた蝋丸タイプのものは即効性があって、「飲んで1時間もしないうちに目の前の霧が晴れたみたいにクリアに見えるようになった!」と喜ばれたこともありました。

アナ:さて続いては?

夏苅: 3つ目は【目の奥が痛くなる】タイプです。眼球の奥は毛細血管が集まっているのですが、目の使い過ぎで気血が消耗したり、緊張で血管が収縮すると、目の奥の血流が悪くなって目の痛みや圧迫感、頭痛・肩こりなどが出てきます。
ストレスを緩めるといいので、お仕事中にはハーブティーなどを。日頃の食事はセロリや春菊など香りの良い野菜や柑橘類など酸味のものを意識して摂って下さい。
ストレスを和らげる逍遥丸や血行をよくする冠元顆粒を飲んで頂くと、目の痛みだけではなく、イライラや頭痛・肩こりなども一緒に改善出来ます。

アナ: 先ほどの「異病同治」というものですね。さまざまな不調が一緒に治っていくのが漢方の良いところなんですね。

夏苅:そうなんです!最後は【目の充血やかゆみ、アレルギー性の結膜炎】です。
目と深く関係している「肝」の経絡に熱がこもって、炎症状態になっていることが原因です。黄色い目やになどもよくみられます。肝経に熱がこもると、イライラしやすかったり、血圧の上昇、頭痛や睡眠障害などを伴うこともあります。

アナ: 目の充血とイライラや頭痛などが関係することがあるとは思わないですよね。

夏苅: そうですね。一見、関係ないと思われる症状でも漢方的に分析すると、同じ体質から起きていることってよくあるんですよ。
こんな時には身体の熱を消す瀉火利湿顆粒がオススメです。これからシーズンに入る花粉症の目や皮膚のかゆみも同じように考えます。
辛い食べ物は火に油を注ぎますので厳禁です。身体の熱を冷ます緑の濃い野菜や緑茶・ミントティー、中国では目の熱を取る菊花茶もよく飲まれています。

アナ:最後に、目を守るうえで養生法を教えて下さい。

夏苅: 使いすぎずに休めること、目の周りのツボを押したり、眼球を上下左右にぐるぐる動かしたり、ホットタオルで温めて血流を良くすることで目の不調を軽減することが出来ます。
目は大切な感覚器ですし、目の不調が身体の不調にもつながります。気になる方は早めに長崎中医薬研究会のお店でご相談下さい!

アナ: ありがとうございました。次回の放送は2月10日(第2水曜) 長崎市元船町、藤村薬局本店・藤村智代さんのアレルギーのお話です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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| 風邪・花粉症のお話 | 15:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第233回「鼻」について


 漢方健康日記 原稿  H27年5月13日
実際の放送とは違いがある場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じてみなさまの健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的なくらしのお手伝いをしようというものです。 担当は長崎市東古川町漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は?

太田: 今日は鼻についてのお話です。どなたも風邪などでは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの経験がおありと思います。花粉症やアレルギー性鼻炎の方も、多くなっています。また、鼻汁がのどの奥に流れてくる方もよくお聞きします。
    鼻の症状も色々ありますが、のどへ流れる後鼻漏についてお話したいと思います。

アナ: 鼻づまりすると、息苦しいですよね。

太田: 鼻の働きですが、気道の入り口で 仝撞曚垢襪箸海蹐如⊃佑楼貽に約2万リットルの空気を吸ったり吐いたりして出し入れしています。
    鼻の外から取り込んだ空気に33度以上の温度と80%の湿度を与えています。
    I〔咾篭櫃筌Εぅ襯垢鬚箸蕕┐襯侫ルターの役割をしています。
    ど,稜緩譴良縮未砲蓮粘液と繊毛があり異物を吸着して絶えず外へ向かって排出し侵入を防いでいます。 ところで、寄川さん鼻の穴は幾つあると思いますか?
 
アナ: 2つでしょう。

太田: いいえ。片方に孔が7個ありますので、鼻の孔は左右で14個あります。
鼻の構造は、外鼻と鼻腔・副鼻腔からなっています。鼻腔周囲の骨の中の空洞を
副鼻腔といいます。
頬の目の下裏側にある上顎洞や目の間や額の裏側・鼻の奥にある空洞です。
又涙が鼻へ流れる鼻涙管や耳への耳管があります。
これらの空洞の開口部は細い孔(自然孔)で鼻腔に通じていて、鼻呼吸をすることで空気の交換が出来ています。
副鼻腔も繊毛をもつ粘膜で覆われ、侵入してきたほこりや微生物を除去するフィルターの役目をしています。
脳に近い所で、空気が一杯あるこの空洞の、大きな役割は音を共鳴させることや、脳細胞を守る、空調の役目があるといわれています。    

アナ: 外からは見えませんが、頬や額の内側には空洞があり大事な役目しているのですね

太田: 鼻の症状にも色々ありますが、
風邪やアレルギー性鼻炎では、さらさらの鼻水が前から出ます。
    また粘った鼻水が鼻の奥からのどに向かって流れる方も、多いようですが、これを後鼻漏といいます。蓄膿症(慢性副鼻腔炎)や慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎、
血管運動性鼻炎などが主な原因です。
症状は、粘り気のある鼻水がのどの方へ流れ込む、鼻づまり、ノドがイガイガする等です。これは、咳や膿性痰、口臭、慢性気管支炎、肺炎、食道炎、慢性胃炎などの原因ともなります。又乳幼児のお子さんでは、中耳炎の主な原因の一つとなりますので、 後鼻漏がある方は注意が必要のようです。
 
アナ: 色々な病気も引き起こされるのですね。では、その後鼻漏の対応は?

太田: 中医学では、大量の鼻水を発生させる原因は、肺,脾、腎の働きが低下して
体力、免疫力が低下して、分泌物や水分の代謝が上手くいかず、その為に体内に水分が溜まりやすい、膿性の鼻汁にもなると考えています。
   鼻の疾患トラブルの基本処方として、鼻の症状をとる漢方薬は
鼻淵丸+衛益顆粒がよく用いられます。
    鼻淵丸は、 抗菌・抗炎症・袪痰作用があり鼻の通りを良くします。
    衛益顆粒は、 皮膚・粘膜のバリア機能をたかめ外部からの攻撃から身を守る作用があります。
   症状として、喉イガイガ、頭痛、嗅覚障害の方には温めて発散作用の頂調顆粒を加え
   蓄膿症で鼻汁黄色濁って量多い方には水分代謝良くする勝湿顆粒又は温胆湯を
   蓄膿症で鼻汁粘稠・食欲不振、鼻づまりがある方には脾胃の働き良くする健脾散
後鼻漏による気管支の咳には 平喘顆粒 などを併用し
 自律神経失調症によるものには シベリア人参などをそれぞれ基本処方に加えて症状・体質を改善します。鼻の病気症状は色々有りますので、その方の鼻の
状態、全身状態に応じて処方を組合せて使っていきます。
また大事なことは食事、生活習慣などにも注意して、根本的な体質改善をされると、鼻の鬱陶しさから解放され気分も快適になられると思います。

アナ: ありがとうございました。次回の放送は5月27日水曜日、大村市西三城町の山崎薬品山崎京子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。このコーナーは
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漢方健康日記 第228回 「花粉症」について



実際の放送とは違いがある場合があります。
『漢方健康日記』原稿2月26日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市元船町の藤村薬局本店藤村智代さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

藤村:今日は花粉症の漢方の養生法についてお話をしたいと思います。花粉症の症状がひどい方もいらっしゃいますね。

アナ:そうですね。花粉症の方にとっては つらい季節ですね。

藤村:最もつらい時期だと言われるお客様もいらっしゃいます。
花粉情報では春の花粉総飛散数は、昔に比べ増加傾向にあります。過去20年間の花粉飛散数を記録している千葉県の例ですが1995〜2004年までの10年間に飛散した花粉量の平均より、その後の10年間と比べると花粉飛散量は約2.5倍になっていると書かれています。花粉症のひどい方になると外出もできない方もいらっしゃいますし、快適に生活ができるようになっていただきたいですね。
   花粉症の症状は風邪と同じように、青い花粉症と赤い花粉症に分けて考えます。
   昔は花粉症と言えば水っぽい透明の鼻水が多量にでて、くしゃみが止まらない、涙が出るけど目ヤニは少ない、冷えると悪化すると言った、冷えた花粉症つまり青い花粉症が多く出ていました。
今は熱を伴う炎症の激しい赤い花粉症の方が増えています。鼻やのどの粘膜
が腫れ、熱感や痛みを伴い、鼻水も黄色く粘ります。目は赤くはれ充血して涙は粘り目ヤニも黄色くなります。このような熱を持ち痒みがひどい症状の方が増えています。

アナ:漢方で花粉症の症状が軽くなるのはうれしいですね。青い花粉症と赤い花粉症では漢方薬も違ってくるのでしょうか?

藤村:青い花粉症は体を温めて体内にとどまった余分な水分を代謝させる働きのある
「小青龍湯」が代表的です。
   そのほかにシベリア人参やシベリア霊芝などサポートとして併用することも
   あります。
   赤い花粉症の場合は青い花粉症とは逆に体の熱を取り除くとともに水分代謝
改善する「天津感冒片」や「鼻淵丸」を使います。
   サポートとしては「板藍茶」や菊花、菊の花ですね。これらのハーブティも
使用します。板藍のど飴ももちろん使えます。

アナ:花粉症もタイプをみてお薬を使わないといけませんね。
   花粉症対策で気をつけることは有りますか?

藤村:青い花粉症の方はぬるめのお風呂にゆっくりと入りリラックスするといいですね。花粉も取れるし青い花粉症の方は体が温まると症状が治まると思います。
また、赤い花粉症の方はお風呂で温まると痒みがひどくなるので時間を短めに入るといいでしょう。
その他、体の防衛力を高めるために黄耆・防風などが入った漢方薬・衛益顆粒が花粉症の時にも予防にも有効です。
肺と腎の力をつける八仙丸や補中益気丸などを体質によって使い分けます。
先日、いつも青い花粉症でお困りの方子宝相談で来店されて、漢方薬でどうにか対応策ができないものかご相談があった時に 花粉症が出る3か月ほど前から衛益顆粒を飲んでいただいたら随分と楽になられた様でいっぺんに漢方のファンになられました。

そのほか気をつけたいことは普段の食事も大切です。
胃腸を弱らせる暴飲暴食はもちろんダメです。
脂っこいものや冷たいもの、甘いものの取りすぎもよくありません。規則正しく栄養バランスの取れたものを食べてください。
その他花粉を吸いこまないことです。花粉だけでなく長崎では春になると黄砂がやってきますが黄砂でも花粉症の症状が出るときがあるので注意が必要ですね。
マスクの使用や帰宅時には手洗い、うがいも効果的です。
服をよくブラッシングしたり掃除機をかけるなどして花粉を家の中に入れないように心がけてください。
症状がひどくてお困りの方はお気軽に長崎中医薬研究会の会員店にご相談ください。
   
アナ:ありがとうございました。今日のお話は藤村薬局本店藤村智代さんでした。次回
の放送3月13日は長崎市西山町 山中薬局の山中みちよさんです。健康のご相
談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは
日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

| 風邪・花粉症のお話 | 10:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第223回 「漢方の風邪対策」について
実際の放送とは違いがある場合があります。
『漢方健康日記』12月11日

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳(えんにゅうとしのり)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

円入:今日は、漢方の風邪対策のお話です。漢方は風邪を予防することを大事にします。
風邪という言葉は、風に乗ってやって来る邪気という意味です。邪気とはウイルス、細菌、寒さ、などです。風邪を引くとは、風邪(ふうじゃ)が体内に侵入するという意味です。
ですが、漢方では、皮膚や粘膜に衛気(えき)というバリアが充実していれば、体外の邪気は体内に入れないという考え方があります。
人の体には皮膚や粘膜にウイルスや細菌から体を守るバリアが張り巡らされています。
このバリアはいわば家を守る塀(へい)のような役目をしているんです。
塀が頑丈ならば、泥棒が入りにくいのと同じように、バリアのパワーが強ければ外敵は体内に侵入できません。バリアーの力を強めることで風邪を予防することができるのです。

   アナ:そのバリアーを強めるにはどうしたら良いのですか?

円入:バリアを強める養生としては、心を穏やかに保ち、過食や栄養不足、過労、睡眠不足に気を付けながら体を冷やし過ぎないことです。漢方薬では、衛益顆粒(えいえきかりゅう)というバリアを強める漢方薬があります。風邪が体内に侵入する入り口は、鼻や口の粘膜からです。その粘膜を強化することで
 体という家の守りを固めるということです。風邪を引き易い方におすすめします。

アナ:それでも風邪を引いてしまった時にはどうしたらいいですか?

円入:漢方では風邪を大きく3つにタイプ分けします。
 1つ目は、ゾクゾク寒気がし、鼻水、頭痛、肩のこわばりなどの症状が表れる風邪を「青い風邪」と呼びます。
 こういう場合は体を温めましょう。レモネード、たまご酒、生姜湯などが良いですね。
漢方薬では、汗が出てないことを確認してから、葛根湯を温めて飲むと良いです。
 温める漢方なので冷やして飲むと効果は半減する可能性があります。
 2つ目は、 熱っぽい、のどが痛いなどの症状が表れる風邪は「赤い風邪」と呼びます。
 あたたかい病と書いて温病(うんびょう)ですので、清熱解毒剤である、天津感冒片などで炎症を冷やします。
3つ目は、下痢や吐き気、だるさなどの胃腸型の風邪を黄色い風邪と呼びます。
 そんな症状の時は、勝湿顆粒という漢方が適しています。
このように漢方では風邪をその方のその時の症状に応じてオーダーメイドで対応します。

 アナ:市販の風邪薬を飲む時の注意点はありますか?

円入:寒気がある時に解熱剤を飲むのは注意して下さい。ゾクゾク寒気があるというのは体内に侵入した風邪のウイルスと戦う免疫がスムーズに働けるように
体温を上げる前触れの寒気です。そんな時に市販の総合感冒薬を飲んでしまうと解熱剤が入っていますので体温を下げてしまい、免疫が上手く働かなくなってしまいウイルスの増殖を助けることになってしまい、根本的な
  風邪の治りを長引かせることになってしまいます。ウイルスは1日で100万倍になるという説もあります。

アナ:漢方薬は長く飲まないと効かないとよく聞きますが、どうなのでしょう?

円入:漢方薬にも、慢性病向けのものと急性病向けのものとがあります。
麻杏止咳顆粒などの咳止めは個人差と症状の程度にもよりますが、早ければ飲まれて30分くらいで効果が出始めることが多いです。
しかも眠気が来ませんのでお仕事やお勉強の邪魔にもなりません。

アナ:最後に再度、風邪の養生をお願いします。

円入:はい、漢方では、未病先防(みびょうせんぼう)といって、 病気になる前の段階で先手を打って病を未然に防ぐという考え方がとても得意です。
養生では、風邪を体内に引き込まないために体内に冷えを作らないことです。
体内の冷えが外部の冷えを呼び込むことにつながりますから。
冷たい食べ物、飲み物、熱帯地方で取れる果物の取り過ぎには注意して下さい。

漢方では、粘膜に邪気が侵入しないように衛益顆粒で粘膜強化、それでも侵入した場合、例えば、のどがおかしいと感じたらすぐに、ウイルスや菌などの邪気を追い払うことです。
うがい、手洗い、そしてハーブである、板藍茶、板藍飴をおすすめします。
お茶や飴タイプがありますのでお子様から家族全員でご利用できます。
かかったかな?と思ったら出来れば30分以内に飲めるように常備されることをおすすめします。
飲むのが早ければ早いほど病が未然に防げますので。
漢方薬は、それぞれ体質よって変わりますので 詳しくはお近くのパンダマークの店頭でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は12月25日○○先生です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。




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漢方健康日記 第204回 「風邪の引き始めの漢方治療」について


実際の放送とは違いがある場合があります。

『漢方健康日記』原稿2月27日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市元船町の藤村薬局本店藤村智代(ふじむらちよ)さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

藤村:今年の暮れは例年になく温かい日が続きましたがランタンの時には本当に寒くなりましたね。このような寒暖の差が激しい時には体調を崩して風邪をひかれる方が多いと思います。今日は風邪の引き始めの漢方治療についてお話ししようと思います。

アナ:風邪をひいている方も多いですね。風邪はひき始めが大事だといいますからね

藤村:そうですね。初期の風邪を大きく分けると青・赤・黄の3タイプに分けることができます。青い風邪はゾクゾクと寒気がして薄い鼻水が出るもので、このタイプは手足が冷える・頭痛がする、首筋や肩がこるなどの症状が一緒に出ることが多いですね。赤い風邪は寒気がなく体が熱っぽく始めからのどが痛い・乾くなどの症状が特徴です。黄色い風邪は吐き気がしてムカムカする、下痢、体がだるいなどの症状がある胃腸に来る風邪タイプです。
   漢方の場合はそれぞれの症状に応じてお薬を使い分けます。
寒気がする青い風邪にはみなさんよくご存じの葛根湯が良いですね。
   飲むときも必ず温かいお湯に溶いて飲むようにしてください。

アナ:どうして温かいお湯で飲む方が良いのでしょうか?普通お薬はお水かぬるま湯で飲むのが良いと思っていましたが・・・

藤村:はい。普段のお薬はお水かぬるま湯で飲むのは基本ですが漢方薬の場合は元々煎じ薬で熱々のまま飲むのが基本のものがおおいです。特に葛根湯は体を温める漢方薬なので冷たいお水で飲むと効果も弱まってきます。生姜湯と一緒に飲むとより効果的です。
アナ:そうなんですね。それでは赤い風邪はどうでしょう

藤村:赤い風邪は寒気がなく熱っぽく、のどの痛みや乾燥がある風邪の事です。
この場合は熱を冷ますことが必要なので葛根湯などの体を温める漢方薬は逆効果です。熱を冷ます効果のある金銀花やレンギョウという生薬が入っている天津感冒片を使います。前回ご紹介した板藍茶や板藍のど飴の併用も効果的です。

アナ:では最後に黄色い風邪はどうでしょうか?

藤村:黄色い風邪は胃腸症状を伴う風邪です。夏風邪に多いのですが冬でもノロウイルスなどの胃腸に来る場合も多いので注意が必要です。
   症状としては下痢や食欲不振、吐き気などが出ます。漢方ではこのような胃腸症状は体に湿がたまっていると考えます。そこで体の湿を取り除き胃腸の調子を整える作用と風邪を治す効果を持つカッコウ正気散や勝湿顆粒を使います。

アナ:同じ風邪と言っても症状・タイプによって漢方薬も違ってくるのですね。

藤村:そうです。風邪の治療は時間が勝負ですから、ちょっとおかしいな?と感じたらすぐに症状にあった漢方薬をのんで休むことが早く治すコツです。
それぞれタイプの漢方薬を常備しておかれるといいでしょう。
でも一番大切なことは風邪をひかないための予防です。外出から帰ったらすぐに手洗い・うがいをすることをお勧めします。
   うがいは板藍茶でするととても効果的です。外出先でうがいができないときには板藍のど飴を口に含んでいると、のどの乾燥も防ぐし原因となる菌やウィルスも気管支の粘膜から入って来るのを、防ぎます。
   うちの主人も気管支が弱いのでいつも板藍のど飴をポケットにいれています。外との気温差が咳を誘発することが多いので咳が出たら板藍のど飴を口に入れます。とってもお気に入りです。
  
アナ:ありがとうございました。次回は3月13日、担当は、長崎市西山町、山中薬局
の山中みちよ(やまなか みちよ)さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第203回 「インフルエンザと板藍茶(のど飴)冬本番の風邪対策」について


実際の放送とは違いがある場合があります。

『漢方健康日記』原稿2月13日
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長与町の龍虎堂薬局、夏苅和子さんです。宜しくお願いします。今日はどういったお話しですか?

夏苅:今日はインフルエンザと板藍茶、のど飴のお話しです。

アナ:インフルエンザは県北や佐世保市、長崎市ではすでに警報レベルになっていて、学級閉鎖や学校閉鎖が増えているようですね。

夏苅:昨年11月下旬から流行が始まって、年が明けて全国的に患者数が増え続けています。1〜3月頃にピークを迎えるようです。中国では風邪が流行することはあっても学級閉鎖はないんだそうですよ。

アナ:どうしてなんですか?

夏苅:中国では、昔から風邪の季節になると、学校では教室の入り口に「板藍根」を煎じたやかんを置いていて、登校したらその板藍根のお茶でうがいをして飲まないと教室に入れて貰えないんだそうです。

アナ:そうなんですか。徹底してますね。そういえば喉がムズムズした時に板藍のど飴をなめたらスッキリしましたよ。

夏苅:有難うございます。このレモン味のおいしい板藍のど飴をもっと多くの方に知って頂きたくて研究会でのど飴のCMソングを作りました。「ばんらんのどあめのテーマ」お聴き下さい。

〜のど飴CMソング〜20秒

アナ:楽しい曲ですね。

夏苅:日本では手軽に飲める板藍茶と板藍のど飴の2タイプが販売されています。外出前後には板藍茶のうがいを習慣にすると安心ですね。お出かけの時は板藍のど飴をバックに入れておいて下さい。人ごみの中でうがい出来ない時でもすぐになめられるので安心です。仕事を休めない方、特に受験生の方にはお勧めです。私も乗り物に乗る時はいつも持ち歩いて重宝しているんですよ。

アナ:私もいつもバックに入れています。でも、風邪かインフルエンザか分からない時は?

夏苅:風邪とインフルエンザの共通症状は、喉の痛み、咳、だるさ、関節痛、頭痛、鼻水、発熱などは変わりません。違うのは体温上昇の程度で、インフルエンザは発熱するとすぐに38℃を越えてしまいます。朝から38℃以上の場合は要注意です。潜伏期間は1〜2日間で、発症してから3日間ほどが最も感染力が高く、発症前から1週間位は周りの人にうつしてしまう可能性があります。インフルエンザの陽性反応は発熱後24時間経って鼻汁の中のウィルスが10万個以上にならないとが出ません。

アナ:それじゃ陽性反応が出るまでに、漢方でも何か対応は出来るのですか?

夏苅:はい。喉の痛みや高熱が出たら、抗菌、抗ウィルス作用の天津感冒片と五味消毒飲、板藍茶がおすすめです。

アナ:漢方でも対応が出来るのはうれしいですが、やはり「風邪は万病の元」と言いますから日頃から何とか予防出来る方法はありませんか?

夏苅:中医学では「正気が存在すれば、邪気は犯すべからず」という考えがあります。つまり、感染しても発病しない身体づくりが大切なのですね。

アナ:そういえば、インフルエンザにかかった人と同じ部屋にいても、発病する人としない人がいますね。

夏苅:そうなんです!患者と同じ部屋にいたとしても発病しなければいいのです。まず、帰宅後の手洗いと板藍茶でのうがいは忘れずにして下さいね。風邪やインフルエンザウィルスなどは粘膜から身体に入ってきますから、その侵入経路を塞げばいいのです。例えば、泥棒の侵入を防ぐには、丈夫な塀を建てますよね。人の身体も体表の守りと体内のバランスを調えることで免疫を高めることが出来ます。風邪ひきやすい方は、のどや気管支粘膜を強化する衛益顆粒で丈夫な塀を建てましょう。冷えの侵入も防げますよ。

アナ:衛益顆粒で冷えも防げるならうれしいですね。他に気をつけることはありますか?
夏苅:ありますよ。まず、身体の回復には十分な睡眠が必要です。バランスの良い食事、特に緑黄色野菜は毎日たっぷり摂って健康な粘膜と身体を作りましょう。

アナ:ありがとうございました。次回は2月27日、長崎市元船町の藤村薬局本店の藤村智代さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第202回 「冬本番の風邪対策」について


実際の放送とは違いがある場合があります。

 『漢方健康日記』原稿H26年 1月23日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な
くらしのお手伝いをしようというものです。担当は大村市西三城町の山崎薬品
山崎京子さんです。宜しくお願いします。今日のお話は?

山崎 はい、今日は 1月2月はまだまだ寒さが増すこの時期 冬本番の風邪対策についてお話をしたいと思います。風邪(かぜ)は中医学では風邪(ふうじや)といわれています。
   風邪(ふうじゃ)とは邪気が体にすきま風のように込んで現れる症状をいいます
「風邪は万病のもと」ともいわれ、様々な病気を引き起こす原因にもなりますし
時間とともに症状が変化し悪化していくこともあります。

アナ:風邪かなと思ったら、すぐに対処することが大切なんですね。

山崎:そうですね、風邪を引いたら とにかく早めに治すことが肝心です。症状に合った対処法を知り、ひき始めの段階で撃退しましょう。

アナ:症状に合った対症法はどんな方法がありますか?

山崎:風邪(かぜ)の原因は外因といわれるウイルスや細菌、冷えなど外から体に入る邪気と内因と言われる体質や精神的な要因の2つがあります。
   冬に多いのは、「青い風邪タイプ」ですね。「青い風邪タイプ」は外から体に入る邪気です。 症状として悪寒、頭痛、水っぽい鼻水ですが 放っておくと、発熱や強いのどの痛みを伴う「赤い風邪タイプ」に悪化してしまうこともあります。その他に「黄色い風邪タイプ」は消化器の症状を伴う胃のムカつき、吐き気、下痢などの胃腸型の風邪です、乾燥を伴う「燥の風邪タイプ」では咳が強く、痰が絡んで胸が重ぐるしいなど呼吸器系の弱いタイプに多いようです。 のどが痛い、寒気がするといった症状を感じたら、早めに対処しましょう。

アナ:風邪にもいろいろタイプがあるんですね。自分のタイプがどれに当てはまるかが解れば症状に合った対症法がわかりますね。
タイプ別に分けると どんな漢方が使われますか?

山崎:青い風邪タイプは風邪の初期にあたる症状で葛根湯などを使います。
   赤い風邪タイプには天津感冒片、涼解薬、板藍茶などを使います。
黄色の風邪タイプには勝湿顆粒などがいいですね。
燥の風邪タイプは乾燥による呼吸器系のトラブルには潤肺糖漿(じゅんばいとうしょう)、痲杏止咳顆粒、八仙丸などがいいですね。又風邪を引かないように体力を養い、免疫力を落とさないように衛益顆粒をお勧めします。

アナ:食生活や暮らしのなかでどんな注意をしたらいいですか?

山崎:青い風邪タイプは体を温める食材のネギ、ショウガ、ニンニク、葛
シナモンなど ぽかぽか体を温めるスープなどをおすすめします。
赤い風邪タイプは熱を冷ます涼性の食材ごぼう、トマト、レンコン、
大根、グレープフルーツなど
黄色いかぜタイプは消化器の不調を伴うので湿を除取り除く香りの良い食材のしそ、ショウガ、ミョウガ、梅干し、山椒の実などで胃腸の働きを整えましょう。
乾燥タイプの風邪は咳が強いので呼吸器系の弱い人に多くみられます。肺を潤すなし、百合の根、杏仁とうふ、大根の煮物などがいいでしょう。

アナ:風邪のタイプにより食材も違ってくるのですね。
   生活の中で気をつけたい事はどんなことですか?

山崎:はい、生活の中で気をつけたいことは、寝不足、疲労、飲み過ぎ、ストレスを溜めない事、体力を養い、乾燥から肺や呼吸器を潤して守り、うがいや手洗いを基本に寒さから体を守ることも大切です。
   
アナ:今日はありがとうございました。次回の放送は2月13日長与町の龍虎堂薬局夏苅竜子(りょうこ)さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。










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