漢方健康日記 第241回 「花粉症の漢方での対策と養生」のお話

       『漢方健康日記』
実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会が送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 滑石の朱雀薬局三宅 涼子さんにお話を伺います。さて、今日はどのようなお話でしょうか?

三宅:毎年2月頃になると花粉の飛散量が気になってきますが、今日は、その花粉症の漢方での対策と養生についてお話したいと思います。

アナ:そうですね。花粉症の方にとってはつらい時期がやってきますね。

三宅:花粉症の症状の重さは、花粉の量だけで決まるわけではありません。
   同じ量の花粉でも各々の体質や体調によって受ける影響、症状の現れ方は違ってきます。
 
アナ:それはどうしてなのですか?

三宅:花粉症の症状が強く現れる人は皮膚や鼻、喉など身体の表面をバリアのように
覆い、花粉やウィルスから身を守る免疫力のような衛気が不足していると考えます。体質改善をして衛気の充実した身体作りが大切です。その代表的な漢方に衛益顆粒があります。シベリア霊芝茶もお役に立つと思います。
35歳男性のお客さんで、5年前、周りがスギの木だらけのマラソン大会に出場してから突然花粉症が発症した方に、衛益顆粒1年、シベリア霊芝茶3年、紅サージ4年服用してもらっていますが、漢方を服用してから1年目はやや軽く、2年目からはもっと軽く、3年目からは症状が出なくなっています。

アナ:症状が出なくなるとは嬉しいですね。それではその衛気が充実しているだけで
防げるのですか?

三宅:まずは衛気の充実ですが、症状が現れたときには、その出方や体質に合わせて
   適切な対応をすることも必要です。先ほどの方にも最所の2年ほどはまだ症状が  
   出ていましたので、症状に応じて漢方を処方しました。

アナ:そうなのですね。体質や症状によっても対応の仕方が違ってくるのですね。


三宅:はい。鼻づまりでも透明な鼻水、くしゃみ、鼻や喉の痒み、顔色が白いときには、
   漢方薬は小青竜湯など。食べ物も、香りの高い、身体を温める、ねぎ、しょうが、 
   シナモンなどがオススメです。
   また同じ鼻づまりでも粘りのある鼻水、喉の渇き、眼の充血、痒みがある時には
   天津感冒片、鼻炎丸、心サージ、身体の熱を冷やすミントやセロリ、きゅうり 
   などを摂られてみてください。
   
  鼻水が多く、眼の腫れ、むくみがある時は、五苓散、瀉火利湿顆粒も試されてみて 
  はと思います。食事には利水作用のあるシソ、もやし、はと麦を利用されると良い
  ですよ。

アナ:症状によっては使う漢方や摂った方が良い食事も違ってくるのですね。

三宅:そうですね。日頃からの偏った食事や過労、睡眠不足などは花粉症の体質を作る
   原因にもなりますし、衛気を充実させるためにも、まずは元気な胃腸でしっかり身体に合った栄養を摂り、体内のエネルギーを十分に養うこと、また、肺が乾燥すると花粉症になりやすくなりますので潤い不足にも注意しましょう。
百合根や大根、はちみつなどは「潤い食材」で肺を守ることにつながります。

アナ:なるほど。その他に暮らしの中での対策がありますか?

三宅:はい。洗濯物を室内干しにしたり、外出時にはマスク、めがね、帽子の着用、
   帰宅後のうがい、手洗いはもちろんですが、朝の深呼吸を習慣にして、陽気を
   身体に充満させたり、新鮮な野菜を毎日たっぷり摂るように心がけ、アルコール、糖分、塩分、香辛料、油分などは控えめにされることをオススメします。その方に合ったアドバイスを、早めにお近くのパンダのマークの長崎中医薬研究会の会員店でご相談されてみてはと思います。
   
アナ:ありがとうございました。次回は2月14日水曜日、担当は長崎市東古川町
   漢方松風堂の太田 玲子さんです。健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会 会員店へどうぞ。詳しくは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。
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漢方健康日記 第240回 「いつまでも1人で歩けますように漢方で養生しましょう」のお話

1月10日「いつまでも1人で歩けますように漢方で養生しましょう」のお話

実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。担当は長崎市の小ヶ倉薬品・円入利徳(えんにゅうとしのり)さんです。宜しくお願いします。さて今日のお話は? 

円入:はい、今日は、いつまでも1人で元気に歩けますように足腰の弱りを漢方で養生しましょうというお話です。
 人は2本の足で歩いて、生活しているので、足が元気かどうかが生活の質に大きく影響してきます。
足腰が痛くなったり、弱ったりして、歩けなくなることは辛いので出来るだけ予防していきたいものです。
ロコモティブシンドロームと言う言葉はお聞きしたことありますか?

アナ:「    」←おまかせ

円入:略してロコモというらしいですが、
骨や関節、筋肉など運動器の衰えやトラブルが原因で、立つ、座る、自分で歩いて移動するなどの日常生活に差し障りが出ている状態のことをいい、進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなるそうです。
認知症や血管障害よりもロコモが原因で要介護や寝たきりになる方のほうが多いらしく、メタボに続く新たな国民病と言われているそうです。
  
アナ:「 例:寝たきりになる原因が認知症よりも多いとは意外ですね。 」

円入:ロコモかどうかのチェックポイントとして、7つあるそうです。
(1)片脚立ちで靴下がはけない、(2)家のなかでつまずいたり滑ったりする、(3)階段を上るのに手すりが必要である、(4)横断歩道を青信号で渡りきれない、(5)15分ぐらい続けて歩けない、(6)2キログラム程度の買い物をして持ち帰るのが困難である、(7)(布団の上げ下ろしなど)家のやや重い仕事が困難である。などです。

アナ:「 例:私、片脚立ちで靴下はけないかも?(苦笑)  」

円入:足の弱りを防ぐロコモトレーニングの「片脚立ち」をご紹介します。
・転倒しないように、テーブルなど必ずつかまるものがある場所で行いましょう。
・姿勢をまっすぐにして床につかない程度に片脚を上げます。
左右の足、1分間ずつ、朝昼晩1日3回行いましょう。1分間の片足立ちは53分間の歩き運動量に相当するそうです。

アナ:それでは、足の弱りを漢方ではどう考えているのでしょうか?

円入:老化による足腰の弱りを中医学では「肝腎不足」と考えます。痛みを引き起こす「邪気」には「痛む場所が移動する風・冷えると痛む寒・梅雨時など湿度の高い時期に痛む湿」がありますが、これらが人間の経絡・筋肉・関節の気血めぐりを邪魔することが原因と考えられています。弱りがあると邪気が入りやすいのです。

アナ:「 例:漢方では原因を多方面から考えるのですね。    」

円入:「イスクラ独歩顆粒」は医薬品の漢方薬で、筋肉痛・関節痛を解消し、元気な足腰を作ることができます。
この漢方には5つの働きがあります。
1つ目は、体内の冷えや余分な水分などの邪気を取り除く働きです。
2つ目は、補腎作用で、骨を強くする働きです。
3つ目は、補血活血作用で、肝血を補い、「筋」を強くする働きがあります。
4つ目は、補気の作用で、脾気を補い、「筋肉」を強める働きがあります。
5つ目には、気血不足を補うので元気がない、疲れやすいを改善します。
以上により、「イスクラ独歩顆粒」は弱くなった肝・脾・腎を補い、骨・筋・筋肉を強くして、
風・寒・湿と言った邪気を払い出すことができ、痛みを軽減し、元気な足腰を作ることができます。
いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせて、ロコモを予防し、
健康寿命を延ばしていくことが大切です。
漢方薬はその方の体質に合わせますので詳しくはお近くのパンダマークのお店でご相談下さい。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は 1月24日(第4水曜日) 
   長崎市 滑石町 朱雀薬局の三宅涼子さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。


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漢方健康日記 第293回 「長生きと老化予防について」のお話


実際の放送とは違いがある場合があります
2017年12月27日 山中

アナ:漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研
   究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしょうというものです。今日は長崎市 西山の山中薬局山中みちよさんにお話を伺います。今日はどのようなお話でしょうか?

山中:今日は 長生きと 老化予防 についてお話をしようと思います。

アナ:日本は世界の長寿ランクでもトップ をいってますね。
  
山中:はい、日本には今、100歳以上の方が 6万5000人くらいいらっしゃいます。そして平成27年の日本人の平均寿命は男性が80.79歳, 女性が87.05歳で、ともに
   過去最高を更新しています。

アナ:戦前の日本人の平均寿命は50歳に届いていなかったのでしょう。

山中:はい、今は、ペニシリンをはじめとする抗生物質の登場と医療環境の充実により、日本人の寿命は 30年以上のびたことになります。現在までのところ、この平均寿命が少しずつ、最長 寿命に近づきつつあるといえます。しかし、少し視点を変えてみると、半分くらいの人が何らかの病気になって亡くなっていることになります。2017年 日本人死因をみますと・・・、
   1位悪性腫瘍、2位心疾患で、3位は、脳血管障害を追い抜いて肺炎となっているのです。抗生物質があって、医療技術がすすんでいるのだから、感染症など怖くないはずなのですが、事実は少し違うのです。平均寿命がのびた結果、老人が飛躍的に増えました。その老人だけをみますと、その死因の第一は感染症なのです。老人が感染症にかかりやすいのは、感染症に対する 免疫機能が低下しているからです。歳をとるに従い、免疫機能は低下し、40歳台でピークの半分、70歳台では10%に低下する人もいます。この免疫機能の低下は、典型的な「見えない老化」の一つなのです。

アナ 免疫力を低下しないようにすることは、長生きには、大事なことですね。
                  
山中:そうですね。老人の場合、高血圧、糖尿病、その他いろいろ、複数の病気にかかっていることが多く それは体のいろいろな臓器が 見えない老化を基盤として
   いろいろな病気を起こしやすい状況になっているからです。

アナ:どうしたらいいのでしょう?

山中:一言でいうと、老年期に入る前から、生命エネルギーの源「腎精」を補って
   貯金することです。更年期を通り越し 老年になってからではおそいのです。
 
 アナ: その 生命エネルギーの源「腎精」って 何でしょうか?
   
山中:中医学の五行説では、内臓を考える時、肝・心・脾・肺・腎の5つに分けて考えます。その中で、「腎」は最も大切な臓器で、広く 生殖や成長・発育・老化・ホルモンの分泌、免疫系などの機能を併せ持つ ”生命の源”があり、これを「腎精」と言います。 
   腎の主な働きは、生命を維持するエネルギー源である「腎精」を蓄えて、体内の水分をコントロールしながらの排尿作用、骨髄に働きかけて 造血機能をコントロールする作用、酸素を体内に深く吸い込む作用、骨歯、脳、髪などの成長、耳や尿道、肛門の機能維持など、これらのことを 他の臓器と話し合いながら、自分の仕事をしています。

アナ:腎って 感がよくて はたらき者ですね。
   
山中:そうですね。このように「腎」は身体全体の健康と深く関わっています。そして
   腎に蓄える腎精が不足して 機能が衰えてくると、さまざまな不調や老化現象が
   おきてきます。
   また、腎が弱くなると、他の臓器にも影響するため、身体の免疫力や回復力が低下してしまうこともあります。
   見方を変えると 体の不調が腎の状態を教えてくれる ことにもなります。
   腎の精は、年をとると、自然に減っていくので、自分の年齢や、身体の状態を
   チェックしながら積極的に養生すること、そして大元である腎精を補うといわれているものを食べることです。たとえば スッポンや亀の甲羅、鹿の角などと、腎を補う生薬を組み合わせた 健康食品の亀鹿仙などは 効果的です。
   腎を健やかに保つことは、老化予防の第一歩であり、免疫力を高めることにもつながり、身体全体の力を高めることにもなります。

アナ:他に 漢方薬などでは どんなものがいいのでしょう?

山中:漢方薬で 腎を補う時、その方の体質によって使い分けが必要です。また、食養生で、クコの実、松の実、山芋、キクラゲ、海藻類 などを意識してふだんから食卓にあげるといいでしょう。こういう物を 時々 食べていると おいしくて 
   老化予防の手助け にもなります。どうぞ お試し下さい。
   詳しくは、パンダマークが目印の長崎中医薬研究会の会員店にご相談下さい。このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。

アナ:ありがとうございました。次回の放送は 来年の 1月10日(第2水曜日) 
   長崎市 小ヶ倉町 小ヶ倉薬品・円入利徳さんです。
   健康のご相談は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店へどうぞ。
   お問い合わせは長崎中医薬研究会ホームページをご覧ください。
   このコーナーは長崎中医薬研究会がお送りしました。 
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