漢方健康日記 第161回「女性にとって大切な生理について」のお話


5月10日 女性にとって大切な生理についてのお話
実際の放送とは違いがある場合があります。



アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。
普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日の担当は長崎市大波止夢彩都前の藤村薬局本店の藤村智代さんです。宜しくお願いします。さて、今日はどんなお話しでしょうか?

藤村: はい。漢方で女性の身体と心を調えて妊娠しやすい身体づくりの講演会 「妊娠力を高める!」セミナーが5月20日 日曜日に長崎県美術館で開催されます。今日はそれに関連して女性にとって大切な生理について少しお話したいと思います。

アナ: 生理のお話は人に話したりしないのでわからないことも多いですね。

藤村: そうですね。ご相談に来られる女性の方でもご自身の生理が正常なのかわからない方も多いですね。 不妊で来店された方が 生理痛がひどかったり とても冷え性なのに 普通だと思われているのに 驚くことがありますね。

アナ: 普通じゃないと言われると相談された方もびっくりされるでしょうね。
 
藤村: はい。お互いに驚くことがあります。そのような方には、まずはご自身の体を知っていただくことから始めます。まずは、 生理痛の有無や 生理周期のこと、生理期間のことをお尋ねします。

アナ: まずは自分の体を知ることからですね。では正常と言われる生理とはどのようなものでしょう。

藤村: はい。理想的な生理 つまり健康な女性の生理ですが、
生理周期が25日から34日くらいです。理想的には28日ですね。 毎月一定した周期であることが正常です。「先月は25日で今月は34日で生理だった」というのは正常とは言えません。
  
アナ: そうなんですね。では生理の期間はどのくらいが正常なのでしょうか?

藤村:そうですね。生理の期間は生理が始まってから完全に終わるまでの期間が通常は
3日から7日間、生理時の出血は、1日目はやや少なく 2・3日目は多く その後少なくなっていくのが普通です。生理時に ゼリー状の塊がないのが正常です。それにオリモノについて気がつかない方が多いようです。

オリモノは排卵期に4〜5日間続く無色透明の粘りがあるもので、高温期になるとみえなくなります。オリモノは卵胞の発育やホルモン状態を知る目安になりますし、色や臭いから子宮の状態を知る手がかりにもなります。

アナ: 正常な生理がよくわかりました。女性は毎月の生理の状態やオリモノをチェックしておく事が大切なんですね。

藤村: はい。ご自分の体調を知る上でも基礎体温表を付けて見て下さい。色々なことが分かります。
それでは 店頭でのお客様の症例をご紹介します。32歳女性の方で、結婚6年目、2年前に1度妊娠されたのですが流産をされて それがとてもショックで悩んでおられました。
来店時は いつも不安とイライラがあり 基礎体温表を見ると40数日の生理周期で生理期・低温期が長く 高温期が短いパターンでした。つまり、卵胞の発育が遅く、質も良くないために黄体ホルモンの分泌も少ないのです。
その方のお話を聞いているうちに 中学の時に貧血があって時々 立ちくらみがあったこと 胃腸が少し弱いことがわかりました。今は生理時に塊もなく生理痛もありません。ただ仕事が大変で 体も心もお疲れの様でした。
基本的には妊娠しやすい体づくりから始めました。いまだに立ちくらみがあるとの事で婦宝当帰膠をベースに、排卵までが長いので血行をよくする 冠元顆粒や爽月宝を飲んでいただきました。

アナ: 流産の原因はどこかにあるのですね。この方は貧血が原因なんですか?

藤村: そうですね。貧血は原因の1つですが、お仕事のストレスやご主人様との行き違いもありました。それに不妊という大きなストレスもおもちでした。 時間をかけてゆっくりゆっくりお話を聞いて 漢方薬を飲み始めて半年くらいで
生理周期が30日に近づいたところで妊娠が確認されました。その方と大喜びしたのを今でもよく覚えています
    
アナ: うれしかったでしょうね!その方の喜びはお話を聞くだけでも伝わってきますね。

藤村: はい。今も子供さんを連れて婦宝当帰膠を買いに来られます。
    とても優しく 良い笑顔で すっかりお母さんの顔です。
    「早く2人目をほしいので 相談にきます。」と言われていました。
    
アナ: ありがとうございました。「妊娠力を高める!」セミナーのお申し込みは、店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店、または事務局 長崎095−883−4300にお尋ねください。「漢方健康日記のブログ」もしくは「妊娠力を高める!」セミナーのページからも申し込みができます。「長崎 妊娠力」で検索してください。次回の放送は5月24日「妊娠力を高める!」セミナーの中医学講師、陳志清(チンシセイ)先生です。このコーナーはパンダが目印の長崎中医薬研究会がお送りいたしました。


| 婦人病・子宝のお話 | 09:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
漢方健康日記 第160回「酷かった生理痛が改善したと同時に妊娠された方」のお話


4月26日 酷かった生理痛が改善したと同時に妊娠された方のお話
実際の放送とは違いがある場合があります。

アナ: 漢方健康日記。このコーナーは漢方を通じて皆様の健康に奉仕する長崎中医薬研究会がお送りします。普段の食生活や日頃の生活習慣を見つめなおして、健康的な暮らしのお手伝いをしようというものです。今日の担当は長与町・親和銀行長与支店前の龍虎堂薬局 夏苅竜子さんです。宜しくお願いします。さて、今日はどんなお話しでしょうか?

夏苅: はい。長崎中医薬研究会主催の「妊娠力を高める!」という講演会が5月20日に長崎県美術館で開かれます。
この講演会に関連して、酷かった生理痛が改善したと同時に妊娠された方のお話しをしたいと思います。

アナ: 生理痛で悩んでいる方って、少なくないですよね。妊娠力に生理痛が関係してるんですか?

夏苅: はい。鎮痛薬を飲んでやり過ごしている方も多いと思いますが、なぜ生理痛が起きるのかご存じでしょうか? 漢方では生理痛は血液循環が悪い「瘀血」という体質が原因で、「子宮の血液循環が悪い結果」として生理痛がおきていると考えています。

アナ: 子宮の血液循環が悪いと、赤ちゃんにとっても良い環境ではないですよね…。

夏苅: そうですね。子宮内の環境が悪ければ着床できなかったり、赤ちゃんの成長が途中で
止まってしまう稽留流産などにも繋がります。
生理痛が酷い場合は、子宮筋腫 や 子宮内膜症といった婦人科疾患が隠れている場合もあり、これらも妊娠力が低下する原因になります。

アナ: 「たかが生理痛」と思わずに、「子宮の血液循環が悪いですよ」という身体からの信号に耳を傾けることが大事なんですね。


夏苅: ここで、実例を挙げてご紹介します。今年の1月末に、40才、結婚2年の看護師さんが「人工授精をしているけど、なかなか妊娠しない」と来店されました。一般的には35才ごろから徐々に卵巣機能が衰えはじめ、38才を過ぎるとそのスピードが加速するため、年々妊娠しづらくなります。
しかし、この方は初潮から生理痛が酷く、病院の強い鎮痛薬を1日4〜5回飲まないと辛い、月経血は黒っぽくドロッとしていてレバー状の塊も沢山あるとの事でした。

その他にも、イライラや憂うつ、生理前の胸張などホルモンのバランスが悪く、冷え症、とても疲れやすいなど妊娠しづらい症状が色々見られました。
40才という年齢からも卵巣を元気にすることが重要ですが、こんなに生理痛が酷いと、子宮や卵巣の血流が悪く、良い卵も出来ないし着床も難しいと考えて「まずは子宮の中を大掃除しましょう!」と1ヶ月血液を補う婦宝当帰膠と血流を良くする活血剤を飲んで頂きました。

アナ: 「子宮の中を大掃除」というのはイメージしやすいですね。

夏苅: そうですね。1ヶ月後に来店された時には、随分大掃除が出来たのか、「生理痛が楽になって、薬は2〜3回飲むだけで済んだ。レバー状の塊も減ってびっくりしました。」と言われました。人工授精をした後でしたので、妊娠しても大丈夫な飲み方に切り替えて、生理が来るかどうか様子を見てもらいました。

アナ: 1ヶ月で生理痛がそんなに軽くなったんですね。

夏苅: はい。「漢方は長く飲まないと効かない」と思っておいでの方も多いのですが、生理痛などは比較的早く改善します。この後、残念ながら生理になりましたが、高温期が18日も続き、妊娠しかけた兆候がありました。この時の生理痛は更に軽くなって、鎮痛薬は1回飲んだだけで済んだそうです。子宮の血流が改善したようなので、卵巣を元気にする補腎薬を足してしばらく身体づくりしましょう!と提案した周期、漢方を飲み始めて2回目の人工授精で妊娠され、私も驚いたほどでした。

アナ: 漢方を飲み始めてほんの数ヶ月で妊娠されたんですね。

夏苅: はい。この方は3周期で妊娠されましたが、40才前後の方では稀な例だと思います。年齢や体質・婦人科疾患の有無によって半年から1年以上かかる場合もありますが、必ず身体は変わります。この方は卵巣年齢が年齢の割に若かったんだと思います。

子宮や卵巣の血流が改善した事で、質の良い卵が出来、着床環境が良くなって妊娠につながりました。5月20日の講演会では薬学博士・不妊カウンセラーの陳志清先生をお迎えして、妊娠しやすい身体作りのお話のほか、流産を繰り返す不育症や男性不妊のお話、日頃の疑問や悩みを先生に直接質問できる時間もあります。妊娠を望んでいる方やご家族の方など、お気軽にお越し下さい。

アナ: お悩みの方はぜひ会場へ足をお運び下さい。講演会は5月20日(日)1時半から、長崎県美術館2階ホールで開かれます。入場は無料ですが、事前申込が必要です。詳細やお申込は店頭のパンダが目印の長崎中医薬研究会の会員店、もしくは事務局095-883-4300へお訊ねください。
「妊娠力を高める」ホームページからもお申込が出来ます。「長崎 妊娠力」で検索してください。次回の放送は5月10日長崎市元船町の藤村薬局、藤村智代さんです。今日はありがとうございました。このコーナーはパンダが目印の長崎中医薬研究会がお送り致しました。
| 婦人病・子宝のお話 | 09:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2012年4月定例会「活血化お薬」
2012_4定例会

福岡から韓小霞先生をお迎えし、定例勉強会が4月22日に長崎市立図書館にて開かれました。
今回は、「活血化お(血液の滞りを改善し血の流れをよくする)」についてお話を伺いました。
 ※活血化おの「お」はやまいだれに於

五臓の中でも、
 ●肺→炎症
 ●脾(消化吸収の器官)→食べ物の滞り
   これらは、血液の滞りとはあまり表現しません。
 ●心臓、肝臓、腎臓→血流の悪さにより、臓器そのものが影響あり
  臓器によって使う「活血化お」の漢方薬も異なる

*血管の太さによっても出る症状に違いがあり、漢方薬も使い分けます。

動脈硬化も戻らないと言われていますが、汚れた川が酸素の取り込みや微生物でよみがえるように、食事や血液の滞りを改善し、流れを良くする事で回復が期待できます。
「自然に反する生き方を見直し、傾いたからだを漢方薬で立て直す事で、また元気を取りもどせれば」と仰っていました。

韓先生の講義はいつも自然と関連づけて身体の仕組みを教えて頂き、とても面白いです。
他にも参加店の先生方と症例検討をし、とても有意義な時間でした。

参加店は
【長 崎】漢方松風堂、山中薬局、開生薬局(3名)、小ヶ倉薬品、朱雀薬局(2名)、
     龍虎堂薬局(2名)
【大 村】山崎薬品
【佐世保】あいおい薬局、中島薬局
の9店13名です。

お身体のご相談は、パンダマークが目印の長崎中医薬研究会の店頭でご相談下さい。
| 勉強会の模様 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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