漢方健康日記 第246回 爪からわかる体質のお話


実際の放送とは違う場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は西彼杵郡長与町の龍虎堂薬局夏苅和子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

夏苅:今日は「爪から分かる体質」のお話しです。
アナ:最近はネイルアートでおしゃれしている方も増えましたが、爪から体質が分かるんですか?

夏苅:はい。爪は心臓から遠く離れた身体の末端部にあるので、爪の健康状態は全身の血液量と血流の目安にもなります。爪も血液によって養われていますから、爪が脆い人は血液不足。中医学では、肝は血を蔵す、肝の華は爪にあり、といって、肝臓は血液の倉庫であり、肝臓の血流が少ない状態を「肝血不足」と捉え爪の色つやに現れると考えます。

アナ:ではまず、健康な爪について教えて下さい。
夏苅:爪はケラチンという蛋白質から出来ていて、「健康状態を映し出す鏡」ともいわれています。健康な人の爪はピンク色でツヤがあり、滑らかで黒ずみや凸凹はありません。爪の色や状態から体質や体内環境の乱れが分かります。生え際の白い半月部は爪の生え始めです。甘皮をめくっても見えないときは消化機能の低下、特に蛋白質の不足が考えられます。血流のチェックは、爪の根本を5秒間指で押して離すと2秒程度で血流が戻るのが一般的です。2秒以上かかると心臓に問題が、5秒以上かかると毛細血管に問題があると言われています。心臓・肺に疾患があると爪はバチ型になったりします。

アナ:そういえば、爪が薄くて折れやすい人やガタガタの人もいますね。その原因と対応を教えて下さい。

夏苅:では、タイプ別に考えてみましょう。薄くて折れやすい人は「血虚タイプ」。爪全体が白っぽくてもろく割れやすい、真ん中が反り返っていたりします。これは貧血や血液の栄養不足です。対応は血液を増やしながら巡らせる婦宝当帰膠で肝血が増えて来ると丈夫な爪になるでしょう。
紫から黒っぽいひとは「瘀血タイプ」末梢血管の血流が悪いので唇も黒ずんでいたり、こりやしこりがあったりします。心臓疾患の恐れもあって要注意です。
1本の指の爪に黒い筋がある人はガンの可能性もあるので病院での検査が必要です。末梢の血流を改善する冠元顆粒や冷えが強い低体温の人には参茸補血丸で温めて元気な血液で身体を養うと良いでしょう。
横溝があったり表面が凸凹している人は、「慢性疾患、体調不良タイプ」。湿疹や腸が弱くて栄養吸収が上手くできない時期に健康な爪が作れないためです。いわゆる脾弱な人ですね。健脾散顆粒で腸を元気にすると逆むけも治るしきれいな爪になりますよ。

アナ:他にどんなタイプの爪がありますか?                                                                               
   
夏苅:他には「腎虚タイプ」で、縦の溝が増えたり深くなっていれば爪床が萎縮しているので、老化の表れですね。肝腎を補う杞菊顆粒が良いでしょう。
少ないかも知れませんが、とても痛くて困っているのが巻き爪の「ストレスタイプ」です。足の親指に出ている方が多いようですが、爪の両端が内側に曲がって肉に食い込んで酷い人は出血しています。強いストレスが長期になると緊張状態が続き、肝の性質である伸びやかさが阻害され真っ直ぐに生えることが出来なくなります。こんな場合はストレスを和らげる逍遥丸や星火温胆湯で20年来の巻き爪でも1ヶ月くらいできれいに改善します。
最後は「カビタイプ」で爪が白濁して先端が厚くもろくなります。水虫や爪白癬など、真菌に感染している可能性があります。華陀膏をお試し下さい。

アナ:爪から体質が分かるって面白いですね。では、最後に健康な爪のために気をつけたいことは何でしょう?       
                                                                        
夏苅:健康な爪を保つには、気血を養う肝の働きを良くすること、身体を温めて血液の巡りを良くすること、栄養吸収をよくするために腸を元気にすることが大切です。  食べ物としては、ゼリーや寒天、豚足、フカヒレといったゼラチン質のものが爪を健康にしてくれます。日常的にマニキュアをしている人は、週に一度は爪の根っこを10回もんで指マッサージを心がけましょう。体質のご相談は、パンダマークの長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。
   
アナ:ありがとうございました。次回は4月25日水曜日、担当は長崎市西山町の山中薬局の山中みちよさんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第244回 「体の中からヘアケア」
実際の放送とは違う場合があります

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口夏実さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山口:今日は「体の中からヘアケア」というテーマで中医学からみた美髪ケアについてお話しようと思います。男性女性を問わず、年齢と共に失われる髪のハリやコシ、脱毛など、見た目の印象にも影響する髪のことでお悩みの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

アナ:髪形や髪の色などで若々しく見えたり印象が違ってきますよね。白髪が増えたり、抜け毛が多かったり、いろんな悩みがあると思いますが、なぜこういうトラブルが起こるんでしょう?

山口:髪にハリ、コシがない、抜け毛が多い、髪が細くなる、白髪が増えるなど、こうした髪のトラブルは、中医学では心身の不調や加齢によって現れると考えます。髪の健康と特に深い関わりがあるのは、「血」「肝」「腎」。中医学では「髪は血の余り」とされ、血が十分にあれば、髪にもしっかり栄養が届いて健康な状態が保たれると考えています。 そのため、体内の血が不十分であったり、血流が悪くなったりすると髪に栄養が行き渡らず抜け毛や白髪が現れるのです。

アナ:「 最近髪がぱさぱさして艶がないわ〜」とお悩みの方もいらっしゃると思うんですが・・・

山口:女性に多い血不足による髪のトラブルもあります。薄毛、抜け毛、白髪、細くて張りがない、乾燥して艶がない、加えて疲労感、食欲不振、不眠、顔色が白い、といった症状があげられます。貧血や病後の体力消耗、胃腸虚弱などが原因で体内の血が不足していると、髪に栄養が行き渡らず、先程あげた症状が現れるようになります。月経や出産を経験する女性は特に血を消耗しやすい体質なので、意識して血を養うよう心がけ、血不足を予防しましょう。ほうれん草や、なつめ、干しブドウ、牛肉、鶏肉など体内の血を養う甘味のある食材を取り入れてみたり、適切な運動、睡眠を十分にとることも大切です。漢方では婦宝当帰膠や心脾顆粒などがおすすめです。

アナ:ほかにも何か髪トラブルが起こってしまう原因があるんですか?

山口:現代社会ではストレスによる髪トラブルも多く見られます。ストレスは体内のエネルギーである「気」の流れをスムーズに保つ肝臓の「肝」のはたらきを低下させてしまいます。すると、「気」と一緒に体内を巡る血の流れも悪くなり、髪の栄養が不足してトラブルが現れやすくなるんです。髪のことで思い悩むと、それがストレスになって症状が更に悪化してしまうこともあります。日頃からイライラしやすい、仕事が多忙、落ち込みやすい、その他にお腹が張る、胸がつまる、喉の閉塞感がある、といった人は、ストレスを上手に発散して肝を健やかに保ち、血行を良くするよう心がけましょう。また、菊の花茶、ジャスミン茶などの香りのいいお茶や、昆布、ヨモギ、わかめなどの血行を良くする食材も取り入れてみるといいと思います。お薬では逍遥丸や冠元顆粒などがおすすめです。

アナ:年をとっていくとだんだん白髪が増えたり、薄毛になっていくのはなぜですか?                                                                               
   
山口:腎臓の「腎」は中医学では、「生命の源」とも言われ、生殖、成長、ホルモン分泌などをコントロールする大切な臓器なのです。「腎」が強く健やかであれば、老化や更年期による不調も現れにくく、髪も元気な状態が保たれます。反対に、加齢や慢性病などで、腎が弱くなると更年期や老化の不調が強く出るようになります。白髪や薄毛が現れやすく、更年期症状による心の不調から、更に抜け毛などを悪化させてしまうこともあります。また、遺伝的素質で薄毛や白髪になりやすい人も腎が弱い体質と言えます。甘い物は控えてクルミや黒豆、山芋や黒ゴマなどは腎を養って元気にする食材を摂りましょう。亀鹿仙という亀の甲羅の加工食品や杞菊地黄丸もおすすめです。加齢による衰えは誰にでも自然なことなので、それを止めることはできませんが、腎の養生で年齢による髪の悩みを和らげることはできます。いつまでもハリ、コシのある美しい髪を守るためにも腎を元気に保つよう心がけましょう。髪のトラブルは人によって様々です。詳しくはパンダマークの長崎中医薬研究会のお店でご相談ください。
   
アナ:ありがとうございました。次回は3月28日水曜日、担当は大村市西三城町山崎薬品の山崎京子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   詳しくは長崎中医薬研究会のホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第284回 「夏のスキンケア」について


『漢方健康日記』原稿 8月9日
実際の放送とは異なる場合があります。

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市元船町の藤村薬局本店の藤村智代さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は?

藤村: まだまだ暑い日が続きます。ここ3年連続で世界平均気温が過去最高だったようですね。そして今年も猛暑の予想。最高気温が35度以上で猛暑日と言うようです。もともとは30度以上が普通ですがさらに暑くなるとの事です。そこで今日は「夏のスキンケア」を紹介したいと思います。
    「中医学理論」や「中医美容理論」では人体は自然界から影響を受けやすく
    また、体の中と外とは密接な関係があると考えているので、美肌を保つためには必ず自然界の変化に応じて、体の内側・外側・両方ケアをしなければなりません

アナ: 季節に合わせてケアが必要なんですね。

藤村: それぞれの季節で違ってきますが、夏の特徴としては、気温が高く湿気が多いので、中医学では体内に余分な熱(熱毒)と湿気(湿熱)がたまりやすいと考えます。「熱毒と湿熱」が原因となって睡眠不足、口渇(口の渇き)、口内炎、食欲低下、だるい、むくみなどの症状が表れやすくなります。肌が赤くなり、吹き出物、
ニキビ、あせも、毛包炎、日光皮膚炎などが多くみられる傾向があります。
夏は特にアトピー性皮膚炎や湿疹なども悪化しやすくなります。

アナ: 夏はお肌にとっては大変な季節ですね。皮膚トラブルを防ぐにはどうすればいいでしょう。

藤村: 夏の皮膚トラブルを防ぐポイントは体の内側と外側からデトックスをすることです。体の中にたまった余分な熱毒や湿熱を出して、肌を養ってあげると言うことです。「熱毒」を取り除くことを「清熱解毒」、「湿熱」を取り除くことを「清熱利湿」と言います。「熱毒と湿熱」は体の内側と外側から考える必要があります。

アナ: 内側と外側と両方から治していくのですね。

藤村: 内側からは「熱毒」「湿熱」をためないように漢方薬や健康食品で養生をして、肌ト
ラブルを予防します。
   漢方薬では熱毒を取り除く「清営顆粒」や湿熱を取り除く「瀉火利湿顆粒」や「温胆
湯」を使います。熱中症予防には「麦味参顆粒」もお勧めです。
日本の夏には麦茶・緑豆もやし・苦瓜(にがうり)・トマト・
キューリ・スイカなど熱を冷まし,利尿作用のあるものが良いでしょう。

アナ: 外側からはどうすればいいでしょうか?

藤村: 熱毒・湿熱をためやすい環境の中では紫外線に注意が必要です。紫外線をあびすぎると、肌トラブルや皮膚病を引き起こすことがあります。それは日光が「光毒」つまり光の毒になったためです。この「光毒」に対してよく用いられる生薬は五行草・紫根(しこん)・苦参(くじん)・などが用いられます。
    お勧めは紫根や苦参等の生薬・植物が配合された瑞花路シリーズの化粧品です。
    この化粧品は皮膚を潤わすとともに皮膚の炎症を抑え肌の安定を保ちます。
    実は私もこのシリーズが大好きで瑞花露ソープで洗った後、瑞花露スプレー、
    瑞花露ローショウンを塗って最後にセサージを塗ります。このセサージ、
夏は薄めに 冬の乾燥時期にはたっぷり塗ることが肌には効果的です。
皮膚相談の方はこのシリーズを好んで使われます。
    夏は皮膚トラブルのお客様は悪化すると言われる方が多いですね。
こまめに汗を流して皮膚を清潔に保ちましょう。夏は皮膚トラ
ブルのある方は要注意です。

アナ:普段生活の中で気をつけたいことは有りますか?

藤村:はい。生ものや冷たいものの取りすぎ、冷房のかけ過ぎは、消化器系(脾胃)の働
きを弱らせ、また水分代謝が悪くなり体内に湿気を作り出してしまうので注意が必
要ですね。ストレスを避け、疲れすぎないように気をつけ十分睡眠をとりましょう。  
健康を維持するためには 生活習慣、食習慣の見直しをされるのも良いでしょう。
   症状や体質によって対応が異なりますので詳しくは長崎中医薬研究会の会員店
にご相談下さい。

アナ: ありがとうございました。次回は8月23 日水曜日、担当は長崎市西山、山中薬局,山中みちよさんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第278回 「健康ダイエット」について
『漢方健康日記』原稿5月10日
実際の放送とは異なる場合があります
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市滑石の朱雀薬局三宅涼子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

三宅:はい。春から夏と薄着になる季節が来ると、何となく自分の体型も気になって来られる方も多いのではないでしょうか?今日は、それに関連して健康ダイエットについてお話したいと思います。

アナ:健康ダイエット、それはどういうものですか?

三宅:痩せたけれども体調も悪くなられる方を時々みかけます。痩せてもなお、健康であるという、目的は痩せることで健康体を作るということです。

アナ:目指すのは健康体なんですね。

三宅:そうですね。野生の動物や未開の人々には、食べ過ぎても太ることのない食べる量を調節する仕組みがありますが、肥満の人々はこの仕組みが働かない様です。
   1〜2年間養生することでこの仕組みが作動し、代謝が良くなり、たくさん食べても太らなくなります。

アナ:ではその養生について伺いたいのですが・・・

三宅:まずは、食べる量の見直しです。例えば、高脂肪、高カロリーのものは、脳内に快楽物質であるドーパミンが放出され過食の原因となりますし、砂糖は消化され、ブドウ糖と果糖に分解されますが、この果糖は満腹ホルモンであるレプチン抵抗性を引き起こし、肥満の原因になります。また、不足する栄養素があると、必要な栄養素が充たされず、本当の満足感は得られないので過食してしまいます。

アナ:なるほど。バランスのとれた食事が必要なのですね。

三宅:はい。他にもストレス、運動不足等によって内臓や代謝に必要な物のバランスが崩れ、その結果、老廃物が溜まり、肥満を引き起こします。
   新陳代謝の質を良くし、老廃物が溜まらない様な体質を作ることは、肥満を防ぎますし、様々な病気の予防にもなります。

アナ:では、具体的にはどうしたら良いでしょうか?

三宅:予防の為にもなりますが、もし、肥満気味な方でしたら、まずはその体質をリセットすることをおすすめします。漢方はそんな時にもお役に立ちます。身体の中に不要なものを溜めず、すっきりとした身体になるために、その原因から改善していきましょう。

アナ:原因は様々なのですか?

三宅:はい。胃熱で食欲が亢進している方には、消化を助けるお茶や食べたものがスムーズに排便できる様、清営顆粒を。すでに要らないものが溜まっている方には、それを取り除く温胆湯を。ストレスで巡りが悪く、代謝が落ちているなら、冠元顆粒や、代謝を高める元となるものが不足している時には婦宝当帰膠など。
   その他にも胃腸自体の働きを整える健胃顆粒や健脾散。
   ストレスそのものに対して逍遥丸などは使いやすく、それでもストレスで熱を生じた場合は瀉火利湿顆粒をおすすめします。

アナ:いろいろなパターンによって使いわけが大切なのですね。

三宅:そうですね。この使いわけは、会員店でご相談して頂ければ、体質に合った漢方をお出しできます。また、食事は和食中心で腹八分目、甘い物、揚げ物、ピリ辛のものを控えることは基本です。運動や睡眠を充分にとり、早寝、早起きをされて下さい。適度に優しい日光を浴び、血行を良くして自律神経やホルモンバランスを整える事で、新陳代謝を高めることも大切です。毎日の生活の改善や漢方薬を取り入れる事で、健康ダイエットを目指しましょう。
   
アナ:ありがとうございました。次回5月24日水曜日、担当は長崎市東古川町、漢方松風堂の太田玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
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 漢方健康日記 第242回 「口内炎」について

『漢方健康日記』原稿9月23日山崎
実際の放送とは違う場合があります

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は大村市西三城町の山崎薬品
山崎京子さんです。さて、今日のお話は?

山崎:はい、今日はだれもが経験がある口内炎についてお話をしたいと思います。
  口内炎は口の中や周辺の粘膜に起こる炎症で、食事がしみて痛みがでたり、不快なものですね。口内炎は体内の不調の現れでもあります、

アナ:口内炎になりやすい原因はなんでしょうか?

山崎:はい、口内炎を引き起こす主な原因は、免疫力の低下、栄養不足やウイルスや細菌の感染、物理的刺激などが原因とされていますが中医学では口内炎を引き起こす主な原因は体内の熱と考えられています。
   熱の症状には実証タイプとは虚症タイプがあります。

アナ:実症タイプと虚症タイプの違いはどんなところで見分けるのですか?
   
山崎:はい、実症タイプは口の状態と関わりの深い心臓の心などに現れます。消化器に熱が過剰な実症タイプは腫れや痛み、ただれを伴う、口の渇き、便秘、舌が赤い、の症状が出やすいです。このタイプは暴飲暴食や過度の飲酒などで消化器に湿や熱がたまり口内炎になりやすいです。
心の熱が過剰な実症タイプは舌は心の苗と言われ舌に症状が現れやすく、赤み、痛みが強い、舌がヒリヒリする、舌の先が赤い、などの症状がでやすいです、過剰なストレス、辛いものの食べ過ぎなどでおこりやすいです。又エネルギー不足による虚症タイプは身体の疲労やだるさを感じやすく、熱や乾燥の影響で身体の潤いが消耗し炎症が起きやすいです、主な症状として口内炎がなかなか治りにくい、又繰り返しやすいです。疲労感、息切れ、食欲不振、舌の色が淡く腫れぼったいなどの症状があれます、潤いが足りないタイプは血液や水分が不足すると体内の熱を冷ますことができず口内炎を引き起こす原因にもなります。主な症状は赤みや痛みは微かにあり微熱、痩せている、口の乾燥、便秘気味などの症状があります。
 
アナ:口内炎は身体の中に熱がこもることが原因なんですね。
   タイプによつて食の養生も違ってくるのですか?また漢方薬や健康食品はどんなものが使われますか?

山崎:そうですね、心に熱がこもる実症タイプは熱を冷ます食材の緑茶、なし、大根、苦瓜、ミントなどがあります。このタイプはストレスや辛いものの食べすぎが原因でおこりやすいです。よく使われるのは天津感冒片、板藍根、五涼華、などがあります。
  消化器である脾と胃に湿や熱がたまっている実症タイプはまず食生活を見直すことがたいせつです。湿を取り除き熱を冷ます食材 しそ、キュウリ、はとむぎ、こんにゃく、寒天などです、
  よく使われるのは、勝湿顆粒、寫火利湿顆粒、昌三仙、五行草など
  エネルギー不足で虚症タイプは肺や消化器の働きよくし元気をつける食材の大豆製品の豆腐、湯葉、豆乳、山芋、かぼちゃ、など食べるといいですね。温かくて消化のよい食事をとりましよう、、生ものはひかえめに。
よく使われるのは、衛益顆粒、健脾散、心脾顆粒、補中丸などです。
身体に潤いや血が不足.の虚症タイプは潤いを生みだす食材の なし、はちみつ、クコの実、トマト、いちご、ぶどう、たまごなどです。よく使われるのは 麦味参顆粒、二至丹、などいいですね。又香辛料は、潤いを消耗するので取り過ぎには注意ですね。
またできてしまった口内炎には健康食品の紅サージや、梅干しやくだものの柿を塗るのもおすすめです。
又一人一人原因や体質はことなりますのでパンダマークのお店でご相談ください。

アナ:ありがとうございました。次回は10月7日担当は長与町の龍虎堂薬局の
夏苅和子?竜子?さんです。 健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。 
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891
  もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第240回 「乾癬」について
実際の放送とは違う場合があります
『漢方健康日記』原稿8月26日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市滑石の朱雀薬局三宅涼子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

三宅:夏は、皮膚疾患が多く見られる季節です。
   今日は、その中の「乾癬」についてお話したいと思います。女性よりも男性の方に多く見られ、外来患者の平均2%程度で決して多くはありませんが、従来冬に悪化する事が多かったこの疾患が近頃は夏場の悪化も多く見られるようになってきています。

アナ:あまり聞き慣れない病名ですが、どのようなものなのですか?

三宅:はい。「炎症性角化症」の中の1つで、皮膚が作られるターンオーバーが20日間程も短縮されるために角質の増加が早く、厚みを増していきます。分類としては米粒大から大豆くらいの大きさの滴状類乾癬、無菌性の小膿胞を多発する膿胞性、皮膚が真っ赤に腫れ上がる乾癬性紅皮症、関節炎を伴う関節症性がありますが、ここではその中で一番多くみられる尋常性乾癬の漢方での対応をお話したいと思います。

アナ:見た時に、 他の皮膚症状との違いは分かりますか?

三宅:特徴としては、境界がはっきりわかる銀白色で雲母状の厚く盛り上がった赤みのある皮膚が見られ、増加した角質がフケの様に剥がれ落ちます。表面をはがすと点状の出血があり、爪の場合は厚くなり、はがれたり、くぼみができたりします。肘、膝、頭、臀部に多く生じ、更に身体全体や足などの摩擦部に発生しやすい傾向があります。

アナ:原因としては何が考えられますか?

三宅:西洋医学では、遺伝性、免疫学的異常、上気道感染などが上げられたりしますがはっきりした事はまだわかっていません。再発しやすく慢性化しやすい為、なかなか完治しにくい疾患だと言われていますが、 漢方ではこの症状を作り出す角質の増殖の原因を血熱、熱毒、血流の滞りと考えます。

アナ:では、このような症状の改善に、漢方としての対応はどんなものが考えられますか?

三宅:漢方では、血熱に対しては清営顆粒、熱毒には五涼華、血流を改善する冠元顆粒を中心に患者さんの体質や皮膚症状に合わせ、更に熱をとるものや、乾燥を防ぐもの等を組み合わせ、落ち着いた症状が保てる様にしていきます。漢方の特徴でもありますが、これらを服用する事で皮膚症状の改善も望めると同時に体内の余分な熱も取れ、血液の流れも良くなりますので、皮膚だけではなく身体の中までもきれいになる事ができます。人によって、組み合わせるものは様々ですので、店頭で相談される事をお勧めします。

アナ:日頃、気をつける事というのはありますか?

三宅:そうですね。これはほとんどの皮膚病に共通することですが、食事や睡眠不足、過労、ストレス等が発症や悪化の原因となります。香辛料、甘い物、油物等身体に熱をためこむ食事やタバコ、アルコールは控えられた方が良いと思います。夜更かしは避け、遅くとも11時には床についてほしいですね。なかなか寝付けないときにはミンハオや酸棗仁湯、疲労回復には麦味参顆粒等を利用され、ストレスにはシベリア人参などのハーブティーもお役に立つと思います。
   温度差が激しい事や、刺激も悪化の原因の1つで、摩擦や掻く事で新たな症状を引き起こします。皮膚を乾燥させず、潤いをもたせる事が予防にもつながります。
   その為にも瑞花露シリーズの入浴剤、ソープ、クリーム、ローション、痒みにはスプレーを使われるといいでしょう。このシリーズは漢方成分で出来ていて、外用薬としての効果も期待できます。
   皮膚病は早めの対応が何よりです。店頭にて各人に合ったアドバイスを受けて頂きたいと思います。

アナ:ありがとうございました。次回は9月9日水曜日、担当は長崎市東古川町、漢方松風堂の太田玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
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漢方健康日記 第232回「肌のトラブル ニキビ」について

『漢方健康日記』原稿4月23日
実際の放送とは違いがある場合があります。
アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市滑石の朱雀薬局三宅涼子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

三宅:はい。桜の季節も過ぎ、温かくなってくると気候の変化で身体のトラブルも色々と出てきます。今日はその中でも肌のトラブル、特にニキビについてお話したいと思います。

アナ:春になるとニキビもでやすくなるのですか?

三宅:はい。気温が上昇してくると脂の分泌が盛んになります。
汗も出やすくなり悪化しやすくなります。又、春は気温の変化が激しいので体調を崩しやすく、抵抗力も低下し、ニキビの原因のひとつである細菌の活動も活発になり悪化しやすくなります。

アナ:にきびと言うと青春のシンボルなどと言われますが、大人の方にもみられますよね。

三宅:そうですね。思春期のニキビはホルモンバランスの変化で皮脂、脂の分泌が盛んになって毛穴に詰まり、これに細菌が増殖して炎症を起こしできる事が多いですね。
こまめに洗顔することも大切です。大人の方でも吹き出物や大人ニキビといわれる症状はニキビと同じ原因で出ている場合が多いですが、その他にもストレスや睡眠不足、過労や食事なども関係してきます。
   
アナ:ニキビは人によって出方が違いますが種類があるのでしょうか。

三宅:大きく分けて大体4つに分類できると思います。毛穴に白いぶつぶつができ、つぶすと黄白色の脂みたいなものが出てくるのは、「白いニキビ」と呼ばれています。次に赤いぶつぶつが出て一部に膿が溜まるのを「赤いニキビ」といいます。赤くて化膿がひどく黄色い膿が溜まるぶつぶつが中心のニキビ、これを「黄色いニキビ」、さらに暗い赤色や茶色の硬い結節つまりしこりが出来ているニキビを「黒いゴリゴリニキビ」といいます。 漢方薬も「白いニキビ」や「赤いニキビ」には炎症を抑えて赤みをとる五涼華に涼解楽や清営顆粒を、化膿のひどい「黄色いニキビ」は更に瀉火利湿顆粒を足したりします。「黒いゴリゴリニキビ」は固まりを取る水快宝や温胆湯などを使います。

アナ:なるほど。ニキビの治療法もそれぞれちがうのですね。漢方を服用されてニキビが治った方にどういう方がいらっしゃいますか?

三宅:はい。今日は40代女性の大人にきびの方で完治された方をご紹介したいと思います。思春期からニキビが出来易く、白〜黄色ニキビを繰り返し、根詰まりした黒いゴリゴリニキビやニキビ痕が残っている方でした。この方はベジタリアンとおっしゃっていたのですが、中々治りが悪かったので、良くお話をお聞きしたところ、チーズ等の乳製品が大好きということでほぼ毎日食べておられました。まず、食生活を見直して頂き、タイプ別の漢方薬の他に、この方には胃腸系が弱かったので消化を助け、胃腸をきれいにする晶三仙や五行草茶を足して、ニキビのもとになるドロっとした痰湿がたまりにくい体にすることで早く改善されました。今ではすっかりきれいな肌になられています。

アナ:なるほど。症状によって、使う漢方が違うだけでなく食生活も関係してくるのですね。

三宅:そうですね。食生活や生活習慣の改善は大切ですね。刺激の強い食べ物を避けたり、野菜などを沢山とる事で便通を良くするのも大切です。睡眠不足やストレスをためるのも悪化の原因になります。痕が残りやすいので触ったりつぶしたりせず、よく洗顔し清潔な肌を保つようにしてください。

アナ:ありがとうございました。次回は5月14日水曜日、担当は長崎市東古川町、漢方松風堂の太田玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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漢方健康日記 第220回 「女性の皮膚トラブル」について


 『漢方健康日記』原稿 10月23日 実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の藤村薬局本店の藤村智代さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は?

藤村: 今日は女性の皮膚トラブルの話をさせて頂きます。
    生理前に肌荒れやニキビがひどくなる方もおられますよね。女性はいくつになっても気になりますからね。

アナ: 生理前の肌あれはよく耳にしますね。皮膚トラブルと生理は関係が有るのですか。

藤村: 皮膚は女性ホルモンの変化と生理周期に深いつながりが有ります。
黄体ホルモンの分泌が上昇する高温期はイライラしたり便秘や月経前症候群になりやすくなります。その時、Tゾーンや鼻・顎の皮脂の分泌も活発になるため、ニキビが悪化しやすく肌がくすみがちになります。

女性は男性と違ってホルモンの影響を受けやすいのでどうしてもホルモンの分泌の変化が皮膚にも現れてきます。
特に生理の時は子宮に沢山の血が集まるために全身にめぐる血の量が少なくなるので血不足が起きます。つまり・・血虚ですね。 
また疲れやすくて元気が出ない、風邪をひきやすい方・・このようなエネルギー不足でも十分な血を送ることが出来ずに皮膚が栄養失調になって 皮膚トラブルになることも有ります。
つまり気虚ですね。
血が不足しても血を巡らすエネルギー・・気が不足しても皮膚に十分な栄養が行かなくなると皮膚トラブルの原因になるんですよ。

アナ: 女性の皮膚トラブルはホルモンの変化や血液に関係が深いんですね。

藤村:そうです、その為に中医学では女性の皮膚トラブルの治療には生理周期にあわせて一緒に対策を考えることが、より早く皮膚のトラブル改善につながると考えています。まずはご自身の生理のリズムを知ることが大切になります。
生理周期の期間や生理期間・生理の量も関係が有り,その他 睡眠不足や冷え性が原因となることも考えられます。
基礎体温表をつけながら現状の症状1つ1つを改善していくようにします。

低温期は安定期なので美顔マッサージや栄養ソフトパックがお進めです。
高温期は不安定期なので症状に合わせた漢方薬が必要になります。
この不安定な時期には新しい化粧品の使用やマッサージは控えめにする方がいいでしょうね。
また辛い食べ物や刺激物 脂っぽい食べ物も控えた方が良いでしょう。

アナ: 生理の周期によっても皮膚の安定・不安定が有るのですね。
    では漢方薬はどのようなものをつかうのでしょうか?

藤村: はい。全周期にはホンサージや胎盤エキス・補腎剤を使います。
高温期になって皮膚が不安定になったときにはハーブティーや涼血清営顆粒などで皮膚のトラブルを押さえてあげます。
現在皮膚トラブルの女性が来店されていますが、皮膚の症状を抑えながら基礎体温表も測っていただいています。
生理前に特に皮膚が悪化するとの事でした。顔全体に乾燥があり唇も乾いていてリップクリームを塗っても塗っても乾燥すると言われています。基礎体温表を見ると全体的に体温が高く高温期もそれに伴っては少し高めでした。体温が高く生理前に肌が悪化したのでしょうね。現在は漢方薬も症状に合わせて服用していただいています。 

また別の女性ですが、生理前になるとフェイスラインに沿ってニキビが出ると言われる方もいらっしゃいます。
その方にも基礎体温表をつけていただき、症状に合わせて漢方薬も飲まれています。  
皮膚のトラブルは様々な原因・症状があり漢方薬も症状によって違います。
是非ご自身で判断されずに長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。

アナ: 有り難うございました。皮膚トラブルと生理周期の関わりが有るとは女性にはとっても役に立つお話でした。
次回の放送は11月13日 長与町龍虎堂薬局 夏苅和子さんです。
健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページや漢方健康日記のブログをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りいたしました。


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漢方健康日記 第214回 「水虫の養生」について


実際の放送とは違いがある場合があります。

『漢方健康日記』原稿7月24日

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口圭子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山口:今日は水虫の養生についてお話しようと思います。水虫は一年を通して感染、発症しますが、蒸し暑い梅雨時から夏にかけては水虫の症状が強く現れやすくなります。かつて、水虫は通気性のよくない革靴を長時間履く男性がかかるイメージがありましたが、最近ではファッションでブーツを履く若い女性が増えたことから、女性でも水虫にかかる人が増加傾向にあるようです。  

アナ:どうしてこの時期になると水虫が出やすくなるんでしょう?

山口:水虫はカビの一種「白癬菌」が足の指と指の間や足の裏の皮膚の一番外側の角質層に寄生することでおこる病気です。カビは湿気が多く温かい環境を好むため高温と多湿という条件が揃う日本の梅雨から夏にかけての気候は、水虫が活動するのには最高の季節なんです。一度治ったかのようにみえた水虫が再発するのも今の時期が多いですね。「白癬菌」が寄生する角質層は全身を覆っていますので、白癬菌による皮膚症状は体中のいろんな部位に発症します。発症する部位によって呼び方が変わり、主に足にできるものを「水虫」、頭にできるものを「しらくも」、体にできるものを「たむし」、股の部分にできるものを「いんきん」、爪の場合は「爪水虫」などといいます。
 
アナ:水虫って治りにくいと聞きますが、漢方で水虫対策ってあるんでしょうか?

山口: はい。漢方では「皮膚は臓腑の鏡」という言葉があり、水虫などの皮膚疾患も体内の不調を整えることで改善されると考えられています。
    水虫のタイプ別に対処法も違ってきます。大きく2つに分けられます。1つめは、ジュクジュクタイプ。食事の不摂生などで消化機能が低下すると、体の中に余分な水分や汚れ、過剰な熱がこもりやすくなってしまいます。そうするとかゆみが強く、指の間がジュクジュクしたり、赤くただれたり、小さな水疱が集まってできるといった「趾間型」「小水疱型」と呼ばれる水虫の症状が現れやすくなります。
このタイプの人は体内の余分な熱や湿気を取り除いて体をすっきりさせることが大切です。アルコールや油もの、甘いものの摂りすぎには注意しましょう。食材では緑茶や小豆、レタスや紫蘇など、漢方薬では瀉火利湿顆粒や五行草がお勧めです。

アナ:靴を履いていてかゆみが強いとつらいですよね。もう一つのタイプは?

山口:2つめはカサカサタイプ。このタイプの人は、体に潤いを与える血液や水分が不足している状態です。皮膚に栄養や水分が行き渡らないため、角化症といわれるかかとや足の裏がカサカサした水虫の症状がでやすくなります。 ほうれん草やブロッコリー、りんごやはちみつなどの潤いや血液を補う食材を取り入れましょう。漢方では温清飲、当帰飲子などがおすすめです。外用薬で華陀膏という塗り薬がありますが、これはどちらのタイプにも使えます。華陀膏は水虫だけでなく、ストッキングがひっかかるようなかかとのがさがさもツルツルになります。夏はサンダルの季節ですが、かかとが気になる方にもお勧めです。外用薬は症状が治まっても3か月程度を目安に根気よく使用してください。
   
アナ:水虫になりにくくするにはどうすればよいですか?

山口:免疫力を高め、細菌などに対する抵抗力を強くすることが大切です。普段から皮膚につやがない、疲れやすい、食欲がないなどの症状がある人は要注意です。衛益顆粒や補中丸、婦宝当帰膠などで体内のエネルギーや血液を充実させ免疫力の高い元気な体を作りましょう。十分な睡眠をとる、栄養バランスのとれた食事を規則正しく摂る、適度な運動を行う、ストレスをできるだけ溜めないなど健康状態を保つよう心がけましょう。

アナ:皮膚を健康に保つためにはまずは身体からですね。他に気を付けたほうがよいことはありますか?

山口:1日1回は必ず石鹸で足を丁寧に洗い、洗った後はすぐにしっかり乾かしましょう。靴はできれば毎日同じものを履かないようにして、こまめに乾燥させたほうがよいです。家族間での感染も多いので、タオルやスリッパ、サンダル、爪切りの共用は避け、専用のものを用意しましょう。足が蒸れないように靴下は通気性のよいものを選び、女性の場合ストッキングは蒸れやすいので要注意です。  

アナ:ありがとうございました。次回は8月14日、担当は長崎市小ヶ倉町、小ヶ倉薬品の円入利徳(えんにゅう としのり)さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891
  もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第212回 「夏のスキンケア」について


実際の放送とは違いがある場合があります。

『漢方健康日記』原稿 6月26日

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の藤村薬局本店の藤村智代さんです。
宜しくお願いします。さて今日のお話は?

藤村: 今日は「夏のスキンケア」を紹介したいと思います。
    「中医学理論」や「中医美容理論」では人体は自然界から影響を受けやすく
    また、体の中と外とは密接な関係があると考えているので、美肌を保つためには必ず自然界の変化に応じて、体の内側からも外側から両方ケアをしなければなりません

アナ: 季節に合わせて体の内と外のケアが必要なんですね。

藤村: そうですね。夏の特徴としては、夏は気温が高く湿気が多いですから、中医学では体内の中に余分な熱(熱毒)と湿気(湿熱)がたまりやすいと考えます。
「熱毒と湿熱」が原因となって睡眠不足、口渇(口の渇き)、口内炎、食欲低下、だるい、むくみなどの症状が表れやすくなります。肌が赤くなり、吹き出物、
ニキビ、あせも、毛包炎、日光皮膚炎などが多くみられる傾向があります。アトピー性皮膚炎や湿疹なども悪化しやすくなります。

アナ: 夏はお肌にとってつらい季節ですね。トラブルを防ぐにはどうすればいいのでしょう。

藤村: 夏の皮膚トラブルを防ぐポイントは体の内側と外側からデトックスをします。体の中にたまった余分な熱毒や湿熱を排出して、肌を養ってあげると言うことです。「熱毒」を取り除くことを「清熱解毒」、「湿熱」を取り除くことを「「清熱利湿」と言います。内面と外面から考える必要があります。

アナ: 内側と外側と両方から治していくんですね。

藤村:内側からは「中医学」や「中医美容学」では「熱毒」「湿熱」をためないように漢方や健康食品で養生をして、肌のトラブルを予防します。 日本と同じように高温多 湿の香港などは夏に「涼茶」を飲む習慣があります。そのお茶には菊やタンポポの花、スイカズラの蕾(つぼみ)・五行草・板藍根などのハーブが使われています。日本の夏には麦茶・緑豆もやし・苦瓜(にがうり)・トマト・スイカなどがお勧めです。
    
アナ: いろんな食べ物でスキンケアできるのですね。外側からはどうすればいいのでしょうか?

藤村: 外側からは熱毒・湿熱をためやすい環境の中では紫外線が要注意です。紫外線を浴びすぎると、肌トラブルや皮膚病を引き起こすことがあります。それは日光が「光毒」つまり光の毒になったためです。この「光毒」に対してよく用いられる生薬は五行草・紫根(しこん)・苦参(くじん)・などの植物や生薬が用いられます。
このような生薬は過剰な脂の分泌を抑えて毛穴を引き締める効果が期待されます。
    肌の弱い方はこのような生薬や植物を選んだ方がいいですね。
    お勧めは紫根や苦参等の生薬・植物が配合された瑞花路シリーズの化粧品です。
    この化粧品は皮膚を潤わすとともに皮膚の炎症を抑え肌の安定を保ちます。
    実は私もこのシリーズが大好きで瑞花露ソープで洗った後、瑞花露スプレー、
    瑞花露ローショウンを塗って最後にセサージを塗ります。
    このセサージは夏は薄めに 冬の乾燥時期にはたっぷり塗ると効果的です。

アナ: 普段生活の中で気をつけたいことは有りますか?

藤村: はい。生ものや冷たいものの取りすぎ、冷房のかけ過ぎは、消化器系(脾胃)の働きを弱らせ水分代謝が悪くなり体内に病理的な水分湿気を作り出してしまうので注意しましょう。ストレスを避け、疲れすぎないようにして十分睡眠をとりましょう。  健康を維持するためには 生活習慣、食習慣の見直しをされるのも良いでしょう。
    症状や体質によって対応が異なりますので詳しくは長崎中医薬研究会の
会員店にご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。今日のお話は藤村薬局本店、藤村智代さんでした。
次回の放送7月10日は長崎市西山、山中薬局の山中みちよさんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは日本中医薬事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページや漢方健康日記のブログをご覧ください、このコーナは長崎中医薬研究会が送りいたしまた。

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