漢方健康日記 第215回 「漢方で春の花粉症対策」のお話
漢方健康日記 原稿 2019年2月13日 織田
実際の放送と内容が異なる場合もございます。

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、
健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。
担当は島原市柏野町(かしわのまち)のしまばら薬局柏野店(かしわのてん)の
織田堅一郎(おだけんいちろう)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

織田:はい、今日は『漢方で春の花粉症対策』というお話をさせていただこうと思います。

アナ:『春の花粉症対策』、私の友達にも花粉症の子がいて「そろそろ来てるみたい」と言ってましたよ!その子、毎年マスクは手放せず、ヘタしたら専用のメガネが必要らしいです。しかも、マスクはすぐズルズルになるし、「ホントつらいのよ」って嘆いてましたね。

織田:これね、なってる人は本当につらいと思います。

アナ:そうですね〜、なってみないと分からない辛さでしょうね…。

織田:漢方は、眠くなりにくいし、変にのどが渇くことも少ない。それに飲み続けることによって「花粉症の症状が出にくい体質」に変化させていくことも可能です!
   
アナ:そうなんですか!

織田:花粉症について漢方ではどう考えているか具体的にお話ししましょうか?
漢方ではね、こう考えてるんですよ、「人間は皮膚や鼻・のどの粘膜で「衛気(えいき)」というバリアを張って体を邪気から守っている」。衛気の「衛」って、防衛の衛、まもるって字。これと「元気」の「気」で「衛気」です。
この「衛気」が邪気から体を守ってるっていうんですが、邪気って言ったら、え〜、風邪やインフルエンザなんかのウィルスや細菌、花粉、ホコリ、あと化学物質なんかですかね。広く考えると暑さ・寒さ・湿気なんかも入りますが…。まあ、体に害を及ぼすような悪い物と考えればいいと思います。
この「衛気」の力が衰えると、風邪やインフルエンザなんかの感染症、そして花粉症などのアレルギー疾患に罹りやすくなると言われています。

アナ:つまり、花粉症の発症には「衛気(えいき)」の力が大きく関係しているということですね。

織田:この「衛気」の力は「免疫調節能力」とも捉えることができます。衛気の力が衰える、つまり免疫調節能力が衰えると、ちょっとした刺激、例えば花粉やハウスダストなんかにも過剰に反応してしまうようになります。これがくしゃみ・鼻水などの花粉症の症状出現に繋がるんでしょうね。

アナ:なるほど。

織田:「衛気」の力を高めて免疫調節能力を整えるということが花粉症への重要な対応法になります。「衛気」は、五臓六腑の「脾」と「肺」の力で主に作られます。だからですね、花粉症の根本的解決法は「脾」と「肺」を強くするということになります。これね〜漢方が得意な分野なんですよ〜!

アナ:何か良い漢方があるんですか?

織田:すっごく良い漢方がありますよ!その名も『衛益顆粒』!「衛気」の「衛」に
「益す」、利益の「益」って書いて『衛益』です。
「黄耆(オウギ)」「白朮(ビャクジュツ)」「防風(ボウフウ)」という3つの
薬草だけで作られた漢方ですが、「衛気」を強める働きはピカイチです!
衛益顆粒は、花粉症の症状を和らげることもできるし、花粉症になりにくい体質を目指せるというマウスでおこなった大学の研究結果も報告されています。
実際、衛益顆粒を飲むと花粉症の症状が軽くなったという方もいます。今こそおすすめの漢方ですね!今日からでもすぐ飲んでみてください。

アナ:すごいですね!花粉症でお悩みの方には、ぜひ試していただきたいですね!
あら、もう時間がないんですが、最後に、生活習慣などで「これだけは注意してくれ」というのはありますか?

織田:/べ過ぎない・飲み過ぎない
⇔笋燭たべ物・飲み物を控える
A瓩寝る
最低、この3点は守って下さい。その他の細かい注意点は、ぜひ長崎中医薬研究会のお店に行って相談して下さい。しっかりと教えてもらえると思います!

アナ:有難うございました!
次回の放送は2月27日水曜日 大村市西三城町の山崎薬品 山崎京子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。
お問い合わせは、長崎中医薬研究会ホームページをご覧いただくか、「漢方健康日記」でご検索ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 風邪・花粉症のお話 | 10:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第212回 漢方の風邪薬のお話
実際のお話と異なる場合もございます。
『漢方健康日記』原稿12月26日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:今日は漢方の風邪薬のお話です。

アナ:風邪の季節になりましたね〜。

円入:そうですね。漢方の風邪薬は、眠気が来ないこと、胃腸に比較的やさしいことなどでおススメです。
   風邪のタイプにはおおまかに「青いカゼ」「赤いカゼ」「黄色いカゼ」とがあります。
  
アナ:なんですか?その信号みたいな色分けは面白い表現ですね。でもどんな意味があるんですか?

円入:はい、まず、青い風邪ですが、風邪の引き始めの症状のことでゾクゾク寒気があって汗が出てない場合です。
   
アナ:背中とかゾクゾクありますね。

円入:はい、ゾクゾク寒気はまさに風邪が体内に侵入しようとしている時なんです。冷えが入ると顔色も青白くなるので「青い風邪」といいます。そんな時には、葛根湯をお湯で飲んでジワッと一汗かいて欲しいです。

アナ:葛根湯?有名な漢方ですね。

円入:はい、ゾクゾク寒気がして汗が出ない時の葛根湯は発汗剤なんですよ。

アナ:葛根湯は風邪の時の発汗剤なんですか?

円入:はい、なので葛根湯は冷たい水で飲んだり寒い所にいては効果が落ちます。
   葛根湯がお手元に無い場合は、生姜湯やホットレモネードで代用できます。
汗が出れば良いので。海外でもヨーロッパは蜂蜜レモン湯やホットワイン、
ロシアはウオッカ、中国ではホットコーラにレモンを入れて飲むなど
民間療法は体を温めて汗を出すことで共通しています。
日本ではホットコーラなじみないですが、中国では食事処でメニューに
ちゃんとホットコーラて書いてあります。
まあ、味は予想通り、炭酸飛んでますが。

アナ:そうなんですか?今度ホットコーラ試してみよう。笑

円入:気になることとして当店で時々「風邪薬を1週間飲んでるけど体調が良くならない」と
言われる方がいらっしゃいます。
頭痛薬や解熱剤は高熱を下げたり、痛みを一時的に和らげる時には必要かとは
思われますが、何日も飲み続けるのは心配です。
なぜかというと解熱鎮痛剤というように痛み止めは体温も下げます。
体温が下がると免疫も下がるために、体内にウイルスが居座り、結果的には風邪からの
回復が遅くなる可能性があるからです。葛根湯も何日も続けて飲むものではないです。
汗が出すぎて脱水になる可能性もあります。あくまでも風邪の初期段階だけです。
次にのどが腫れて痛い赤いカゼです。

アナ:あ、私達はのどを使う職業なのでのどが痛い風邪とても気になります。

円入:のどが痛い、頭や体が熱っぽいなどは風邪により、体内に炎症がおきて熱がこもっている状態です。
顔も赤くなるので「赤い風邪」と考えます。

アナ:なるほど。でも、炎症は喉によくないですね。どうすれば良いですか?

円入:のどが痛い赤い風邪には、清熱解毒剤を使います。
   漢方薬では銀翹散(ぎんぎょうさん)天津感冒片、涼解楽顆粒などです。
   ハーブでは、バンラン茶、バンランのど飴などです。
早く症状を改善するポイントは、のどに違和感を感じたら、30分〜1時間以内に対処することです。
ですのでおうちに帰ってからでは遅いです。なぜなら風邪のウイルスは1日24時間で100万倍に
なるという説もあるくらいですから。
のどの痛みはウイルスがまさに侵入しようとしているタイミングですので、いつもポケットに入れておいてすぐに飲むのがベストだと思います。あ、お薬を飲む前に出来れば、うがい、手洗い、板藍茶をのんでからですね。

アナ:はい、のどの痛みには、うがい、手洗い、板藍茶、そしてのどに違和感を感じて30分以内にのどのお薬ですね!
   
円入:黄色いカゼとは吐き気や下しがある胃腸風邪のことです。
胃腸を損なうと顔色が黄色くなるので「黄色い風邪」と言います。
そんな時は勝湿顆粒をおススメします。

最後に風邪を引きやすい人の予防のお話です。
漢方では風邪を引きやすいのは体の表面の粘膜・皮膚
を守るバリアが壊れているとも考えます。
風邪を引きやすい方には
粘膜・皮膚をバリアを強めるイスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)
をおススメします。
ちなみに衛益顆粒の衛は防衛の衛という字を書きます。

漢方薬はその方のタイプによりつかう漢方薬は異なりますので、
詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は1月9日 長崎市 朱雀薬局 三宅涼子さんです。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。


| 風邪・花粉症のお話 | 15:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第211回 風邪やインフルエンザについて東洋医学的なお話し
実際のお話と異なる場合もございます。
『漢方健康日記』かぜ   2018.12月
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会      
   がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣をみつめなおして、健康的な暮らし      
   のお手伝いをしようというものです。。担当は、長崎市西山 山中薬局山中みちよさん   
   にお話を伺います。さて、今日のお話は? 

山中:今年も残り少なくなりました。 そろそろ かぜやインフルエンザの 時期ですね。
   それで、今日は かぜやインフルエンザなどについて 東洋医学的な立場 から
   お話しさせていただきたいと思います。
   かぜや インフルエンザは ウイルスによるものですが、たちの悪いインフルエンザに
   かかると いきなり のどが塞がって急に呼吸ができなくなることがあります。
  ( 私もそうなったことがあります) 家でコタツに入っている時でした。 
   いきなり経験したことのないゾクゾクする 強い悪寒がきてのどがふさがり 呼吸でき
   なくなりました。脈はビンビン 打ってます。まだ 意識はあったので はって 薬箱
   までたどりつき 麻黄湯一包を のんだところ ほどなく息ができるよう になり    
   命拾いしました。

アナ: それは 大変でしたね。

山中:はい。ところで、東洋医学が生まれたころの 昔の中国の人たちは、ウイルスや細菌など   
   の存在を 知りませんでした。 それでも、天気や季節が どのような時に かぜひくの
   か、人の体がどのように 弱っている時に、かぜひくのか、ということを長い年月をかけ
   た 観察や経験によって、昔の人は 知っていたのです。
   それで 東洋医学の立場からみたカゼのとらえ方について少しふれてみたいと思います。

アナ:かぜひきですから その原因は やはり 寒いめにあったとか 雨にぬれたとか風に
   ふかれたとか 何かそんな きっかけがあったのでしょうか?
                     
山中:そうですね。まず 人が、かぜひいたり、体調をくずしたりする外からの要因を、
   東洋医学では{邪」とよびます。たとえば『風などの自然現象、湿気や乾燥、寒冷刺激な
   どの温度変化』のことで、自然界の正常な気候変化ですが、この変化が大きすぎて体の
   不調を引き起こす状態になった時点で、邪は、 邪気になります。
   そして、邪は、「風・火・暑・湿・燥・寒」の六種類あり普通の気候変化でも身体が弱っ
   ている時には 邪気になることもあり、各々、風邪、火邪、暑邪、湿邪、燥邪、寒邪と
   よびます。

アナ:邪とか、風とか火とか言われても なんとなくつかみどころが ないのですが・・・
   
山中:そうですよね。では 簡単に ご説明させていただきます。。
   風、は 春に起こりやすい邪気です。たとえば 花粉は風邪に属します。
   火邪、暑邪は夏に起こりやすくその、邪気を受けると 暑い、汗をかく のぼせる、
   だるい、のどがかわくなどの症状がみられます。
   湿は梅雨時に起こりやすく、湿の邪気を受けると、頭も体も 重いだるい感じです。 
  
   燥は秋に起こりやすく、乾燥のことです。邪気を受けるとのど カラカラ、かゆいなど。
                。                乾燥気味です
   寒は冬に起こりやすく、邪気を受けると 手足 体 冷えやすくなります。

アナ:なーんだ、簡単ですね。 ところで、今日は かぜのお話しでしたね。 

山中:あっそうでした。 「かぜをひく」の「風邪」とは「カゼの邪」つまり「ふうじゃ」なの
                                         です。
   体調を悪くする環境や 外的刺激 の中でも、特に 自然界にふく風が 身体に与える
   悪影響を指していう 言葉だったのです。

アナ:インフルエンザウイルスや かぜのウイルス に比べれば 何の害もないようですが・・・

山中:そうですね。しかし 「風」は、体表の熱をうばい 皮膚や粘膜を乾燥させます。
   「風邪」で「かぜをひく」と聞いても、すぐには ピンとこないと思います。しかし
   身体に 風が当たりつづけると、徐々に体表の熱が奪われ、皮膚や粘膜が乾燥します。
   皮膚が乾燥したら、免疫力が落ちて、体内にウイルスや 細菌が 侵入しやすくなりま
   す。 そう考えると、春先の風が強くふく頃、秋から冬にかけて 空気が乾燥するころ、
   真冬の冷えが厳しいころ にかぜをひく人が多いのも うなづけますね。
   東洋医学が考える「風邪」の一つ一つ。それが季節、 それぞれの気候、または、風や
   乾燥、気温の変化などの 外的 要因でしょう。

アナ:かぜをひきにくくなる漢方薬ってありますか。

山中:風邪ひきやすい方に オススメのがありますよ。衛益顆粒 といいます。これには
   免疫力を高める作用があります。衛益顆粒を 服用していると、
   皮膚粘膜の所で 粘膜が抗体におおわれて 風邪ウイルスなどの侵入を防ぎます。
   そして 衛益顆粒は アレルギー反応を抑える作用もあって 花粉症の漢方薬として
   の方が 有名です。 
   
   ウイルスや 花粉 などは 風に のっかって やってくるのかもしれませんね。
   もし そうなら 風邪という ネーミング、 ぴったりですね。 では
   かぜや、インフルエンザに に負けない、お元気な冬をお過ごしください。 


アナ:ありがとうございました。次回の放送は12月26日 長崎市小ヶ倉町 小ヶ倉薬品
   円入 利徳さんです。健康の ご相談は店頭の パンダが目印の長崎中医薬研究会の
   会員店へどうぞ。
   お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをごらん下さい。
   このコーナーは、長崎中医薬研究会が お送り致しました。
| 風邪・花粉症のお話 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第210回 インフルエンザの感染を予防しようというお話し


『漢方健康日記』原稿11月28日
実際のお話と異なる場合もございます。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は西彼杵郡長与町の龍虎堂薬局夏苅和子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

夏苅:インフルエンザの季節になって参りました。今日はインフルエンザの感染を予防しようというお話しです。同じ部屋にいて感染しても、発症する人としない人がいます。特に受験生をお持ちのお母さんはしっかり聞いて上手に利用して頂きたいと思います。

アナ:そう言えば、今年はインフルエンザの発症、感染が早くて9月から学級閉鎖のニュースが流れてビックリしましたね。

夏苅:そうでしたね。年々地球の温暖化が進んで、今年の夏はまるで亜熱帯気候のような猛暑でした。それと、東南アジアやオーストラリアからの旅行者が増えたことも原因と言われています。亜熱帯では夏と冬の2回インフルエンザの流行があるそうです。地球温暖化の影響を受けて、これからは年に2回の流行を覚悟しないといけないかもしれませんね。

アナ:それは怖いですね。インフルエンザは予防接種の他に防ぎようがあるんですか?

夏苅:はい。中医学では「扶正去邪」という考えがあります。免疫力を高める「扶正」と、風邪を除く「去邪」ということです。中国ではカゼが流行することはあっても学級閉鎖になることはないそうです。その秘密は「漢方の抗生物質」といわれる「板藍根」なんです。日本でも緑茶の抗菌作用が注目されて、うがいに用いられていますが、中国の家庭や学校では、昔から風邪の流行期には板藍根という生薬を煎じたお茶をのんだりうがいをするのが一般的です。

アナ:「漢方の抗生物質」って何ですか?

夏苅:はい。板藍根というアブラナ科の植物ホソバタイセイの根で、清熱解毒に優れた生薬です。インフルエンザの予防はもちろん、感染したときにも抜群の効力を発揮します。中国の漢方医の間では、色々なウィルス感染に幅広く使われています。

アナ:日本ではどうしたら手に入りますか?                                                                               
   
夏苅:この番組のテーマソングにも歌われていますが、板藍根のエキスを抽出して顆粒状にした「板藍茶」と「板藍のど飴」の2タイプがあり、店頭にパンダの人形が置いてある薬局・薬店にあります。どちらも手軽に飲めて効き目も早いのでインフルエンザ対策にはお薦めですね。

アナ: (のど飴を舐めたことがあれば感想をお願いします。)      
                                                                        
夏苅:そうですね。バッグに入れて持ち歩くと、横の方が咳き込んだときにすぐに舐められるのでとても便利で安心です。身体を害するウィルスや細菌、花粉などを「邪気」と呼び、身体が持つ本来の免疫力を高めて体内への侵入を防ぎ、病気を予防する事を「扶正」といいます。邪気は皮膚や粘膜から侵入しますから、そこを強化して免疫力を整え、病気を防ぎます。皮膚や粘膜を強化する黄耆が処方された衛益顆粒は風邪ひきやすい方、疲れやすい方に、また季節の変わり目に体調を崩しやすい方の鼻炎や花粉症など免疫力強化に最適です。美味しくて飲みやすいですよ。

アナ:季節の変わり目に体調を崩される話はよく聞きます。そんな強い味方があると忙しい方にも嬉しいですね。普段の生活で気をつけることはありますか?

夏苅:そうですね。不規則な生活や食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足などで皮膚や粘膜の免疫力は低下します。免疫力の回復は質の良い睡眠で得られます。また、健康的な粘膜を作るための食事としては緑黄色野菜、山芋、卵などを、免疫力を上げるにはキノコ類を、皮膚・粘膜など呼吸器系の機能を高めるには余分なものを発散する力を高める辛い味の野菜なども気をつけて摂りましょう。
これからの風邪対策には、「うがい、手洗い、板藍茶」と覚えてください。特に外出の前と帰宅後には板藍茶でうがいすることと衛益顆粒をお薦めします。免疫力の回復にはしっかり食べてぐっすり寝ること。そして「うがい、手洗い、板藍茶」です。

アナ:「うがい・手洗い・板藍茶」ですね。ありがとうございました。次回は12月12日水曜日、担当は長崎市西山町の山中薬局の山中みちよさんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 風邪・花粉症のお話 | 09:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第259回 咳対策について

実際の放送とは違うことがあります。

漢方健康日記 原稿 H30年10月24日 織田

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は島原市広馬場町のしまばら薬局の織田堅一郎(おだけんいちろう)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

織田:はい、今日は『咳対策』についてお話ししようと思います。

アナ:『咳』、「コンコン」の咳ですね?

織田:そうですね、前回の太田先生もお話しされていましたが、秋は乾燥しやすい時期です。それに伴い「気管支の乾燥」による「空咳」で悩む方も増えてきます。
実際に店頭でも、「咳」で相談される方が多いですよ。

アナ:確かに、私のまわりでも…。私も仕事柄、「声」には気をつけないといけませんので、今日は勉強させて下さい!

織田:確かにアナウンサーは声が命ですね!乾燥による咳も心配ですが、今からの季節、「乾燥」と「冷え」からくる風邪やインフルエンザなどの感染症も怖いです。今日の話は、風邪などの感染症に罹った時に出る咳の予防にも繋がると思います。

アナ:それはイイですね!

織田:とにかく、今、意識して養生しましょう!しっかりと養生すれば、これから来る冬、そして来年の春を安心して過ごせるようになります!
   
アナ:具体的「養生法」としては、どうすればいいんでしょうか?

織田:前回の太田先生のお話と被りますが、まずは「胃腸の働きを整える」こと、これが最も重要です。身体の潤いは「気・血・水」が作り出します。気・血・水の働きを存分に発揮させるためには、胃腸が元気であることが必須の条件です。胃腸の働きがいっちばん落ちるのが「食べ過ぎ」です!食欲の秋といっても、腹八分は忘れないでください。
アナ:いや〜、耳が痛いですね…(-_-;)。

織田:あと、食材も重要です。肺を潤す食材としては何がありましたか?

アナ:はい!「梨、大根、蓮根、白きくらげ」ですね!

織田:すごい!さすが!前回勉強したこと、よく覚えてますね!あと付け加えて、「豆腐、ハチミツ、牛乳・豆乳」お肉では「豚肉」、魚介類では今が旬の「太刀魚」なんかも良いですよ!
ちなみに「食べない方がいいもの」もあります。

アナ:食べない方がいいもの?

織田:香辛料や香りの強い野菜などは気をつけて下さい。「辛み」は発散力が強いので、さらに乾燥しちゃいます。ネギ・ニラ・ニンニク、それからトウガラシがいっぱい入った食品、ラーメンやスナック菓子なんか…あとお酒の飲み過ぎに注意してください。
まあ、「辛み」は摂りすぎなければ適度な発散になり、秋の物悲しさも吹き飛ばしますが…。

アナ:毎回、勉強させていただいています!ちなみに「咳が出た時」の漢方としては何を使うんですか?

織田:のどの乾燥による咳に使う代表的な漢方薬に「麦門冬湯」というのがあります。しかし、今年はのどの痛みを併発する方が多い。これは夏がとても暑かったせいでしょうが、気管に熱がこもっているんだと思います。そんな時は、のどを潤して、しかも痛み(炎症)もとる「潤肺糖漿」が最適です。水で割って、うがいするように「ガラガラ」して、そのままゴックンと飲み込むと凄く効きますよ!
もし、風邪をひいてのどが腫れた後に咳だけが残った場合は「麻杏止咳顆粒」が良いでしょう。夜、寝がけに咳が出るタイプには良く効きます。

アナ:なるほど、覚えておきます。

織田:秋になると、毎年「空咳」や「喘息」などの症状に悩まされる人は、「麦味参顆粒」や「八仙丸」を普段から飲んでおいて下さい。「麦味参顆粒」は、「動くとすぐ疲れるような人」、「八仙丸」は「足腰が弱ったり、夜中のトイレが気になる人」が特に分かりやすいでしょう。これから来る冬や春が楽に過ごせますし、飲み続けると来年の秋はとても快適に過ごせると思います。
まあ細かいことは、お店でご相談ください!

アナ:そうですね!気になることがあれば「長崎中医薬研究会」のお店に相談しましょう!

織田:ハイ!お気軽にどうぞ!!お待ちしています!!!


アナ:有難うございました。
次回の放送は11月7日水曜日 佐世保市浜田町のあいおい薬局 山口圭子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。
お問い合わせは、長崎中医薬研究会ホームページをご覧いただくか、「漢方健康日記」でご検索ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 風邪・花粉症のお話 | 16:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第241回 「花粉症の漢方での対策と養生」のお話

       『漢方健康日記』
実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 滑石の朱雀薬局三宅 涼子さんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

三宅:毎年2月頃になると花粉の飛散量が気になってきますが、今日は、その花粉症の漢方での対策と養生についてお話したいと思います。

アナ:そうですね。花粉症の方にとってはつらい時期がやってきますね。

三宅:花粉症の症状の重さは、花粉の量だけで決まるわけではありません。
   同じ量の花粉でも各々の体質や体調によって受ける影響、症状の現れ方は違ってきます。
 
アナ:それはどうしてなのですか?

三宅:花粉症の症状が強く現れる人は皮膚や鼻、喉など身体の表面をバリアのように
覆い、花粉やウィルスから身を守る免疫力のような衛気が不足していると考えます。体質改善をして衛気の充実した身体作りが大切です。その代表的な漢方に衛益顆粒があります。シベリア霊芝茶もお役に立つと思います。
35歳男性のお客さんで、5年前、周りがスギの木だらけのマラソン大会に出場してから突然花粉症が発症した方に、衛益顆粒1年、シベリア霊芝茶3年、紅サージ4年服用してもらっていますが、漢方を服用してから1年目はやや軽く、2年目からはもっと軽く、3年目からは症状が出なくなっています。

アナ:症状が出なくなるとは嬉しいですね。それではその衛気が充実しているだけで
防げるのですか?

三宅:まずは衛気の充実ですが、症状が現れたときには、その出方や体質に合わせて
   適切な対応をすることも必要です。先ほどの方にも最所の2年ほどはまだ症状が  
   出ていましたので、症状に応じて漢方を処方しました。

アナ:そうなのですね。体質や症状によっても対応の仕方が違ってくるのですね。


三宅:はい。鼻づまりでも透明な鼻水、くしゃみ、鼻や喉の痒み、顔色が白いときには、
   漢方薬は小青竜湯など。食べ物も、香りの高い、身体を温める、ねぎ、しょうが、 
   シナモンなどがオススメです。
   また同じ鼻づまりでも粘りのある鼻水、喉の渇き、眼の充血、痒みがある時には
   天津感冒片、鼻炎丸、心サージ、身体の熱を冷やすミントやセロリ、きゅうり 
   などを摂られてみてください。
   
  鼻水が多く、眼の腫れ、むくみがある時は、五苓散、瀉火利湿顆粒も試されてみて 
  はと思います。食事には利水作用のあるシソ、もやし、はと麦を利用されると良い
  ですよ。

アナ:症状によっては使う漢方や摂った方が良い食事も違ってくるのですね。

三宅:そうですね。日頃からの偏った食事や過労、睡眠不足などは花粉症の体質を作る
   原因にもなりますし、衛気を充実させるためにも、まずは元気な胃腸でしっかり身体に合った栄養を摂り、体内のエネルギーを十分に養うこと、また、肺が乾燥すると花粉症になりやすくなりますので潤い不足にも注意しましょう。
百合根や大根、はちみつなどは「潤い食材」で肺を守ることにつながります。

アナ:なるほど。その他に暮らしの中での対策がありますか?

三宅:はい。洗濯物を室内干しにしたり、外出時にはマスク、めがね、帽子の着用、
   帰宅後のうがい、手洗いはもちろんですが、朝の深呼吸を習慣にして、陽気を
   身体に充満させたり、新鮮な野菜を毎日たっぷり摂るように心がけ、アルコール、糖分、塩分、香辛料、油分などは控えめにされることをオススメします。その方に合ったアドバイスを、早めにお近くのパンダのマークの長崎中医薬研究会の会員店でご相談されてみてはと思います。
   
アナ:ありがとうございました。次回は2月14日水曜日、担当は長崎市東古川町
   漢方松風堂の太田 玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 風邪・花粉症のお話 | 12:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第290回 「風邪の対策と漢方の風邪薬の使い分けについて」のお話
実際の放送とは違いがある場合があります

『漢方健康日記』原稿11月8日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口夏実さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山口:今日は風邪の対策と漢方の風邪薬の使い分けについてお話しようと思います。   
最近、朝夕は冷え込んできましたね。○○さんは大丈夫ですか?

アナ:喉を使う仕事なので気をつけてはいますが、風邪の対策は気になりますね。

山口:うちの薬局でも病院から風邪の処方箋をもって来られたり、風邪薬を買いにいらっしゃる方が増えて来ました。それに先日テレビで「今年のインフルエンザワクチンの製造量が過去5年間で一番少ない」という厚生労働省の発表がありました。今これから風邪の流行のシーズンを迎える今の時期の対策が大切です。

アナ:冬になるとインフルエンザなども流行りますよね。風邪やインフルエンザの対策としてまず何をしたらよいでしょうか?

山口:皆さんもよくご存じだと思いますが、まずはうがい、手洗いが重要です。手洗いでは、手のひらだけでなく指先、汚れが落ちにくい爪の先は入念に洗い、洗い残しが多い親指、指の間、手首、手の甲なども普段からしっかり洗う習慣をつけましょう。
うがいは板藍茶というお茶ですると効果的です。板藍茶の原料である板藍根は抗菌、抗ウィルス作用がある生薬で、鼻や喉から侵入しようとする菌やウィルスを退治してくれます。うがいができない外出先ではのど飴タイプの板藍のど飴がお勧めです。

アナ:菌やウィルスに侵入されにくい体をつくるにはどうすればよいですか?

山口:食事の面では、粘膜を健康に保つ働きのあるビタミンAを多く含むほうれん草、かぼちゃ、人参などの緑黄色野菜を食べましょう。あとは鍋や雑炊、うどんやスープ煮など温かいメニューで体を冷やさないことです。ウィルスの侵入を防ぐためには体を温め血液の循環をよくして外敵と戦う免疫機能を高めることが大切です。

アナ:粘膜を元気にして体を冷やさないようにすることが大切なんですね。漢方薬では何かありますか?

山口:衛益(えいえき)顆粒がお勧めです。衛益顆粒には黄耆という生薬が入っていますが、黄耆は皮膚や粘膜を元気にし、ウィルス、細菌、花粉、気温変化などの様々な外的刺激から体を守る力を活発にする働きがあります。
   また、衛益顆粒は冷えの侵入も防いでくれますよ。

アナ:衛益顆粒って何だかバリアを張るような漢方なんですね。気を付けていても風邪をひいてしまった時はどうすればよいでしょう?                                                                                      
   
山口:「おかしいな、なんかへんだぞ」という早めの時期の対処が肝心です。
   ゾクゾクと寒気がして汗が出ず、頭痛や首筋がこるなどの症状があれば「葛根湯」。葛根湯はお湯割りなど暖かくして服用するのがポイントです。のどが痛くて熱っぽいなどの症状があれば「天津感冒片や涼解楽」。また、冬場によくみられるノロウィルスなどの、吐き気や下痢など胃腸症状を伴うものには「勝湿顆粒」や「五行草茶」をというように、症状にあわせて併用して初期のうちに風邪を追い出しましょう。
   母が中医学を勉強していたので、私は子供の頃から身近に漢方薬があったせいか、                         
   予防、早めの対処、どんな時にはこのお薬というように習慣になっています。おかげで風邪をひいて病院にかかったことはほとんどありませんよ。

アナ:症状に合ったお薬で早めの対処が大切なんですね。

山口:そうなんです。まずは「うがい、手洗い、板藍茶」「衛益顆粒」で風邪対策。ひいてしまったら症状にあった早めの治療を。それと十分な睡眠に栄養バランスのとれた食事と体を冷やさないことも大切ですね。
   もともと風邪をひきやすい、冷え症、胃腸が弱いなど、体質によって使う漢方薬も違ってくる場合もありますので、詳しくはパンダマークの長崎中医薬研究会のお店でご相談ください。
      
アナ:ありがとうございました。次回は11月22日水曜日、担当は大村市西三城町、山崎薬品の山崎京子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 風邪・花粉症のお話 | 09:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第270回 「鼻炎のお話」について

漢方健康日記  H29年1月11日 太田
実際の放送とは違う場合があります
アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。    担当は長崎市東古川町 漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

太田:明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今日は鼻炎についてのお話です。日本では、花粉症・アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎などで、悩んでいる方が増加しています。
これには、住宅環境の変化やスギ花粉量の増加、大気汚染といった外的な要因と同時にストレスの増大、肉食の増加、運動不足などからくる体質の変化も深く関係しています。対策としては、うがいやマスクをする、抗ヒスタミン剤、血管収縮剤等で鼻水などの症状を抑えることが中心の対策ですが、根本的に養生し、体質を整えれば、発症を予防し症状を和らげることができると思います。

アナ: 体質改善で鼻炎、花粉症予防できるのですか。

太田:はい、出来るんですよ。これから冬本番、寒さが苦手な人にとっては、つらい季節ですが、中医学では、冬は「身体を養い、エネルギーを蓄える季節」にあたり、冬こそ体力不足の体質を改善して体調を整える大切な時期と考えています。冬場の体質改善、養生は、風邪予防は勿論、春からの花粉症の予防にもつながります。
人にはそれぞれ生まれ持った体質がありますが、体質だからと諦めず、自分の努力で日頃の食事や適度の運動、休養、睡眠等の生活習慣に気を配って自分の体内の不調や弱りを、きちんと改善する事で病気や花粉も寄せ付けない身体に少しでも変える事が出来ると思います。
私達の身体にはもともと外敵から身を守る力、病気や邪気(ウイルス、花粉など)の侵入をさせない防衛力、免疫力、「正気」が備わっています。正気は体内の気血によって維持されていますので、体内を巡る気血水のバランスを保つことが大切です。これらが不足したり、流れが悪くなったりすると、様々な不調が起きてきます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻の不調は、中医学では、鼻だけの問題ではなく体内の気・血・水のバランスが崩れている状態だと考えています。
体内の気血を充実させる基本は、「肺」と「脾胃」(消化器系)の働きを良くする事です。気は呼吸で取り込まれる清気(酸素)と食事から摂る栄養と腎気をもとに生み出されます。
<気(生命エネルギー)血(身体に必要な栄養分を含んだ血液)水(身体に必要な水分)>
アナ: 肺と脾胃の働きを良くするには如何したら良いでしょう。

太田:肺、気虚タイプの人は、息切れ、汗かき易い、疲れやすく風邪引きやすい等の症状が出易いバリア力不足です。衛益顆粒、補中丸、麦味散顆粒等で元気づけます
    衛益顆粒には前もって飲んでおくと花粉症予防と回復効果ありの研究があります。

脾胃が弱いタイプの人食欲不振、胃もたれ、おなかの張り、疲労倦怠感等の症状には、健脾散顆粒、健胃顆粒、補中丸、晶三仙などで弱った脾胃を元気にします
   
特に女性血虚貧血タイプの人は、体の冷え、体力の低下、めまい、動悸、不眠等の症状が出やすくなります。婦宝当帰膠、心脾顆粒などで血不足を改善します

アナ:症状が出てしまったらどうしましょう?
太田:寒タイプの人の症状は・・透明で水っぽい鼻水、鼻づまり、くしゃみ、寒気等
    よく使われるのは、・・衛益顆粒+葛根湯、頂調顆粒、小青竜湯等です。

熱タイプの人の症状は・・のどの痛み、乾き、目の充血痒み、鼻水に粘りがある等
    よく使われるのは・・衛益顆粒+涼解楽、鼻淵丸、板藍茶、菊花等です。

湿タイプの人の症状は・・頭重、鼻水が多い、浮腫み、食欲不振など。
      よく使われるのは・・衛益顆粒+勝湿顆粒、五苓散などです。

体質の違いや気候によって症状は変わります。適切な対処、タイプに応じての
ケアでなるべく症状を和らげ、花粉の季節、鼻炎を穏やかに乗り切りましょう。

★血管運動神経性鼻炎は、昼間はなんともないが早朝起きた時や冬に暖かい室内から外へ出た時、又食事等で急に温められた時など、姿勢や環境、温度差の変化によって発作的なくしゃみ、鼻水、鼻づまりが起きるアレルギー反応は無い鼻炎です。
原因として、塵埃などの環境因子、臭気などの刺激、天候、肉体的・精神的な心身
因子、鼻の血行不良や自律神経の失調などによる鼻の粘膜が過敏症の1種です。

アナ: 有難うございました。次回の放送は1月25日島原市広馬場町しまばら薬局
織田堅一郎さんです。健康のご相談は、店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。



| 風邪・花粉症のお話 | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第250回 「目のトラブル」について

『漢方健康日記』原稿2016年1月27日
実際の放送とは違う場合があります

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日の担当は西彼長与町の龍虎堂薬局 夏苅竜子(なつかりりょうこ)さんです。宜しくお願いします。さて、今日はどんなお話しでしょうか?

夏苅: 今日は「目のトラブル」についてお話ししたいと思います。

アナ: 疲れ目とかかすみ目、これからの季節、花粉症で目がかゆい…なんて方もいらっしゃると思いますが…

夏苅: 目の不調で悩んでいる方は少なくありません。中国の古い医学書には「五臓六腑の精気が目に集まることで見える。」と書かれています。
しかし、現代人はテレビやパソコン、スマートフォンや運転など一日中目を酷使していて、昔に比べて目のトラブルが起きやすい環境にあります。今日はよく見られる目の不調を4つに分けてご紹介します。 
まず1つ目は【疲れ目やかすみ目】です。目の使い過ぎや加齢によるもので、エネルギーや血液の消耗・不足から目に栄養が行き届かなくなった結果として症状が現れます。
そのほか、目がショボショボしたり視力の低下や飛蚊症、老眼なども同じ原因です。

アナ: なるほど、栄養が足りてないよ〜という信号なんですね。こんな時はどうしたらよいのでしょうか?

夏苅: モノ不足ですから意識して目を休めることは言うまでもありませんが、それだけでは気血不足は解消されません。他にも疲れやすいとかだるい…といった全身症状を伴うことも多いですから、漢方薬や食養生で意識的に気血を増やすことが重要になってきます。
緑の濃い野菜や赤みのお肉、くこの実やレーズン、なつめなどで気血を補う事。漢方薬では飲む目薬といわれる「杞菊地黄丸」や女性なら「婦宝当帰膠」もオススメです。

アナ: 「飲む目薬」ですか…。婦宝当帰膠は冷え症や貧血などにもいいんですよね。

夏苅: そうです。漢方では「異病同治(いびょうどうち)」という考え方があって、目の疲れでも冷え症でも原因が「血液不足」であれば、一つのお薬でそれらの不調が一緒に良くなっていきます。
2つ目は【ドライアイ】です。一般的には長時間のPC作業やコンタクト、エアコンなどが原因と言われていますが、同じ環境でも症状が出る方、出ない方さまざまです…。
漢方では「目を潤す力が無い」のは陰虚=体液不足の体質から来ていると考えます。目だけではなく、肌やのどの乾燥感や便秘・コロコロ便など他の部位の乾燥がみられることもよくあります。こういった症状を伴う方は、ぜひ身体の中から潤す力をつける事を考えて頂きたいなーと思います。特にオススメなのが蝋にくるまれた昔ながらの「杞菊地黄丸」です。

アナ: 変わった形ですね〜。蝋でくるまれた3cmくらいの丸い容器の中に大きな球状のお薬が入ってるんですね。

夏苅:はい。杞菊地黄丸は先ほどもお話しした「飲む目薬」で、顆粒と粒、蝋丸の3種類があります。生薬を粉にして蜂蜜で丸められた蝋丸タイプのものは即効性があって、「飲んで1時間もしないうちに目の前の霧が晴れたみたいにクリアに見えるようになった!」と喜ばれたこともありました。

アナ:さて続いては?

夏苅: 3つ目は【目の奥が痛くなる】タイプです。眼球の奥は毛細血管が集まっているのですが、目の使い過ぎで気血が消耗したり、緊張で血管が収縮すると、目の奥の血流が悪くなって目の痛みや圧迫感、頭痛・肩こりなどが出てきます。
ストレスを緩めるといいので、お仕事中にはハーブティーなどを。日頃の食事はセロリや春菊など香りの良い野菜や柑橘類など酸味のものを意識して摂って下さい。
ストレスを和らげる逍遥丸や血行をよくする冠元顆粒を飲んで頂くと、目の痛みだけではなく、イライラや頭痛・肩こりなども一緒に改善出来ます。

アナ: 先ほどの「異病同治」というものですね。さまざまな不調が一緒に治っていくのが漢方の良いところなんですね。

夏苅:そうなんです!最後は【目の充血やかゆみ、アレルギー性の結膜炎】です。
目と深く関係している「肝」の経絡に熱がこもって、炎症状態になっていることが原因です。黄色い目やになどもよくみられます。肝経に熱がこもると、イライラしやすかったり、血圧の上昇、頭痛や睡眠障害などを伴うこともあります。

アナ: 目の充血とイライラや頭痛などが関係することがあるとは思わないですよね。

夏苅: そうですね。一見、関係ないと思われる症状でも漢方的に分析すると、同じ体質から起きていることってよくあるんですよ。
こんな時には身体の熱を消す瀉火利湿顆粒がオススメです。これからシーズンに入る花粉症の目や皮膚のかゆみも同じように考えます。
辛い食べ物は火に油を注ぎますので厳禁です。身体の熱を冷ます緑の濃い野菜や緑茶・ミントティー、中国では目の熱を取る菊花茶もよく飲まれています。

アナ:最後に、目を守るうえで養生法を教えて下さい。

夏苅: 使いすぎずに休めること、目の周りのツボを押したり、眼球を上下左右にぐるぐる動かしたり、ホットタオルで温めて血流を良くすることで目の不調を軽減することが出来ます。
目は大切な感覚器ですし、目の不調が身体の不調にもつながります。気になる方は早めに長崎中医薬研究会のお店でご相談下さい!

アナ: ありがとうございました。次回の放送は2月10日(第2水曜) 長崎市元船町、藤村薬局本店・藤村智代さんのアレルギーのお話です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
http://nagasaki-panda.com/
http://chuiyaku.or.jp/shoplist/shop_nagasaki
| 風邪・花粉症のお話 | 15:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第233回「鼻」について


 漢方健康日記 原稿  H27年5月13日
実際の放送とは違いがある場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じてみなさまの健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的なくらしのお手伝いをしようというものです。 担当は長崎市東古川町漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は?

太田: 今日は鼻についてのお話です。どなたも風邪などでは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの経験がおありと思います。花粉症やアレルギー性鼻炎の方も、多くなっています。また、鼻汁がのどの奥に流れてくる方もよくお聞きします。
    鼻の症状も色々ありますが、のどへ流れる後鼻漏についてお話したいと思います。

アナ: 鼻づまりすると、息苦しいですよね。

太田: 鼻の働きですが、気道の入り口で 仝撞曚垢襪箸海蹐如⊃佑楼貽に約2万リットルの空気を吸ったり吐いたりして出し入れしています。
    鼻の外から取り込んだ空気に33度以上の温度と80%の湿度を与えています。
    I〔咾篭櫃筌Εぅ襯垢鬚箸蕕┐襯侫ルターの役割をしています。
    ど,稜緩譴良縮未砲蓮粘液と繊毛があり異物を吸着して絶えず外へ向かって排出し侵入を防いでいます。 ところで、寄川さん鼻の穴は幾つあると思いますか?
 
アナ: 2つでしょう。

太田: いいえ。片方に孔が7個ありますので、鼻の孔は左右で14個あります。
鼻の構造は、外鼻と鼻腔・副鼻腔からなっています。鼻腔周囲の骨の中の空洞を
副鼻腔といいます。
頬の目の下裏側にある上顎洞や目の間や額の裏側・鼻の奥にある空洞です。
又涙が鼻へ流れる鼻涙管や耳への耳管があります。
これらの空洞の開口部は細い孔(自然孔)で鼻腔に通じていて、鼻呼吸をすることで空気の交換が出来ています。
副鼻腔も繊毛をもつ粘膜で覆われ、侵入してきたほこりや微生物を除去するフィルターの役目をしています。
脳に近い所で、空気が一杯あるこの空洞の、大きな役割は音を共鳴させることや、脳細胞を守る、空調の役目があるといわれています。    

アナ: 外からは見えませんが、頬や額の内側には空洞があり大事な役目しているのですね

太田: 鼻の症状にも色々ありますが、
風邪やアレルギー性鼻炎では、さらさらの鼻水が前から出ます。
    また粘った鼻水が鼻の奥からのどに向かって流れる方も、多いようですが、これを後鼻漏といいます。蓄膿症(慢性副鼻腔炎)や慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎、
血管運動性鼻炎などが主な原因です。
症状は、粘り気のある鼻水がのどの方へ流れ込む、鼻づまり、ノドがイガイガする等です。これは、咳や膿性痰、口臭、慢性気管支炎、肺炎、食道炎、慢性胃炎などの原因ともなります。又乳幼児のお子さんでは、中耳炎の主な原因の一つとなりますので、 後鼻漏がある方は注意が必要のようです。
 
アナ: 色々な病気も引き起こされるのですね。では、その後鼻漏の対応は?

太田: 中医学では、大量の鼻水を発生させる原因は、肺,脾、腎の働きが低下して
体力、免疫力が低下して、分泌物や水分の代謝が上手くいかず、その為に体内に水分が溜まりやすい、膿性の鼻汁にもなると考えています。
   鼻の疾患トラブルの基本処方として、鼻の症状をとる漢方薬は
鼻淵丸+衛益顆粒がよく用いられます。
    鼻淵丸は、 抗菌・抗炎症・袪痰作用があり鼻の通りを良くします。
    衛益顆粒は、 皮膚・粘膜のバリア機能をたかめ外部からの攻撃から身を守る作用があります。
   症状として、喉イガイガ、頭痛、嗅覚障害の方には温めて発散作用の頂調顆粒を加え
   蓄膿症で鼻汁黄色濁って量多い方には水分代謝良くする勝湿顆粒又は温胆湯を
   蓄膿症で鼻汁粘稠・食欲不振、鼻づまりがある方には脾胃の働き良くする健脾散
後鼻漏による気管支の咳には 平喘顆粒 などを併用し
 自律神経失調症によるものには シベリア人参などをそれぞれ基本処方に加えて症状・体質を改善します。鼻の病気症状は色々有りますので、その方の鼻の
状態、全身状態に応じて処方を組合せて使っていきます。
また大事なことは食事、生活習慣などにも注意して、根本的な体質改善をされると、鼻の鬱陶しさから解放され気分も快適になられると思います。

アナ: ありがとうございました。次回の放送は5月27日水曜日、大村市西三城町の山崎薬品山崎京子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。このコーナーは
長崎中医薬研究会がお送りしました。

| 風邪・花粉症のお話 | 12:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

CALENDAR

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>

SELECTED ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

RECENT COMMENT

MOBILE

qrcode

LINKS

PROFILE

SEARCH