漢方健康日記 第268回 「めまい」について


実際の放送とは違う場合があります。
「漢方健康日記」めまい  11月23日 山中

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 西山の山中薬局山中みちよさんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

山中:いきなりですが、「ぐるぐる」 「ふわふわっ」 「くらっ」 なんのことでしょう。そうです。めまいの表現です。 めまいの原因は、さまざまで、
   突然おこることもありますし、たびたび繰り返しおこることもあります。
   今日はめまいについて お話ししたいと思います。

アナ:めまいというと、細くて美しい人が 貧血でフラーとするようなイメージです       が、貧血だけではではないようですね。めまいはどうしておこるのでしょうか?

山中: めまいの原因として 耳や脳に原因があったり、年齢や貧血なども関連があります。
   そして中医学では、めまいと関連性が深い臓腑は 肝、脾(胃腸)、腎の3つで、これらの臓腑の働きが乱れておこると考えます。

アナ:とおっしゃいますと、具体的には、どんなことでしょう?

山中:はい。肝のトラブルでは、神経の使い過ぎ、ストレス、目の使い過ぎ、などにより、自律神経の働きが乱れ、脳や内耳の方への血行が滞り、めまいにつながります。
   次の 脾(中医学では胃腸のことを脾といいます)のトラブルでは、食べ過ぎ、飲みすぎ等により、胃腸の働きが低下して、痰湿(余分な水分や汚れ)となり、その余分な水分や汚れをさばくことができず、たとえば、内耳の水ぶくれなどがおこり めまいが起こりやすくなります。   
   腎のトラブルでは、いわゆる 腎虚とよばれる弱った状態で、耳のトラブルが
   おきやすく、内耳の平衡器官が 障害を受けるとめまいがおこります。
   めまいの原因はこれ以外にも さまざまありますが、中でも、脳血管疾患、高血圧などの病気がかくれていることもあるので、くり返し起こっている方は、まず病院受診をおすすめします。

アナ:原因を知ることが大事なのですね。では めまいが繰り返しおきて、なかなか治らない場合には どうしたらいいのでしょう?
山中:原因がはっきりしない、なかなか治らない。そんなめまいをかかえていらっし    ゃる方は、めまいにつながる身体の不調を整えて積極的に 体質改善をなさる
   ようおすすめします。

アナ:どのような方法がありますか?

山中: 何が原因かによって 考え方も 漢方薬も ちがってきます。
    最初のストレスが原因のめまいは、肝の不調タイプです
    五臓の「肝」には、全身の 気、血の流れをコントロールする、ストレスを
発散させる、自律神経を調整する働きがあります。ところが、過度なストレス
   などが続くと、この機能が低下して、その結果 気・血の流れが停滞し、血圧の変動、自律神経の乱れなどを招いてめまいをおこしてしまうこともあります。
   このタイプは、イライラやストレスで熱がこもりがち。まず身体の余分な熱を冷まして肝の働きを健やかに保つよう心がけましょう。よく使われるのは、瀉下利湿顆粒、菊花茶など。食養生では、セロリ、トマト、レモンなど 涼性のもので熱を冷まし、酸っぱいもので肝を養いましょう。

   次のぐるぐると回るような回転性のめまいは、内耳にある三半規管の障害から起こることが多いタイプです。この時は水分代謝が悪くなっています。
   よく使われるのは、温胆湯など。食養生では、はとむぎ、きゅうり、梨などが
   いいでしょう。

   最後の くらっとするめまいは、高齢者に多く 虚弱体質や貧血の人などにも見られます。体質に合わせて 腎を補うもの 血を補うものを 使います。
   杞菊地黄丸、参馬補腎丸、血を補う婦宝当帰膠などをお勧めしています。
   食の養生では クコの実、黒豆、山芋、黒ごま などは 腎を元気にします。
   からだに やさしい方法で めまいをおっぱらいましょう。これらの他にも
   いろいろありますので 詳しくはお近くのパンダのマークの長崎中医薬研究会の会員店へご相談下さい。
   
アナ:ありがとうございました。次回は12月14日水曜日、担当は小ヶ倉町小ヶ倉
   薬品 円入利徳 さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬
   研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧くだ
   さい。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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漢方健康日記 第267回 「きれいな肌を保つためにどうしたら良いか?」について


『漢方健康日記』原稿11月9日
実際の放送とは違う場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市元船町の藤村薬局本店の藤村望(ふじむらのぞみ)さんにお話を伺います。今日はどのようなお話でしょうか?

藤村: 今日は「きれいな肌を保つ」ためにどうしたら良いかをお話ししたいと思います。これからの季節は乾燥がますますひどくなりますね。皮膚がカサカサしたり、化粧のノリがわるい方、肌荒れしている方も多いのではないでしょうか?

アナ: 「きれいな肌」とは漢方ではどのような肌を言うのでしょうか?

藤村:中医学では「美肌」とは肌を潤す津液、つまり肌の保湿能力と皮膚を養う血液の充実、肌の新陳代謝を司る「元気さ」この3つが十分にあることによって保たれると考えます。
   その津液、血液、肌の元気さは内臓の働きによって支えられているので「きれいな肌は内臓が元気」ということがいえます。「肌は内臓の鏡」と言われるのも納得ですね

アナ: ではトラブル肌や弱い肌とはどんな肌でしょうか?

藤村: 弱い肌は一般的には敏感肌を指します。敏感肌は体質以外に乾燥肌の人にも良
く見られます。乾燥肌とは通常の肌よりバリア機能が弱くなっていることが現代
科学によっても証明されています。中医学でも敏感肌は体質的に熱がこもりやす
いほか、肌の栄養分となる津液、血液、肌の元気さが足りないことによって発生
すると考えています。他にはオイリー肌があげられます。このタイプの肌には炎
症、つまり熱がさらに発生しやすい特徴があり、ニキビや吹き出物、脂漏性皮膚炎などのトラブルが良く見られます。

アナ: ではどうして皮膚のトラブルが増えているのでしょうか?

藤村:それにはいくつかの原因が考えられます。1つは体に対する刺激物が増加しそれによって皮膚トラブルが多くなっています。
    2つめは密閉された部屋や冷暖房によって肌の自然調節機能が乱れて起こる環境によるもの。3つ目はストレス社会、生活リズムの乱れ、夜更かしや睡眠不足、また食生活の欧米化などによっておこる不養生が原因の皮膚トラブルです。これらの原因によって内臓の働きが乱れ症状が出てくることが多いですね。
皮膚トラブルは食の改善と生活習慣を見直すことが大切になります。

アナ:アトピーやニキビで悩んでいる方は多いと思いますがどうしたらきれいな肌を取り戻すことができますか?

藤村:皮膚病トラブルが治っていく過程には3段階あります。第1段階は「急性の炎症」
の段階で赤みやジュクジュク、腫れ、赤いぶつぶつが見られる状態です。
この急性期には熱を冷ます漢方薬、清営顆粒や瀉火利湿顆粒、またはハーブティーを服用していただきます。
第2段階は赤みが少し減った「慢性症状」の段階です。皮膚は乾燥しているように見えますが熱がまだ中に残っているためざらざら、ゴワゴワ等の症状と共に赤みを伴うときもあります。漢方薬は慢性期には熱を冷ます清営顆粒を少し加えながら血めぐりの冠元顆粒・潤いを与えてくれる麦味参顆粒を使います。
最終段階としては肌の炎症は落ち着き見た目にはわからない状態ですが肌のバリア機能が低下している状態です。この時期は何か強い刺激を受けるとすぐに肌のトラブルを再発してしまいます。ここではサージ配合の健康食品や麦味参顆粒を使います。季節や段階に応じて漢方薬や養生法を変えてきれいな肌に向かう手助けをします。

アナ:ではきれいな肌を保つために自分でできる養生法をお願いします。

藤村:辛い物や油っこいものは熱になるので控えた方が良いでしょう。また過剰なストレスをためず、しっかりと睡眠時間を取って体を休めましょう。 最も重要なのは食生活と生活習慣を見直し、規則正しい生活リズムを作るようにすることです。私自身も中医美容に力をいれています。ご相談でも生理前の肌荒れやフェイスラインのニキビなど悩んでおられる方が多いですね。御一人で悩まれずに是非長崎中医薬研究会の会員店にご相談ください。
 
アナ:今日はありがとうございました。
   次回は11月23日、長崎市西山の山中薬局 山中みちよさんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。 お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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漢方健康日記 第266回 「大切な毛細血管の血流改善」について

『漢方健康日記』原稿2016年10月26日
実際の放送とは違う場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日の担当は西彼長与町の龍虎堂薬局 なつかり夏苅和子さんです。宜しくお願いします。さて、今日はどんなお話しでしょうか?

夏苅:今日は「大切な毛細血管の血流改善」についてお話ししたいと思います。人間の血管を全て繋ぐと10万km、地球2周半と言われています。このうち、末梢である毛細血管は何%くらいだと思われますか?

アナ:さぁ、どのくらいでしょう。70〜80%くらいでしょうか?

夏苅:実は99%が毛細血管なんですよ!大動脈と言われる太い血管を高速道路とすると一般道は小動脈、そこから家の前に繋がっている生活道路が毛細血管なんです。毛細血管は動脈と静脈を繋ぐ大事な血管です。すべての道路が繋がっていればこそ生活が成り立つように、毛細血管の血流があればこそ、目や脳、腎臓や肺、肝臓など、どの臓腑も毎日休みなく働けるのです。毛細血管が血流障害をおこすとその臓腑や器官の機能が低下します。血流障害は中医学では「瘀血」といい高血圧や心臓病、糖尿病、腎障害、認知症、脳梗塞等に繋がるので「万病の元」と考えます。

アナ:なるほど、瘀血は生活習慣病にも繋がるんですね。瘀血を見分けるポイントは何でしょう?

夏苅:そうですね。外見からは顔色や唇の黒ずみ、眼の下のクマや舌の裏の太い静脈でもわかります。また皮膚に毛細血管が網の目状に浮き出ているのもそうですね。後は自覚症状ですが、慢性の痛みやコリ、痺れ、生理痛等があれば瘀血があると分かります。近年では精神疾患や認知症にも瘀血が密接に関わっていることが分かってきました。精神疾患の人の脳血流を光トポグラフィーで検査すると、認知・思考・行動・感情調整などを行う前頭葉の血流が低下しています。つまり脳の瘀血です。

アナ:脳の瘀血って、X線検査などで分かるのですか?

夏苅:造影剤を入れると太い血管はX線でも見えるのですが、毛細血管は見えないのです。脳の瘀血は脳循環血液量の低下をもたらし、やがて脳梗塞に繋がります。毛細血管が梗塞しても症状はほとんど出ないため「かくれ脳梗塞」は少なくないと言われます。
   
アナ:「かくれ脳梗塞」ですか。何だか怖いですね。

夏苅:頭がボーッとする、物忘れ、うつ気分、パニック、イライラ、食欲異常といった精神症状が続く人は脳の瘀血、脳血虚の状態ですから「かくれ脳梗塞」もハイリスクと考えるべきでしょう。脳がダメージを受ける前に脳の瘀血を改善する必要があります。ちょっとショッキングな話ですが、毛細血管は老化で消滅していくんですよ。

アナ:エエッ!毛細血管は消滅するんですか?

夏苅:そうなんです。何と、70代では20代の頃の約半分にまで消滅していきます。毛細血管の内側には血管内皮細胞があり、その外側に壁細胞がレンガの様に張り付いて血管を守っています。しかし、加齢などでそのレンガがドンドン剥がれると毛細血管はぺちゃんこになって消えていくのです。特に毛細血管の分布が多い脳や腎臓、肺に影響が出やすいですね。全身の毛細血管で起こると血流が低下して身体のあちこちが機能低下を起こすのも頷けますね。

アナ:なるほど。ところで血管の老化って何才ぐらいから始まるのでしょう?

夏苅:血管の老化は40代から始まるので、そのころから高血圧、心臓病、糖尿病、腎障害などが始まるようです。50代でも若年性認知症の方もみられますね。これらの病気を予防するためには、血管の若さと血流を保つ事が大事だと言うことを覚えておいてください。

アナ:血管の若さと血流を保つにはどうすればいいでしょう?

夏苅: 漢方薬には瘀血を取る薬は色々ありますが、太い血管の高速道路と一般道路までの血流改善の漢方がほとんどです。大事なのはその先の生活道路にあたる毛細血管の血流改善で、丹参という生薬にとても効果があります。漢方薬でオススメなのがこの丹参が入った冠元顆粒です。冠元顆粒については様々な臨床研究が行われており、老化抑制、脳血虚による学習・記憶障害の改善、脳保護作用や向精神作用などの臨床研究や発明特許も取得しています。冠元顆粒ブランドサイトで検索して頂ければホームページでもご覧になれます。

アナ:漢方薬と合わせて大事な養生方も教えて下さい。

夏苅:はい。血液は全身を巡るきれいでたっぷりの量が必要です。血液は毎日壊れていますから、毎日緑の濃い野菜をとって新しい血液を作りましょう。食べ過ぎや肉食が続くと消化や代謝が悪くなり、血液がドロドロしたり血管内に脂が溜まって狭くなったり硬くなります。またストレスで血管が収縮するので全身の血流低下の引き金になります。ですから、食べたものがよく代謝できるように、ゴマや海藻などビタミンとミネラルバランスの良いものを一緒に取りましょう。血液の粘度を上げないように青魚もとりましょう。瘀血かも…、と思う方、精神的な不調を抱えている方、そして40才以上でこれからの健康を真剣に考える方はぜひパンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。体質を整える漢方薬も併用するとより効果的です。

アナ: ありがとうございました。次回の放送は11月9日(第2水曜) 長崎市元船町、藤村薬局本店・藤村望さんのお話です。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

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