漢方健康日記 第277回 「妊娠しやすい体づくり」について

『漢方健康日記』原稿4月26日
実際の放送とは異なる場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

円入:妊娠しやすい体づくりのお話です。
妊娠しにくい原因で最も多いのが漢方でいう血が不足した「血虚」と言われています。
血虚の症状としては、顔色が悪い、手足やお腹が冷える、乾燥肌で小じわが気になる、
髪にツヤがなく、枝毛・抜け毛になりやすい、疲れやすい・立ちくらみをしやすい、
病院で貧血と言われないけど不調があるなどです。

アナ:貧血と言われなくても貧血のような症状がある方はいらっしゃいますね。

円入:はい、血液検査で異常なくても不調があれば、かくれ貧血かも知れません。
漢方では血虚と呼ばれます。
 なぜ、血虚になるかというと食べた物から充分に血が作られないからです。
 食べた物はどこで吸収されるかというと、それは胃腸です。
 その胃腸が弱いか疲れていて食べた物が吸収できずに血が効率良く作られません。
 胃腸がなぜ疲れているかというと現代人の生活スタイルにもあるようです。
 夕食の時間が遅い、できれば夜7時遅くても8時までには夕食を食べて欲しいですが、
夜9時から10時の間に食べる方もおられると思います。
 夕食が遅いと胃腸も夜遅くまで働かなくてはならないし、寝る時間が遅くて睡眠が充分に取れないと
胃腸が休めないのでダブルで胃腸に負担を掛けます。
そう分かっていても事情で帰宅時間が遅くて夕食が遅くなる方が少なくないと思います。

アナ:確かに夕食を食べる時間が夜食の時間とかも聞きますよね。そんなとき、漢方で何か出来ることはありますか?

円入:はい、夕食が遅い場合におすすめしたい漢方食品は、晶三仙(しょうさんせん)と言いまして食べた物の消化を助ける3つの生薬が含まれたものです。
山楂子は脂濃い物の消化を助け、麦芽と発酵させた神麹(しんぎく)は、ごはん・パン・麺類などの炭水化物の消化を助けるので胃腸にかかる負担を減らし翌朝の胃のもたれを軽くします。

アナ:それは胃が助かりますね。

円入:また、ストレスなど神経の使い過ぎで胃腸が疲れても血虚の原因となります。
胃腸の働きが低下すると同時に精神活動を行う脳の働きも低下した状態を「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」と言います。漢方では脳と心(しん)はつながっていると考えます。想うことでドキドキするように。しんぴのぴは胃腸のことです。

アナ:心脾両虚?

円入:はい、ストレスなど神経の使い過ぎ・考え過ぎで胃腸の働きが低下することで元気や血が不足して、(心しん)へ血が充分に巡らなくなる状態が心脾両虚です。心脾両虚が続くと健忘・不眠・貧血の原因となり、物忘れ、寝付けない、眠りが浅い、不安感がある、などの症状が出やすくなります。

アナ:なるほど、そんな時は、どういう漢方薬があるのでしょうか?

円入:心脾顆粒という漢方薬があります。
(心しん)を安定させ胃腸の働きを回復する漢方で、全身を巡る元気や血の量を増やして、精神・意識・思考を安定させて心脾両虚の状態を改善します。

アナ:漢方での胃腸と心の関係、興味深いですね。

円入:はい、血虚を改善する漢方薬として代表的な処方に婦宝当帰膠がありますが、胃腸の働きが弱っている方にはまず、晶三仙や心脾顆粒で胃腸の状態を良くしてから婦宝当帰膠に移行することが良い場合もあるみたいです。
何を食べるかということも大切ですが、ご自身のお体のどこの働きを改善すれば良いかということも同時に考えて行くことも漢方では注意します。

アナ:かくれ貧血の原因を食べ物だけでなく生活スタイルや体の調子なども合わせて考えて行くわけですね。

円入:はい。漢方薬は体質により異なりますので 詳しくはお近くのパンダマークの店頭でご相談下さい。


アナ:ありがとうございました。次回は5月10日 長崎市 朱雀薬局 三宅涼子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
お問い合わせは日本中医薬研究会事務局、東京03−3273−8891もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 婦人病・子宝のお話 | 10:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
 漢方健康日記 第276回 「血管力UP」について

『漢方健康日記 血管力UP』 4月12日山中
実際の放送とは異なる場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は西山の山中薬局 山中みちよさんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山中:今日は「血管力」についてお話しようと思います。人が老いるとともに「血管」も、老化がすすんでいきます。血管の老化をほおっておくと、心疾患、脳血管疾患などを起こしやすく 寝たきりの生活や突然死などにつながることもあります。

アナ: ふだん、身体の不調を覚えないのに 突然そんな目にあったら、当のご本人には、とうてい、受け入れがたいことでしょうね。

山中:そうですよね。ご本人にとっては、突然のことでしょうが、どなたでも血管の老化は徐々にすすんでいるのです。
   健康な血管は、しなやかで弾力があり、内壁もなめらかです。血液もさらさらだと、滞りなく流れます。このように、若々しく健やかな血管で、血液をスムーズに巡らせる力を「血管力」と言います。ところが、血管は年齢とともに老化が進み、年齢を重ねるにつれて硬く弾力のない状態になります。さらに 不適切な生活習慣、体力の低下などが続くと、血流も悪くなってしまいます。
   こうした状態を放置していると、やがて 心筋梗塞、脳内出血、脳血管性認知症といったさまざまな病気を呼び寄せる要因となってしまうのです。
   中医学では、このような血管力が低下した状態も「お血」と考えます。

アナ:そんなお血の状態で 血液が 身体中をめぐっているなんてこわいですね。
   しなやかで弾力がある血管を維持するにはどうしたらいいのでしょう?

山中:しなやかで弾力ある血管を維持するには、抗酸化作用がある サージオイル製剤サージ製品をおすすめしま す。このサージ製品には血管を柔らかくするフラボノイドや パルミトオレイン酸が豊富に含まれており、またビタミンEや ベーターカロチンも豊富に含まれていて、体内のサビつきを防ぐ効果もあります。
                                                    アナ:サージ製品をのむと、血管が柔らかく しなやかになるのですか?

山中:そうですね。また血管力の低下はなかなか自覚しにくいものです。次の3つ
   のタイプにあてはまる症状があれば、血管力が低下しているサインと考えて、
   血管を柔らかく、しなやかにし、かつきれいな血液がさらさらの状態にしましょう。 
アナ:どうしたらいいのでしょうか? 
   まず 血管力が低下している、3つのタイプについて 教えて下さい。

山中:はい。
    …砲澆笋靴咾譴ある ドロドロ血タイプ 
   ◆ゝ弱体質の気・血不足タイプ
    冷え性タイプ         
   
   まず,猟砲潺織ぅ廚任后カロリーの摂り過ぎ、運動不足、ストレス過多などで、
   「血」も汚れでドロドロになり、血管の弾力が失われて硬くなったり、硬くなった血管をドロドロ血がむりやり通っていくと、血管が傷ついたり、内壁に汚れが溜まって血栓の原因になったりするので要注意です。油っこい料理や糖分の摂り過ぎに注意しましょう。
   
   △竜弱体質の方は、高齢、慢性疾患の方に多く、「気」は血の流れをサポートし、また体を温めることで血流をスムーズに保っています。「気」が不足すると血を巡らせるエネルギーが足りず、血流が滞ってしまうのです。また身体に栄養を与える「血」が不足すると、血管にも栄養が行きわたらなく 十分に血管を養うことができず、血管の質や、働きが衰えてしまうのです。養生の基本は、胃腸の働きを整えて、気・血の源となる栄養を無理なく十分摂ることです。
   
   の冷えのタイプの方。「血」は冷えると凝固しやすく、温めると流れるという性質があります。身体が冷えると、血行障害を起こしてしまうのです。また急な気温の低下で身体が冷えると、血管の収縮につながることもあり、寒いところでの心筋梗塞や脳梗塞などにも注意しましょう。

   以上3つのタイプを例としてあげました。
   ´↓いずれの場合も          
   各々のタイプに見合った漢方薬を選び、血管をしなやかにしてくれるサージ製品と 血液さらさらの冠元顆粒を併用することで 「血管力」をアップして健康な生活をとりもどすことができると思います。
   症状にあわせて養生法や漢方薬も変わってきますので、長崎中医薬研究会の会員店でご相談ください。

 アナ:ありがとうございました。次回は4月26日水曜日、担当は、長崎市小ヶ倉町、
    小ヶ倉薬品 円入 利徳さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
 このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 生活習慣病のお話 | 09:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第275回 「春の養生」について


『漢方健康日記』原稿3月22日
実際の放送とは異なる場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な
くらしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市元船町の藤村薬局本店 藤村望さんです。宜しくお願いします。今日のお話は?

藤村:今日は春の養生についてお話をしたいと思います。 春は三寒四温という不安定な気候で自律神経のバランスが崩れやすくなります。
  季節の変わり目でもあり、春は昔から木の芽時と言われて心身のバランスが崩れやすい季節と言われています。気温も少しずつ暖かくなって過ごしやすいのですが急な気温の変化や環境の変化によって体を壊す方が多いようです。
中医学では自然界と人間は関係が深いと言われており、春と言う季節は「肝」に属します。

アナ:「肝」ですか?それは「肝臓」のことですか?

藤村:「肝臓」も含みますが中医学のとらえ方ではもっと大きく自律神経の働きまで関係すると考えられています。「肝」は血液を貯蔵し、血液の流れと身体全体の働きを調節している臓器です。
  また、肝はストレスによる影響を受け易い臓器でもあります。
  ストレスを受ける事で血液を消耗し、血流も悪くなります。そうすると、「肝」と経絡で繋がっている「目」や、支配する「筋」にも影響がでてきます。そのため眼の疲れ、視力低下、ドライアイ、足のつりなどが症状として現れます。また、肝は春にぐんぐん育つ草木のようにのびのびとした状態を好みます。なのでストレスを受けると機能が低下し イライラや憂うつと精神の不安定にも繋がります

アナ:目と筋は『肝』で繋がっているのですね。

藤村:はい、春はストレスに弱かったり、目の不調が起こりやすかったりします。そこで、今回は、目や筋を養ってくれて、ストレスを緩和してくれる漢方薬をいくつか紹介します。特に現代はパソコンを多く使うようになり、ドライアイ、眼の疲れを訴える方が多くなってきています。

アナ 毎日の生活で仕事でも、家でもパソコンの前に座る事が多くなりましたね、目が疲れた時に使う漢方薬もあるのですか?

藤村:目の疲れや視力低下、ドライアイの改善・老化防止に「飲む目薬」と呼ばれている目を養う漢方薬、杞菊地黄丸というのがあります。また、菊の花のエキスに菊の花の微粉末を加えた、手軽に飲めるハーブティーで菊花茶があります。お湯に溶かして香りを楽しみながら、心身をリラックスさせる事ができます。

アナ:杞菊地黄丸と菊花茶は一緒に使えるのですか?

藤村:もちろん、一緒にお使いいただけます。菊花茶はお茶代わりに、杞菊地黄丸は、健康維持や老化防止に使います。
  60代の女性で杞菊地黄丸を健康維持で飲まれている方がいらっしゃいますが
  大きく体調を崩さなくなったと継続されておられます。
  別の方で40代の女性は、なかなか体が立ち上がらず家から出ることが出来ないと言われて 杞菊地黄丸の顆粒タイプを飲まれています。顔色も良くなり少しずつ体調が改善してきたと言われています。現在は血を増やす婦宝当帰膠と一緒に服用されています。
また、春と言えば入学や就職、転勤などストレスを受け易い時期です。ストレスを緩和して、気の巡りを良くする漢方薬・逍遥丸や開気丸もお勧めです。
食の養生としては肝血を補う、緑の濃い野菜を取り入れるように心がけると良いでしょう。また
肝の働きを整えるものはカツオ・あわび・わかめ・シジミ。香りの良いものはストレスを発散させる効果も期待できます。ミント・三つ葉・春菊・柑橘類などその他香りのあるものを心がけて取りましょう。

症状にあわせて養生法や漢方薬も変わってきますので、是非長崎中医薬研究会の会員店でご相談ください。


アナ:ありがとうございました。次回の放送は4月12日 長崎市西山 山中薬局 
山中みちよさんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店、
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

| 季節の養生、食養生 | 14:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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