漢方健康日記 第273回 「めまい」について

漢方健康日記 H29年2月22日原稿山崎 
アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は大村市西三城町の山崎薬品山崎京子さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

山崎:はい、今日は、多くの人が経験がある身近な不調 、めまいについてのお話です。
  めまいは重大な病気でないですがくりかえすと日常生活に支障がででしまうことがあり、他に病気が隠れているケースもあります。

アナ:めまいをくりかえす方は不安になり他に病気が隠れているのではと思いますよね。
   又身体に現れるめまいの特徴などがありますか?

山崎:はい、めまいを起こす身体に現れる特徴として自分が動いていないのに、周りの景色が揺れ動いたり、目の前がぐるぐると回ったり、身体がふわふわと動いたり異常な感覚があります。
   めまいは耳の三半規管や脳など、身体の平衡感覚をコントロールする器官に不調が起こることが主な原因です。めまいにも三つのタイプがあり,阿襪阿覯鵑襯織ぅ廚蓮⊆の不調などが多いですね。△佞錣佞錣垢襯織ぅ廚惑召良堋喚くらっとするタイプは加齢や貧血から起こることが多いです。

アナ:めまいにもタイプがあるんですね、めまいを起こす主な原因はどこにありますか?

山崎:めまいを引き起こす主な要因は体内に余分な水分や汚れがたまる痰湿タイプやストレスによる肝臓の肝の不調又血行が滞るお血、加齢や虚弱体質などがあります。
   めまいの原因はさまざまですが中には脳血管疾患、高血圧などの病気が隠れていることがありますので病院の検査も大切ですね。


アナ:めまいを軽く考えていけないですね。生活の中で体質改善や養生方法がありますか?

山崎:はい、ぐるぐると回る回転性のめまいは水分代謝が悪く痰湿タイプで内耳にある三半規管のリンパ液の流れが悪くなり回転性めまいをおこしやすいです。


このタイプは暴飲暴食、油っこい食事、アルコールのとり過ぎにより消化器系の働き
が落ちて、水分代謝が悪くなり痰湿がたまるとめまいの原因となります。
又ふわふわタイプのめまいは血行が悪くなり脳に血液が巡らなくてめまいをおこし
やすくなります。日頃の食生活に気を配り血液がスムーズに流れるように心がけたいものです。
又ストレスが原因で肝の機能が低下して気、血の流れが停滞し、血圧の変動、自律経の乱れからめまいが起こったりします。
くらっとするめまいタイプは貧血や高齢者に多いですね、このタイプは体内の
気、血不足気味でエネルギーが全身に行きわたらずその結果、脳や耳の栄養不足によりめまいをおこしやすくなります。

アナ:食の養生としてどんな事に気をつけたらいいでしょうか?
   又漢方薬や健康食品はどんなものが使われますか。

山崎:はい、ぐるぐる目まいタイプは水分代謝が悪いので利水作用のある食材の
はとむぎ、冬瓜、きゅうり、大根、なし、もやしなどいいですね、
よく使われるのは温胆湯、二陳湯、晶三仙、半夏厚朴湯などです。
ふわふわめまいタイプは血流を良くする食材 ひじき、たまねぎ、いわし、
らっきょう、サンザシなどいいですね。ストレスが原因のめまいは肝の不調タイプは血圧の変動、自律神経の乱れによりめまいが起こってしまいます、
ストレスを発散して気血の流れをコントロールことが大切です。
よく使われるのは寫火利湿顆粒、加味逍遥散、午黄清心丸、菊花茶などです
くらっとするめまいは高齢者や貧血のタイプで 血を養い、腎・脾胃の働きをよくする山芋、黒豆、ほうれんそう、納豆、大豆製品、黒ゴマ、くるみなどいいですね。よく使われるのは杞菊地黄丸、金匱腎気丸、補中丸、婦宝当帰、心脾顆粒などいいですね。又一人一人のサポートをしていますのでパンダマークの中医薬研究会のお店で気楽に相談ください。

アナ:今日はありがとうございました。 
    次回は3月8日の、長与町の龍虎堂薬局の春田ゆきこさんです、健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。 

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漢方健康日記 第272回 「生理痛」について
漢方健康日記 H29年2月8日 山口
実際の放送とは異なる場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は佐世保市浜田町のあいおい薬局山口圭子さんにお話を伺います。さて、今日のお話は?

山口:今日は「生理痛」についてお話しようと思います。最近は医療用として使われているものと同じ鎮痛剤が第一類医薬品として薬局でも販売されています。うちの薬局でもお客様が買いに来られますが、服用する理由を聞くと若い女性の場合、生理痛という答えが大半です。毎月鎮痛剤をのまれている方が多いようですが、中医学では本来、生理痛はないのが正常な状態と考えられています。

アナ:女性なら生理痛はよくあるものだと思っていましたが、ないのが正常なんですね。

山口:そうなんです。生理痛には子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が潜んでいる場合がありますので、ひどい生理痛が続く場合は婦人科の受診をおすすめしています。今回は生理痛の原因を大きく3つのタイプに分けて、その対処法をお話しますね。
   まずは今の寒い季節に多い、冷えで悪化しやすいタイプ。もともと冷え症だったり、冬の寒さが影響して体が冷えると子宮の血流が悪くなり、生理痛の原因となります。このタイプの生理痛は下腹部に冷えを伴い、ぎゅっと絞られるような痛みがあり冷えると痛みが強くなり、温めると和らぎます。生理の経血は暗い赤色で黒ずんだ血の塊が混じることもあります。対処法としては体を冷やさないような服装を心がけ、冷たい飲み物や生ものは控えましょう。漢方では参茸補血丸や婦宝当帰膠、爽月宝などがおすすめです。

アナ: 女性は冷え症の方が多いですよね。最近はおしゃれな腹巻などもあるので利用するとよさそうですね。では2つ目のタイプは?

山口:2つ目はストレスなどが原因で血流が悪くなっているタイプです。ご相談をお受けしていて、学生の頃は生理痛はなかったのに、社会人になって環境が大きく変わってから生理痛がひどくなったという方がよくいらっしゃいます。ストレスを受けると気(エネルギー)の流れが滞り、生理前や生理中に腹部の張りや軽い痛みを感じることがあります。この気の流れが滞った状態が続くと血液の流れも悪くなり生理痛がひどくなります。
   このタイプも経血の色が暗く、レバー状の塊が見られます。情緒の変動で痛む場所や痛みの程度が変わったりします。対処方としては上手にストレスを発散し、軽い運動などで血流をスムーズにするとよいですよ。漢方では逍遥丸や冠元顆粒がおすすめです。

アナ:ストレスで血流が悪くなると生理痛もひどくなって、イライラする上に憂鬱にもなりますよね。

山口:そうですね。イライラもひどくなる前に対処されることをおすすめします。最後に3つ目は気(エネルギー)や血(血液)が不足しているタイプ。もともとの虚弱体質や過度のダイエットなどによる栄養不足で子宮に十分な血液やエネルギーが行き渡らず生理痛がおこります。このタイプの生理痛の特徴としては生理の終わりかけに痛みが強くなったり、重だるい痛みが続くこともあります。また生理の周期が長くなったり、経血の色が薄く量が少なめになります。足りない気血を補うためにほうれん草や人参、豚肉や鶏肉などを使った料理でしっかり栄養を摂ることが大切です。漢方では補中丸、婦宝当帰膠がおすすめです。

アナ:ひとことで生理痛と言っても、痛み方や生理の経血の状態まで様々なんですね。

山口:そうなんです。女性は初潮から閉経まで平均35年間、約350〜450回の生理がくると言われます。女性であるからこそ自分の体の状態を生理の周期や経血の状態などからよみとることができるとも言えます。生理痛があるからと鎮痛剤で一時的にやり過ごさずに、どうバランスがくずれているのか、生活習慣でみなおすところがないか、自分の体と向き合ってみていただきたいのです。思春期の娘さんをお持ちのお母様は、娘さんと生理についてお話される機会を作っていただけるといいと思いますよ。今回はおおまかに3つのタイプに分けてお話しましたが、原因がひとつとは限らずいくつか合わさっていることがほとんどです。症状にあわせて養生法やお薬も変わってきますので、詳しくは長崎中医薬研究会のお店でご相談ください。

アナ:ありがとうございました。次回は2月22日水曜日、担当は大村市西三城町、山崎薬品の山崎京子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   もしくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第271回 「健康で長生きするために最も大切な食」について
漢方健康日記 原稿 H29年1月25日 織田
実際の放送と異なる場合もございます。

アナ:漢方健康日記 このコーナーは漢方を通じて、皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめ直して、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は島原市広馬場町のしまばら薬局の織田堅一郎(おだけんいちろう)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は。

織田:はい、あの、全然関係ないんですが、じつは今日は私の誕生日なんですね。

アナ:あら!おめでとうございます!!お聞きしても良いのかな…?お幾つになられました?

織田:45歳です。早いものですね、この前まで学生だったような気がしますが、その学生からみたら、もうと言われる年になっちゃったんですね…。
  
アナ:う〜ん、

織田:でも、100歳まで生きるとすると、まだ半分もいってないんですね!そう考えると「まだまだやるぞ〜!」と気力が湧いてきます!生涯現役、明るく楽しくが私の目標です。そのためにも漢方を勉強しています!!
   
アナ:なるほど!「生涯現役、明るく楽しく」を漢方で実現ということですね!私も勉強させていただきます!

織田:ところで健康で長生きするために、もっとも大切なことって何か分かりますか?

アナ:う〜ん、そういきなり言われると…食事とか運動ですか?

織田:すばらしい!そう、「食」に関することです。「食べ過ぎない」ということです。
  
アナ:「腹八分で医者いらず」と以前教えていただきましたもんね!

織田:「腹八分で医者いらず、腹六分目で老いを忘れる」、これ本当のことですよ。アメリカのウィスコンシン国立霊長類研究センターでの20年間にもおよぶ有名な実験があるのですが、カロリーを30%制限されたアカゲザルは、普通食を与えたサルに比べて、年をとっても毛並みもキレイで動きも俊敏、しかもガンや糖尿病、心臓病や脳委縮などの病気になる確率が非常に低いんです。
   
アナ:はい。

織田:世界の長寿国と言われる国で、100歳を過ぎても現役で働いている人たちは、例外なく少食です。日本でも100歳以上で運動をこなすような元気なお年寄りは、皆、若いころから少食だという調査結果があるようです。

アナ:なるほど、そうですね、私もつい食べ過ぎちゃいます…今日から注意しないと…

織田:ただ、注意していただきたいのは「食べなさすぎ」も危ないということです。今は食品自体の栄養が不足していると言われています。野菜に含まれるビタミンやミネラルなんて30年前に比べると1/3から1/5になっちゃってるようですよ。しかも添加物もてんこ盛り!添加物の中には、腸を弱らせると言われているものもあります。ヘタすると栄養失調に陥りますよ。

アナ:「食べ過ぎはダメ」、「食べなさ過ぎもダメ」、難しいですね…^^;

織田:食べ物自体にも注意を配ることが必要ですが、『脾』の働きを高めて、栄養素をしっかり吸収できるようにすることも大切です。
  
アナ:『脾』の働きを高める!『脾』って「胃腸」のことだったですよね。

織田:さすがですね!『脾』とは中医学で、「胃腸」を表す言葉です。湿度が高い島国に住んでいる日本人は、もともと『脾』が弱い人たちが多いようです。『脾』の働きを高め、少食にした時でも、しっかりと栄養素を吸収できるようにしておくことが大切ですね!
   
アナ:なるほど!何かおすすめの漢方はありますか?

織田:『脾』の働きを助ける漢方は色々ありますが、やっぱりおすすめは「晶三仙」です。晶三仙には「サンザシ、麦芽、神麹(しんきく)」という三つの生薬が含まれています。サンザシには脂肪の消化を助け胃腸全体の働きを高める作用があります。神麹(しんきく)というのは、小麦粉、麹、小豆の粉末などを混ぜ合わせて発酵させたもので、麦芽とともに米や麺類、パンなどの炭水化物の消化を助けます。
『脾』を元気にし、食べた脂肪やタンパク質、糖分をしっかりと消化吸収して、体に栄養と活力を与える、それが晶三仙です!味も酸味がありさっぱりしていて美味しいですよ!

アナ:いいですね、私もさっそく試してみます!

織田:私もね、今日は食べ過ぎてしまうかもしれませんが^^; 、しっかり晶三仙を飲んで明日はスッキリ仕事をしたいと思います!

アナ:有り難うございます。
次回の放送は2月8日水曜日 佐世保市浜田町のあいおい薬局 山口圭子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会会員店へどうぞ。
お問い合わせは、長崎中医薬研究会ホームページをご覧いただくか、「漢方健康日記」でご検索ください。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
| 季節の養生、食養生 | 14:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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