漢方健康日記 第247回 春のストレスについて
H30年4月25日漢方健康日記


実際の放送とは違う場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が
お送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 西山の山中薬局山中みちよさんにお話を伺います。今日はどのようなお話でしょうか?

山中:春は 季節の変わりめ、かつ生活環境の変化が多い時で、心が不安定になりやすい季節です。ストレスによる影響で体調がよくない方や、免疫力の低下などで 花粉症が長引いている方もいらっしゃるかと思います。健康な状態は 心身共に安定していて、自律神経がバランスを保つことで維持されています。そして ストレスから自律神経のバランスがくずれることもあります。それで今日は 心も体も元気になるよう ストレス対策について お話したいと思います。

アナ:ストレスは 心にも、身体にも影響があるのですね。ストレスから抜け出すことが
   できれば、心も 身体も元気になりそうですね。

山中:そうですね。身体の調子がよくないと、気も滅入りますし、悩みやストレスから、体調不良になることもあります。
   中医学では、心と身体は一つ という考え方を基本としていて、 互いに影響しあっていると 考えます。それで ストレスの対処方も 精神面だけでなく 身体を整えることも 大切にします。
   私たちの身体の中で、ストレスと深くかかわっているのは、五臓の 肝,心、脾、肺、腎の中の「肝」です。肝は 体内の「気」の流れをスムーズに保ち、ストレスを 
   コントロールする働きがあります。 また、肝は身体に栄養を与え、精神を安定させる「血」を貯蔵する所でもあります。
   きれいな血液が十分にあり こうした機能が十分に働いていれば、ストレスを受けても うまく対処できるので ダメージを強く受けることはありません。

アナ:肝の働きって大事ですね。もし、肝のそういう働きが低下していたらどういうことになるのでしょうか?

山中:イライラや 情緒不安定、不眠、胃痛 などさまざまな 心身の不調が 現れます。
   また、心と身体の ”元気”の源 である「気」の不足も 考慮しなければなりません。

アナ:ハイ、元気の ”気”ですね。どうしたらいいのでしょう?

山中:それには 健やかな心身の基本となる「気」「血」を十分に養い、滞りなく体内を巡らせることです。
   では その時々の対処法についてお話し致します。
   
   .ぅ薀ぅ蕁ν鬱の 気の滞りタイプ (憂うつ、イライラ、怒りっぽい、情緒不     安定)このような時は 気の滞りを晴らすことで よくなります。 漢方薬では 開気丸や逍遥丸などは気の滞りを流して 直接ストレスを追い出す作用があります。
   また 香りのよいお茶や苦みのあるものは 滞っている気を 流し、憂鬱気分を 晴らしてくれます。
  
   不安・不眠 貧血タイプ  (こういう方は 精神力が弱い、めまいがする、物忘れ、不安、白髪が気になるなどの症状を持っていらっしゃることもあり)→
   このような場合は 気と血を補うことでよくなります。
   漢方薬の 心脾顆粒、婦宝当帰膠などは 血液をふやし、精神を安定させます。
   食べ物では、血 を養う食材の なつめ、黒ゴマ、くこの実、ほしぶどう などは
   美味しくて ゆっくりですが、やさしく効いてきます。ふだんにとられるといいでしょう。
                                                          0瀋欧瞭きが弱い タイプ (気力がない、倦怠感、ストレスに弱い、くよくよ、気疲  
   れしやすい) こういう方は胃腸のはたらきが衰えて 食べた物をうまくエネルギ−   
   に変換できなくなってます。、食欲不振、下痢などの症状が現れることもあります。
   → このような時の 漢方薬は 胃と腸を元気にする 健脾散など をお勧めします。
また食事の後に漢方の消化酵素「晶三仙」でしっかり消化して吸収しやすい状態にしておきましょう。夕食後早く寝てしまう方は是非お試し下さい。睡眠も良くなり翌朝の空腹感が違います。
   食べ物はでは インゲン豆、牛肉、豚肉、大豆製品、山芋、米、リンゴ、ジャガイモ 
   など。胃腸にやさしく すぐ エネルギーになります。

    このほかにも 対応法はいろいろ ありますので、
    詳しくは、パンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。
   

アナ:ありがとうございました。次回の放送は 5月9日(第2水曜日) 
   長崎市 小ヶ倉町 小ヶ倉薬品・円入利徳さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。 
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漢方健康日記 第252回 「春に多いストレス」について


実際の放送とは違う場合があります
漢方健康日記』ストレス 山中 2016.2.24

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
    究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的 
    な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の西山2丁目 山中
    薬局 山中みちよさんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

山中: 今日は 春に多いストレスについてお話したいと思います。

アナ: 春は 心地よい季節なのに なぜ ストレスになるのでしょう?

山中: はい、春は新たな生活に期待が膨らむ反面、環境の変化などから心が不安定にな
    りやすい季節です。この時期は、入学式や入社、転勤など環境の変動が大きく
    ストレスや気分がおちこみやすい要素がたくさんあります。 
    また ストレスがない人でも、身体に不調があると気分がおちこみやすくなった
    り、反対に、悩みやストレスを抱えていると体調不良になったりもします。

アナ: 春の心は季節と同じように 不安定のようですね。
    
山中: そうですね。漢方では、”心と身体は切り離せないもので、心の不調には身体の状
    態が深く関わっている”と考えます。
    心の健康と深く関わっているのは、心身の元気の源となる「気」と、
    精神を安定させ、身体に栄養を配る「血」です。「気」は生きていくためのエネル  
    ギーであり、「血」は全身をくまなく流れている血液及びその働きを意味します。
    この気と血の二つが十分であれば、ストレスの影響をそれほど大きく受けること   
    はありません。ところが気・血が不足したり、体内をスムーズに流れにくくなっ
    たりすると、ストレスの影響をまともに受けて心の不調が現れやすくなります。
    まず、身体におこっている不調から改善し、心とからだ、全体を健やかに整える 
    ようにしましょう。

アナ: 心と身体 まず 身体を整えるのですね。

山中: はい。身体の中でストレスと深く関わっているのは、五臓のうちの「肝」です。
    ここで云う「肝」とは 肝臓の「肝」という字なのですが、その働きをも含めた
    もっと広い意味を含みます。肝は体内の「気(エネルギー)」の流れをスムーズに
    保ち、ストレスをコントロールする働きがあります。気は、のびのびと滞りなく 
    体じゅうをめぐっているのが正常な状態です。ところがストレスや心配事などが
    続くと、気のめぐりをコントロールする機能が乱れ、さまざまな症状が現れるよ
    うになります。この状態を 気が滞ると書いて、「気滞」といいます。これを
    ほおっておくと、ストレスに弱くなり、ますます気が滞りやすくなり、気といっ
    しょに体内を巡っている血の巡りまで悪くなることがあります。
    
アナ: その 気の滞りや血の不足になると どんな症状があらわれますか?

山中: 気滞の症状としては、胃が張った感じ、憂鬱、いらいら、怒りっぽい、情緒不安、
    下痢や便秘、月経不調など、自律神経のコントロールがうまくいかず、精神的
    に不安定になります。
    血の不足では、精神力が弱い、不眠、不安、判断力が鈍い、など消極的になり
    ます。そしてもう一つ心と身体の ”元気の源”となる「気」の不足にも気をつ
    けましょう。気が不足すると、疲れやすい、元気がない、ストレスに弱い、
    食欲不振などになりがちです。気は胃腸が消化吸収する栄養から生み出されます。
    胃腸の働きをよくしてしっかり栄養をとって、ストレスに負けない、元気な身体
    をつくりましょう。
   
アナ: 毎日のお食事も大事なのですね。食養生でおすすめのものがありますか? また
    漢方薬では何がいいのでしょう?

山中: 食の養生としては、体質別にあげてみます。
    イライラタイプの方は ふきのとうなどの旬の香りのよいもので 気の流れを
    よくして下さい。また、苦味のあるものは、怒りや興奮を抑えてくれます。
    肥満傾向の方は 薄味、脂肪を取り除くものを基本にしましょう。
    胃腸が弱い、元気がない方は、血液を補い、元気が出るものがいいでしょう。
    漢方薬では逍遥丸や加味逍遥散、開気丸、瀉下利湿顆粒、など肝の気の巡り
    の滞りを改善するもの、またあわせて血の巡りをよくする冠元顆粒などが    
    よく使われます。いずれも体質に応じて使い分けます。

アナ: ありがとうございました。次回の放送は3月9日 佐世保市浜田町のあいおい薬
    局 山口圭子さんです。
    健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
  今日の内容は 漢方健康日記のブログでも見ることができます。
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漢方健康日記 第243回 「不眠」について

実際の放送とは違う場合があります
『漢方健康日記』原稿2015年10月14日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。担当は長与町の龍虎堂薬局 夏苅和子さんです。宜しくお願いします。爽やかな季節になってきましたが、今日のお話は?

夏苅:はい、朝夕はとても凌ぎやすい良い季節になってきましたが、秋の夜長に「不眠」でお悩みの方も多く、寝つきが悪い・眠りが浅い・何度も目覚める・夢が多いなど、お困りの症状は様々です。漢方で身体を調えて、グッスリ眠ってスッキリ目覚めて頂きたいので、今日は「不眠」のお話です。

アナ:世界の中でも日本人は睡眠時間が短くて、5人に1人は不眠で悩んでいるそうですね。不眠が続くとつい睡眠薬に頼ってしまうのでしょうね。

夏苅:眠っている間に回復のための様々なホルモンが分泌されて翌日の活動に備えています。ですから、不眠が続くようなら一時的には睡眠薬も良いですが、不眠の原因をきちんと改善して眠れる身体にしておくことが大切です。

アナ: グッスリ眠ってスッキリ目覚めたいものですが不眠は漢方ではどのように考えるのですか?

夏苅:体内の陰陽のバランスが整っていると健康なので熟睡出来ることから、中医学では不眠の原因も陰陽の過不足と捉え、不足を示す「虚」と余りを示す「実」に分けて対応します。     まず「不足タイプ」には元気な血液が少ない「血虚」と潤いの少ない「陰虚」があります。血は身体の隅々を潤し養うと同時に脳も養い精神活動の物質的な基礎になります。その血が不足すると脳を養えないので、忘れっぽい、ボーッとする、眠れない、夢が多い、夜中に何度も目が覚めるなどの症状が出ます。血は基本的には食べ物から作られますから、緑の濃い野菜など材料が不足していたり、胃腸機能に問題があって消化や吸収がよくない時、女性なら生理の時などに症状が出やすくなります。この他にドキドキしたり元気がないなどの症状も出ることがあります。この「血虚タイプ」には心脾顆粒が胃腸を整え血を増やすので、頭も不眠もスッキリ解決します。お勧めの食材は、棗やクコの実、卵、干しぶどうなどです。

アナ:「陰虚」と言う言葉はこの番組でも良く耳にしますが、老化と関係がありましたね?

夏苅:はい、「陰」は身体を潤し冷やす働きがありますから、陰虚になると身体の中から火照って脳が興奮しやすくなり、寝つきが悪い、夢が多い、朝早くに目覚める、手足の熱感、めまい、耳鳴り、口の乾燥などの症状が出ます。加齢によって腎の力が弱り潤いが減ることが原因です。更年期などにもおこります。「陰虚タイプ」には瀉火補腎丸もいいですし、天王補心丹は不眠だけでなく、動悸も改善します。山芋や黒ごま、クルミなどのナッツ類もお勧めです。

アナ:毎日生活している中では気づきにくいですが、血も陰も不足するとそんなに色々な症状が出てくるんですね。

夏苅:不足した時は睡眠薬だけに頼るのではなく、きちんと補正しておくことでグッスリ眠れて健康な人生を送ることが出来ます。次に「余りのタイプ」ですが、熱が余った「実熱」と、血液ドロドロからくる「痰熱」があります。「実熱タイプ」は、ストレスが多くイライラして怒りやすい、眼が赤い、水を飲みたがり、口が苦い、便秘がちなど、カッカして眠れない、と言うのがそうです。肝の気がストレスでスムーズに巡らなくなり肝が熱を持った為で、肝熱をさます加味逍遥散や酸棗仁湯がいいでしょう。ストレスは、金木犀や薔薇、菊の花のハーブティーや紫蘇などで軽く発散しましょう。ほてりなどの熱を感じたら、ふきや苦瓜、蓮根、海苔・ワカメなどで熱をさましましょう。

アナ:これは仕事をしている女性には多いのではないでしょうか?症状の軽いうちに対応したいですね。
夏苅:加味逍遥散は自律神経も整えてくれますから、生理前にお乳が張る、生理周期の不順などにも効果的ですのでお試し下さい。最後に「痰熱タイプ」ですが、多くの場合、飲み過ぎ食べ過ぎが原因です。ストレスと相まって消化吸収がうまく行かず、食べ物が胃に長く停滞し、ドロッとした汚い水様の痰を生みます。この痰が長期に溜まると熱化して熱痰になり、胃が重くムカムカして不眠の他に、頭が重くスッキリしない、胸苦しい、ゲップ、胃酸がこみ上げる、悪夢を見るなどの症状に繋がります。温胆湯で頭も気持ちもスッキリし、グッスリ眠れるので朝の目覚めがスッキリ爽快になり好評です。是非お試し下さい

アナ:なるほど。でも、自分の身体の血や陰の不足、余った熱などはどうしたら分かりますか?

夏苅:そうですね。目安は、毎朝ご自分の舌を鏡で見る習慣をつけるといいでしょう。元気なお子さんの舌を参考に、それより赤ければ「熱」がありますし、舌の上にじっとり苔が多ければ痰湿が溜まっています。ご高齢の方は陰虚になりやすく、舌の苔がないかツルツルで割れている場合があります。いずれも熱は上に上がる性質があり、脳を興奮させるので、不眠の方は辛いものや油っこいものは控えましょう。お勧めの食材は、消化を助ける山査子、紫蘇の実、大根などです。特に、ご高齢の方は認知症の引き金になりやすいので睡眠薬は注意されると良いですね。詳しくは長崎中医薬研究会会員店にご相談下さい。

アナ:今日はありがとうございました。次回は10月28日、担当は元船町の藤村薬局、藤村智代さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第234回「ストレス」について


「漢方健康日記」原稿5月27日

実際の放送とは違いがある場合があります。


アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町山崎薬品の山崎京子さんです。宜しくお願いします、さて今日のお話は?

山崎:はい、新緑の季節で、とても過ごしやすい季節になりましたね、新たな生活が始まり環境の変化など心が不安定になりやすい季節でもあります。この時期に多いストレスについてお話をしたいと思います。とくにゴールデンウィーク明けごろから元気がなくなって体調を崩す事が多く、ガンバリの気持ちに身体が追いついていかなくて体調を崩す、俗にいう5月病と言われています。5月病は短期間ですが長期化すると鬱の状態になることもあります。

アナ:新しいスタートの季節は環境の変化が大きくストレスが多いですから、酷くなる前に予防対策が大切ですね。

山崎:そうなんですよね、ストレスを受けると身体に不調がでて、気分も落ち込み身体のバランスを崩します。中医学では心と身体は一つという考えがあり、お互いに影響しあっていますので精神面だけでなく身体全体のバランスを保つ事も大切です。

アナ:心と身体はひとつだということですが、ストレスから体調が崩れるとどんな症状が現れやすいですか?

山崎:はい、症状として一般的にイライラ、情緒不安、不眠、胃痛など現れやすいですね。又ストレスと深く関わっているのが中医学で言う五臓の中の肝です、肝臓の肝はエネルギーや血液の流れをスムーズに保ちストレスをコントロールする働きがあり精神を安定させる作用もあります。また元気の元であるエネルギーを生みだす消化器系も大切です。

アナ:ストレス対策には肝臓の肝と消化器系が関わっているんですね。では、ストレスに負けない体質をつくるにはどんな事に心がけたらいいでしょうか?

山崎:ストレスの対策として3つのタイプに分けられます。血虚(血の不足)タイプ
  気滞(気のめぐりが悪い)タイプ、気虚(エネルギー不足)のタイプに分けられます、血液が不足する(血虚)タイプは精神力が弱くなり、肝の機能も低下してストレスもコントロールできなくなり不安、不眠になりやすいです。食養生として血を養うナツメ、黒ごま、黒砂糖、落花生、レバー、ほうれん草、小松菜、ヒジキなど黒い食材を積極的にとったらいいですね。漢方薬として心脾顆粒、婦宝当帰、天王補心丹、などを使います。
 気滞(気のめぐりが停滞する)タイプはイライラや憂うつ、怒りっぽい、胃痛、胃や腹が張るなどさまざまな不調につながります、食養生としてミント、クレソン、春菊、せり、タケノコ、香りの良いお茶や苦みの食材を選ばれたらいいですね。漢方薬は逍遥丸、加味逍遥散、開気丸、シベリア人参、半夏厚朴湯などを使います。
気虚(エネルギー不足)のタイプは脾胃(消化器の働きが弱く)気力や精神力の源であるエネルギーが不足するので、やる気がでてこない、息切れ、疲れやすい、食欲不振、声が弱いなどの症状が出やすいです。栄養からエネルギーが生みだされるので脾胃のはたらきを良くして元気な身体をつくりましょう。食の養生として胃腸を元気にしてエネルギーを生みだす、豆腐、インゲン、じゃがいも、肉、山芋、大豆、こめ、かぼちゃなどがいいですね。漢方薬は健脾散、補中丸、衛益顆粒、麦味参などがあります。

アナ:ストレスに強い身体をつくるのには、肝臓と消化器を元気にして、気のめぐりを良くする事も大切なんですね。

山崎:そうですね、又暮らしの養生として朝は早起きして、散歩や軽い運動、朝の陽気はイライラを鎮める効果もあります。1日1回笑うことも、楽しいおしゃべりもストレス発散につながります。自分の好きな方法でストレス解消されたらいいですね
症状や体質により対応が異なりますので詳しくは長崎中医薬研究会の
パンダマークの会員店にご相談下さい。

アナ:日常の暮らしの養生も大切なんですね。今日はありがとうございました。
   次回は6月10日 長与町の龍虎堂薬局の春田有紀子さんです。
    健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
    お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしく
    は長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究
    会がお送りしました。





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漢方健康日記 第231回「快適な睡眠」について

『漢方健康日記』原稿4月8日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:今日は漢方で気血の巡りを整えて快適な睡眠を!というお話です。

アナ:睡眠!取れてませんね。

円入:はい、まず睡眠時間についてですが、2009年のOECD経済協力開発機構(OECD)のリポートからですが、加盟18カ国のうちで、1日当たりの平均睡眠時間(15歳以上)が最も短いのが韓国(469分)でその次に短いのが日本(470分)です。ちなみに1番長いのは、フランス(530分)です。日本の470分は7.8時間に相当します。
  7.8時間と聞いてそんなに寝てない、6時間位寝れば良い方と言われる方が多いとは思いますがあくまで
平均の時間です。平均で見て日本人の睡眠時間は世界的に見て短いということです。
  ちなみに長時間睡眠の国に出生率の高い国が多く、短時間睡眠の国に出生率の低い国が多い傾向だそうです。

アナ:睡眠を取る理想的な時間帯は?

円入:日本人の睡眠時間が短いということは分かりましたが、睡眠を取る理想の時間帯はいつが良いのか?
睡眠は、疲れを取るためでなく、細胞の修復のお時間でもあります。
   細胞の修復に必要な物が成長ホルモンです。成長ホルモンとは文字通り、成長期の方の、体の発育に役立つホルモンなのですが、大人になってからも一生を通して分泌されます。大人にとっては、どんな働きをするかと言うと全身の細胞の新陳代謝をします。お肌の修復、内臓の修復など体全体のメンテナンスをするわけですね。その成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯が夜11時から夜中の2時までと言われています。1日の中で同じ8時間寝るとしても寝る時間帯で睡眠の質が変わるということです。
      
アナ:睡眠は疲れだけでなく、お肌にも健康にも大事なんですね。

アナ: 漢方では睡眠をどうとらえているんですか?

円入:漢方では睡眠は後天の精の補充をする時間と言われています。先天の精はご両親から授かった生命力のことです。後天の精とは、呼吸、飲食、睡眠で先天の精に継ぎ足す生命力のことです。
   漢方では眠れないことを気の流れの乱れや、心(漢方で言う心は心臓+全身の血の流れ+脳も含みます。
   例えば、好きな人のことを思えば心臓がドキドキするので脳と心臓はつながっているというようにです)を養う血の不足と考えます。

アナ: 具体的にはどんな漢方薬になりますか?

円入: 感情と関係ありますので感情でタイプ分けします。
イライラする、怒りっぽいと睡眠にどう影響するか?漢方で言う肝に影響します。
全身の気の流れを監督してるところが、肝です。イライラすると肝が熱を帯びて気の流れが渋滞します。
全身をスムーズに流れなくなり、熱を帯びた気は上昇します。温かい空気や温かいお湯が上に上がるのと同じです。体の中も自然界と同じなんです。頭に熱がこもり眠れなくなるのです。
そんな時は、漢方薬で肝の熱を冷ますことで本来の気の流れを取り戻して寝やすくします。
不眠だけでなく、昼間でも肝の熱を冷ます漢方薬を飲んだらイライラしなくなったと言われます。
肝の熱を取る漢方薬は程度に応じて種類がありますので店頭にてご相談下さい。

心配事が多く考え過ぎると睡眠にどう影響するか?漢方である脾(消化器系)と心に影響します。
心配し過ぎ、思い過ぎ、考え過ぎは胃腸の働きを低下させて食べた物から血液を作る働きも低下させます。その結果、心血不足になり、良く眠れなくなります。
また、不眠以外にも、物忘れ、人の話を理解できない、焦燥感などの症状を引き起こすこともあります。
こんな場合は、イスクラ心脾顆粒が良いです。
胃腸の働きを元気にして血液を作る働きを高めて心血を補い不眠や物忘れなどの症状を改善します。
イスクラ酸棗仁湯(サンソウニントウ)は、疲れてるのに眠れない方におススメです。
安神作用のある酸棗仁を多く配合してますので漢方の鎮静剤みたいなイメージです。
私自身、ぐっすり休むために、夜、休む前にお湯で溶いて時々、飲んでいます。
また、カメの甲羅とスッポンの甲羅を煮詰めた健康食品もとても良いと思います。
   亀の甲羅は腎精を補いますので心のほてりを冷ましてくれます。

アナ:睡眠で養生とかはありますか?                                                                                      
   
円入:養生としては、寝る前には、脳を覚醒する作用があるカフェインが含まれる飲み物は控えて欲しいです。寝ている間に少しでも疲れを取ろうとしてカフェイン入りの疲労回復ドリンクを飲むと頭が冴えて眠れなくなり、返って疲れが重なるという逆効果になりかねません。カフェインというとスタミナドリンクと言うイメージですが、意外と子どもさん向けの清涼飲料水にも含まれてますので注意が必要です。買う時にラベルの成分表にカフェインの文字があるかどうかをチェックしてみてください。
お風呂にゆっくり浸かるのも良いですね。リラックスした気分になります。
逆に熱めのシャワーは逆に神経を興奮させますので、シャワーよりは湯船に浸かることをおススメします。
蕎麦がらの枕なども、頭の熱を取ってくれるので頭をクールダウンさせるのに良いと思います。
漢方薬も種類によっては、小分け販売も可能ですので詳しくは店頭でお気軽にご相談下さい。
   
アナ:ありがとうございました。次回は4月22日水曜日、担当は長崎市滑石、朱雀薬局の古川由美子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
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肝の熱を取る処方。
加味逍遙散エキス顆粒、イスクラ瀉火利湿顆粒(不眠の効能が無いので本文から外しました)

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漢方健康日記 第210回 「五月病」について

実際の放送とは違いがある場合があります。
『漢方健康日記』原稿5月22日
アナ:漢方健康日記。このコーナは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。担当は大村市西三城町の山崎薬品、山崎京子さんです。
よろしくお願いします、さて今日のお話は?

山崎:はい、今日はよく言われる「5月病」についてお話をしたいと思います。
   5月はゴールデン・ウィークもあり、楽しい休日を過ごされたでしょう。   
5月病は特にゴールデン・ウィーク明けから多くなります。

アナ:5月病とはどんな病気ですか?

山崎:はい、5月病とは病気ではないのですが、新入社員や大学の新入生に見られる、
   新しい生活や環境にうまく適用できないために、心や体にあらわれた変調や症状を言います。


アナ:具体的にどんな症状がでますか?

山崎:精神的には、やる気がでない、気分が落ち込む、イライラする、焦りや不安
学校や職場に行きたくないなどの症状が出やすいです。又身体的には、
朝起るのがつらい、よく眠れない、食欲がない、嘔吐、
頭痛や腹痛などもあります。生活行動面ではお酒やたばこの量が増えたり、食べ過ぎ、刺激物を好むようになります。


アナ:このような症状はどんな事が原因で起こりやすいですか?

山崎:中医学ではストレスによって、気の巡りが滞り、血液の巡りも悪くなって
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると考えます。気の流れを主るところが(肝臓の肝と書き)「肝」は精神作用との関連が強い臓器として重視しています

アナ:5月病はストレスとのかかわりが深いのですね。
このような症状を改善するには、どんな事に気をつけたらいいですか?


山崎:はい、まずは先ほどお話したストレスによる精神状態は肝の気のめぐりが滞った肝うつ気滞であるので、気のめぐりをよくし肝機能を高め、心身のバランスを整える事が大切です、環境の変化によるプレッシヤーやストレス、フラストレーションが原因といわれていますので、好きなことに打ち込んだり、おいしい物を食べたり、好きな音楽を聴いて気分転換を図りましょう。そして、疲れをためず無理をせず、睡眠を十分とってバランスのよい生活のリズムをつくることが大切です。

アナ:ストレスには気分転換が大切なんですね。「5月病」にいい漢方薬があるのですか?

山崎:はい、症状のタイプによって、使う漢方薬も異なります。まずストレスにより
イライラ、怒りやすい、憂うつ、ほてり、胸や脇が張るなど、気の流れが滞る
「肝鬱気滞」タイプには開気丸、加味逍遥丸を、ミンハオ、 なかなか寝付かれない時には柴胡加竜骨牡蠣湯などがいいでしょう。また「心臓の心と脳、肝と自律神経」には深い関係があり、心と肝に十分な血液が満たされると精神が安定します、不安感、夜中に目が覚める、夢が多いなど「心、肝血の不足、潤い不足」のタイプには婦宝当帰膠、天王補心丹、胃の不調があれば健胃顆粒、勝湿顆粒、晶三仙をプラスするといいでしょう。

アナ:5月病も漢方で改善できるのですね、では、日頃の生活の中でどんな事に気をつけたらいいですか?

山崎:はい、そうですね 新しい環境の変化や人間関系に適応しようと頑張りすぎないように、ゆっくり慣れていくつもりで過ごすことが大事ですね。食べ物としてはストレスを発散する香りのよい・ふきのとう・セロリ、ジャスミンなど
又血を補って精神を安定させる・黒砂糖・クコ、なつめ・卵 ・ゆりの根
カルシウムが沢山含まれている小魚・ホットミルク・ホットココアなどが
いいですね。
症状や体質により対応が異なりますので詳しくは長崎中医薬研究会の
会員店にご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は6月12日長与の龍虎堂薬局の夏苅竜子さんです。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページや漢方健康日記のブログをご覧ください、このコーナは長崎中医薬研究会が送りいたしまた。


    





   




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漢方健康日記 第205回 「ストレスと上手に付き合う方法」について


実際の放送とは違いがある場合があります。
『漢方健康日記』ストレス 3月13日

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
    究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的 
    な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の西山 山中薬局 
    山中みちよさんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

山中 :春は始まりの季節で、自然界は活発に動き始め 草や木は芽を出し
    ぐんぐん育ちます。人ものびのびと気持ちよく過ごして新陳代謝をコントロール
    する「肝」の機能をすこやかにし、気、血、水の流れをスムーズに保ちます。
    ここで云う「肝」とは 肝臓の「肝」という字なのですが、機能をも含めたもっ
    と広い概念を含みます。しかし、
    春は自然界も人間社会も環境の変動が大きく、情緒も不安定になりやすく、
    ストレスや気分がおちこみやすい要素がたくさんあります。   
    それで今日は、心の不安定やストレスと上手につきあってこれからの1年を元気
    に過ごすのにお役にたつお話をしたいと思います。

アナ: 春は変化が多くてストレスを感じやすい季節なのですね。
       
山中: そうですね。
    小さな心の不調は、「ストレスだからしょうがない」と抱え込んじゃうかもしれま
    せん。放っておくと、うつ病や不眠症、心身症などにつながることがあるかも
    しれません。深刻な状態にならないよう、心の声に耳を傾け、ストレスを上手に
    発散するよう心がけましょう。
   
アナ: どうやったら発散できるのでしょうか?

山中: イライラする、気分が落ち込む、やる気がでない、などのトラブルは、元気な時
    はうまく対処できるのに、疲労や睡眠不足などで体調をくずしていると
    もろに受けてしまいます。漢方では、”心と身体は切り離せないもので、心の不調
    には身体の状態が深く関わっている”と考えます。
    まず、身体におこっている不調から改善し、心とからだ、全体を健やかに整える 
    ようにしましょう。

アナ: 心と身体 まず身体をととのえるのですね。

山中: はい。心の健康と深く関わっているのは、元気の源となる「気」と、
    精神を安定させ、身体に栄養を配る「血」です。「気」は生きていくためのエネル  
    ギーであり、「血」は全身をくまなく流れている血液ですね。
    この気と血の二つが十分であれば、ストレスの影響をそれほど大きく受けること   
    はありません。それと反対に、気・血が不足したり、体内をスムーズに流れにく
    くなったりすると、ストレスの影響を強く受けて心の不調が現れやすくなるので
    す。
アナ: ストレスやイライラが長引くと、そこから抜け出せなくなっちゃいますね。 

山中: ストレスやイライラが続くと、血の流れがわるくなり、全身に栄養を運んだり、   
    老廃物を回収する肝の機能が低下し、気の巡りが滞ってしまうのです。
    肝は全身を巡る「気」の流れをスムーズに保ち ストレスを発散したり、胃腸の働
    きを促進して 「血」や「水」の巡りをよくするなどの働きを受け持っています。
    また、血を蓄える力を高めるためには、まずバランスのよい食事でしっかり栄養
    を摂り、体内の血を十分に養うことが大切です。

アナ: どんなものを食べたらいいのでしょう? また、漢方薬でなにかおすすめはあり
    ますか?

山中: 食の養生としては、肝の働きを整える、かつお、あわび、わかめ、しじみ、
    クレソンなどを時々。香りでストレスを発散させる、ミント、みつば、春菊など
    その他 香りのある野菜いろいろあります。ストレス発散の甘いものはほどほど
    にしましょう。ストレスやうっとうしい気分を発散するお茶や、さっぱりとした
    ものをとりましょう。   
    漢方薬では血を補う事(補血)により、体力をつけ、春の忙しい時期も、穏やかに楽しく過ごすことができます。それには、婦宝当帰膠がおすすめです。また気の巡りを良くしストレス発散させ肝の働きを伸びやかにする逍遥丸や加味逍遥散、開気丸、瀉火利湿顆粒、冠元顆粒などがよく使われます。この他にもいろいろあり、また お薬にはそれぞれ特徴がありますので、もよりのパンダマーク のお店にお問い合わせください。

アナ: ありがとうございました。次回は3月27日 佐世保市浜田町のあいおい薬局
    山口圭子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会
    員店へどうぞ。
  お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしく
    は長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究
    会がお送りしました。
| ストレス・不眠のお話 | 09:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第192回 「睡眠の質を良くする、体質別のお話」について


実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な
くらしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市滑石の朱雀薬局三宅涼子さんです。宜しくお願いします。今日のお話は?

三:暑い日が続いていますが、皆様、夜は眠れていらっしゃいますでしょうか?暑くて寝苦しいこの時期、普段から睡眠がうまく取れない方は特に疲れが残り夏バテを起こしやすくなります。今日は、睡眠の質を良くする、体質別のお話しをしたいと思います。

アナ:眠れない原因は人によって、それぞれ違うのですね。

三:そうですね。まず、貧血タイプの方です。これは女性に多いのですが・・・筋肉(主に赤筋)にはたくさんの毛細血管があります。全身の血液量の70%は毛細血管の中に蓄えられているので、筋肉の多い人ほど血液の量も多いと考えられます。女性は筋肉量が男性に比べて少ない為、全体的に血液量が少ない方が多く、更に毎月の生理、出産などで、より少なくなってしまっています。
検査値に出ていなくても、血液の薄い方、全体量が少なめな方は多くいらっしゃいます。
  このタイプは、疲れやすいので、寝つきはいいのですが、熟睡感がなく、夢が多く、寝起きが悪い事があります。

アナ:体の血液の量と睡眠には繋がりがあるのですね。

三:はい。脳は血液の海と言われていますので、全体の血液量が減って脳内にたっぷり血液がいかなくなると、ソワソワしてきたり、落ち着きがなくなって、睡眠の質も悪くなります。

アナ:漢方ではどういったものを使うのですか?

三:はい。血液を増やしてくれる、婦宝当帰こう、帰脾湯、酸そう仁湯などを使います。少しずつ血液量が増えていくと、眠りの質もよくなってきます。

アナ:他には、どういったタイプがありますか?

三:はい。次はイライラ、ほてりタイプです。ストレスを感じると神経が高ぶり、興奮しやすく、血液も普通より熱くなっています。
  夜になっても血液が熱く、体温が高いために脳も興奮状態でなかなか寝付けません。
  また、近頃は眠る直前まで、パソコン、携帯を見たりする方が多くいらっしゃると思います。夜になったら出来るだけ、脳を興奮させる行動は控えて、夜11時前には寝るように心がけましょう。

アナ:どうして11時前なのですか?

三:夜11〜2時までの3時間は質の良い睡眠をとる最適な時間と言われています。また、日ごろから睡眠時間の短い方は体に熱を持ちやすく、血液も熱くなり、一層、睡眠の質が悪くなります。こういった、血液に熱をもった、ほてりタイプは血液を冷ましてくれる漢方薬、杞菊地黄丸、天王補心丹、清営顆粒などを使います。

アナ:他のタイプもありますか?

三:はい。最後にくよくよタイプです。ストレスの多い環境などで、不安で元気がなく、神経が過敏になっている為、脳が休まらず、熟睡も出来ないので、早く目が覚めてしまうタイプです。漢方では安神効果のある温胆湯、酸そう仁湯などを使います。
  私も、忙しくて、脳が興奮していたり、頭でいろいろ考えて、寝つきが悪かったり
  夢ばかり多くて、熟睡感がない日もあります。そういった時は、ハーブティーのシベリア人参を飲んで、リラックスを心がけたり、その時の自分にあった漢方薬で、短時間でも質の良い睡眠をとり、スッキリ疲れを残さず朝を迎えるようにしています。

アナ:時々、眠れない時に使うこともあるのですね。

三:そうですね。1時的に眠れない方はそういった使い方ができるものもありますし、複合的にいくつかのタイプが組み合わさって、慢性的な不眠な方もいらっしゃいますので、その方にあったものを選んでもらうと良いと思います。是非、店頭に行かれて相談されてみてください。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は9月12日長崎市東古川町 漢方松風堂の太田 玲子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第172回「ストレスと胃腸」のお話

10月25日「ストレスと胃腸」のお話

実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口圭子さんにお話を伺います。今日のお話は?

山口:今日は「ストレスと胃腸」についてお話しようと思います。   

アナ:今はストレス社会で、最近では大人だけではなく、子供もストレスを抱えている 
   と言われていますよね。          

山口:そうですね。仕事や勉強が忙しかったり、いろいろな悩みや心配事など私達の周りにはストレスだらけです。いやなことばかりではなく、結婚や子供の進級などの本来はうれしいこともストレスの一因となることがあります。そのストレスが原因で体に様々な症状がでてくることがあります。

アナ:うれしいこともストレスになるんですね。そう考えると私達が生活して行くうえでストレスは避けて通れないものなんですね。「ストレスから胃腸の調子が悪い」なんていわれる方も時々いらっしゃいますよね。

山口:そうですね。胃腸はストレスの影響を受けやすいところで、中医学では「肝の病脾胃に及ぶ」と言われています。精神的なストレスは肝臓の働きを緊張させ、その影響は胆汁を介して胃や十二指腸、すい臓などの消化器系、中医学でいう脾胃に影響するということなのです。

アナ:消化器系に影響するとどうなるんでしょう?

山口:胃腸の働きが悪くなると食べ物の栄養の消化吸収が悪くなり、うまく吸収されなかったものがネバネバした痰のようになって溜まっていきます。これを痰濁と言いますが、中医学では、経絡と呼ばれる道をエネルギーや血液などが流れ、全身に栄養や情報を伝えているとされていて、痰濁がその通り道に滞ると体のあちこちに不調がでてきます。特に脳などの精神活動を司る通り道に滞ると不眠や憂鬱感、不安感などの症状が出てきます。痰濁が長く停滞すれば熱がこもってイライラしたりすることもあります。
   

アナ:胃腸の機能が低下することで不眠症などの症状がでることがあるんですね。そのような症状の方にお勧めの漢方がありますか?

山口:はい。温胆湯がお勧めです。黄連、半夏、竹茹、酸棗仁、陳皮など、痰濁を取り除き体内の巡りをよくしてこもった熱をさまし、精神活動を安定させる生薬が配合されています。私の薬局に色々とご相談にみえる方で、仕事上ストレスや、お付き合いで外食される機会が多い60代の女性がいらっしゃるのですが、更年期も重なり不眠や不安、時にはイライラ感で悩んでいらっしゃいました。血圧も高く血液の循環が悪い瘀血の状態もみられましたので、冠元顆粒と温胆湯を併用していただきました。病院からのお薬も以前よりは減り、時々調子が悪くなられる時もあるようですが、漢方を取り入れてストレスの影響を少なくしてうまくコントロールしていらっしゃいます。

アナ:ストレスを受けても、自分の症状に合った漢方で症状を軽くする事ができるんですね。

山口:そうですね。あとは、ストレスが溜まっていて胃腸の調子が悪いと感じる時は、脂っこい食事は避け、刺激物も控えめにしましょう。お酒も少量ならリラックス効果がありますが、量が多くなると痰濁を溜めるもとになりますので控えめに。今回は主にストレスが消化器系に影響するというお話をしましたが、ストレスから引き起こされる症状は人それぞれいろんなタイプがあります。エネルギーの巡りが悪くなり停滞している気滞タイプ、ストレスが長期化しエネルギーや血液、体の潤いなどが不足している虚弱タイプなど、症状によって対処方法も違ってきます。ぞれぞれの対処法を知り、上手にストレスと付き合っていけるとよいですね。   

アナ:ありがとうございました。次回は11月8日、担当は長崎市小ヶ倉町の小ヶ倉薬品の円入利徳さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第138回 「5月病」について

漢方健康日記 第138回 「5月病」について

アナ:漢方健康日記。このコーナは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。
普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。
担当は大村市の山崎薬品、山崎京子さんです。
よろしくお願いします、さて今日のお話は?

山崎:はい、今日はよく言われる「5月病」についてお話をしたいと思います。
5月はゴールデン・ウィークもあり、楽しい休日を過ごされたでしょう。   
5月病は特にゴールデン・ウィーク明けから多くなります。

アナ:5月病とはどんな病気ですか?

山崎:はい、5月病とは病気ではないのですが、新入社員や大学の新入生に見られる、
新しい環境にうまく適用できないために、心や体にあらわれた変調や症状を言います。

アナ:具体的にどんな症状がでますか?

山崎:精神的には、やる気がでない、気分が落ち込む、イライラする、焦りや不安、学校や職場に行きたくないなどの症状が出やすいです。
又身体的には、朝起きられなくなる、よく眠られないだけでなく、食欲がない、嘔吐、頭痛や腹痛などもあります。
生活行動面ではお酒やたばこの量が増えたり、食べ過ぎ、刺激物を好むようになります。

アナ:このような症状はどんな事が原因で起こりやすいですか?

山崎:中医学ではストレスによって、気の巡りが滞り、血液の巡りも滞って「肝」の交感神経と副交感神経のバランスをとる働きがうまくできなくなって起こると考えます。

アナ:5月病はストレスとのかかわりが深いのですね。
このような症状を改善するには、どんな事に気をつけたらいいですか?

山崎:はい、まずは、気のめぐりをよくし肝機能を高め、心身のバランスを整える事が大切です。
環境の変化によるプレッシヤーやストレス、フラストレーションが原因といわれていますので、好きなことに打ち込んだり、おいしい物を食べたり、好きな音楽を聴いて気分転換を図りましょう。
そして、疲れをためず無理をせずに睡眠を十分とってバランスのよい生活のリズムをつくることが大切です。

アナ:ストレスには気分転換が大切なんですね。「5月病」にいい漢方薬があるのですか?

山崎:はい、症状のタイプによって、使う漢方薬も異なります。まずストレスによりイライラ、怒りやすい、憂うつ、ほてり、胸や脇が張るなど、気の流れが滞る「肝鬱気滞」タイプには開気丸、加味逍遥丸を。
なかなか寝付かれない時には柴胡加竜骨牡蠣湯などがいいでしょう。
また「心と脳、肝と自律神経」には深い関係があるで、心と肝に十分な血液が満たされると精神が安定します。
不安感、夜中に目が覚める、夢が多いなど「心、肝血の不足」タイプには婦宝当帰膠、天王補心丹などを、
胃の不調もあれば帰脾湯がいいでしょう。

アナ:5月病も漢方で改善できるのですね、では、日頃の生活の中でどんな事に気をつけたらいいですか?

山崎:新しい環境の変化や人間関系に適応しようと頑張りすぎないように、ゆっくり慣れていくつもりで過ごすことが大事ですね。
食べ物としてはストレスを発散する香りのよい・ふきのとう・セロリ、ジャスミンなど。
また、血を補って精神を安定させる・黒砂糖・クコ、なつめ・卵 ・ゆりの根・ホットミルク・ホットココアなどがいいですね。
症状や体質により対応が異なりますので詳しくは長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は5月24日です、担当は長崎市の小ヶ倉薬品の圓入利徳さんです。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページや漢方健康日記のブログをご覧ください。
このコーナは長崎中医薬研究会が送り致しました。
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