漢方健康日記 第248回 「お血(おけつ)」について

『漢方健康日記』原稿5月9日
実際の放送とは違う場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:今日は「お血」のお話です。
お血とは、血が汚れている、濁っている。あるいは水分不足で血液がドロドロになっていて、
血の流れが滞っている状態のことをいいます。

アナ:「お血」という言葉、最近時々雑誌などでお目にかかる機会が増えたような気がしますね。

円入:漢方では、健康維持のためには、血液の量、質、流れる力も含めて重要と考えています。
川で例えるといくら水がキレイでも水の量が少ないと、体の隅々まで栄養や酸素を送ることができません。
またコレステロールや中性脂肪、血糖などが高く、血液がドロドロになると、流れも悪くなります。
血液が流れにくい「お血」状態が続くと毎日の体調に影響を及ぼしますし、病気の下地をつくることにもなりかねません。 

アナ:「お血」って、体感というか自覚症状としてはどういったものがあるのでしょうか?

円入:お血の症状として、足の静脈が浮き出ている。痔がある。生理痛がひどい、塊が出る。頭痛、物忘れしやすい。ストレスを溜め易い。寝つきが悪い。手足のしびれ。肩や首筋が凝る。手足が冷える。腰痛がある。胸に刺すような痛みがある。顔色がどす黒い。歯茎が暗赤色。目の下にくまができる。しみ・そばかすが多い。あざが出来やすいなどがあります。

アナ:なるほど、では「お血」を改善するのには、どういう漢方薬があるのでしょうか?

円入:いくつかありますが、近年、注目されているものに丹参製剤の冠元顆粒という漢方薬があります。
   この丹参製剤は漢方は長く飲まないと効かないというイメージを覆し、服用30分後から血流が改善することも研究により分かりました。
   また、丹参製剤を飲まれた方の感想として多かったのが、「体が軽くなった。全身がスッキリした」というものでした。私達の体は細胞から出来ており、全身60兆個の細胞に栄養素と酸素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収するという新陳代謝がより円滑に行われるようになったからだと思われます。
さらにこの丹参製剤には、生薬「木香(モッコウ)」「香附子(コウブシ)」が配合されていて、身体の中で滞った気(肝鬱)をスムーズに通す働きにより自律神経がより安定したからだとも思われます。

アナ:そんなに早く効く漢方もあるんですね。お血をつくらない生活上の注意点とかはありますか?

円入:はい、2点あります。1つめは食生活では、食べ過ぎ・飲みすぎです。いくら体に良い食べ物であっても消化能力を超えて食べ過ぎれば消化出来ない残りの部分は老廃物となり血の汚れのもととなります。 2つめは、漢方では、精神や感情の状態を「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の七つに分類し、これを「七情(しちじょう)」と呼んでいます。激しすぎる過度の感情は血液を固めるとも言われています。まさに「病は気から」なのです。

アナ:気持ちの持ちようによっても「お血」を作り出すとは驚きですね。気を付けねば!

円入:お血は最終形態。原因があります。お血をつくる原因はその人によって異なります。
1.イライラや緊張が続くストレスで気の流れが悪くなって血の流れも悪くなるタイプ。気滞と言います。
2.疲れや心臓のポンプ作用の低下など、気というエネルギーの不足にたべより血を押し出す力が弱くなったことで血の流れが悪くなるタイプ。気力低下の気虚といいます。

3.ほてり、喉の渇きなど、体液不足が原因での血の流れが悪くなるタイプ。陰虚といいます。
4.貧血など血液の不足のタイプ。血虚といいます。
5.寒い環境にいるなど、体が冷えている状態。陽虚といいます。
6.食べ過ぎ飲みすぎで血液中に老廃物やコレステロールが溜まりすぎているタイプ。痰濁といいます。
それぞれタイプによりつかう漢方薬は異なりますので「お血」を改善する丹参製剤と「お血」をつくる
原因の漢方薬とを一緒に飲まれるとより体調が良くなると思われます。冠元顆粒はお近くのパンダマークのお店でお試しで飲まれてぜひ血流改善を体感されて下さい。
詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は5月23日 長崎市 朱雀薬局 三宅涼子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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漢方健康日記 第286回 「糖尿病の漢方養生法」のお話

漢方健康日記原稿です。
実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。
普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。
担当は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳(えんにゅうとしのり)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

円入:はい、今日は、「糖尿病の漢方養生法」のお話です。2012年の国の調査で「糖尿病が強く疑われる人」・・・950万人 「糖尿病の可能性を否定できない人」・・・1,100万人
合計2,050万人となり、国民の5人に1人が糖尿病あるいはその予備軍と言われています。
ところが4割の人がほとんど治療を受けていないそうです。なぜなら糖尿病の初期には全くと言っていいほど自覚症状が無いからと言われています。ですが、糖尿病が、いつの間にか治ってしまうという事はありません。
逆に気づかないうちに悪化し気が付いた時には重い合併症を併発しているというケースもあるようです。

アナ:国民の5人に1人、糖尿病の方、そんなにいらっしゃるんですか。

円入:はい、糖尿病の自覚症状の例です。
た・・・体重が減る。初期は太ることあり。
ち・・・ちかごろ、のどが渇き、水をたくさん飲む。
つ・・・疲れやすい。体がだるい。
て・・・手足のシビレ
と・・・トイレが近い。特に夜間多尿。

アナ:糖尿病ってどうしてなるのでしょうか?

円入:はい、漢方の立場から見た糖尿病の原因です。

1.不適切な飲食
 長い年数にわたって、甘い物、脂っこい物、アルコール類を取り過ぎると、
胃腸や膵臓の消化能力を超えてしまい、消化出来なかったエネルギーが熱となり、陰(身体の潤い)を消耗し陰虚になります。
2.ストレス
 過度のストレスを受け続けていると、気が滞り、熱を発して陰(体の潤い)を消耗し陰虚になります。
 
3.過労
過労は、体内を潤して熱を冷ます陰液を消耗させて陰虚化熱となります。

アナ:不適切な飲食、過度のストレス、過労で糖尿病に近づくのですね。漢方で見るとどんな体質なのでしょう?

円入:漢方から見た糖尿病の体質はいずれも「陰虚」(潤い不足)が大元にあり、潤す水が少ないために冷やすことが出来ず、余ってしまった熱が定着します。
 最初は気陰両虚、進むと血流の勢いがなくなり、血液がドロドロで流れにくくなる「陰虚お血」の状態です。
少しづつ血管内壁が障害を受け、糖尿病の慢性合併症を引き起こします。
糖尿病が怖いのは、この合併症が起こるからです。まずは血流障害がおこりやすくなります。漢方では、血を動かすのは、気というエネルギーの力と考えますので気が不足すると血流が滞りやすくなります。
 さらに陰という体内の水分が不足して血液が濃縮されれば、血がどろどろして流れにくくなります。この血液の流れが悪い状態をお血と呼んでいます。このお血プラス気陰両虚が糖尿病で一番多い病態です。
  
アナ:お血プラス気陰両虚? 漢方ではどのように対応するのですか?

円入:はい、気陰両虚は、疲れやすい。体がだるい状態も含みます。
主に「麦味参(ばくみさん)」という漢方処方が用いられます。気というエネルギーを補ながら、体内の水分を補い、肌や血液を潤す働きがあります。

アナ:お血には?

円入:はい、全身の血液の流れが滞る状態を漢方では、お血と言います。そのお血が極度に進むと、内臓や組織は機能しなくなります。
例えば、3大合併症の1つである糖尿病性腎症。これは腎臓で血液を濾過する糸球体の毛細血管が血流障害で硬くなったものです。硬くなった組織は元には戻らず、進行して人工透析になる人が年間1万人以上とも言われます。

アナ:人工透析とは怖いですね。他にも合併症は有りますか?

円入:はい。一番怖いのは目です。糖尿病性網膜症は、カメラで言えばフィルムに当たる目の網膜に酸素や栄養を送っている毛細血管が詰まったり破れたりして視力障害を起こすものです。その他にも糖尿病性神経障害があります。抹消神経系の細胞が毛細血管の血流障害で異常をきたすもので、足のしびれなどの知覚障害、運動障害を起こします。

アナ:お血が毛細血管だけでなく太い血管でも発生した場合は?

円入:心筋梗塞や脳梗塞の誘発につながります。ただその背景には、高血圧、脂質異常症、や肥満が関係していることが多いと言われます。

アナ:それではお血にはどんな漢方薬が使われますか?

円入:代表的ものに丹参製剤があります。丹参製剤は、血液の汚れを浄化したり、血液の粘り気を低下させたり、毛細血管を広げて太い血管から末梢の血管までの血流を回復する効果があります。
漢方では、合併症にならないようにあるいは合併症が改善されるように血管の障害を予防して血流を助けることを目指しています。
詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回は9月27日長崎市の朱雀薬局の三宅さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会
   会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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漢方健康日記 第280回 「あなたの膵臓(すいぞう)疲れてません?」について
漢方健康日記 原稿 H29年6月14日 織田
実際の放送とは異なる場合があります

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は島原市広馬場町のしまばら薬局の織田堅一郎(おだけんいちろう)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

織田:はい、今日は『あなたの膵臓(すいぞう)疲れてません?』ということについてお話したいと思います。実は私ごとですが、私は身長170センチ、体重52キロなんです。お会いしたほとんどの方に「スリムで良いですね」と言われるタイプです。

アナ:あら、うらやましいですね〜。

織田:しかも、どんなに食べても太らないんです。
夏前にダイエットを考えていらっしゃる方には、本当にうらやましい話かも知れませんが、じつはそう喜んでもいられないんです。
  
アナ:えっ、といいますと?

織田:「食べても太らない」ということは、逆に問題でもあるということです。
この問題の原因として最近気をつけなくてはならないことは「膵臓の機能が正常か?」ということです。
   
アナ:膵臓(すいぞう)の機能ですか?

織田:はい、膵臓は長さ15センチくらいの細長い内臓で、胃の裏側あたりに位置しています。タンパク分解酵素をはじめとして、私達が食べた食べ物を消化・分解する色々な酵素を産生し分泌しています。膵臓のおかげで私達は生きていくために必要な栄養素を体の中に摂り入れることができるんです。
膵臓が十分に働かなかったら、私達は栄養失調になり、元気に生きていくことができなくなってしまいます。

アナ:なるほど、とても重要な内臓なんですね。

織田:厚生労働省の調査で2016年度の慢性膵炎の全国患者数は29000人となっているようです。数値だけ見ると少なく感じますが、私は潜在的患者さんがかなり多いと考えています。
私も慢性膵炎の診断を受けたわけではありませんが、その可能性は否定できません。なんせ、食べるの大好き、飲むの大好きですから…。
慢性膵炎の患者さんの特徴は「食べても太れない」ということです。もし、食べても太れない方で、食後みぞおちから左上腹部、もしくは背中が痛むという方は、一度医療機関を受診されることをお奨めします。

アナ:なるほど、意識した方がよさそうですね。予防として、普段の生活で注意する点などはありますか?

織田:慢性膵炎になる一番の原因は「アルコール」と言われています。そして、もちろん「食べ過ぎ」ですね。
ですから養生法としては、いつも言いますが「食べ過ぎない・飲み過ぎない」ということです。そして「よく噛むこと」、よく噛むことによって、消化がしやすくなり、膵臓の負担を減らすことができます。

アナ:なるほど、何かおすすめの漢方などありますか?

織田:私がいつもお奨めしていますが、何と言っても「晶三仙」です。晶三仙には「サンザシ、麦芽、神麹(しんきく)」という三つの生薬が含まれています。サンザシには脂肪の消化を助け消化器全体の働きを高める作用があります。中国では、お菓子として日常的に食べられていて、子供たちにも人気のようですよ。神麹(しんきく)というのは、小麦粉、麹、小豆の粉末などを混ぜ合わせて発酵させたもので、麦芽とともに米や麺類、パンなどの炭水化物の消化を助けます。
私も食べ過ぎたときなど、食後に2〜3包飲みます!胃もたれもなく、スッキリですよ!


アナ:有難うございました。
次回の放送は6月28日水曜日 佐世保市浜田町のあいおい薬局 山口圭子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。
お問い合わせは、長崎中医薬研究会ホームページをご覧いただくか、「漢方健康日記」でご検索ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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 漢方健康日記 第276回 「血管力UP」について

『漢方健康日記 血管力UP』 4月12日山中
実際の放送とは異なる場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は西山の山中薬局 山中みちよさんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山中:今日は「血管力」についてお話しようと思います。人が老いるとともに「血管」も、老化がすすんでいきます。血管の老化をほおっておくと、心疾患、脳血管疾患などを起こしやすく 寝たきりの生活や突然死などにつながることもあります。

アナ: ふだん、身体の不調を覚えないのに 突然そんな目にあったら、当のご本人には、とうてい、受け入れがたいことでしょうね。

山中:そうですよね。ご本人にとっては、突然のことでしょうが、どなたでも血管の老化は徐々にすすんでいるのです。
   健康な血管は、しなやかで弾力があり、内壁もなめらかです。血液もさらさらだと、滞りなく流れます。このように、若々しく健やかな血管で、血液をスムーズに巡らせる力を「血管力」と言います。ところが、血管は年齢とともに老化が進み、年齢を重ねるにつれて硬く弾力のない状態になります。さらに 不適切な生活習慣、体力の低下などが続くと、血流も悪くなってしまいます。
   こうした状態を放置していると、やがて 心筋梗塞、脳内出血、脳血管性認知症といったさまざまな病気を呼び寄せる要因となってしまうのです。
   中医学では、このような血管力が低下した状態も「お血」と考えます。

アナ:そんなお血の状態で 血液が 身体中をめぐっているなんてこわいですね。
   しなやかで弾力がある血管を維持するにはどうしたらいいのでしょう?

山中:しなやかで弾力ある血管を維持するには、抗酸化作用がある サージオイル製剤サージ製品をおすすめしま す。このサージ製品には血管を柔らかくするフラボノイドや パルミトオレイン酸が豊富に含まれており、またビタミンEや ベーターカロチンも豊富に含まれていて、体内のサビつきを防ぐ効果もあります。
                                                    アナ:サージ製品をのむと、血管が柔らかく しなやかになるのですか?

山中:そうですね。また血管力の低下はなかなか自覚しにくいものです。次の3つ
   のタイプにあてはまる症状があれば、血管力が低下しているサインと考えて、
   血管を柔らかく、しなやかにし、かつきれいな血液がさらさらの状態にしましょう。 
アナ:どうしたらいいのでしょうか? 
   まず 血管力が低下している、3つのタイプについて 教えて下さい。

山中:はい。
    …砲澆笋靴咾譴ある ドロドロ血タイプ 
   ◆ゝ弱体質の気・血不足タイプ
    冷え性タイプ         
   
   まず,猟砲潺織ぅ廚任后カロリーの摂り過ぎ、運動不足、ストレス過多などで、
   「血」も汚れでドロドロになり、血管の弾力が失われて硬くなったり、硬くなった血管をドロドロ血がむりやり通っていくと、血管が傷ついたり、内壁に汚れが溜まって血栓の原因になったりするので要注意です。油っこい料理や糖分の摂り過ぎに注意しましょう。
   
   △竜弱体質の方は、高齢、慢性疾患の方に多く、「気」は血の流れをサポートし、また体を温めることで血流をスムーズに保っています。「気」が不足すると血を巡らせるエネルギーが足りず、血流が滞ってしまうのです。また身体に栄養を与える「血」が不足すると、血管にも栄養が行きわたらなく 十分に血管を養うことができず、血管の質や、働きが衰えてしまうのです。養生の基本は、胃腸の働きを整えて、気・血の源となる栄養を無理なく十分摂ることです。
   
   の冷えのタイプの方。「血」は冷えると凝固しやすく、温めると流れるという性質があります。身体が冷えると、血行障害を起こしてしまうのです。また急な気温の低下で身体が冷えると、血管の収縮につながることもあり、寒いところでの心筋梗塞や脳梗塞などにも注意しましょう。

   以上3つのタイプを例としてあげました。
   ´↓いずれの場合も          
   各々のタイプに見合った漢方薬を選び、血管をしなやかにしてくれるサージ製品と 血液さらさらの冠元顆粒を併用することで 「血管力」をアップして健康な生活をとりもどすことができると思います。
   症状にあわせて養生法や漢方薬も変わってきますので、長崎中医薬研究会の会員店でご相談ください。

 アナ:ありがとうございました。次回は4月26日水曜日、担当は、長崎市小ヶ倉町、
    小ヶ倉薬品 円入 利徳さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
 このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第274回 「睡眠障害」について

『漢方健康日記』原稿3月8日
実際の放送とは異なる場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長与町の龍虎堂薬局、春田有紀子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

春田:今日は「睡眠障害」についてお話しようと思います。なかなか寝つけない、夜中に目が覚めるなど、睡眠の悩みを訴える方が増えています。睡眠障害はストレスが原因になっていることがほとんどですが、そこに夜更かしや食事の不摂生とか、成人病、更年期や老化などの問題が関わることで慢性的な睡眠障害になっていくんですね。

アナ: 漢方ではその人それぞれの体質を治していくということはいつもお話しして頂いていますが、睡眠障害もやっぱり原因は人それぞれの体質で違うんでしょうか?

春田: そのとおりです。「睡眠障害」という結果につながる体質は6種類あり、それぞれ治し方が違います。
1番目の体質はストレスで気の巡りが悪くなった「イライラタイプ」。肋骨周辺の痛み、ため息、喉の詰まりがあったりします。お薬は気の巡りをスムーズにする「逍遥丸」などを使います。
2番目はこの状態が悪化して熱がこもった「カッカタイプ」。ほてり、顔が赤い、目の充血、便秘など熱による症状があるのが特徴です。興奮を鎮めて熱を除く「瀉火利湿顆粒」などを使います。
3番目は2番目のタイプに水分代謝の異常が生じている「ムカムカタイプ」。頭が重い、痰が多い、舌に厚い苔がつくなどが特徴です。お薬は身体の余分な熱を冷まして痰を取り除く「温胆湯」などを使います。

アナ: イライラ、カッカ、ムカムカっていうのは、要するに不機嫌、ですよね?

春田: そうです、ストレスでいっぱいいっぱいなタイプですね。外食が多いとか、お酒の量が多くてもこうした体質に偏りやすくなります。ストレスが強い人は気の巡りを良くするセロリや柑橘類をよく食べるといいですね。

アナ:体質は6種類ということで、あとの3タイプはどんな体質なんでしょうか。

春田:はい、4番目は更年期以降の人に多い「カラカラタイプ」。ドライアイ、ドライマウス、寝汗をかく、腰がこわばるなど、身体に潤いがなく、精神的にも落ち着かないのが特徴です。お薬は潤いを補って心を落ち着かせる「天王補心丹」などを使います。
5番目は慢性病や過労、ストレスで弱った「ヘロヘロタイプ」。不安、心配、集中力低下、物事が決められないなどの精神症状が見られます。この場合、消化機能を高めて気を補うことが必要なので、自律神経をととのえ、胃腸を元気にする「シベリア人参茶」がおすすめです。
最後、6番目はいわゆる“気にしい”な「クヨクヨタイプ」。食欲不振、腹部の膨満感、軟便や便秘といった胃腸症状に、貧血、疲れやすさなどがあります。この場合は胃腸を元気にし、気血をしっかり作って脳に届けることが大切です。お薬は「心脾顆粒」がよく効きます。

アナ:睡眠障害といっても様々なんですね。今ご紹介して頂いた漢方薬は、いわゆる睡眠剤ではないんですか?それを飲むことで、イライラとかクヨクヨとか精神的なものや、身体の色々な不調も良くなっていくわけですか?

春田:そうです。どれも眠くなる成分が入っているわけではなく、身体のバランスを調えるお薬なんですね。心と身体はひとつのものですから、身体のバランスが正常になると心も安定します。体質ごとに使うお薬を紹介しましたが、睡眠のリズムを狂わせないためには食生活もとても重要です。睡眠を調節するホルモンを分泌するのに役立つ、緑の濃い野菜、黒ごま、魚介類、海藻などミネラル豊富なものを毎日食べましょう。魚介や昆布で出汁をとったお味噌汁は「おいしい精神安定剤」なんですよ。それから、寝る時間にも気をつけてください。夜10時から2時までが身体のメンテナンス時間です。この時間に寝ていない人は身体のリズムを崩しているので、色々な不調が起きやすくなります。昼間適度な運動で発散し夜は夜更かししない人はストレスに強く、睡眠障害にもなりにくいのです。漢方相談では体質に合った生活養生方もお話ししていますから、睡眠のことでお悩みの方はぜひご相談ください。

アナ:ありがとうございました。次回は3月22日水曜日、担当は、長崎市元船町、藤村薬局本店のふじむら藤村 のぞみ望さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第273回 「めまい」について

漢方健康日記 H29年2月22日原稿山崎 
アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は大村市西三城町の山崎薬品山崎京子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

山崎:はい、今日は、多くの人が経験がある身近な不調 、めまいについてのお話です。
  めまいは重大な病気でないですがくりかえすと日常生活に支障がででしまうことがあり、他に病気が隠れているケースもあります。

アナ:めまいをくりかえす方は不安になり他に病気が隠れているのではと思いますよね。
   又身体に現れるめまいの特徴などがありますか?

山崎:はい、めまいを起こす身体に現れる特徴として自分が動いていないのに、周りの景色が揺れ動いたり、目の前がぐるぐると回ったり、身体がふわふわと動いたり異常な感覚があります。
   めまいは耳の三半規管や脳など、身体の平衡感覚をコントロールする器官に不調が起こることが主な原因です。めまいにも三つのタイプがあり,阿襪阿覯鵑襯織ぅ廚蓮⊆の不調などが多いですね。△佞錣佞錣垢襯織ぅ廚惑召良堋喚くらっとするタイプは加齢や貧血から起こることが多いです。

アナ:めまいにもタイプがあるんですね、めまいを起こす主な原因はどこにありますか?

山崎:めまいを引き起こす主な要因は体内に余分な水分や汚れがたまる痰湿タイプやストレスによる肝臓の肝の不調又血行が滞るお血、加齢や虚弱体質などがあります。
   めまいの原因はさまざまですが中には脳血管疾患、高血圧などの病気が隠れていることがありますので病院の検査も大切ですね。


アナ:めまいを軽く考えていけないですね。生活の中で体質改善や養生方法がありますか?

山崎:はい、ぐるぐると回る回転性のめまいは水分代謝が悪く痰湿タイプで内耳にある三半規管のリンパ液の流れが悪くなり回転性めまいをおこしやすいです。


このタイプは暴飲暴食、油っこい食事、アルコールのとり過ぎにより消化器系の働き
が落ちて、水分代謝が悪くなり痰湿がたまるとめまいの原因となります。
又ふわふわタイプのめまいは血行が悪くなり脳に血液が巡らなくてめまいをおこし
やすくなります。日頃の食生活に気を配り血液がスムーズに流れるように心がけたいものです。
又ストレスが原因で肝の機能が低下して気、血の流れが停滞し、血圧の変動、自律経の乱れからめまいが起こったりします。
くらっとするめまいタイプは貧血や高齢者に多いですね、このタイプは体内の
気、血不足気味でエネルギーが全身に行きわたらずその結果、脳や耳の栄養不足によりめまいをおこしやすくなります。

アナ:食の養生としてどんな事に気をつけたらいいでしょうか?
   又漢方薬や健康食品はどんなものが使われますか。

山崎:はい、ぐるぐる目まいタイプは水分代謝が悪いので利水作用のある食材の
はとむぎ、冬瓜、きゅうり、大根、なし、もやしなどいいですね、
よく使われるのは温胆湯、二陳湯、晶三仙、半夏厚朴湯などです。
ふわふわめまいタイプは血流を良くする食材 ひじき、たまねぎ、いわし、
らっきょう、サンザシなどいいですね。ストレスが原因のめまいは肝の不調タイプは血圧の変動、自律神経の乱れによりめまいが起こってしまいます、
ストレスを発散して気血の流れをコントロールことが大切です。
よく使われるのは寫火利湿顆粒、加味逍遥散、午黄清心丸、菊花茶などです
くらっとするめまいは高齢者や貧血のタイプで 血を養い、腎・脾胃の働きをよくする山芋、黒豆、ほうれんそう、納豆、大豆製品、黒ゴマ、くるみなどいいですね。よく使われるのは杞菊地黄丸、金匱腎気丸、補中丸、婦宝当帰、心脾顆粒などいいですね。又一人一人のサポートをしていますのでパンダマークの中医薬研究会のお店で気楽に相談ください。

アナ:今日はありがとうございました。 
    次回は3月8日の、長与町の龍虎堂薬局の春田ゆきこさんです、健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。 

| 生活習慣病のお話 | 18:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第268回 「めまい」について


実際の放送とは違う場合があります。
「漢方健康日記」めまい  11月23日 山中

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 西山の山中薬局山中みちよさんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

山中:いきなりですが、「ぐるぐる」 「ふわふわっ」 「くらっ」 なんのことでしょう。そうです。めまいの表現です。 めまいの原因は、さまざまで、
   突然おこることもありますし、たびたび繰り返しおこることもあります。
   今日はめまいについて お話ししたいと思います。

アナ:めまいというと、細くて美しい人が 貧血でフラーとするようなイメージです       が、貧血だけではではないようですね。めまいはどうしておこるのでしょうか?

山中: めまいの原因として 耳や脳に原因があったり、年齢や貧血なども関連があります。
   そして中医学では、めまいと関連性が深い臓腑は 肝、脾(胃腸)、腎の3つで、これらの臓腑の働きが乱れておこると考えます。

アナ:とおっしゃいますと、具体的には、どんなことでしょう?

山中:はい。肝のトラブルでは、神経の使い過ぎ、ストレス、目の使い過ぎ、などにより、自律神経の働きが乱れ、脳や内耳の方への血行が滞り、めまいにつながります。
   次の 脾(中医学では胃腸のことを脾といいます)のトラブルでは、食べ過ぎ、飲みすぎ等により、胃腸の働きが低下して、痰湿(余分な水分や汚れ)となり、その余分な水分や汚れをさばくことができず、たとえば、内耳の水ぶくれなどがおこり めまいが起こりやすくなります。   
   腎のトラブルでは、いわゆる 腎虚とよばれる弱った状態で、耳のトラブルが
   おきやすく、内耳の平衡器官が 障害を受けるとめまいがおこります。
   めまいの原因はこれ以外にも さまざまありますが、中でも、脳血管疾患、高血圧などの病気がかくれていることもあるので、くり返し起こっている方は、まず病院受診をおすすめします。

アナ:原因を知ることが大事なのですね。では めまいが繰り返しおきて、なかなか治らない場合には どうしたらいいのでしょう?
山中:原因がはっきりしない、なかなか治らない。そんなめまいをかかえていらっし    ゃる方は、めまいにつながる身体の不調を整えて積極的に 体質改善をなさる
   ようおすすめします。

アナ:どのような方法がありますか?

山中: 何が原因かによって 考え方も 漢方薬も ちがってきます。
    最初のストレスが原因のめまいは、肝の不調タイプです
    五臓の「肝」には、全身の 気、血の流れをコントロールする、ストレスを
発散させる、自律神経を調整する働きがあります。ところが、過度なストレス
   などが続くと、この機能が低下して、その結果 気・血の流れが停滞し、血圧の変動、自律神経の乱れなどを招いてめまいをおこしてしまうこともあります。
   このタイプは、イライラやストレスで熱がこもりがち。まず身体の余分な熱を冷まして肝の働きを健やかに保つよう心がけましょう。よく使われるのは、瀉下利湿顆粒、菊花茶など。食養生では、セロリ、トマト、レモンなど 涼性のもので熱を冷まし、酸っぱいもので肝を養いましょう。

   次のぐるぐると回るような回転性のめまいは、内耳にある三半規管の障害から起こることが多いタイプです。この時は水分代謝が悪くなっています。
   よく使われるのは、温胆湯など。食養生では、はとむぎ、きゅうり、梨などが
   いいでしょう。

   最後の くらっとするめまいは、高齢者に多く 虚弱体質や貧血の人などにも見られます。体質に合わせて 腎を補うもの 血を補うものを 使います。
   杞菊地黄丸、参馬補腎丸、血を補う婦宝当帰膠などをお勧めしています。
   食の養生では クコの実、黒豆、山芋、黒ごま などは 腎を元気にします。
   からだに やさしい方法で めまいをおっぱらいましょう。これらの他にも
   いろいろありますので 詳しくはお近くのパンダのマークの長崎中医薬研究会の会員店へご相談下さい。
   
アナ:ありがとうございました。次回は12月14日水曜日、担当は小ヶ倉町小ヶ倉
   薬品 円入利徳 さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬
   研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧くだ
   さい。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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漢方健康日記 第266回 「大切な毛細血管の血流改善」について

『漢方健康日記』原稿2016年10月26日
実際の放送とは違う場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日の担当は西彼長与町の龍虎堂薬局 なつかり夏苅和子さんです。宜しくお願いします。さて、今日はどんなお話しでしょうか?

夏苅:今日は「大切な毛細血管の血流改善」についてお話ししたいと思います。人間の血管を全て繋ぐと10万km、地球2周半と言われています。このうち、末梢である毛細血管は何%くらいだと思われますか?

アナ:さぁ、どのくらいでしょう。70〜80%くらいでしょうか?

夏苅:実は99%が毛細血管なんですよ!大動脈と言われる太い血管を高速道路とすると一般道は小動脈、そこから家の前に繋がっている生活道路が毛細血管なんです。毛細血管は動脈と静脈を繋ぐ大事な血管です。すべての道路が繋がっていればこそ生活が成り立つように、毛細血管の血流があればこそ、目や脳、腎臓や肺、肝臓など、どの臓腑も毎日休みなく働けるのです。毛細血管が血流障害をおこすとその臓腑や器官の機能が低下します。血流障害は中医学では「瘀血」といい高血圧や心臓病、糖尿病、腎障害、認知症、脳梗塞等に繋がるので「万病の元」と考えます。

アナ:なるほど、瘀血は生活習慣病にも繋がるんですね。瘀血を見分けるポイントは何でしょう?

夏苅:そうですね。外見からは顔色や唇の黒ずみ、眼の下のクマや舌の裏の太い静脈でもわかります。また皮膚に毛細血管が網の目状に浮き出ているのもそうですね。後は自覚症状ですが、慢性の痛みやコリ、痺れ、生理痛等があれば瘀血があると分かります。近年では精神疾患や認知症にも瘀血が密接に関わっていることが分かってきました。精神疾患の人の脳血流を光トポグラフィーで検査すると、認知・思考・行動・感情調整などを行う前頭葉の血流が低下しています。つまり脳の瘀血です。

アナ:脳の瘀血って、X線検査などで分かるのですか?

夏苅:造影剤を入れると太い血管はX線でも見えるのですが、毛細血管は見えないのです。脳の瘀血は脳循環血液量の低下をもたらし、やがて脳梗塞に繋がります。毛細血管が梗塞しても症状はほとんど出ないため「かくれ脳梗塞」は少なくないと言われます。
   
アナ:「かくれ脳梗塞」ですか。何だか怖いですね。

夏苅:頭がボーッとする、物忘れ、うつ気分、パニック、イライラ、食欲異常といった精神症状が続く人は脳の瘀血、脳血虚の状態ですから「かくれ脳梗塞」もハイリスクと考えるべきでしょう。脳がダメージを受ける前に脳の瘀血を改善する必要があります。ちょっとショッキングな話ですが、毛細血管は老化で消滅していくんですよ。

アナ:エエッ!毛細血管は消滅するんですか?

夏苅:そうなんです。何と、70代では20代の頃の約半分にまで消滅していきます。毛細血管の内側には血管内皮細胞があり、その外側に壁細胞がレンガの様に張り付いて血管を守っています。しかし、加齢などでそのレンガがドンドン剥がれると毛細血管はぺちゃんこになって消えていくのです。特に毛細血管の分布が多い脳や腎臓、肺に影響が出やすいですね。全身の毛細血管で起こると血流が低下して身体のあちこちが機能低下を起こすのも頷けますね。

アナ:なるほど。ところで血管の老化って何才ぐらいから始まるのでしょう?

夏苅:血管の老化は40代から始まるので、そのころから高血圧、心臓病、糖尿病、腎障害などが始まるようです。50代でも若年性認知症の方もみられますね。これらの病気を予防するためには、血管の若さと血流を保つ事が大事だと言うことを覚えておいてください。

アナ:血管の若さと血流を保つにはどうすればいいでしょう?

夏苅: 漢方薬には瘀血を取る薬は色々ありますが、太い血管の高速道路と一般道路までの血流改善の漢方がほとんどです。大事なのはその先の生活道路にあたる毛細血管の血流改善で、丹参という生薬にとても効果があります。漢方薬でオススメなのがこの丹参が入った冠元顆粒です。冠元顆粒については様々な臨床研究が行われており、老化抑制、脳血虚による学習・記憶障害の改善、脳保護作用や向精神作用などの臨床研究や発明特許も取得しています。冠元顆粒ブランドサイトで検索して頂ければホームページでもご覧になれます。

アナ:漢方薬と合わせて大事な養生方も教えて下さい。

夏苅:はい。血液は全身を巡るきれいでたっぷりの量が必要です。血液は毎日壊れていますから、毎日緑の濃い野菜をとって新しい血液を作りましょう。食べ過ぎや肉食が続くと消化や代謝が悪くなり、血液がドロドロしたり血管内に脂が溜まって狭くなったり硬くなります。またストレスで血管が収縮するので全身の血流低下の引き金になります。ですから、食べたものがよく代謝できるように、ゴマや海藻などビタミンとミネラルバランスの良いものを一緒に取りましょう。血液の粘度を上げないように青魚もとりましょう。瘀血かも…、と思う方、精神的な不調を抱えている方、そして40才以上でこれからの健康を真剣に考える方はぜひパンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。体質を整える漢方薬も併用するとより効果的です。

アナ: ありがとうございました。次回の放送は11月9日(第2水曜) 長崎市元船町、藤村薬局本店・藤村望さんのお話です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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漢方健康日記 第262回 「下肢静脈瘤」について


漢方健康日記 H28年8月24日 太田 玲子
実際の放送とは違う場合があります。

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。 担当は長崎市東古川町の漢方松風堂の太田玲子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

太田:はい、今日は下肢静脈瘤について少しお話しようと思います。下肢静脈瘤は、
脚の太腿から下の部分の静脈の血行障害です。脚の血管がボコボコ膨らんで浮き出ている。青筋の静脈が目立つようになった。足がだるい、重い、痛む、浮腫む、よく足がつる、湿疹、色素沈着、痒い、などの症状は下肢静脈瘤のサインです。

アナ:女性の方によくお見受けします。原因は何でしょうか?

太田: 原因は、心臓から送り出された血液は動脈を通って足先まで流れます。足で使われた血液は静脈を通って心臓に戻ります。足の静脈には重力に逆らって、血液を上に向けて運ばなくてはならないので、血液の逆流を防ぐための逆流防止弁がついています。弁は血液が心臓に向かって流れる時に開く仕組みになっています。何らかの原因で、この弁が壊れてしまうと、血液が逆流して戻ってしまい血管内に血液が溜まって、静脈の壁にかかる圧力(静脈圧)が高くなっていきます。
静脈の壁はそんなに強くないので伸びたり、曲がったり、膨れたりして静脈瘤となってしまいます。 又、第二の心臓と言われる足のふくらはぎの筋力低下は筋肉のポンプ作用が低下します。血管壁の弱りや逆流防止弁の機能低下、肥満などの体重増加等原因です。

アナ:足に出来るエコノミークラス症候群も言われていますが?

太田:飛行機や避難所生活で車の中で長時間座ったままの姿勢でいる時に起こる「エコノミークラス症候群」は、足の運動不足や水分不足で、足の深部にある静脈に血液が滞って血の塊が出来て詰まり、脚が腫れたりする、「深部静脈血栓症」やその血栓が、肺の動脈に飛んで、呼吸困難やショックをおこす「肺塞栓症」を引き起こす病気です。

アナ:下肢静脈瘤になりやすい人は

太田:加令で血管・弁の老化の高齢者、立ち仕事が多い人、妊娠や出産の人、女性が多い、肥満、締め付ける衣類や便秘も関連、遺伝や家族歴もあります。

アナ:治療はどうしたら良いでしょう。

太田:静脈瘤のタイプや症状の程度も色々あります。心配ない程度もありますが、気になる方は一度血管外科の診察を受けられることをお勧めします。
  圧迫療法は 弾力ストッキングの着用です。ストッキングで外から引き締めて
ふくらはぎの働きをサポートします。   病院では、
硬化療法やレーザー治療、ストリッピング手術などで日帰り治療も可能のようです。
一度壊れたところは基本的には、元に戻りませんので、進行を遅らせる、これ以上悪化させない、血流不全による慢性静脈炎や血栓症・鬱滞性皮膚炎・皮膚潰瘍などの合併症の予防手当をしておくことは大事だと思います。
血管の老化はゴムの劣化と同じです。加令で血管も機能低下します。動脈は硬くて細くなる。静脈は緩くて伸びきって切れやすく引き締まらなくなります。
 私のように、年取ってくると手の甲の血管盛り上がってきていますよね。

アナ:漢方での予防は何かありますか。
 
太田:漢方中医学では、静脈の弁や血管壁の弱り、筋肉が少なく筋力低下など中年からの老化現象は、気血不足、陰不足潤い不足で五臓虚弱だと判断します。
気血不足・陰潤い不足を補って元気をつけ悪化・老化の防止に良い麦味散顆粒やこ菊地黄丸、紅サージ・亀鹿仙等を続けてのんでおかれるのをお勧めします。
   
又血液の流れが悪い、血栓、痛みがあるのはお血なので、血の巡りを良くし滞りをきれいにするために、冠元顆粒、田七人参、イーパオなどの併用をお勧めします。
   
外用としては瑞花露ローション・クリームの保湿成分で皮膚を保護しましょう。
   
立ち仕事の人は時々休憩する。足を上げて休む。つま先を上げ下げする。よく歩く。両足を上げブラブラさせる。ふくらはぎ辺りを上方向にさすってマッサージする等日頃の生活習慣や食習慣を見直し心掛ける事は健康寿命保つ事にもなります。

アナ:有難うございました。次回は9月14日島原市広馬場町しまばら薬局織田堅一郎さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

| 生活習慣病のお話 | 13:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第256回 「漢方で体質改善して体をスッキリ」
実際の放送とは違う場合があります。
『漢方健康日記』2016.5.11 あいおい薬局 山口

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口圭子さんにお話を伺います。今日はどのようなお話  でしょうか?

山口:今日は、体質を改善しながら健康的に体をスッキリさせるお話です。5月に入り、気温もグッと上がってきましたね。薄着になる今からの季節、体形が気になって「ダイエットしようかな‥」なんて思っている方も多いのではないでしょうか?
皆さんが思う「ダイエット」のイメージはどういったものでしょうか。痩せるために食事を抜く、何かだけを食べる。そんな言葉を挙げられる方が大半だと思います。偏った食事制限などをすると、体力も落ち、月経不順や肌荒れ、抜け毛など様々な体調不良を招くことがあります。中医学が考えるダイエットはただ体重を減らすことではなく、太る原因となっている不調を改善し体のバランスを整え健康的に体をスッキリさせることを目的とします。

アナ:体重が減りさえすればよいということではないんですね。

山口:そうですね。まずは自分の体質を知って、体質に合った養生方法を生活に取り入れ体質改善することが大切です。今回は大きく4つのタイプに分けてお話しますね。まず1つめはストレスで気(体のエネルギー)の巡りが悪くなっている気滞タイプ。気の巡りが悪くなっているため、水分が滞り代謝が抑えられるので浮腫んだり体が張ったり膨らんだように太ったりします。このタイプの方は運動で汗をかいたりストレッチで体を伸ばしてストレス解消すると気の巡りがよくなります。食材では気の巡りをよくするセロリや柑橘類など、ハーブティーではシベリア人参がお勧めです。漢方薬では逍遥丸などを使います。

アナ:体質によって対処方法が違ってくるということですね。あとはどんなタイプがありますか?

山口:2つ目はエネルギー不足の気虚タイプ。あまり食べないのに太るという方がこのタイプです。身体の根本的なエネルギーが足りないために基礎代謝も低下し、疲れやすいので体を動かすこともおっくうになって、その結果脂肪が燃焼されずに太りやすくなります。このタイプには痩せないから食べないは悪循環のもとです。激しい運動は避け、ウォーキングなど軽い運動から始めましょう。気を補うために食材では山芋やなつめ、しいたけなどのキノコ類、ハーブティーでは西洋人参茶、漢方では健胃顆粒や補中丸がお勧めです。
    3つ目は胃腸が弱かったり、暴飲暴食が原因で体に余分な水分や汚れが溜まりやすい痰湿タイプ。皮下脂肪が多く、体に痰湿が長く停滞することで余分な熱を生むので便秘や食欲増加、赤ら顔、吹き出物などの症状がでることがあります。食べ過ぎにつながる早食いに気を付けてゆっくりかんで食べましょう。冷たい物や油っこいものや辛い物は控えめに。食材では利尿効果のある冬瓜やたけのこ、ハトムギなど。漢方薬では溫胆湯を使います。

アナ: いろんなタイプがあるんですね。最後に4つめは?

山口:4つめはドロドロ血液で血行が悪くなっている瘀血タイプ。血液中のコレステロールや中性脂肪が高く、内臓脂肪が多い方がこのタイプです。動脈硬化や脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病につながりやすいので要注意です。肩こりや頭痛、肌のくすみなどの症状があります。脂っこい食事は控え、適度な運動をして血流を良くすることを心がけましょう。食材では血液の流れをよくする玉ねぎやピーマン、なすなど。ハーブティーでは田七人参、漢方薬では冠元顆粒などがお勧めです。
   また、気滞タイプ、痰湿タイプの方は、血行も悪くなりやすいので各々に冠元顆粒     
   を加えて逍遥丸+冠元顆粒、温胆湯+冠元顆粒 とするとより効果的です。

アナ:無理なダイエットではなく、体の中から健康になるために改善していくことが大切なんですね。                                                    
   
山口:そうですね。どのタイプにも共通することですが、食事は腹八分を心がけ甘い物脂もの、冷たい物の摂り過ぎには注意しましょう。体内にいらない老廃物を溜めないようスムーズな排便、排尿を心がけ、適度な運動を習慣づけましょう。
   また、今日お話しした色んなタイプが合わさっていることもよくあります。詳しくはお近くの長崎中医薬研究会の会員店へご相談ください。

   
アナ:ありがとうございました。次回は5月25日水曜日、担当は大村市西三城町、山崎薬品の山崎京子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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